元スレ貴音「あなた様とらぁめん探訪」
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1 :
神奈川県 京急川崎駅付近
------
貴音「本日はこちらですか」
P 「あぁ、少し並ぶが、大丈夫か?」
貴音「30分程度なぞ、らぁめんの前には霞んでしまいます」
2 :
俺と?
3 :
続けて
4 = 1 :
貴音「それにしても、商店街を抜けた通りに二十郎があるとは、
いささか不思議な雰囲気ですね」
P 「そうか?結構商店街に隣接している二十郎は多いんだがな」
貴音「面妖な・・・」
P 「はは、じゃあ次は赤羽の二十郎にでも行ってみるか?
あそこは商店街に隣接じゃあなく、商店街にあるからな」
貴音「なんと!
二十郎はそこまで進化していたのですね」
5 = 1 :
貴音「あなた様、ところでこのお店は、独自の規則等はございますか」
P 「そうだな・・・特に無いぞ
一般的な二十郎と一緒だ
そのかわり、味も特筆する程じゃあない」
貴音「美味ではない、ということでしょうか」
P 「いや、他の店と同じくらい上手いってことだ
二十郎であんまり美味しくないといったら、新宿ぐらいだからな」
貴音「それは期待が持てそうですね」
P 「なんやかんや話してるうちにもう順番か
貴音は大ダブルでいいか?」
貴音「もちろんです」
6 = 1 :
P 「お、席あいたみたいだ
先に行ってるな」
貴音「はい、お気をつけて」
P 「・・・」
貴音「・・・」
店主「大豚ダブルの男性の方、トッピングは?」
P 「ヤサイマシ、アブラカラメ」
店主「ヤサイマシアブラカラメ!」ドンッ
P 「ありがとうございます」
店主「大豚ダブルの女性の方、トッピングは?」
貴音「ヤサイマシマシニンニクカラメ」
店主「ヤサイマシマシニンニクカラメ!」ドンッ
7 = 1 :
P 「ずっ・・・ずっ・・・ずぞぞ・・・」
貴音「ひょいぱく ひょいぱく」
・・・・・・
貴音「真、美味でした」スタスタ
店主「ありがとうございましたー!」
P 「ずぞぞーっ、ぱくぱく・・・」
貴音「あなた様、先に出ております」
P 「わかった」
8 = 1 :
・・・5分後
P 「いやー、待たせたな」
貴音「今度は2分程短縮して下さい」
P 「善処するよ」
貴音「冗談です
あなた様、黒烏龍茶をどうぞ」
P 「おう、ありがとな
いやー、二十郎を食べた後はやっぱり黒烏龍茶だな!」
貴音「そうですね、これほどまでに飲料が美味しいと感じるときはないでしょう」
P 「それにしても、今日の二十郎は神二十郎だった!
麺の硬さもスープの濃さも、最高だったよ!」
貴音「ふふ、それは宜しかったですね」
P 「貴音はどうだった?」
貴音「それはですね・・・」
? 「・・・まさか、765プロのヘボプロデューサーと
四条貴音がこんなところに居るとは・・・
くくく・・・あーっはっはっは!」
9 = 1 :
翌日 765プロ
ガチャッ
P 「おはようございます」
ザワザワ・・・ガヤガヤ・・・
P 「ん?どうしたんだ?」
小鳥「プロデューサーさん!
どうしましょう・・・大変ですよ!」
P 「どうしたんです?音無さん
事情を教えて下さい」
小鳥「それが・・・これを見てもらえますか?」
P 「動画投稿サイトですか?
・・・うわっ!俺と貴音じゃないか!」
小鳥「どうやらプロデューサーさんと貴音ちゃんがデートしている所を
誰かに見られてたみたいですね・・・」
P 「参ったな・・・変な男とデートしてるという風にしか見られないじゃないか」
10 = 1 :
小鳥「これは困りましたね・・・」
P 「えぇ・・・軽はずみな行動でこんな事になってしまうとは・・・」
小鳥「プロデューサーさんは悪くないですよ!」
ガチャッ
社長「いやーおはよう!今日もいい天気だね!
