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    元スレ不良「女になった」

    SS覧 / PC版 /
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    タグ : - 不良 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 1 :

    「はぁ、はぁ、はぁ、やっとついた」

    幼馴染「友……」

    「おう。アイツやっぱり、はぁ、足は速いな」

    幼馴染「……そうだね。私より速いし」

    「えっとさ、突然だけどさ」

    幼馴染「なに?」

    「俺、お前が好きだ」

    幼馴染「は?」

    「好きだ」

    幼馴染「あんな狂ってるのに?」

    「俺が繋ぎ止めないと、五人がバラバラになっちゃうだろ?」

    幼馴染「…………私はゴメン、まだその心の準備が」

    「泣くか?」

    幼馴染「トイレでね。ちょっとトイレ行くから、ここで待ってて」

    252 = 130 :

    支援
    昼間からずっと見てたけどそろそろ終わりかな?

    253 = 16 :

    寝たいからはよ



    ごゆっくりどうぞ

    254 = 1 :

    「病室、何処だよ。くっそ、何やってやってんだ俺!!」

     (つーか、幼馴染じゃなかったら、薬の副作用か。くっそ。やっぱり俺が食い止めれば!!)

     タタタタタ――――ん?

    「アレは、不良の母親……あそこか」



    病室前

    「えっと、おばさん」

    不良母「……もしかして、男君?」

    「はい。それと不良は!?」

    不良母「あの子は大丈夫です」チラッ

    「そう……ですか」ハァ

    256 = 129 :

    いいぞいいぞ

    257 = 1 :

    不良母「その男君、一つ聞いていい?」

    「はい?」










    不良母「あの子が女の子になったのはいつなの?」

    258 :

    友は帰ってください。てめぇは幸せする資格はない

    259 = 1 :

    「え?」

    不良母「たしかTS病という病気なんですって? さっきお医者さまから聞いて」

    「じゃあ、なんで倒れたんですか?」

    不良母「過労だけど……そういえば、あの痣はなんでできたの!?」

    「それは……俺のせいで」

    不良母「何をしたのよ、あの子に何をしたのよ!?」

    幼馴染「――――私です。私が悪いんです」

    不良母「幼馴染ちゃん」

    幼馴染「私が、かくかくしかじか」

    260 :

    不良がTSってどう考えても天使な小生意気なんだけど誰もツッコまないの?

    261 :

    元ネタなんてどうでもよろし

    262 = 219 :

    よくあるじゃん

    263 = 238 :

    恵不良違うし

    264 = 1 :

    「うぃーす。男」

    「あっ、友」

    「っで、不良に会ったのか?」
     
    「いや、まだ」

    「じゃあ、行けよ。それからずっと付き添ってやれ」ドン

    「お、おう」

    265 = 1 :

    診察室

    医者「君、山月記を知ってるかい? 中島敦の」

    看護婦「え、まぁ、知ってますけど」

    医者「TS病もそれと一緒だと思わないか?」

    看護婦「はい?」

    医者「私は彼……いや彼女にこう言った。心が身体に馴致すると。でもね、実際、TS病は心が先なんだよ」

    看護婦「性同一性障害の方に多いということですか?」

    医者「まぁーね。でも、叶わぬ恋を持つとこの病気にかかることが多い。
       決して性別に恋する訳ではなく、その人間という人格に恋したときに」

    看護婦「……では、彼女は叶わぬ恋を?」

    医者「そうなるね。それとね、私はもう一つ嘘を吐いた」

    267 = 1 :

    看護婦「それはなんでしょう?」

    医者「薬だよ、薬」

    看護婦「薬? そんなものを処方してました? たしか処方なさったものはビタミン剤」

    医者「そのとおり。もし君が医者だった場合、正体不明の病を治す薬がを処方するか?」

    看護婦「それはしませんよ。大体、正体不明の病を治す薬なんて、西洋医学ではありえませんから」

    医者「そう、薬なんてないんだよね、実際」

    看護婦「では、なぜ嘘など?」

    医者「いきなり突き放して、自殺されては困るでしょ?」

    看護婦「しかし、薬をビタミン剤と知った場合、絶望して」

    医者「このTS病は100万に一人の奇病だ。でもおかしいと思わないか?
       人類全員を100万で割ったらおよそ7000人がこの病気にかかるんだ。なのに奇病」

    看護婦「どういうことですか?」

    医者「ハッピーエンドが大多数ってこと。私が思うにね、TS病は病気ではなく、成長だと思うんだよ。
       成長した後に暴露すれば、大丈夫でしょうという話さ」

    269 :

    まさか伏線だったとは

    270 :

    看護婦「このおっさん、うぜえ」

    271 :

    病室

    ガラ

    「……不良」

    不良「あ、男クン」

    「えっと、こういうときなんて顔すればいいのかわからないな」

    不良「お互いにね。結局、戻れなかったし」

    「ああ」

    不良「でも、うれしいかな。これで晴れて男クンの彼女だし」

    「まだ俺は何も言ってないぞ?」

    不良「だってオレ……じゃなくて、わたしは彼女じゃないの?」

    「いや、それは――――」

    272 = 271 :

    ガラッ――――マジで女になったの!?

