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    元スレ不良「女になった」

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    202 = 1 :

    タタタタタッ

    「じゃあ、不良は女になったっていうのか?」

    「ああ。アイツは女になった」

    「信じられないな。でもお前が真剣な顔してるんだかそうなんだろうけど」

    「でもウチに来てくれって…………」

    「男ッ!!」

    「ん?」

    「すごい美少女がこっち向かってくるぞ!?」

    「え、あっ、不良!!」

    203 = 75 :

    がんばれ

    204 = 1 :


    不良「男クン!!」ダキ

    「不良!!」

    不良「う、う、う……男クン」

    「」ポカーン


    幼馴染「男……友……」


    不良「お、幼馴染」

    幼馴染「まぁ良い。そいつをこっちに返して」

    不良「」ギュウ

    (怯えてる。幼馴染に何かされたのか?)

    幼馴染「早く返しなさいよ!!」

    「」ポカーン

    207 = 1 :

    「まてよ、幼馴染!!」

    幼馴染「そいつは不良を誑かしたのよ!! だから一週間も帰ってこない!!
        ずっと家に居たのに帰ってこないのよ!!」

    不良「オレ、オレ……ずっと怖かった」

    「……コイツは不良だよ」

    「友……」

    幼馴染「そんなわけないでしょ!! それが不良なわけ!!」

    「嘘つくな!! 気づいてるんだろ!? だって似てるだろ!?」

    幼馴染「――――ッ」

    「その、何となく、雰囲気がさ!!」

    (雰囲気って……それでわかる訳? 俺は……)

    幼馴染「わかってるわよ」

    (え? わかってらっしゃる? もしかして俺だけ? ガチで疑ったって)

    208 = 16 :

    しえん

    211 = 160 :

    私怨

    212 = 1 :

    「わかってるならよ!!」

    幼馴染「わかってるからこそでしょ!! もしも他人だったらこんなことしないわよ!!
        ただ、悔しいの!! どうすればいいのかわからなかったのよ!!」

    「幼馴染……」

    幼馴染「……許さない。女なんかになった不良は絶対に許さない!!」

    「え?」

    幼馴染「絶対、許さない!!」タタタタッ

    「ここは通さん!!」

    幼馴染「じゃまよ、友!!」

    「俺のことは気にするな!! 俺も後から行くさ!!」

    「死亡フラグじゃないか」

    不良「男クン、早く!!」

    「え、おお」

    214 = 194 :

    友いいやつww

    216 = 166 :

    友かっけぇww

    217 = 1 :

    駅前

    「はぁ、はぁ、はぁ。駅までは遠いな」グッタリ

    不良「疲れたぁ~。バスでも使えばよかった」

    「ああ、疲れた」

    不良「…はぁ、はぁ。その男、クン?

    「ん?」

    不良「気分転換にすこし電車乗らない?」

    「え? おお。金はあるのか?」

    不良「百倍返しするから貸して?」

    220 = 1 :

    電車

    ガタンガタン ガタンガタン

    「うわっ、滅茶苦茶可愛いんだけど……」

    「モデルかな?」

    「女優っしょ」

    不良「…………」

    「…………」

    「じゃあ、隣は?」

    「彼氏?」

    「いや下僕じゃない?」

    「奴隷ってこと?」

    「なんエロいね」

     ギャハハハハハ

    (うぜぇ。腹パンしたい)


    50分経過。

    221 = 1 :

    ガタンガタン、ガタンガタン。キィー

    「おい、ここ何処だ? 何もないぞ、なんか閑古鳥が鳴いてる」

     シーン

    不良「わからない」スタスタ

    「じゃあ、なんだよこれ? 何しにここに来たんだよ?」

    不良「それは、逢引だ、あ・い・び・き」ニコ

    「は?」

    不良「行こう。二人だけの逃避行」グィ

    223 = 1 :

    田舎道

    トボトボ

    不良「何にもない、田んぼだけだし、遠くに民家が見える。ほら、星が綺麗」

    「そうだな。田舎だな」

    不良「風も涼しいし、良い夜だと思わない?」

    「お前さ、変わったな」

    不良「そう?」

    「女みたいだ」

    不良「それは女の体してるし、心もそうなるって。あと、恋の力ですよォ~」

    「最初はアレだったのに。おっ……寺があるぞ? 行くか?」

    不良「じゃあ、すこし行ってみるかな。さて、手を握ろう。オレの好きな人」 

    「ああ」ギュウ

    224 :

    不良子から不良になってるな

    225 = 1 :



    パチンパチン

    「何、願った?」

    不良「秘密」

    「ありきたりな回答だな」

    不良「ふふっ。そうだ、昔みたいに寺の裏に行かない?」クルン

    「そうだな」

    不良「あの頃はさ、皆で一緒に走ってたよねェ。そのときはオレが一番遅くて、男クンが一番早かった。
       いつも男クンの背中を追うだけど追いつけないんだよ。あの頃はホント楽しかった。
       皆、男クンも友もオレも妹ちゃんも、それと……幼馴染も、みんな一緒だったから」

    「……手を握るか。はぐれないように」

    不良「うん」

    「裏、暗いな」

    不良「そうだね。これならイチャイチャしてもばれない」

    「ああ」

    227 :

    ヤったら男に戻るんだろ!