ん?二人ともどうしたんだい?」
小鳥「それが・・・これこれしかじかの」
社長「かくかくうまうまと言うわけか」
P 「社長・・・どうしましょう」
社長「・・・ピンと来た!」
P 「本当ですか?!」
社長「キミ!四条くんとキミのラーメン食べ歩きを放映しよう!」
P 「・・・はいぃ?!」
11 = 1 :
社長「この動画の男が、プロデューサーであることを周知する!
さらに、四条くんがラーメンを食べることで宣伝をする!
いいこと尽くめじゃないか!」
小鳥「また始まった・・・」
P 「良くないですよ!
俺、テレビとか出たことないんですよ?!」
社長「それに、だ
この動画の、キミがご飯を食べている所だが実に快い!
見ているこちらが幸せになるようだ!」
P 「は、はぁ・・・」
社長「と、言うわけでだ
私は今から知り合いに連絡して、手はずを整えるから
キミも四条くんに伝えておきたまえ」
P 「そ、そんな!社長ー!!!」
12 = 1 :
P 「・・・ということで、こんな企画が決まったようだ」
貴音「それは夢のような企画でございます!」
P 「あぁ、夢であって欲しいよ・・・
そういうわけで、これからはあまりオフで外食は行けないな」
貴音「なんと!私は一向に構いません!」
P 「また貴音のファンに動画でもとられたら大変だろう?
俺も苦しいんだ、我慢してくれ」
貴音「いけずです・・・」
13 = 1 :
0/3日目 都内某所
真美「兄ちゃーん!お腹空いたよー!」
亜美「もうペコペコだよー!」
貴音「貴音と」
P 「プロデューサーの」
皆 「らぁめん探訪ー!」ワァー!!!
貴音「皆様、ごきげんよう
四条貴音でございます」
P 「貴音のプロデューサーです」
貴音「本日は都内某所の幸薬苑を貸しきって収録しております」
P 「新番組の番宣ってやつだな」
春香「プロデューサーさん!ラーメンはまだですかー?」
P 「もう!挨拶ぐらいさせろ!」
14 = 1 :
貴音「来週から3週連続で放映されます、貴音とプロデューサーのらぁめん探訪、
果たしてどのような番組になるのでしょうか」
P 「かいつまんで説明すると
俺と貴音が適当にラーメン屋を巡るっていう内容だな」
千早「プロデューサー・・・?
それは分かったんですが、なぜ私達が幸薬苑に集まったんですか?」
P 「それはだな、俺と貴音だけじゃ間が持たないんで、
毎回一人ゲストとして呼ぼうと思ってな
ぶっちゃけ言うと、今回の収録でピンと来たやつが選ばれるぞ」
小鳥「えっ?!本当ですか?!」
P 「誰だ事務員呼んだの!」
15 = 1 :
伊織「それはいいんだけど、なんで幸薬苑なわけ?
大方、あんたの財布が寒いからだとは思うけどね にひひっ」
貴音「無論、金銭の事情というのもございます
ですが、それとはまた別の理由もあるのですよ」
P 「金銭の事情は無いよ・・・
今回企画を決めるにあたって、俺と貴音で行きたい所を選んだんだがな
なんと、ほぼ二十郎だった」
千早「当然なんじゃないでしょうか・・・」
P 「そこでだ
まず二十郎を食べる前に、らぁめんとはなんぞや、というのを
皆と共有したいと思ってだな」
伊織「だからなんで幸薬苑なのよ」
P 「それに答える前に、まずは注文だ!」
16 = 1 :
真美「じゃあねー、真美はこの担々麺を」
亜美「亜美はもちろん、こってりとんこつらーめんっしょ!」
伊織「スーパーアイドル伊織ちゃんは、この濃厚魚介つけめんを頼むわ」
響 「自分は完璧だから、ねぎらーめんを食べるぞ!」
美希「あふぅ・・・ミキはマンゴープリンがいいな」
やよい「中華そばが一番安いから、これがいいかなーって」
律子「では、私は味噌野菜らーめんを頂きますね」
真 「ボクは坦々つけめんがいいかな」
雪歩「私も、真ちゃんと一緒ので・・・」
あずさ「塩ねぎらーめんと、ぎょうざ、あと日本酒を頂けるかしらー?」
