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    元スレ照「酔ってない」

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    201 = 117 :

    ――――――――――――――――――

    (竹井の口ぶりはあまりに胡散臭い……十中八九何かの罠だ)

    (しかし、保健室にいることが事実なら……罠と分かっていても行くしかない)

    (一体何を企んでいるのかが分かれば身構えることも出来るんだがな……)ハァ



    (保健室……通常なら荒川先生が出るはずだが……)コンコンコン

    「……」

    (嫌な予感しかしないな……)

    「……失礼します」ガラッ

    (照は本当にいるのか……?)テクテク

    203 = 117 :

    「……」キョロキョロ

    (人の気配は感じない……無人なのか……?)

    (いや……)

    「そうでもなさそうだな」ボソ

    (照の上履き……カーテンが閉まってるあのベッドか)

    (果たしてどう声をかけるか……寝ている可能性もあるし、体調が悪いのなら尚更……)

    (しかし……ここまで来て声もかけずに帰るのは流石に薄情か……?)

    「……」

    (寝顔くらい拝んでやるか)テクテク

    205 = 117 :

    「……照、そこにいるのか?」

    「……」

    「……寝ているのか?」

    「……」

    「……開けるぞ」シャッ

    「な……」

    (だ、誰もいない……?)

    (ならこの上履きは―――)


    「菫……」ギュゥ

    「!!」ビクゥ

    206 = 138 :

    「」ガタッ

    207 = 117 :

    (う、後ろから……)

    「……」

    「……なんのつもりだ、照」

    「こうしないと菫、逃げちゃうから……」

    「どうして私がお前から逃げる必要があるんだ……暑苦しい。離れてくれ」

    「嫌……」

    「お、おい……」

    「私、菫に謝りたいの」

    「……そのことならもういい」

    「良くないよ」ギュウ

    「照……?」

    「何も良くない……」

    209 = 138 :

    これはもしかするとうわきですか?

    210 = 138 :

    これはもしかするとねおちですか?

    211 = 117 :

    「私、いつも菫の優しさに甘えて、菫を困らせて……」

    「菫なら本気で怒ったりしないとか、なんだかんだで許してくれるとか」

    「そんなことを思いながら今までいろんなことしてきて……」

    「今日だってそう」

    「菫は私のことを思ってチョコを取り上げたのに、その理由すらちゃんと考えずにめちゃくちゃなことして……」

    「怒って当然だよ……むしろ、今まで怒られなかった方がおかしいくらい……」

    「照……」

    「菫、今まで本当にごめんなさい……何も気付けない、バカな私で……ごめんなさい……」

    「もういい。お前の言いたい事は分かったからそれ以上謝るな……」

    「私だって少し大人げなかったのも事実だ……お前の考えてる事をしっかりと理解しないまま、突き放すようなことをしてしまった」

    「菫は何も悪く無いよ……悪いは全部私で……」

    「もういいから。それ以上何も言うな……」

    212 = 138 :

    てるてるがおかしい

    213 = 117 :

    11行目修正
    「菫は何も悪く無いよ……悪いのは全部私で……」

    214 :

    復讐として久を酔わせて本命に告白するまで読めた
    ついでに酔わせた怜の憩への告白

    当然朝チュンですね

    215 :

    宥姉にもチョコをあげよう

    216 = 138 :

    >>215
    お前天才かよ

    217 = 117 :

    「菫……」

    (今まで照にこんなことを言われたことはなかった……)

    (世話を焼くことに見返りを求めていた訳じゃない。礼を言われたいと思った事も無い)

    (ただ……初めてだ……照と出会ってから、初めてこんな……)ウルウル

    「菫、泣いてるの……?」

    「泣く訳ないだろバカ……」

    「でも、声震えて……」

    「うるさいっ……声くらい、泣いていなくても震えるっ……」

    「菫……」

    (こんなことで感極まるなんて本当に情けない……照に泣き顔なんて死んでも見せられるかっ……)

    218 = 117 :

    「泣きたいなら泣いてもいいよ……?」

    「ふざけるな……お前に謝られたくらいで泣く訳ないだろ……」

    「菫は強がりだね……」ギュ

    (これ以上照に抱きつかれてたら、何かの拍子で本当に泣いてしまうかもしれない……)グスン

    「……照、お前の気持ちはもう分かった。言葉もしっかりと受け取った」

    「だからそろそろ離れてくれないか……?」

    「……」

    「そもそもどうしてこんな不意打ちみたいな真似を……」

    「私、思い出したの」

    「思い出した?」

    「4年前のこと、全部……」

    「!?」

    219 :

