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    元スレ不良「女になった」

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    301 :

    ベッタベタに甘いのを頼む

    303 :

    たのむ

    304 :

    そう、安易なエロじゃないんだ、もっと甘々なのが見たいんだしえん

    305 = 271 :

    文化祭というものがある。
    学生の短い時間の中では、最重要のイベントである。
    そして、この文化祭でどれほどの物語を残せるのかが今後の人生を左右する。
    まぁ、これは蓋しく過言で聞き流してもらって大丈夫だが、こちらのとかく言いたいことは、文化祭は重要なのである。


    幼馴染「文化祭は、女装・男装カフェで決定ね!!」バン

     シーン

    幼馴染「え? リアクション薄くない? ほら、シュプレヒコール的な感じでさ。きなよ。ヘイ、カモン」

     シーン

    幼馴染「えっと、え? 却下? でも、ほら楽しいひと時をさ、皆で作ろうよ。もしかしたら熱帯夜のアバンチュールがあるかもよ? いやロマンスも」

     シーン

    幼馴染「私、無反応にアレルギー反応起こすんだ。こんな静まり返ると、アナフィラキシーで死ぬよ? 私?
        でも、わかるよ。これはあまりにアナーキーだと。だけどね、虎穴に入らずんば虎子を得ずだよ。
        ノーリスクノーライフじゃない?」

    「(おい、友。フォローしてやれよ)」

    「(はっ!? ふざけんな!! もし賛成したら、俺たちも女装する可能性もあるんだぞ? 黒歴史の黎明期の到来だ)」



    甘々……だと。日常系になるんだが。まぁ、甘くするつもりだが

    307 = 271 :

    不良「それ、賛成かも」

    クラスの九割「「「「「え?」」」」」

    不良「久しぶりに男性用の服も着てみたいし、私どっちも着たことあるから、抵抗感ないし」

    「ちょっと不良ぅぅぅぅぅ!!!!」

    「のた打ち回るな。お前は活きの良いマグロかよ、友。築地じゃ高値だぞ」

    幼馴染「ふ~ん。あのバカは置いといて、不良は賛成ってこと?」

    不良「うん。私は賛成。だけど、皆は……」

    「不良ちゃんが賛成するなら、私もしようかなぁ~」

    「じゃあ、あたしもぉ~」

    「え、Aも? じゃあ、はぁ~い」

    309 = 285 :

    んじゃあ、俺も

    310 :

    じゃあ俺も

    311 :

    無駄に難しい言葉使うな・・・
    馬鹿な俺はマイッチング

    312 = 271 :

    「なんという一体感。救急車に道を開ける際の、あの異様な一体感に似ている」ドドドド

    「……えっとさ、止めなくていいの、お前?」

    「そ、そうだ!! 俺は反対だぁ!! 断固反対!! 絶対に反対です!! なぁ、男性の諸君!!
      益荒男の我々がヒラヒラのフリルを着て、接客なんて…………」

    子A「でも女子の男装は見てみたいよなぁ~。ブカブカの学ラン着てさぁ~。よたよた歩いてるのさぁ~」

    「喝っ!! 詰襟とは男の象徴!! 女子ごときが着れるようなものじゃない!!」

    子B「幼馴染ちゃんの男装……うひ……うっ!!」

    「Bぃぃぃぃ!! まだ早いぞ!! 幼馴染が男装したらそんなものではない!! こう引き締まった尻がなぁ~」

    子C「では、ロリちゃんが男装したら…………賛成!! さんせぇぇぇぇぇぇい!!」

    「ロリちゃん……だと!! 最終兵器のロリちゃんが男装だとっぉぉぉぉ!! うぉぉぉぉぉ、これは俺も賛成だぁぁぁぁぁ!!」

     スクラムを組む男子。そして校歌を熱唱。

    ロリ「(えっと、私は裏方でお願いしますぅ)」ボソ

    幼馴染「はい、じゃあ裏方で」

    314 = 271 :

    幼馴染「ハイ、却下。男は女装ね。おまけに猫耳」

    「な、なんで!?」

    幼馴染「可愛いは正義なのよ!!」スリスリ

    ロリ「にゃめてくりゃひゃい、いらいれふ」グニャグニャ

    「じゃ、じゃあ俺は? 俺は可愛い?」ニャン
     
     男の猫のポーズ。
     幼馴染に50のダメージ。
     
    幼馴染「ごふっ……なんと強烈な。気高き勇者よ、我をよく」ガク

    ロリ「幼馴染さぁあぁぁぁぁあん!! なぜだ!! まだ戦争をしたいというのか!! アンタ達は!!」

    「え?」ニャン

     ロリに会心の一撃

    ロリ「まさかこの私がやぶれるとはぁ…。しかし 何者もこの私の息の根をとめることはできぬ…。
       私は破壊と殺戮の神ローリドレアムなり」ゴフ

    「へ?」


    そのころ、不良というと……

    不良「男クンの猫のポーズ。はぁ~かわゆい。写メ取っちゃおう」パシャ

    315 = 290 :