春香「えーっと、私は・・・うーん・・・」
P 「春香、受けを狙わなくていいんだぞ」
春香「狙ってません!」
17 = 1 :
貴音「皆の注文が出揃ったようですね」
春香「・・・私、なんでチャーハンなんて選んだのかな」
P 「結構皆バラけたな」
貴音「プロデューサー、私もらぁめんが食べとうございます」
P 「来週からたくさん食べられるんだから、我慢しろ」
貴音「面妖な・・・」
P 「ところで・・・千早は注文しないのか?」
千早「私はそれほどらぁめんが好きではありませんので・・・」
P 「そうか・・・じゃあ杏仁豆腐でも食べておけ、な?」
千早「はい、プロデューサーがそう言うなら・・・」
18 = 1 :
P 「皆の注文が来たみたいだな」
真美「兄ちゃーん!食べていいー?」
P 「あぁ、いいぞ
食べながらでいいから話を聞いてくれ」
亜美「わぁーい!」
貴音「それでは本題に入りたいと思います
伊織、らぁめんとは、何が入っていればらぁめんと言えるのでしょうか」
伊織「そうね・・・
最低でも、麺とスープがあればらぁめんなんじゃない?」
P 「じゃあ、蕎麦やうどんなんかもらぁめんに入るのか?」
伊織「入るわけないじゃない!あんたバカじゃないの?」
貴音「確かに、麺とスープがあるだけではらぁめんとは言えません」
20 :
極旨醤油一強
21 = 1 :
貴音「真はどう思いますか」
真 「うーん・・・そんなの考えた事無かったなぁ
鶏がらや豚骨からスープが作られてて、麺が入ってて・・・
後は、上にトッピングがあればラーメンになるんじゃない?」
響 「胡椒とかもあると、らぁめん!って感じがするぞ!」
律子「めんまとか、なるとがあると、らぁめんって雰囲気は出るわね」
亜美「良くわかんないけど、おいしければらぁめんでいいんじゃない?」
真美「真美もそう思うよ!」
P 「確かに、おいしいのはまず第一条件だな」
小鳥「私は、自分の分のらぁめんも注文できたらいいと思いますよ」
雪歩「あのぅ・・・私の分、食べますか?」
小鳥「あら、ありがとう」
22 = 1 :
貴音「つまり、麺とすぅぷがあり、めんま等が乗っており、
そしておいしい、というのが世間一般でのらぁめんなのですね」
P 「そのようだな
となると、やよいが食べてる”中華そば”が一番普通に近いと言えるだろう」
やよい「ふぇっ?!私ですかっ?!」
真美「じゃあ真美の担々麺はらぁめんじゃないのー?」
真 「ボクの坦々つけ麺も定義から離れてる気がする」
美希「ミキのは、おいしいかららぁめんだと思うな」
律子「それはマンゴープリンです!」
P 「春香、らぁめんは上手いか?」
春香「おいしいです」
23 :
春香さんのポジションは美味しいからラーメン
24 = 1 :
P 「まぁ正直な話、ここでらぁめんとは何か、というのを統一する気は更々無い
なんといっても、個人の好みも価値観も千差万別だからな」
貴音「今回、私共が伺うらぁめん屋には、
およそらぁめんの定義からかけ離れたものが出るでしょう」
亜美「さそりが乗ってるとか?」
真美「手で食べるとか!」
P 「自分が行きたい、という意見として受け取っておくよ」
真美「ウソだよ兄ちゃんー!そんなの食べたいわけないじゃん!」
亜美「若気の怒りってやつだよ!」
P 「そんなわけで、だ
It's a らぁめん!というものが置いてある幸薬苑さんにお邪魔したわけだな」
25 = 1 :
伊織「ねぇ、あんた
別に悪口を言うわけじゃないんだけど・・・
わざわざ幸薬苑じゃなくても良かったんじゃない?」
P 「どういうことだ?」
伊織「ここよりも手の込んだらぁめんが出るお店なんていくらでもあるし
ぶっちゃけ安いだけの店じゃない」
P 「そうだな・・・伊織の言う通り、味だけじゃ他の店に数段劣るだろう」
律子「ちょっとプロデューサー殿?!