    228 :

    なんかとらドラの最終回みたいな感じになったな

    229 :

    >>224
    誤魔化すのに呼んでただけだろう

    231 = 1 :

    ギュウ

    不良「ん? 何?」

    「このときだけ、俺の彼女になってくれないか?」

    不良「もちろん」


    寺の裏

    「着いた。広いな?」

    不良「そうだね。……えっとさ、話変わるけど」

    「なんだ?」

    不良「さっき、神様に何を望んだかわかる?」

    「さぁ? 全然。」

    不良「今すぐ世界が滅んでくれないかなぁ~って思ったんだよ。
       木端微塵に地球が爆発してくれないかなぁーって。
       そしたら、男クンを忘れることはない。ずっと一緒に居れるって。
       だって、好きだった事実は永遠に残るでしょ?」

    234 = 1 :

    「……じゃあさ、あの日の続きする?」

    不良「ふふっ。元々そのつもりなんでしょ? 白々しい」

    「え、ああ。まぁ、」

    不良「今だけの彼女に性欲をぶつけるなんて。中々不潔だね」

    「嫌いになった?」

    不良「ううん。好き、大好き、世界を滅ぼしちゃうぐらいに好き」チュ

    「恥ずかしい台詞だな」

    不良「それぐらい好きなんだよッ。わかれ」バシ

    「イタッ、ちょっと叩くなよ」

    不良「今、顔赤いから、こっち見るな!!」

    235 :

    何で寺で手を叩いて神様に願い事をしてるんですかとか野暮な突っ込みはよしておこう

    236 = 16 :

    しえん

    238 :

    >>235
    こまけぇこたぁいいんだよ
    リア充だって寺と神社の違いなんかしらねぇよ

    239 = 1 :

    早朝 男宅前

    不良「まさか男クンと手を繋ぐとは思わなかった」

    「俺も。でも、今は普通だな。違和感はない」

    不良「この手が離れたら、終わりだよね?」

    「記憶には残るさ」

    不良「記憶には残さない方がいい。もしオレが戻ったときに、思い出すし。
       男クンに会った時に顔赤くしたら困るしね」

    「だなッ」

    不良「でもさ、あの頃に、みんなで遊んでた頃に、戻れるよね?
       もし戻れないんなら、オレ、戻る意味ないから」

    「俺が戻すさ。幼馴染もお前も友も妹も、俺がどうにかする」

    不良「流石、オレとわたしが惚れた男」

    「じゃあ、手を離すぞ」

    ゴメン。まったく失念してたわ。あとエロシーン省いて悪い

    241 = 1 :

    不良「最後にキスする?」

    「本当の終わりみたいじゃんか、明日もあるだろ?」

    不良「明日ね。明日はこないで。部屋の片づけあるし」

    「わかった。じゃあ、離すぞ?」

    不良「うん」

    242 = 1 :

    不良宅リビング

    不良「やっぱり荒れてる」

      (ずっと、幼馴染に責められてたし、仕方ないかな)

      (…………あっ、そうだ、男クンと一緒に買った服)


    不良の部屋

    不良「隠してたから、ここに」ガサゴソ
     
      「あった」

      「やっぱり可愛い」ギュウ

      「そうだ、最後に着よう」


    不良「」ヌギヌギ
      
      「やっぱり、アザだらけ」

      「でも、男クンは何も言わなかったなぁ~。変に優しんだよね。あーゆーのが」

      「さて、鏡の前で着よう」

    244 = 1 :

    鏡の前

    不良「やっぱり……うん。良い」クルン

      「可愛いなぁ~、でも男クンの前しか着れないし。
       どうしよう、捨てるには勿体ないし」

      「……ホント、どうしよう、これ」
      
      「なんで、こんな胸が痛いだろ」ボロボロ

      (女……だからかな? なら、)

    不良宅リビング

    不良「薬。この薬を全部飲めば」

    ――――医者「副作用があるよ」――――

    不良「ふふっ。死ぬか元に戻るか。なんか、どっちでもいいや。どうせ結ばれないんだし」

     パチン、パチン、パチン、パチン

    不良「さて、薬も水も用意した。ふぅ……」

      (世界が滅びて欲しい)

      (ふふっ。そんなことしなくていいんだよ。オレが……わたしが死ねばさ)

    245 = 1 :


     グビグビグビ、ゴクン…………………ドサッ

    247 = 1 :


    学校 昼休み

    「良く生きてたな、友」

    「あ、ああ。お疲れ様でね。っでお前の方は? 不良とはどうなった?」

    「別れた」

    「え? マジで?」

    「ああ、マジ。大マジ」

    「でもなんでだよ。俺は祝福したし」

    「アイツさ、昔の俺たちに戻ってほしいだって。だとしたら、自分は元に戻らないとって」

    「お前、バカだな」

    「なんだよ、いきなり」

    「はぁ……。水臭いなぁ~お前。童貞を先に卒業してさ、気付けよ鈍感」

    「だから、何を言ってるんだよ?

    249 = 1 :


    「不良の性別がなんで関係があるんだよ? アイツが女でも俺たちは奇数なんだぜ?
      絶対に一人余る計算なんだよ」

    「えっと、そういう問題じゃないと……」

    「まぁ、明日。行こうぜ。不良と…………幼馴染の家」

    「…………」
     
    「おい、行くぞ。ガキ大将!!」

    「ふんッ。そうだな。ケセラセラだよな」

     ――――ガラッ!!

    「ん?」

    教師「不良が倒れた」

    250 = 1 :


    病院

    (クソッ、何してるんだよ、俺ッ!!)

    ウィーン――――タタタタタ

    「そ、そのすいません」

    受付「はい」

    「今日、不良という女の…………」



    幼馴染「男……」



    「幼馴染!! お前、またアイツに何か!!
      身体、痣だらけだったんだぞ!?」ガシ

    幼馴染「ち、違う。謝ろうと思って、家に行ったら、ドアが開いてて、覗いてたら、倒れてて――――えっ、あっ、男!!」

    「」タタタタッ


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