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    元スレ江ノ島「わたしは苗木の事が…だから…」

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    51 = 1 :

    苗木「はぁ…(やっぱり起きても状況は好転しないか)」

    苗木「食堂に行こう」

    ドアを開けて食堂に向かう。

    霧切「苗木君」

    苗木「うわっ!どうしたの霧切さん(横からいきなり声かけられるとビックリするな。やっぱり)」

    霧切「夜時間に話したい事があるんだけど何か予定はあるかしら?」

    苗木「え?えぇっと特にないかな?」

    霧切「そう。じゃあ夜時間にまた会いましょう。チャイムがなったら私の部屋をノックして」

    苗木「うん。覚えておくよ」

    霧切「話は以上よ。それじゃあ」

    53 = 3 :

    54 = 1 :

    舞園「おはようございます。苗木君」

    苗木「やぁ。おはよう舞園さん。何か顔色悪いけど、やっぱり寝てられないよね」

    舞園「はい…こうしているのが正しいのか不安でしょうがなくて」

    苗木「皆で協力すれば大丈夫だよ!きっと外に出れるさ!」

    モノクマ「ウププ…まだ、外に出たいなんて希望を持っちゃってるの…?滑稽だなあ」

    苗木「あ、お前…!」

    戦刃(江ノ島)「ナチュラルに登場してんじゃねぇよ!さっさと出てけ」

    朝比奈「っていうかチャイム付けてって言ったのに…」

    55 = 1 :

    モノクマ「いや、ね。そろそろ何か起こらないと物語としてそれは飽きちゃうんじゃないかとボクは思ってるんだよ」

    苗木「あっちいけよ!」

    モノクマ「物語で一番ダメなのはマンネリ化何だ。常に刺激を与えないとダメなんだ!逆に考えれば刺激さえ与えれば物語なんかめちゃくちゃでもいいって事だよな」

    葉隠「えーと、なんの話だべ…これ?」

    モノクマ「と、いうわけでお前達に『動機』を与える事に決めました!」

    舞園「ど、動機ってなんの為に…?」

    モノクマ「ウププ、分かってるくせに…ズバリ、コロシアイを起こす為の動機なのだー!あっ言っておくけどお前らに拒否権はないからね」

    モノクマ「それじゃパッパとマッハで体育館に集合してください!」

    57 = 1 :

    ――体育館――

    モノクマ「え?オマエラ何しにきたの……?」

    一同「は?????」

    モノクマ「なーんちゃって!ビックリした!?ビックラ越えてちょっと絶望しちゃった!?」

    霧切「手短に要件を言ってくれないかしら」

    モノクマ「はいはい…誰もボクと与太話なんかしたくないんだね。才能ある人物は常に嫌われるからね。しょうがないね…」

    モノクマ「はい、では気を取り直して!集まって貰ったのはほかでもありません。何とボクから動機を与えようという素晴らしいイベントを企画しましたー」

    苗木「………………」

    舞園「………………」

    59 = 34 :

    60 = 1 :

    モノクマ「ちなみに動機のきっかけのモノは視聴覚室にあるので向かってくださーい」

    葉隠「は?体育館に集まった意味はなんなんだべ!?」

    モノクマ「特にないよ…?ただ重大な発表っていったら体育館が基本じゃない?」

    「どこまでも人をなめころがしたヤローだなぁ!?」

    戦刃(江ノ島)「いいよ。そんな奴ほっとけ。それよりさっさとその動機って言うのを見に行くよ」

    苗木「あんまし気は進まないけど何か手がかりになるモノなら前に進む為には見るしかないんだね」

    戦刃(江ノ島)「そういう事。危険を恐れてちゃ前に何か進めないんだから。ちなみに実体験ね」

    苗木「(な、なんか江ノ島さんがいうと不思議と言葉に重みがあるんだよなぁ…)」

    61 = 45 :

    紫煙

    62 :

    ヘイヘイ舞園のビッチ化はまだかい
    支援

    63 = 44 :

    64 = 1 :

    そして、一足早く視聴覚室に着いた僕は動機となるDVDを見て驚愕した。

    「何だよこれ……」
    僕の家が、家族が―――――

    「なんなんだよこれ!!!!」

    掠れた声はいつの間にか絶叫になり怒号になっていた。

    「(帰らなきゃ………今すぐ帰らなきゃ!!)」

    ボクはどこに行くのかも自分でも分からないまま視聴覚室を飛び出した。

    走って走って走って、色んなところにぶつかって最終的にたどり着いたのは最初にいた教室だった。

    苗木「………何でここに来たんだろ……ああ、そうか…」

    僕は全てが創まったここに戻ってきて全てをやり直したかったんだ。夢なら醒めて欲しい。甘い願いを胸に秘めて

    だけど奇跡なんか起こらない。これは現実なんだ。何も変わりやしない

    戦刃(江ノ島)「苗木…」

    66 = 1 :