公共の電波に乗るんですよ?!」
P 「だが、ここはチェーン店だ
他の店には無い、利点というものがある」
26 :
テレビで兄ちゃんとか言っちゃだめっしょ→
27 = 1 :
P 「まず第一に、全店舗ではないが24時間営業だ」
貴音「らぁめんが食べたい、と思った時に食べられるのは真、素敵ですね」
P 「第二に、味のブレが少ない」
貴音「ちぇえん店であるがゆえに、規則がしっかりとしており
調味料の量から何から何まで安定した味を供給出来るのですね」
P 「第三に、全国、とはいかないがいろんな地域で食べられる
北海道及び四国より西では店舗は無いが、
そこ以外の地域ならば幸薬苑はあるからな」
貴音「もし幸薬苑の味が好みならば、
好きな時に、好きな場所で、安定した味を楽しめる」
P 「更に安いと来たもんだ、さすが幸薬苑さんだー!」
春香「必死でカバーしようとしてるね・・・」
千早「見苦しいわ・・・」
28 = 20 :
キツい飲み会の帰りとか荒れた喉に染みるよね、ラーメン。後楽園行こうかな…
29 = 1 :
伊織「あんたの言いたいことはわかったわ」
P 「わかってくれるか」
貴音「プロデューサー、そろそろ時間です」
P 「もうそんな時間か・・・
というわけで、だ
来週の本放送からは、二十郎を中心にらぁめんを食べ歩こうと思う」
貴音「らぁめんとは一体なにか
二十郎とは何かを視聴者の皆様にお伝えすべく、
全霊を賭して戦って参りたいと思います」
春香「来週月曜日、19:00からご覧のチャンネルで放映しまっす!」
P 「それでは、貴音とプロデューサーのらぁめん探訪・・・」
皆 「「「「「「皆さん見て下さいねー!」」」」」」
監督「はい、かぁーっと!」
30 = 1 :
>>28
飲み会等で酒が入った時には、とんこつらぁめんがいいらしい よ
とんこつらぁめんの成分がアルコールから守ってくれるそうだ
31 :
塩分でむしろ胃がやられそうなもんだが
豚骨に限らないけど
32 = 20 :
>>30
ありがたい情報だけど投下続けてくれよwww
33 = 1 :
P 「・・・どうしよう、丁寧語だったのは最初だけで、
途中から素になってしまった・・・」
監督「オレっちは中々いいと思ったぞ
まったくの勘だが、受ける!多分おそらくメイビー、受ける!」
P 「はぁ・・・監督がそういうなら、良いのでしょうか」
響 「そうだぞ!プロデューサーはきっとテレビ映えするぞ!」
貴音「さすが響、見る目がありますね」
響 「えへへ、褒められると照れるぞー!」
あずさ「プロデューサーさーん!お酒おかわりよろしいでしょうかー」
小鳥「おかわりもってこーい!」
P 「事務所に帰るか!撤収!」
あずさ「あぁんいけずー!」
34 = 1 :
春香「それにしても、プロデューサーがらぁめん通だなんて初めて知りましたよ!」
P 「あぁ、前職の時の趣味がらぁめん食べ歩きだったからな
貴音と食べ歩くようになったのはここ最近だが」
美希「そういえば、ハニー最近太った?」
P 「ぎくっ・・・!」
美希「だよねー
ベルトの穴が一つ増えてるもん」
P 「良く見てるな・・・
確かにこれは運動しないとやばいかもしれん」
真 「プロデューサー!運動ならボクにお任せですよ!」
P 「真・・・助けてくれ、これじゃあ俺、ブタ太になっちまう・・・」
真 「もちろんですよ!じゃあまずはマラソンからですね!」
P 「あんまりきつくないのを頼む」
真 「イヤですっ!」
36 = 1 :
~番宣放送後~
? 「なんだこれは・・・!!
