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    元スレほむら「わたしの親友はおバカさん」

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    タグ : - ほのぼの + - メガほむ + - 暁美ほむら + - 美樹さやか + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 鹿目まどか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    『―ちゃん』

    『わたし達は友だちだよ』

    『…うん……!』

    『ずっと』

    『ずっとね』

    パタン

    ほむら「この本の最後のシーン好きだな…」

    ほむら「ずっと…お友だち…」

    ほむら「…この主役の子が羨ましいな」

    ほむら「わたしも…お友だちが欲しいな」

    ほむら「……でも、わたしは…」

    2 :

    まどほむよろ

    3 = 1 :

    ○月×日

    今日も何時もと何も変わらない1日でした。

    見滝原に引っ越しても何も変わりません・・・

    わたしはひとりぼっち・・・なのかな?

    転校しても・・・ずっと・・・

    明日は良いことがあるといいな。
    でも・・・そんなことないよね?

    ほむら

    4 :

    おじいさん、もう放送終わって一年も経つんですよ

    5 = 1 :

    ほむら「昨日の日記…」

    ほむら「東京から引っ越してきたのに…何も変わらない毎日…」

    ほむら「…ずっと病院で過ごす毎日……」

    ほむら「お母さんもお父さんも忙しくて、あんまりお見舞いに来られないし…」

    ほむら「わたしにお友だちなんて…」

    ほむら「…寂しいな」

    ほむら「わたしは…もうずっと、ひとりぼっち……」

    ほむら「こっちにはお友だちもいないんだよ?」

    ほむら「先生や看護師さんしかお話聞いてくれる人いないし…」

    ほむら「……うぅっ」

    6 :

    ほむほむ…

    8 = 1 :

    ガララッ

    「きょーすけっ♪」

    ほむら「えっ?」

    「やっほー!元気してた?」

    「…ってあれ?」

    ほむら「あ、あの…」

    「あわわっ!間違えたっ?」

    ほむら「ど…どちら様…でしょうか?」

    ほむら「ここは、その…わたしの病室ですけど…」

    10 = 1 :

    「あー…えっと……」

    「ごめんなさいっ!間違えましたっ!」ペコッ

    ほむら「あ、はい…」

    「あはは…ごめんね?うるさいよね?」

    ほむら「えと…」

    「あたしってほんとバカ!」

    ほむら「……あの…」

    「ってことで、邪魔しちゃってごめんね!」

    「んじゃお大事にー!」タタッ

    ほむら「あっ…」

    11 :

    さやかちゃん!

    12 :


    ほほう
    続けて

    13 = 1 :

    ほむら「……」ポカーン

    ほむら「…げ、元気な女の子だったな……」

    ほむら「はぁ…」

    ほむら「わたしも…あんな風になれたらな…」

    ほむら「…そしたら…お友だちも…できるのかな?」

    ほむら「…でも、わたしなんて……」

    ほむら「無理だよね…?」

    ほむら「……はぁ」

    14 = 7 :

    ほむぅ…

    15 = 1 :

    ―――

    ほむら「………」

    ほむら「退屈…かな」

    ほむら「…お散歩しようかな」

    ほむら「はぁ…」テクテク

    屋上

    ほむら「見滝原…やっぱり東京とはちょっと違うのかな」

    ほむら「でも、お空は同じなんだよね」

    ほむら「何も変わらない…何時ものお空」

    ほむら「そして、わたしも…」

    16 :

    ほむほむ…

    17 = 1 :

    「あれー?迷っちゃったぁ…」

    ほむら「あっ…」

    「あーっ!さっきのぉ!」

    ほむら「ぁ…その…」

    「えへへっ!こんにちは!」

    ほむら「……こ、こんにちは…」

    「ねっ!もしよかったら…なんだけどさ」

    ほむら「は、はい…?」

    「道教えてくんない?道に迷っちゃってさー…あはは」

    18 = 11 :

    ほむぅ…

    19 :

    さやさや

    20 :

    ほむらちゃん!

    21 = 1 :

    ほむら「…え?」

    「いやさぁ、幼馴染みが入院したからお見舞いに来たんだけど」

    「この病室って結構おっきいじゃん?」

    ほむら「ま、まぁ…」

    「んでね?さっきから探してるんだけど見つからないんだよねