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    元スレ響「猿夢……?」

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    51 = 1 :

    P「ふーむ……」

    「……というわけなんだ……」

    P「うーん……」

    「やっぱり信じられない……かな……?」

    P「俺はそういうの疎いから何とも言えないが……」

    52 = 1 :

    P「知り合いのホラー番組ディレクターに相談してみよう」

    P「話を聞く限りだと時間がないからな……」

    「うん……」

    P「ちょっとPCに打ち込んでみてくれ。今俺に言った話をなるべく詳しく。

     それを添付してメールで相談してみよう」

    53 = 1 :

    ―○×テレビ―

    (ここ……、あのテレビ局だ……)

    D「おーい、こっちこっち」

    P「いやー、ありがとうございます。まさか当日にお話しできるとは……」

    D「いや何、今日ここ改修中でね。道具とか全部運び出してるから

     やることないんだよね」

    「よ、よろしくお願いします……」

    54 = 1 :

    D「で、結論から言えば……」

    D「心療内科に行った方がいいんじゃないかな?」

    P「がくっ」

    「……」

    D「いやね?こういうのはやっぱ精神的なものが大きいんだよね」

    D「アイドルって大変でしょ?ストレス多いよね」

    D「何かに追っかけられる怖い夢ってのは割とオーソドックスな夢だからね」

    P「そ、そうですか……」

    55 :

    猿夢って言うよりデス13だな

    56 = 1 :

    D「って言う真面目な話をしておいてっと」

    D「響ちゃんが見てるのは、多分『猿夢』って言われるネット上の怪談だね」

    P「猿夢?」

    D「こうだっていうハッキリしたのがあるわけじゃないんだけど」

    D「大抵、スプラッタみたいな悲惨な夢を3回見るんだ」

    D「しかもその夢は続き物になってる」

    D「ただ、3回目を見たって言う話は聞いたことがない」

    57 :

    響鬼だったらどうなるのっと

    58 = 1 :

    「……」

    D「まあ、同じ事務所の子から聞いたんだよね?

     それで暗示がかかって夢見てる可能性が高いと思うけど」

    D「いいかい?舞台となってる場所の地理をしっかり憶えるんだ」

    D「で、何としてでも逃げ切る」

    D「多分、逃げ切れたら、もう大丈夫」

    「……逃げ切れなかったら?」

    D「それは、分からない」

    59 = 1 :

    P「……あんまり役に立たなくてゴメンな……」

    「いや、役に立ったぞ」

    (もう一回、絶対逃げ切るんだ)

    60 :

    寝る前に法皇の緑出しとけば…

    61 = 1 :

    ――――

    ――




    「はっ……」

    (来たな……)

    やよい「ひーびーきさんっ」

    「うわっ、な、何で……」

    ―今日ここ改修中でね。道具とか全部運び出してるから―

    62 = 1 :

    やよい「残念でした。もうぬいぐるみはありませんよ」

    「……」

    やよい「また逃げるんですかー?」

    ハム蔵「ヂュ……」

    貴音「響……」

    いぬ美「ヴヴヴうううううう」

    「何もないなら、かえって好都合さー!!」

    63 = 1 :

    貴音「な!?」

    「ほとんど誰も知らないけど、この部屋は出入り口が2つあるんだ!」

    (自分、絶対逃げ切るぞ!!)

    やよい「チッ」

    65 = 1 :

    「はあ……はあ……」

    貴音「響ー!!!!」

    「……」ビクッ

    (足速すぎるぞ……もう追いつかれた……)

    P「響、こっちだ!」ボソッ

    「プロデューサー?」

    66 = 1 :

    ハム蔵「ヂュ」

    P「すまん、ハム蔵」グシャ

    P「さ、逃げるぞ!」


    「はあ……はあ……」

    「た、助かったぞ」

    P「危なかったな」

    P「出口はこっちだ」

    「うん」

    67 = 1 :

    ―出入り口―

    P「さ、響」

    「プロデューサー……ありがとう……」

    「……」

    「あ、開かないぞ、この扉!!」

    P「そりゃそうだろ」

    「……」

    68 = 1 :

    P「今は夜中だ。正面の出入り口なんて開いてるわけないだろ?」

    やよい「あはははははははは、やっぱりお馬鹿さんですー」

    貴音「惜しかったですね」

    いぬ美「ヴヴヴヴヴヴ」


    P「さ、観念して、内臓を生きたまま抉り出されてしまいなさい」

    やよい「うっうー!!なるべく痛くしてあげますねー!!」

    貴音「響の内臓……胸が高鳴ります……」

    69 = 57 :

    ひい・・・

    70 = 1 :


    「自分をここまで連れてきたのは失敗だったさー」

    P「む?」

    「夜間出入口なんてチェック済みさー!!」

    やよい「ぐおおおおおおお!!」

    貴音「畜生畜生畜生畜生畜生!!!!」

    「すぐ横に、出入り口がある!!自分は絶対に出られる!!」

    P「まてえええええええええええええ!!」

    71 :

    ふえぇ…

    72 = 1 :

    ――――

    ――



    「はあ……はあ……」

    「生きてる……」

    「ははははは……」

    「生きてるぞー!!!」

    73 = 1 :

    貴音「ど、どうしたのですか?」

    「あれ?貴音?どうして自分の部屋に?」

    貴音「何を言ってるのですか?ここは事務所ですよ?」

    「あれ?」

    貴音「いつまでも寝ぼけていてはいけませんよ」

    「うん……?」

    74 = 14 :

    やよい「と おもうじゃん?」

    75 = 1 :

    貴音「さて……響……」


    貴音「生け作り、抉り出し、挽肉、どれがいいですか?」


    「は……?」

    貴音「わたくしとしては、挽肉が好みなのですが……」

    76 :

    おい

    77 = 1 :

    貴音「響のお肉を生け作りというのもおつなものですね」

    「……!!」

    (終わってない!!)