四条貴音のスキャンダル記事を握ったと思ったら
高木のやつ、逆手に取りおって・・・!
このままでは終わらんぞ・・・
おい!羅刹!」
冬馬「おいおっさん、そろそろその名前で呼ぶのやめてくれよ」
? 「セレブな私は旅行に行ってくる
それまでジュピターは何をすれば良いのか
ラーメンを食べて、考えておくんだな!」
冬馬「ラーメン?おい、意味がわかんねぇよ
待てって、おっさん!
おーい!!」
37 = 1 :
~収録日当日 朝~
真 「おはようございます!!!」
P 「あぁ、おはよう・・・」
真 「プロデューサー!声が小さいですよ!
おはようございます!!!」
P 「おはようございますっ!」
真 「良い返事ですね!
じゃあ準備運動も終わったことだし、走り込み行きますよ!」
P 「待て、さっき5km走ったのは準備運動だったのか?!」
真 「今回は20kmです!さぁ立って!
765プローふぁいおっふぁいおっ!」
P 「まじかよ・・・ふぁいおっ」
38 = 1 :
1/3日目 埼玉県大宮
貴音「貴音と」
P 「プロデューサーの」
春香 「らぁめん探訪ー!」
貴音「皆様、ごきげんよう
四条貴音でございます」
P 「貴音のプロデューサーです」
春香「ゲストの天海春香です!」
貴音「本日は東京の北、埼玉県は大宮で収録しております」
春香「プロデューサーさん!トップバッターですよ!トップバッター!」
P 「あぁ、トップバッターだな」
39 = 1 :
春香「チャーハン選んだのが良かったんですかね?」
貴音「春香、なぜ春香が最初に選ばれたかというと」
春香「うん」
貴音「最初に伺うお店は二十郎だからです」
春香「えーっ?!二十郎?!
私行ったことないよ?!」
P 「なんで行ったことないんだ?」
春香「だって・・・怖いじゃないですか!
ロットバトルとか出来ないですよ!」
貴音「なるほど、これは適任ですね」
P 「だろう?」
40 = 1 :
P 「ということで、大宮駅から徒歩5分、
ラーメン二十郎の大宮店に伺っております」
貴音「本日はよろしくお願い致します」
城島「よろしく」
ヒゲ「よろしくな」
春香「うわぁ、二十郎に初めて入っちゃった」
貴音「真、二十郎でございますね」
P 「あぁ、二十郎だな」
春香「黄色い看板に赤い机、あとロットバトル・・・」
P 「それだそれ、前半は大体合ってるが、ロットバトルなんて無いぞ?」
春香「えー」
41 = 1 :
P 「折角だ、二十郎に関する知識を言ってみろ」
春香「そうですねぇ
一番大きいラーメンを頼んだ人が二人以上いると、バトルが始まったり
20分以内に食べきれなかったらギルティ!って追い出されたり
もやしがこれ以上ないくらい載せられてたり
トッピングに特殊な呪文を唱えないといけなかったり・・・」
貴音「春香、一体どこからそのような知識を得たのですか」
春香「えっと・・・インターネットから、かな」
P 「残念だが、春香が言ったのは大半が誇張してある
二十郎はそんな怖い店じゃあないんだよ!!!!」バンッ!
42 = 1 :
貴音「それでは、実際に流れで食券を買ってみましょう」
P 「そうだな、それがいい」
春香「二十郎って食券だったんですね」
貴音「さらに、通常時は行列に並ぶ必要がありますが
大体30分も並んでいれば店内に入れるでしょう」
P 「ちなみに、二十郎大宮店では
食券を買ってから行列に並ぶローカルルールがある
他の店では店内に入った時点で買うからな」
春香「それですよそれ!
なんでそれを明示してないんですか?」
P 「なんでだろうな」
春香「なんでだろうなって・・・」
43 = 1 :
貴音「プロデューサー、私は大豚だぶるでお願いします」
春香「大豚ダブルってなんですか?」
貴音「らぁめんの大きさが大、豚がたくさんという意味です」
P 「らぁめんは大きさが小か大が選べる
ただ小といっても通常のらぁめんより大分多いがな
その点大宮店は、小より下のミニがある」
春香「じゃあ私そのミニで!