    菫照すばら

    220 = 117 :

    「あんなにも大切なことを今まで忘れてたなんて……自分で自分が嫌になる……」

    「お、お前……本当に……」

    「うん。全部、ちゃんと思い出した。思い出せたおかげで、今やっと気付いた」


    「菫のことが好きだってこと」


    「!!」

    「お前、今なんて……」

    「菫……あの時の続き、しよ……?」サワ

    「ひっ……!?」

    「途中で止められちゃったんだよね……よく覚えてるよ……」

    「私今、あの時と似たような感じだから……」

    (コイツもしかして、酔っぱらって……!?)

    221 = 138 :

    長いプロローグであった

    222 = 215 :

    ふんふむ

    223 = 117 :

    「仲直りの証に……ね……?」シュル

    「や、やめろ照!! 正気に戻れ!?」

    「私は正気だよ……別におかしくなんてなってない……」ス…

    「ぁっ……!」

    「この気持ちは本物……嘘なんかじゃない……」サワ…

    「は、離せっ……! 私に触るな……!」

    「どうして嫌がるの……? あの時はすごく悦んでたのに……」

    「んっ……」

    「大丈夫、今度は邪魔者は入らないから……」

    「ん……」チュゥ

    「や、やめろぉ……舐めるなぁ……!」

    「ぁ……」ペロ…

    224 :

    いよっし!

    225 :

    それはなかなかのなかなかだね

    226 = 117 :

    (ま、まずいっ……このままじゃっ……!)

    「は、離れろ……!!」グググ

    「ほら、私の言った通り……」

    「こうしないと菫、逃げちゃうって……」ギュウゥゥ

    (コイツ最初からこのつもりで……!)

    「大人しくしてよ……菫も私の事好きなんだから別にいいでしょ……?」

    「ふ、ふざけるな! 4年前と今を混同するな!!」

    「何言ってるの……今も昔も菫は私のことが好きだよ……」

    「好きだから世話を焼いてくれて……」

    「好きだから気にかけてくれて……」

    「私はそんな菫が大好きで……」チュゥ

    「んん……!!」

    「うなじ、良い匂い……ここ、好き……」

    「て、照ッ……!!」ビクン

    227 :

    おっきした

    228 = 117 :

    「ん、ぁ……」レロォ

    「ッ~~~!?」ビビクン

    「ふふ、ビクビクしてる……気持ちいいんだね、菫……」チュッ

    「やめ……ろ……」

    「菫……一緒にもっと気持ち良くなろ……?」グイッ

    「きゃあっ……!」トサッ

    (べ、ベッドに……)

    「たまに本で読むけど、保健室でこういうことしたらドキドキするって本当なんだね……」

    「や、やめろ照……こ、こんなことっ……」

    「私 初めてだけど……やり方、少しくらいなら分かるから……」スッ

    「服、脱がすね……」

    「……!?」

    229 = 215 :

    盛り上がってまいりました

    230 :

    朝からティンティンが痛い

    231 = 117 :

    「さ、触るな!!」バシッ

    「ッ……」

    「どうして拒むの……? 服脱ぐの嫌……?」

    「そういうことじゃない! 照、冷静になれ! お前は酔っておかしくなってるだけだ!」

    「菫は私のこの気持ちが酔ってるせいだって言うの……?」

    「そうだ……今のお前はいつものお前じゃない……」

    「そんなことない……私は私だよ……酔ってもないしおかしくもなってない……」

    「菫は私の気持ちを信じてないだけなんでしょ……? だから、そんなこと言って……」

    「信じるとかじゃないんだ照……お前のその気持ちは本来存在しないはずのものなんだ……」

    「存在しない……?」

    「ああ……酔ったお前がそうなることは4年前に体感してる」

    「酔いが覚めたあとのことも全て覚えてる。だからこそ断言できる」

    「お前の私に対する好きはこういう好きじゃないってことを!」

    232 = 117 :

    ラスト修正
    「お前の私に対する好きはこういう好きじゃないんだ!」

    233 = 117 :