    (テレビ局から帰ったら、次は事務所!!)

    貴音「やはり予定通り、内臓を抉り出しでしょうかねえ?」

    「どっちも御免さー!!」

    ――――

    ――

    78 = 1 :

    「はあ……はあ……はあ……はあ……」

    「こ、今度こそ……」

    いぬ美「うー……」


    『あーあ、逃げられましたか……運が良かったですね』


    いぬ美「わんっわんっ!!」

    「だ、誰かいるのか?!!」

    シーン……

    79 = 1 :

    「……」

    いぬ美「……」

    「ふー……」

    「助かった……?」

    「助かったの……?」

    ハム蔵「ヂュ!」

    80 = 1 :


    ―エピローグ―

    「はいさーい!!」

    貴音「響、近頃調子が良いですね?」

    「ごめん、心配かけたね」

    貴音「いえ、良いのですよ。わたくしは元気な響が見られれば」

    「うん……」

    81 :

    練れなくなった
    お前のせいだからな

    82 :

    エピローグ?ご冗談を

    83 = 1 :


    P「……」

    小鳥「プロデューサーさん、どうしたんですか?大きなクマ……」

    P「いえ……」

    小鳥「電話、出られます?」

    P「ええ、大丈夫です」

    P「お電話代わりました」

    「あ、こんにちは。私、○×テレビのDの同僚で……」

    84 = 1 :

    P「え?ええ、お世話になってます」

    「その……実は……Dが今朝亡くなりまして……」

    P「え……ええ!?」

    「そのことをお伝えしておこうと思いまして……」

    「告別式などの日程は決まり次第お伝えします……」

    P「は、はい」

    85 = 1 :

    「それから……」

    「Dの伝言で……3回目が来る……奴らが来る……だそうです」

    「死亡現場に伝言が残っていまして……」

    「何のことだかわかりますか?」

    P「……いえ」

    「そうですか……。それでは失礼します」

    P「……」

    86 :

    え?
    寝れなくなった…
    うそでしょ

    87 = 1 :

    P(俺も、もう2回見てる……)

    P(Dさんも……か……)

    P(くそ……死にたくない……!)

    P(考えろ……響とやよいは助かって……何でDさんが死んだ……?)

    88 :

    ここまでが夢


    ここからも夢

    89 = 1 :

    P「やよい」

    やよい「ど、どうしたんですかプロデューサー。凄いクマですー……」

    P「響に、夢の話したんだろ?」

    やよい「あ、はい。しました」

    P「その前に、その話をどこかから聞かなかったか?」

    やよい「うーん……」

    やよい「あ、聞きましたー!」

    90 :

    猿夢といったら例のマイアミゾンビ事件 あれは…

    91 = 1 :

    やよい「確か、前に番組で共演した人が、すごく真剣な顔でー」

    やよい「とっても怖かったので憶えてますー」

    P「そうか……。その話、響以外に話したか?」

    やよい「いいえ……どうせ誰も信じてくれないと思って……誰にも……」

    92 = 86 :

    くそーー!!
    カーテンに隙間ができてやがる!!
    あーーーーーー、!、

    93 = 1 :

    P(決まったな……。この夢は感染するんだ……)

    P(そして、誰かに感染させれば助かる……)

    P(感染中は、何人に話しても、それだけ感染する可能性がある)

    P(響から感染した可能性があるのは、俺とDさん……)

    P(しかしDさんは響に関わった時間は短い……)

    P(もしかしたらDさんは俺から感染した可能性もある。それなら俺は助かる)

    P(Dさんが響から感染していたら、俺は助からない)

    P(くそ……誰かに話してしまえればいいが、身近な人を犠牲にするのは避けたい……)

    P「……」

    P「やるか……」

    94 = 49 :

    呪いのビデオ的な

    95 = 1 :

    P(Dさんとは、夢の核心については何も話していない。メールを送っただけだ)

    P(この夢は、文章にして他人に見せても感染するのかもしれない……確証は無いが……)

    P(今の俺はやるしかない……俺の中途半端な臆病さが憎い……)

    P「出来たか……」


    『これは、ある芸能プロデューサーが体験した実話です……』


    P「これを○chに……」

    96 = 81 :

    おいこらてめえ

    97 = 76 :

    ま、まさかこの>>1も……

    98 :

    こんな時間になんちゅうもんを……

    99 = 1 :

    ―某所 安アパート―

    『これは、ある芸能プロデューサーが体験した実話です……』

    「ほほう……見たことない怖い話だな……」

    「酷い文章だが……猿夢っぽいなこれ」

    「こんな過疎ってる所に貼っても誰も見ないっつーの」

    「どーれ、一つVIPの『怖いコピペ貼ってけ』スレにでも貼り付けるか」

    「おー、レスが付く付く」

    「へへへへへ」


    終わり

    100 = 55 :

    リングかよ


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