豚っていうのはなんですか?」
P 「豚というのは、いわゆるチャーシューの事だ
チャーシューには似ても似つかないが
通常では2枚、豚では5枚、豚ダブルでは8枚入っている」
春香「うーん、2枚でいいかなぁ」
P 「春香はミニラーメンだな
俺は折角だから大豚ダブルを頂こう」
44 = 1 :
P 「さて、食券だ
この食券だが、買ったら上に置く」
春香「それもローカルルールですか?」
P 「二郎のデファクトスタンダードだ
明示されていないが、どの店舗でも上に置く必要があるな」
春香「あ!私、ヤサイニンニクでお願いします!」
城島「出来上がったらもう一度聞きますので、
その時仰って下さい」
春香「うぅ・・・」
貴音「春香、こぉるは聞かれた際に答えれば良いのです」
春香「初心者には厳しいですよ・・・」
P 「ちなみに、油少なめと麺固めを注文する場合は今のタイミングでいいぞ
出来上がってからじゃ逆に遅いからな」
45 = 1 :
春香「なんか、コールもよくわかんないですよね
ニンニクとかカラメとか」
P 「確かに呪文みたいだよな」
貴音「真、二十郎が恋しくなる呪文でございます」
P 「コールの内容は
ニンニクはニンニクを入れるかどうか
通常はニンニクがゼロだ
ヤサイが野菜を増すかどうか
アブラがアブラを増すかどうか
カラメが醤油を足すかどうかだ」
春香「マシっていうのはなんなんですか?」
貴音「通常よりも多く、という意味です
ヤサイマシマシと言うと、大量の野菜が提供されるのです」
春香「じゃあ、ヤサイマシニンニクカラメ、って感じでいいんですか?」
P 「おお、上出来だな」
46 = 1 :
春香「ヤサイマシニンニクカラメ・・・ヤサイマシニンニクカラメ・・・」
貴音「春香、そろそろですよ」
春香「うん・・・!」
P 「緊張することないぞ、肩の力を抜こうな」
城島「ミニラーメンの方、ニンニクいれますか?」
春香「えっ・・・あ、はい・・・え?」
城島「どうぞ」ドンッ
城島「大豚ダブルの男性の方、ニンニク入れますか?」
P 「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ」
春香「えっ?」
城島「どうぞ」ドンッ
城島「大豚ダブルの女性の方、ニンニク入れますか?」
貴音「ヤサイマシマシニンニクマシカラメ」
城島「どうぞ」ドンッ
47 = 1 :
春香「どういうことですか?」
P 「あぁ、悪い 言ってなかったな
コールの時は、”ニンニク入れますか”と聞かれるんだ」
春香「知らないですよそんなの!」
P 「ただ、さっきみたいに”はい”と答えてもいい
呪文を言わなくてすむから、初心者には安心だな」
春香「安心じゃないですよ・・・」
貴音「さて、春香・・・二十郎のらぁめんを見て、何か思うところはありますか?」
春香「えーとですね、やっぱりこれらぁめんじゃないです!」
P 「春香の言う通り、普通のらぁめんとはかけ離れてるな」
春香「野菜、って言ってももやしとキャベツが大量にあるだけだし、
麺もらぁめんの麺というよりうどんですよ!」
48 = 19 :
まさかの大宮キター
てか大宮の幸楽苑24時間やってないとこあるんだけど...
49 = 1 :
春香「それに・・・」
貴音「春香、そろそろ麺が伸びてしまいます
後は食べ終わってからで良いのではないでしょうか」
春香「そ、そうだね貴音さん」
P 「今日はいつにもまして美味しそうだな」
貴音「えぇ、真・・・」
春香「これからバトルが始まるんですね!?」
P 「だから始まらないって!
そもそも貴音のスピードに追いつけるわけがないだろう」
貴音「ひょいぱく ひょいぱく」
春香「うわぁ・・・」
50 = 1 :
>>48
大宮は24時間どこかしらのらぁめん屋が営業しているので、文句言わない
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