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    元スレ淡「まーじゃん大学だよ!全員しゅうごうっ!」

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    タグ : - まーじゃん大学 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    《にゅうがくしき》

    恒子「それでは校長先生、ありがたいお話をお願いしまっす!」

    大沼「あー…」
      (……ここは麻雀教育に力を入れた新設校、麻雀大学)
      (高校麻雀で活躍した者は大体ここに入学してプロを目指す)
      (もちろん大学なので普通の勉強もする)
      (……ちなみに麻雀学部などは無い)
      (ゆえに生徒たちにはどこかしらの学部に入ってもらう)

    恒子「あれー、校長先生どしたんですか?」

    大沼「……」
      (……そして、生徒たちにはチームを組んでもらうことになっている)
      (メンバーは学部学年出身校などには関係なく、アトランダムだ)
      (メンバー数は5人、1チームにひとつずつ個室と雀卓が用意されている)
      (切磋琢磨しあい、雀力を高めてほしい)
      (……チーム対抗型のイベントなども用意する)
      (楽しく仲良く過ごしていくなかで己を成長させていってくれ)
      (……年齢とか設定とかいじられてるものもあるかもしれん)
      (その辺はパラレルだと思って大目に見てほしい)
      「……以上だ」

    恒子「まじっすか!校長先生のお話でした!」

    2 :

    ほう

    3 = 1 :

    《にほんぶんがく》

    ――教室

    えり「……ですから、この……は……の表れかもしれませんね」

    「…」Zzz

    小蒔「…」カリカリ

    えり「そして……このころ芥川は……ですから…」

    「…」Zzz

    小蒔「…」カリカリ

    えり「つまり……あら、そろそろ時間ですね」
      「最後に中間レポートの課題を出して、今日は終わりにしましょう」

    「…」Zzz

    小蒔「れぽーと?」

    えり「レポート課題は……」カキカキ

    小蒔「!」
      「……」カリカリ

    4 :

    ふんふむ

    5 = 1 :

    キンコンカンコーン

    えり「ではまた来週ですね レポート忘れないようにしてください」

    小蒔「淡ちゃん淡ちゃん」ツンツン

    「んー……ブンガク終わったー…?」ウトウト

    小蒔「うん、終わりましたよ」

    「テーネー語きんしっ」ツンッ

    小蒔「あうっ ええっと、ごめん?」

    「うんっ、オッケー」

    小蒔「えへへ」

    6 = 1 :

    小蒔「…あ、そうだ、淡ちゃん」

    「? なに?」

    小蒔「れぽーとが出たよ」

    「…れぽおと?」

    小蒔「えっとね、サカグチアンゴのこれを読んで……感想を……」メモミセ

    「んー…??よく分かんないねー」

    小蒔「本は学校の生協で安く買えるって言ってたよ」

    「おおっ、すごいね」メモメモ

    小蒔「ていしゅつは再来週までだって」

    「うん、ありがとーコマキっ」メモメモ
     「ようっし、授業おわりー! 麻雀麻雀っ」

    8 = 1 :

    ――2週間後(あさ)

    「……れぽおと明日までじゃん」
     「どーしよう! 課題の本買ってすらないよ!」
     「コマキは書いたのかなー?」ピッポッパ

    プルルルル ガチャ

    小蒔『もしもし、神代です』

    「コマキー、明日のれぽおと書いたー?」

    小蒔『? えっと、にほんぶんがくの?』

    「うんうん」

    小蒔『もうちょっとで終わりそうだよ』
      『淡ちゃんは?』

    「わたしまだ本も買ってなくって」

    小蒔『…』
      『えっ?』

    9 :

    淡蒔prpr

    10 = 1 :

    小蒔『い、急がなきゃだよっ、淡ちゃんっ』アタフタ

    「や、やっぱまずいかなー…?」

    小蒔『ええっと…小説自体はそんなに長くないんだけど……』
      『なんか…むつかしいっていうか……』

    「うー…こまった」

    小蒔『それに、本ももう置いてないかもだよ…?』

    「!! ますますこまったっ」

    小蒔『どうしよう…どうしましょう淡ちゃん…』アタフタ

    「お、おちついてコマキっ! テーネー語きんしっ!」アタフタ

    小蒔『ごっ、ごめんなさっ…』

    「…!」ポンッ
     「そ、そうだっ、コマキっ」

    小蒔『…?』

    「チームメイトに相談してみるよっ」

    11 :

    コークスクリュー支援

    15 = 1 :

    ――チーム部屋棟(おひる)

    「ふっふっふー麻雀ばっかりですっかり忘れてたよー」
     「わたしには強いみかたがいるってことをねー」
     「そう、なにを隠そう…なにを隠そう、うちのチームには読書狂が……」

    ガラガラッ!