    316 = 271 :

    下校中、町内

    不良「ねぇ、男クン?」

    「え、おう」

    不良「呼んでみただけ」ニコニコ

    「そうか」

    不良「うん、呼んだだけぇ~」ニコニコ



    「なんすか、アレ」

    子C「見せつけですよねぇ~友隊長ぉ~」

    ロリ「だよねぇ~。友たいちょー」

    317 = 271 :

    「おいおいおい、そこのボコボコ三人組よぉ、お前らの声はまるっと聞こえてるぞ」

    不良「そうだよ、聞こえてるぞぉ」

    「だってさぁ~なぁ~」

    ロリ・C「なぁ~」

    不良「べつに手を握ってるだけだもん」ギュウ

    「いや、ここだけの話、俺的にはあんまり公共の場でな、こう握りたくないだけどな」

    不良「そうなの? 男クン?」

    「だって恥ずかしいし、トイレ以外ずっと握ってるし」

    不良「好きなんだもん」

    「それを言ったら、身も蓋もない」

    不良「好きなものはずっと一緒に居たいでしょ。だから握ってるの」ニコニコ

    ロリ「(なんか、笑顔であんなことを言う不良さんこわいです。男さんのためなら人を殺しそうですよ)」

    「(同意)」

    「(上に同じ)」

    318 :

    だって不良だし…

    319 :

    途中5人とか奇数とか出てるけど
    男友幼馴染不良以外だれいたっけ

    320 :

    321 = 319 :

    おまえだったのか

    322 :

    いもうt・・・>>320だよ

    323 = 271 :

    ロリ・C・友「じゃあねぇ~」ブンブン

    「ああ、じゃあな」

    不良「またね」

     二人は三人の姿を見送り、向き直る。

    「う~ん。今日はどうする?」

    不良「今日はイチャイチャする」

    「今日『も』じゃないか?」

    不良「昨日は違うじゃん。イチャイチャじゃなくて、はじめてグラタンを作った日だよ」

    「えっと、訊くが……そういうの全部決めてるのか?」

    不良「うん。結婚したあととかに見直して、笑いあいたいから。たとえば、あんなことがあったとか、こんなことがあったとか。
       歌にあるじゃん。あんな~こと~、こんな~こと~、あ~ったでしょ~って」

    「不良って結婚をもう考えてるの?」

    不良「なっ、私を棄てるつもりなの? 所詮、私は遊びだったの?」ウルウル

    「いや、違うけど。やけに現実的だなって思って。俺には漠然としたビジョンしかないからさ」

    324 = 271 :


    不良「子供の名前も決まってるよ。もちろん、一姫二太郎で産もうと思ってる。それでね、下の子には音楽させるの。
       ああ、もちろん胎教のCDも買うよ? でね、家は二階建てにして、子供が中学生になるまで同じ部屋で寝るの。
       そうそう、こないだ聞いた話だけどね、今妊婦のヌードが流行ってるけど、やせてる妊婦が産む子供って太りやすいんだって。
       だからわたしは、妊娠中にいっぱい太って、産んだあと、頑張ってやせるんだぁ」

     嬉しそうに未来予想図を描く不良の横顔を見て、男は非常にい愛おしい気持になり、

    「なんか可愛い」

    不良「そ、そんなに可愛くない」ブンブン

     不良はどうやら「可愛い」ということに弱いらしく、男の声で聴くとすぐに赤くなる性質があった。

    「照れてるのか? やっぱりそこも可愛い」

    不良「むぅーやめてよぉ。怒るよ?」プクゥ

    「頬を膨らますのも、可愛い」

    不良「だから、全然可愛くないッ!! もう知らない!!」

    325 = 271 :

     男の手を離し、不良は足を早くする。
     一方のそれを追う男は執拗に「可愛い」を放つ。
     無論、男は不良も本気で嫌がっていることを知っていた。
     が、今回の攻撃はあまりにしつこい。傍から見ても驚きの粘っこさだ。
     そのためか、不良も業腹するのである。