    「何言ってるの菫……?」

    「お前は酔うとラブとライクがひっくり返るだけなんだ……」

    「きっと私じゃなくても、親しい人間なら誰にでもこういうことを……」

    「違うっ!!」

    「っ……」

    「私は絶対にそんなことしない……! 菫以外の人には絶対にこんなことしない!!」

    「私の気持ちをそんな風に言うのはいくら菫でも許さない……!」キッ

    「て、照……」

    「そんなに信じられないなら証明してあげるよ……」

    「私が本当に菫のこと好きだってこと、菫にならなんでも出来るってこと……」スッ

    「!!」

    「お、お前何をっ……!?」

    「動かないでっ……」グイッ

    「やめろっ!! これ以上は本当に冗談じゃ済ませられない!!」

    「冗談で済ませたくなんてないっ……!」

    234 = 181 :

    宥姉目撃はよ

    235 :

    それメインディッシュやから

    237 = 117 :

    「照!!」

    「嫌だよ……どうしてそんなこと言うの……ひぐっ……」

    「受け取ってもらえないのはいい……でもっ、この気持ちを否定されるのだけは絶対に嫌だよ……」ポロポロ

    「っ……」

    「私は菫のことを好きになっちゃダメなの……?」

    「菫に好きだってことを知ってもらうのもダメなの……?」

    「……私には、今のお前を10年以上一緒に居た宮永照だと思う事が出来ない……」

    「……!」

    「私にとって今のお前は、照の外見をした限りなく照に近い誰かなんだ……」

    「そんなの……!」

    「お前の言いたい事は分かる!」

    「っ!」ビクッ

    「ただ……私にとって宮永照はあのバカだけなんだ……」

    238 = 117 :

    「……」ポロポロ

    「もう目を覚ませとは言わない……お前はお前だ」

    「ただ……それでも気持ちは受け取れない。一線を超えるようなことも絶対に出来ない」

    「なら菫は……『私』じゃない菫にとっての宮永照の気持ちなら受け取ってくれるの……?」

    「……いいや。受け取れない」

    「っ……!」

    「アイツに対する恋心は……もうとっくの昔に風化してしまった。思い出すことなんて出来ないんだ……」

    「そん、な……」

    「本当にすまない……無論、お前の気持ちにも答えられない……」

    「菫……」

    「退いてくれ、照……私のことを本当に思っているなら、これ以上はもうやめてくれ……」

    「……」ヘナ…

    (こうなればもう、私に対して無理やり何かしようとは思わないだろう……)

    239 = 215 :

    フられちゃった

    240 = 117 :

    あ、すんません。ちょっと飯食ってます

    241 = 181 :

    しえん

    242 = 225 :

    またBAD ENDな予感しかしない

    244 = 117 :

    「ひぐっ……ぐずっ……」ポロポロ

    「……本当にすまない」

    「謝るくらいなら……抱きしめて……」

    「……それは出来ない」

    「なら……そんなこと言わないで……」

    (照……)

    (……これでいいんだ。これで酔いが覚めた時にはきっと……)

    「ねえ、菫……」

    「……なんだ」

    「もうこれ以上何も言わないし、何もしないから……最後のお願い聞いて欲しい……」ウルウル

    「……何をすればいい?」

    「キス……して欲しい……」

    「っ……」

    「4年前、初めては私からだった……」

    「だから、最後は菫からして……私の恋心を終わらせて欲しい……」

    245 = 138 :

    宥姉を連れた部長がスタンばってる

    246 = 219 :

    照菫最高

    247 = 117 :

    「菫……」ウルウル

    「……」

    (私自身、この不安定な気持ちに対してのケジメにもなるのかもしれない)

    (もうこれ以上あの時のことを思い出さないようにするためにも、今ここで……)

    「……照、目をつむれ」

    「ありがとう、菫……」スッ

    (正真正銘……これで最後だ)


    (私も好きだったよ……照)


    「ん……」

    248 = 133 :

    あれ この流れ見たことある…?

    249 = 117 :

    ―――ドサッ

    (……ん? なんだ今の音……)

    (鞄が落ちたような、そんな……)チラ


    「……」


    (え……?)

    「菫、ちゃん……?」

    「!!?」

    (ゆ、宥……!?)

    (菫……もっと……)グイッ

    「んん……!?」

    (て、照っ……やめっ……!)

    (嘘だよ……こんな、こんなこと……)ブルブル

    250 = 117 :

    「……寒い」ボソ


     


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