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    元スレ絢辻「まさか手帳落とした…?」

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    みんなの評価 : ★★
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    651 = 482 :

    紳士が…

    652 :

    ていう劇が創設祭の出し物でしたーってのはなしだぞ

    653 = 509 :

    ぱた…

    絢辻「……え…」

    絢辻「え、うそ……」

    絢辻「ちょっと、待って…橘くん…?」

    絢辻「目を開けてよっ…! 大丈夫だから! 平気だって…平気だって言ったじゃない!」

    絢辻「僕は平気だって! 大丈夫だって! わたしに言ってくれたじゃない!」

    絢辻「ぇ…あっ…ダメよダメ! 起きて! またわたしにっ…言ってよ! 好きだって!」

    絢辻「わたしのこと好きって! 眼を開けて、わたしに言ってよ! お願いだからっ!」

    絢辻「橘くんっ…! 橘くん!」

    ~~~~~

    病院

    「──にぃに!? にぃにはどこ!?」

    絢辻「あ……」

    654 = 202 :

    大将・・・・・・?

    655 = 507 :

    >>631
    根性無しとか書かれてるかもな

    656 = 314 :

    絢辻さん

    657 = 507 :

    俺は紳士を信じるぞ

    658 = 509 :

    美也「あ…絢辻さんっ!」

    絢辻「…橘さん」

    美也「に、にぃにはっ!? どうしたの!? 病院を抜け出したって…っ! それで、それで!」

    絢辻「…今、ご両親が詳しいことを先生から聞いてるそうよ」

    美也「っ……にぃにっ…!」

    絢辻「………」

    がら…

    美也「っ……! お父さん! にぃには!? にぃには大丈夫なのっ!?」

    「…今から手術だそうだ、そうとう無理していたらしい」

    美也「っ……」

    絢辻「…すみません、橘くんの同じくクラスで委員長を務めさせていただいてます。絢辻詞と言います」ぺこ…

    「ああ、君が純一を運んでくれた……すまなかったね、本当に感謝してもしきれない」

    絢辻「…はい、それで…」

    659 :

    追いついたぞ
    なげえなw

    660 :

    「まさか命を落とした…?」

    661 = 509 :

    「君は…息子の病名を知っていたのかね」

    絢辻「…いえ」

    美也「え…?」

    「…そうか、アイツも罪作りな奴だ。正直に教えればいいものの」

    絢辻「…彼の病名は…?」

    「…突発性喘息、そしてインフルエンザにも掛かってるそうだ」

    絢辻「っ……」

    「喘息の方は以前から治療も行っていた、しかし、インフルエンザともなると…」

    「…馬鹿な息子だ、無理をしたんだろう。なにをしてたかはわからないが」

    「気道が信じられないぐらいに炎症を起こしてるそうだ、まるで、出る咳を我慢し続けたようだったと」

    絢辻「……っ…!」

    「軽度の喘息で終わらせればいい物の……馬鹿が…本当にっ」

    美也「お父さん…」

    662 = 549 :

    モグリの黒い医者が執刀してるだろうから一安心だな

    663 = 509 :

    うんこ

    664 = 606 :

    不治の病とかではないのね

    665 = 507 :

    好きなんだなあ良いねえ愛だねえ(・∀・)ニヤニヤ

    666 = 480 :

    BJーっ!早く来てくれーっ!!

    667 = 217 :

    橘さん喘息だったのか

    668 = 435 :

    喘息って程度にもよるけど結構辛いらしいな

    669 = 212 :

    BJ先生!出番です!

    670 = 209 :

    喘息酷い時に笑い過ぎて過呼吸になったときなんて最高だよ

    672 = 509 :

    絢辻「……」ぎゅっ…

    絢辻「ですが、喘息となれば決して治らない病気ではないですよね」

    「……ああ、そうだ。先生の方もそう言ってくれていた」

    絢辻「…少し、気になるんですが」

    「なにかね」

    絢辻「……。私は橘くんのことを、たぶん、家族以外で……一番近くで見てきた存在だって思ってます」

    「……」

    絢辻「それほどまで、橘くんのお父さんに向かって…堂々と言えるほどに、私は橘くんと近い関係にあります」

    絢辻「───ですが、気になることがひとつだけあるんです」

    「…つまり?」

    絢辻「病気に対して、彼が治す気が全くない」

    美也「っ……」

    絢辻「……喘息であれ、このような自体を起こす引き金ともなってしまう…しかし、それでも」

    絢辻「彼はこの病気を、一向に治す気が無かったような気がするんです」

    673 = 209 :