    不良「もううるさいッ!! もうついてこないで!!」

    「え?」

    不良「男クンなんてだぃぃぃ嫌いなんだから!!」タタタタタ

    「ふ、不良…………」



    ただのバカップルになってしまった。

    326 = 271 :


    誤字 嫌がっている→嫌がっていない

    327 :

    下半身寒いから早く

    328 :

    エロシーンにトラウマって何があったんだよ

    329 = 271 :

    学校 文化祭準備

    「」ムスッ

    不良「」ムスッ


    幼馴染「(な、何があったの? 二人とも)」

    ロリ「どうやら、ケンカしたみたいです」

    幼馴染「マジで? なんで?」

    「男の可愛いがしつこいからだって。なんか呆れるわ」

    幼馴染「砂糖を入れ過ぎたコーヒーを飲んだみたいなこと?」

    ロリ「おそらく。でもいつも一緒に帰ってるんですよねぇ~」

    「いや~不思議ですねぇ~いやはや、ホントに」

    330 :

    こういうのはエピローグも重要だからね

    頑張れ下さい

    331 = 271 :


    幼馴染「すこし……話してくる」

    「おい、地雷を踏みにゆくようなものだぞ!! その足裏に爆弾があるとしてもお前は進むのか!?」

    ロリ「そうですよ、幼馴染さん!! 命あっての物種ですよ!!」

    幼馴染「いや、文化祭のことで話すだけだから」

    「おい、地雷を踏みにゆくようなものだぞ!! その足裏に爆弾があるとしてもお前は進むのか!?」

    ロリ「そうですよ、幼馴染さん!! 命あっての物種ですよ!!」

    幼馴染「いや、文化祭のことで話すだけだから」

    「……その後、幼馴染を見た者はいなかった」

    幼馴染「勝手に殺すな!! まだ死なない!!」

    ロリ「でもくれぐれ気を付けてください。どこが地雷原だがわかりませんから」

    幼馴染「わかった」

     テクテク

    333 = 271 :


    幼馴染「えっと? 不良、話いい?」

    不良「え、あ、うん」

    幼馴染「男装の件なんだけどね」

    不良「全然、裏方に回るよ」

    幼馴染「いや、えっと。女の子の衣装を着て欲しいんだ」

    不良「え、なんでッ? わたし女だよッ?」

    幼馴染「それはわかってるけど、その……集客目的なら、絶対に女の子の服を着た方がいいと思うから」

    不良「たしかにまだ戸籍は女じゃないけど、でも……」

    幼馴染「それで提案があるんだ」

    不良「ん?」

    335 = 271 :

    幼馴染「それはね――――コソコソ」

    不良「それってホントッ!? あっ、でもお金が大変」

    幼馴染「そこは採算を見込んで考えてあるよ。でも、選べるのは一着。
        好きなもの、選んでいいけど、絶対一着だよ?」

    不良「わ、わかった……」チラッ

    「…………」

    不良「頑張る。ウェイトレス頑張るから」


    文化祭当日

    337 = 271 :

    ガヤガヤ

    女装・男装カフェ前

    野次馬A「ここにスゲー可愛い子いるんだってさ」

    野次馬B「え? どれ?」

    野次馬A「ほら、アレ!!」


    不良「お待たせいたしました。こちらが――――」


    野次馬B「――――ヤバすぎだろ!! おっぱいが強調された衣装だし!!」

    野次馬A「残念。アレは偽乳。見よ、看板を!!」

    野次馬B「女装・男装!! では、あの子は男!?」

    野次馬A「そうだ!! だが」

    A・B「「全然いける!!」」

    338 = 271 :

    幼馴染「ふぅ。不良のおかげで盛況だね」

    「お、おう」

    幼馴染「どうしたの?」

    「俺、似合わなすぎだろ? 女装」

    幼馴染「まぁ、友がね……」


    「おかえりなさいませ、ご主人様!! 今日は何になさいます!?」

    客A「君、可愛いね。女の子?」

    「そこは秘密です。禁則事項です」

    客B「いいじゃん、少し。肌もこんなにスベスベだし」ペタ

    「きゃっ!! やめてください、ご主人様ッ。
      でも、おさわりはアフタータイムならOKですよ」

    客A「アフター? アフタァァァァァァァ!?」

    客B「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! 男の娘ぉぉぉぉ!!」

    339 :

    友はっちゃけたな

    340 = 328 :

    女装が似合うってことは変則的だがイケメンの部類ってことだろう

    341 = 271 :