    「ん?」

     ゾロゾロゾロゾロ

    「めっちゃかわいいじゃん!!」キャァー

    「ホントに不良クン!?」キャピキャピ

    「おいおいおい、マジで美少女じゃんかぁー」

    「え? は?」

    幼馴染「ゴメン。呼んじゃった」

    「なんでいきなり、そんなこと」

    幼馴染「学校に戻ってもらいたいから。女になったって明かすのはこのタイミングしかないと思って」

    「なら、あとで……」チラ

    273 = 271 :

    不良「え、あっ、うん。たしかに女の子になると大変だよ。うん」

    「でしょ? 女は大変なんだってェー」

    「俺らじゃなくて、俺も大変なんだよなぁ? 不良?」

    不良「でも、女の子の方が」

    「ちょっと、なに鼻の下を伸ばしてるのよ、バカ!!」

    「え、伸ばしてねぇーよ!!」

     ワイワイ

    274 = 271 :

    「……おい、幼馴染」

    幼馴染「なに?」

    「病室で騒ぐなって言っておいて」

    幼馴染「え、男は?」

    「自販機に」

    幼馴染「じゃあ、ちゃっと見張るからね。手を出さないように」

    「お前もちゃんと謝れよ」

    幼馴染「そうだったね。じゃあ、待ってるよ」

    「おう」

    275 = 271 :

    自販機前

    「はぁ、疲れた」

     (気苦労ってやつか)

     「ったく、なんか冴えないな」ガサゴソ

     「コーラっと」

     ガタン…………プシュ

     「……ああ、そうか」

     俺、あの時。

    276 = 271 :

    十年前

    寺の裏

    不良「ねぇ、男クン」

    「何だよ。女みたいな顔して」

    不良「えっとね。気持ち悪がらないでね」

    「なんだよ、女野郎」

    不良「僕が女だったら、好きになった?」

    「は? 前にも言ったけどな、俺はお前のこと好きじゃねぇーの!!
      しつこいぞ!!」

    不良「じゃあ、キスして。キスしたら好きなのやめる」

    「キ、キスって好き同士がするんだろ?」

    不良「ううん。恋人が別れる時にもするんだ。TVでやってた。だから」

    277 = 271 :

    「なんだよ、やんねぇーよ!!」

    不良「なんでキスしてくれないの? これで好きじゃなくなるんだよ」

    「じゃあ、なおさらできない」ボソ
     
    不良「もういい。僕からする」

    「は?」

     チュ

    不良「えっと、これが僕の気持ち。これでさよならだけど、ずっと好きだよ、男クンッ」


                              おわり

    278 :

    ふぅ……

    279 :

    えっ

    280 :

    我々は後日談を要求する

    281 = 271 :

    え? マジで?

    282 :

    男に戻る√…(ボソ

    283 :

    非常になんというか文学的な終わり方でよろしいが我々の求めているものは後日談である

    284 :

    ―SSスレにありがちなこと―
    ・書き手の体調が悪くなる、急に用事ができてSSが中断される
    ・SS終了してもいつまでもクソみたいな馴れ合い
    「誰も見てないのかな(ならやめようかな)」→「見てるよ」→「じゃあ書きます」とかいうショートコント
    ・なぜかかなり腰低めの書き手だが他のスレじゃキチガイ
    ・エロを入れたがる奴がいる
    ・聞いてもないのに「◯◯で再生された」「○○ちゃんでイメージ」とかいうレス
    ・ちょっとでも批判されるとすぐ「嫌なら見るな」と即レス脊髄反射
    「SS書くの初めてorまだ◯回目だから~」とか言って進行の遅さや文章が拙い事の言い訳
    「これは稀に見る良SS」
    「あとは任せた」「こんな感じのを誰か頼む」 と他人任せ立て逃げ
    ・途中まで面白かったのに安価なんか始めて激しく萎える
    ・書き手が失踪して保守レスを最後にスレが落ちる、もしくは他の奴が代わりに書き始める。しかもつまらない

    285 :

    ふむ。乙。だがわかっているな?我々が望むものを

    286 :

    とりあえず乙
    でも個人的にはもっとほら…なぁ?

    288 = 271 :

    風呂入りたいでござる。すこし待ってろ、風呂で構想を練る。
    もちろん、エロですよね?

    289 = 283 :

    エロじゃなくてもいいんだよ?

    290 :

    追いついた
    終わってた

    え?

    291 = 285 :

    後日談書いてくれるということで全力保守

    292 = 279 :

    両方書こう

    293 :

    書いてくれるならどっちでもいいや

    296 = 285 :

    297 = 271 :

    よし書くぞ。余裕はないが堪えてくれ

    299 :

    やった


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