    ナンダッテー

    674 = 509 :

    絢辻「……」ぎゅっ…

    絢辻「ですが、喘息となれば決して体調が良くならない病気ではないですよね」

    「……ああ、そうだ。先生の方もそう言ってくれていた」

    絢辻「…少し、気になるんですが」

    「なにかね」

    絢辻「……。私は橘くんのことを、たぶん、家族以外で……一番近くで見てきた存在だって思ってます」

    「……」

    絢辻「それほどまで、橘くんのお父さんに向かって…堂々と言えるほどに、私は橘くんと近い関係にあります」

    絢辻「───ですが、気になることがひとつだけあるんです」

    「…つまり?」

    絢辻「病気に対して、彼が治す気が全くない」

    美也「っ……」

    絢辻「……喘息であれ、このような自体を起こす引き金ともなってしまう…しかし、それでも」

    絢辻「彼はこの病気を、一向に治そうとする気がないように思えたんです」

    675 = 509 :

    「……何が言いたいんだね」

    絢辻「ずっと不思議だったんです、なぜ、風邪として偽っていたのか」

    絢辻「正直に言えばいいじゃないですか、私に対しても、周りに対しても」

    絢辻「…不治の病ではないのなら、死を宣告されるような病名では無いのなら」

    絢辻「だけど、彼は偽った。周りに対して、親しい間柄の人に対して全員に」

    美也「………」

    「……」

    絢辻「……どうしてか、なんてのは、家族の皆さんには理解してますよね」

    絢辻「私はそれを聞きたいんです」

    「…家族の問題だ、君には…」

    絢辻「───関係はありますッ!」

    「………」

    絢辻「今っ…こうやって…苦しんでる橘くんはっ…!
       全部全部、わたしのせいであって…っ…だから!」

    676 :

    「っ…」が多くてワロタ

    678 = 509 :

    絢辻「だからっ……わたし、は…!」

    美也「──…お父さんとお母さんを引きとめる為にだと思う」

    「っ…美也!」

    絢辻「えっ……」

    美也「最近、お父さんと…お母さん。仲が悪くて、それで……離婚する話とかでてきちゃって」

    絢辻「………」

    美也「だけど、ね。ちょうどその時期に……にぃにが喘息になっちゃって…」

    美也「……それから、お父さんとお母さんの仲は…ちょっとだけ良くなって」

    美也「だから……にぃには、その仲を取り繕うために……」

    美也「……にぃには、病気…治す気が無かったって思う」

    絢辻「……ありがとう、橘さん。本当に、ありがとう」

    美也「……ううん、いいんだよ。にぃにだって…秘密にしすぎなんだから…」

    絢辻「…そうね、本当に」

    「………」

    絢辻「……そういうことだったんですか、わかりました」

    679 = 509 :

    一時間だけ時間ください
    ちゃんと戻ってきます!

    680 = 202 :

    かならず繋ぎ止めるぜ

    682 :

    まってる

    683 :

    誰も死ななそうで良かった

    684 = 595 :

    くそっ、しょうがねぇな

    687 = 644 :

    大将のためだ、保守させてもらおう

    688 = 212 :

    体は剣で出来てる





    だか、心は硝子

    689 = 362 :

    まだ残っているとは
    保守

    690 = 189 :

    剣の材料にガラスってあるんだろうか…
    装飾にしたって危なすぎる

    691 = 348 :

    朝まで張り付いてたけど、スレ残ってて良かった

    692 :

    SaGaを思い出す

    693 :

    >>691
    今帰ってみたら
    昨夜見つけたSSがお前ら紳士の力で残ってるのがすごい

    696 = 273 :

    >>693
    みんな大将が大好きなんだよ

    697 = 348 :

    >>693
    久々に読み応えのあるSSだったから、ちゃんと完結させてほしいしね

    698 :

    クラナドの智代編が思い浮かんだ

    699 = 660 :

    絢辻さんは

    700 = 481 :

    智代アフター


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