    幼馴染「アイツが似合いすぎなのよ。見てみてよ、女子の皆が歯ぎしりして、嫉妬してるって」

    「それはわかりますよ。あの鋭い視線を見れば。まぁ、アイツはノリノリで気付いてないみたいだけど」

    幼馴染「私もあれぐらい人気があればねぇ、はぁ。すこしは貢献できるですけど」

    (お前も十分あるみたいだがな。この教室にやってくる女子のほとんどはお前目的ですよ。
      すこし鈍感すぎやしませんか、幼馴染さん? ほら、噂をすれば)

    後輩A「せ、先輩」

    幼馴染「え、なに?」

    後輩B「(は、はやく言いなって)」ボソボソ

    後輩A「(なんで私が)」

    幼馴染「なに?」キラン

    後輩A「え、あああ///……その、えっと」

    後輩B「く、クッキー焼いて来たんですッ!! その良ければ!!」バサ

    342 = 271 :


    幼馴染「ありがとう。……意外とかわいいね、この虎の」

    後輩A「かわい――――」グラ

    幼馴染「え? 大丈夫!!」

     倒れた後輩を抱きかかえる幼馴染。言うまでもなく逆効果であって、後輩は鼻血を出す始末だ。
     
    後輩A「し、死んでもいい……」ドクドク

    幼馴染「え、あ、君ッ!!」

    後輩B「は。はひ(裏声)」

    幼馴染「この子を医務室に」

    後輩B「わかりまひた」ビシ……ダキ……タタタタ

    幼馴染「はぁ、なんだろうね。このクッキー。
        というかさっきからもらい物が多いんだけど。なんかの罠かな?」

    「知らない。俺は知らない」

    幼馴染「そうだよね――――」

    女友「――――幼馴染ぃ~手伝ってぇ~」

    幼馴染「アイアイさぁ~」

    343 = 271 :


     タタタタタ

    「…………」

    ロリ「男さん、落ち込まないでください」

    「ロリ……」

    ロリ「私もまったくモテませんから」

    「はっ!? ふざけんな!? お前には根深い固定客がいるじゃねぇーか!! ほらあそこに」


    客C「可愛い。ぐひひ。うぅぅぅ。はぁ、はぁ、うっ!!」


    ロリ「アレは不良さんのファンですよ」

    「…………なんか絶望した」

    ロリ「絶望しないでください。そうだ、私が男さんに話しかけてるのは、交代の時間ですからです」

    「交代?」

    ロリ「外を見てきてください」

    345 = 271 :

    校内

    「外を見てくるって。そんなこと言われてもなぁ」

     (不良が居なくちゃ、周っててもさぁ)

     (どこ寄ろう)

    「お好み焼きでも食べようかな……アイツの分も買って」

     (…………なにやってだろう。俺。はぁ~)

     ――――ドン

    「あっぶね、いきなり何すんだ……」

    イケメン「あっ、ゴメン」

    「え、あ、いや」

    イケメン「本当にすいません。じゃあ、いきますんで」

    「え、ああ、はい」

     タタタタ

    (あんだけ顔が良ければ、モテるんだろうなぁ~。まぁいいや)

    346 = 271 :

    教室

    ロリ「不良さん、これ」

    不良「ありがと、ロリちゃん」ニコ

     タタタタ

    不良「お待たせしました。こちら……どうかなさいました?」

    客E「いや、可愛いなぁーと思って。彼氏いるの?」

    不良「申し訳ありません。そのようなプライベートな質問には回答を控えさせていただきます」ペコリ

    客E「いいじゃん。少しぐらい。大体、こんな胸を強調させる衣装を着てる時点で、触ってもOKってわけで」

    「――――やめろ」

    客E「あっ?」

    イケメン「やめろといってるんだ」

    客E「あっ!? なんだお前っ!?」

    イケメン「相手が困っているじゃないか。そういう行為は慎むべきだよ」

    客E「なんだ、いきなりッ!! そもそもお前はこの子とはどういう関係なんだよッ!?」


    夜が明けるな

    348 = 271 :

    イケメン「彼氏だッ!!」ドヤ

    不良・幼馴染・友・ロリ「は?」ポカーン

    イケメン「さぁ、行こう」ガシッ

    不良「ど、どこに?」

    イケメン「体育館裏さ」

    不良「へ? あ、えッ?」




    「不良の分の焼きそば。それと、俺の分と。アイツ喜んでくれかなぁ~」

     教室に入る男。

    「う~すっ、元気に……ってアレ? どうしたの、皆?」

    ロリ「不良さんが、不良さんが、誘拐されました!!」

    「はっ?」 


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