    「何人かいるっ!!」

    「!?」ビクッ
     「…?」
     「えっと…こんにちは?淡ちゃん」

    「サキー!」ダキッ

    「わわっ、どうしたの…?」

    「ニッポンブンガクがわかんないよー!」エーン

    「…文学? 授業の?」

    「うん、課題の本も買ってないのー助けてサキー!」エーン

    「ええと…あそこの本棚にあるのなら貸せるけど…」

    「読んでもムツカシイからわかんないよー!」エーン

    「ええっと……」

    17 :

    姉帯豊音ちゃんにギュッと抱きつかれたい

    18 :

    ポン、チー、カン、ツモッ!(射精)

    19 = 1 :

    ガラガラ

    「なにを騒いでるの?咲、淡」

    「おねえちゃん」

    「テルー!」ダキッ

    「淡?」

    「ニッポンブンガクがわからないよー!」エーン

    「? どういうこと?」

    「授業の課題があるんだって」

    「助けてテルー!」エーン

    「…? そこの本棚にある本なら貸せるけど」

    「読んでもわからないよー!」エーン

    20 :

    大学と言うより小学生…

    21 = 1 :

    「? つまりどうしたいの?」

    「読書好きのふたりが、れぽおとの書きかたを教えてくれたらなーって」

    咲&照「…?」

    「日本文学のレポートなんだよね?淡ちゃん」

    「うんっ、うんっ」

    「だったら簡単」

    「うんっ、うんっ?」

    咲&照「読んで思ったことを書けばいい(んじゃないかな…?)」

    「…あ……ああ……」

    咲&照「?」

    「…あアァ、あ…ァ……」
     (だ、だめだこのふたり…いまのセリフ、その目…)
     (なにができないのか、本当にわかってない目だ…)
     (純粋で、悪気なんていっさいなくて、本当に不思議がってる…)

    咲&照「??」

    (……そんな目だ)

    22 :

    この二人ってめずらしい
    しえ

    23 :

    ここ強すぎるだろwwwwwww

    24 :

    色川とかその辺の雀豪文学者・小説家の扱いはどうなってるのか、日本文学

    25 = 1 :

    「ん、そろそろ授業の時間 行こ、咲」

    「うん 淡ちゃん、本は勝手に持っていっていいから」

    「……うん、ありがとサキー…」

    「ばいばい」フリフリ

    「レポートがんばってね」フリフリ

    ガラガラ…

    「……」
     「……おわった」

    ガラガラ

    恭子「あれ、大星だけかいな?」

    「あ…キョウコ…」

    恭子「? なんや、元気ないな」

    「ニッポン…ブンガクが……わからな……はあ…」

    恭子「…? 本ならそこの宮永文庫から借りたらええ」

    「いや…そうじゃな……」
     「……」
     「…宮永文庫っ!?」

    26 :

    レポートなんてコピペで終了だろ。教授だって1コマ100人とかいるのに読んでる時間なんてあるわけない。

    27 = 12 :

    電子化して過去のレポートをデータベース化してるとこもあるよ

    28 = 1 :

    「なにそれ! かっこいい!」

    恭子「…なんや知らなかったんか?」
      「宮永姉妹の読書っぷりは量・質ともに常軌を逸しとるで、」
      「この、ふたり共有の本棚には古今東西のあらゆる本が眠っとって、」
      「畏敬の念を込めて宮永文庫と呼ばれ、」
      「うちのチーム以外の生徒どころか、教授陣まで利用するくらいなんやで」

    「すごい!」

    恭子「なにに困っとるんか知らんけど、ほしい本が無いってことはないと思うで」

    「! そうだ、こまってたんだった…!」

    恭子「…だいじょうぶかいな」

    「ううー…キョウコー…」ウルウル

    恭子「……」
      「…はあ なんや、話してみ」

    「!」

    恭子「できることなら協力したるで」

    「キョウコー!」ダキッ

    29 = 20 :

    >>26
    コピペは一発でバレる
    今時教授も適当に流し読みついでにコピペかどうかのチェックくらいはする

    30 = 26 :

    >>27
    そこまでしてるとこもあるのか。俺のとこはレポートは基本的に紙で提出だが。

    31 :

    このチームに末原ちゃんとはカタカタしてない?大丈夫?