    苗木「え、のしまさん…」

    僕は慌てて涙を拭き振り向く。そこには哀れみと憤りの表情を浮かべた江ノ島さんがいた。

    戦刃(江ノ島)「奇跡なんて…起こらないよ…」

    苗木「…え……?」

    戦刃(江ノ島)「奇跡は…自分自身で起こすモノ…待ってたって何も変わらない…」

    苗木「江ノ島さん?」

    何かいつもの江ノ島さんとは違う。いつもの彼女が『剛』だとするなら今の彼女は『柔』だ。まるでこういう状況でどうしたらいいのか自分でも分かっていない。
    そんな雰囲気を感じ取った。

    戦刃「悲しむ暇があるなら戦わなくちゃ…絶望と……正面から戦わなくちゃ…逃げないで…」

    苗木「でも江ノ島さん…僕はもうどうしたらいいのか分からなくて」

    頭の中で色んな物がぐるぐる回って何からどうしたらいいのか分からない。

    68 = 1 :

    戦刃「私にだって分からないよ…自分の為に動いた事なんてあたしはないから…」

    戦刃「でも…苗木君ならそれが出来るはず…自分自身を理解して人の為に奇跡を起こせるはず…だって……」

    戦刃「(記憶を失う前の苗木君がそうだったから。私の……)」

    苗木「ごめん。江ノ島さん…気を使わせちゃったよね…」

    戦刃(江ノ島)「はあ?別に気なんか使ってないし!ウジウジしてるあんたにイラッとしただけ」

    苗木「(え?また変わった?)」

    でも何となく分かってきたかも知れない。少なくとも一つだけ確信した。

    苗木「ねぇ、江ノ島さん。決意表明って事で聞いてくれるかな…?」

    戦刃(江ノ島)「んー?手短に頼むね」

    苗木「僕は江ノ島さんが好きだよ」

    69 = 45 :

    えっ?

    71 = 3 :

    ほう

    72 :

    うお!

    73 :

    クラスメートで写真に写る時
    苗木と一緒に写る時より苗木が撮る時に気合い入れちゃうむくろちゃんマジ残姉かわいい

    74 = 1 :

    江ノ島「どうやら皆さんやっと事態の深刻さを理解したみたいですね…それもこれもわたしの動機のおかげですよね…」

    戦刃「うん…そ、そうだね…全部、じゅ、盾子ちゃんの作戦通りに、す、すんでるんじゃ、ないかな…?」

    江ノ島「あれれー?どうしたのお姉ちゃん?お顔が真っ赤だよー?熱でもあるー?」

    戦刃「だ、いじょうぶ…全然大丈夫だから心配しなくて大丈夫だよ」

    江ノ島「っつーか全部知ってから!遂に苗木にコクられちまったみてーだな!それですっかりノボセ上がってんのか!」

    戦刃「そ、そんなんじゃないの…私はただ」

    江ノ島「あーそうそう。お姉ちゃん今日はここにいていいよ。夜時間はあたしが寄宿舎に行くから」

    戦刃「え?」

    江ノ島「残姉が私様の影武者を上手く演じられているかの最終確認じゃ…何も問題なければ残姉の役目も終わりを向かえるのじゃ」

    戦刃「もう、そんな段階なんだ…」

    江ノ島「何か不満がおありか?」

    戦刃「ないよ…ううん…何も…ないよ……」

    75 = 3 :

    シエンヌ

    76 = 72 :

    つまりヒロインは江ノ島…

    79 = 3 :

    ホイ

    80 = 1 :

    苗木「そろそろ霧切さんとの予定の時間かな。行ってみよう」

    ピンポーーン

    苗木「ん?霧切さんかな?迎えにきてくれたとかかな?」

    江ノ島「キチャッタ………」

    苗木「え、え、えととりあえず入る…?」

    正直物凄く気まずい。決意表明なんて偉そうな事言ったけど今までずっと悶えていたのは内緒にしておこう。

    江ノ島「苗木ィ、キチャッタヨオ!キチャッタんだよお!」

    苗木「き、来たのは分かったから落ち着いてよ!」

    江ノ島「責任取ってくれる………?」

    苗木「いや、いきなりそんなところまで…って……あれ?」

    なんだこの違和感。
    苗木「江ノ島さん…?」
    江ノ島「苗木…」

    苗木「いや何で近づいて来ちゃってるの!?」

    やっぱりおかしい。なんだろうこの違和感。今までの江ノ島さんが狼の皮を被った犬だとしたら今の江ノ島さんは犬の皮を被った狼の様な雰囲気を感じる
    でも江ノ島さんは江ノ島さんだ…間違いないはず…
    江ノ島「苗木の告白の返事にきたんだけどめんどくさいからもうCまでいっちゃおうよ」

    81 :

    今までのほうが狼だな

    82 = 44 :