    32 = 1 :

    「……ってわけでこまってるの!」

    恭子「……」
      「はあー…」

    「ためいきっ!?」

    恭子「授業は寝てて、本は読んでないて、それで困らないわけないやんか…」

    「せいろんっ!?」

    恭子「…で、課題本はなんやねん」

    「! 手伝ってくれるの!?」

    恭子「課題本次第やな…ものによっては正直諦めるしかあらへんよ」

    「あ…」

    33 = 11 :

    咲、照、淡、末原先輩
    あと一人は誰だ

    34 = 1 :

    「あ、諦めるのは…」

    恭子「…嫌なん?」

    「……うん」

    恭子「そか」

    「キョウコ、怒ってる…?」

    恭子「……いや、別に怒ってへんよ」

    「?」

    恭子「しんどいけど、手伝ったるか って思っとっただけや」

    「!!」

    35 = 31 :

    二年生分が足りんな

    38 :

    こりゃ支援ばせんといかんごたーね

    39 = 31 :

    末原さんあたりで削らなきゃね(ゲス顔

    40 = 1 :

    恭子「諦めたくない言うなら、しゃーないしな」

    「ありがとー、キョウk――」

    恭子「抱きついとる暇ないで 課題本は?」

    「え、ええっと……」

    恭子「?」

    「タ…カムチ……バンド…?」

    恭子「……」

    41 = 1 :

    「うん、うん」デンワ
     「うん、ありがとーコマキー」ピッ

    恭子「わかったか?」

    「サカグチアンゴのサクラノモリノ…なんとかだって」

    恭子「なんでもう忘れとんねん…」
      「ええと…これやな」っ安吾
      「桜の森の満開の下、や」

    「! そう!これ!」

    恭子「……」

    「……」ワクワク

    恭子「…?」

    「……」ワクワク

    恭子「…読まへんのか?」

    「え?」

    恭子「なにが え? やねん」

    42 = 31 :

    淡ちゃん年上に甘え上手やな

    43 = 12 :

    「衣はお姉さんだからな!」

    44 = 1 :

    「キョウコ…て、手伝ってくれるんじゃ…」

    恭子「……手伝いってどんな手伝いを期待してるんや?」

    「よ…読んでくれて…」

    恭子「うん」

    「…教えてくれて」

    恭子「うん」

    「……書いてくれる」

    恭子「うん」

    「みたいな?」

    恭子「あほ」デコペチン

    「あう」

    恭子「あほ」デコペチチン

    「あうう」

    恭子「超あほ」デコペッチーン

    「あうううー…」

    45 = 31 :

    それは手伝いちゃう

    46 = 1 :

    恭子「自分のレポートやろ 自分で書かないで済むわけあるか」

    「…うん」

    恭子「せやからもちろん読むのも自分でや」

    「! で、でもっ!」

    恭子「なんや」

    「こんなムツカシイ本読んだことないもん!」

    恭子「こんなもなにも、まだ開いてもないやろ」

    「コマキがムツカシイって言ってたもん!」

    恭子「やったらどないすんねん やっぱり諦めるんか?」

    「あ…」

    47 = 17 :

    うむ

    48 = 22 :

    ふんふむ

    49 :

    >>37
    普段の練習で末原さん死んじゃう・・・

    50 = 1 :

    「……あの…」

    恭子「…」

    「…ん、と……」

    恭子「…」

    「…」
     「……」ウルッ

    恭子「……」

    「……」ウルウル

    恭子「…」
      「…」ハァ
      「…あほ」ペチン

    「あう」ウルウル

    恭子「泣くほど嫌ならがんばるしかないやろ」


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