    化け物の皮を被った人間が残姉
    人間の皮を被った化け物が江ノ島さんだな

    83 = 1 :

    苗木「うわっ!」

    江ノ島「(苗木とこうした後に後に絶望を与えれば更にその絶望は大きくなる!ウッヒャー!最高じゃん)」

    苗木「だめだよ江ノ島さん」

    江ノ島「は?何で?だって苗木はあたしの事が好きなんじゃないの?」

    苗木「うん。僕は江ノ島さんが好きだよ………でも今の江ノ島さんは何か……怖いんだ……」

    江ノ島「こ、こわい…?」

    苗木「僕の知ってる江ノ島ならこんな感じじゃなくてもっと守ってあげたくなる感じなんだよ…ごめん。何言ってるか分からないだろうけど」

    江ノ島「へー。そっか。じゃああたしは邪魔者って訳だ」

    苗木「そ、そういう訳じゃないんだ」

    江ノ島「いいのいいの!あたしはもう戻るから苗木ももう休んじゃって」

    苗木「江ノ島さん…(怒らせちゃったかな…ちょっと失礼だったかも知れない…)」

    84 = 1 :

    苗木「………あっ…そうだ。霧切さんとの時間だ。行かないと」

    部屋を出て隣の部屋をノックすると霧切さんがヒョッコリ顔を出した。

    霧切「もう苗木君も疲れてるだろうから手短に言うわ」

    苗木「うん。今日はちょっと色々あったから疲れちゃったよ」
    もしかしたら察してくれたのかな?

    霧切「明日、舞園さんと話しをしてあげて」
    苗木「え?」
    霧切「彼女、多分危ないわ。昨日も行動が少しおかしかったの」
    霧切「苗木君は彼女と同じ中学だったんでしょ?私が聞いてもいいんだけど比較的知ってる人の方が悩みを打ち明けやすいと思うから」

    苗木「あれ?同じ中学って霧切さんに教えたっけ?」

    霧切「どうでもいいでしょ…とにかく明日なるべく早く聞いてあげて…手遅れにならないうちにね」

    手遅れ…そう聞いた瞬間背筋がゾッとした。つまり霧切さんは舞園さんが近いうちに起こすとにらんでいるんだ
    コロシアイを

    85 = 3 :

    むう

    87 = 3 :

    88 = 1 :

    江ノ島「あー久しぶりに来たなこの感覚…」

    江ノ島「でも絶望とは違う…何?この感じウザイ!」
    江ノ島「苗木、明日あんたに絶望を見せてあげるよ…」

    苗木「ここで起きるのにも慣れてきちゃった気がする。いや本当はダメなんだけど」

    モノクマ「おはよーございます!苗木君」

    苗木「うわああああああああああああああああああああ!!」

    モノクマ「ウププ…相変わらずのリアクションだね苗木君…じゃあ寝起きついでに体育館に集合ね」

    苗木「は?何でだよ?」

    モノクマ「いいからいいから!最近の子供はすぐに理由を聞くから困るんだよな~」

    モノクマ「遅刻したらお尻ペンペンだからねっ!僕の鋼鉄の爪でだけど」

    苗木「ったく何なんだよあいつ………行く前に江ノ島さんに謝らなくちゃな」

    ドアを出るとちょうど江ノ島さんと出くわした

    苗木「江ノ島さん昨日は変な事を言ってごめん…僕も精神的に参っちゃってておかしな事を口走っちゃったね」

    戦刃「へ……?あ、ああ別にそんなの気にしてないよ!ってか早く行かない?とまたあのタヌキに何されるか分かったもんじゃないしさ」

    苗木「何も起こらなければいいけど……」

    戦刃「(もしかしたら…側にいれるのは今日が最後かも…)」

    89 = 3 :

    91 :

    さくらちゃんの出番まだ?

    92 = 34 :

    ほっしゅっしゅ

    94 :

    苗木トークンかと思った

    96 :

    97 = 3 :

    98 = 1 :

    モノクマ「良く集まってくれたねーオマエラ!ボクは凄く感心しています!」

    モノクマ「ただしそれと同時に酷く失望をしていますよ…!」

    朝比奈「ど、どーしてあたし達が失望されなきゃなんないのよっ!」

    不二咲「ふえぇ…ボ、ボク達っていつの間にかルールを破ったりとかしたのかなあ…?」

    石丸「そんな訳がない!もししていたら体罰を与えられる筈だからな!」

    モノクマ「ルールは守ってるよ。ただ純粋にルールを守っちゃってるからボクとしてはガッカリなんだよね…ショボーン」

    腐川「い、意味が分からないわね…滝から落ちて死ねばいいのに」

    モノクマ「せっかく動機を与えたっていうのにだーれも犯行に及ばないなんてちょっと予想外だよ……」

    99 = 3 :

    100 = 3 :


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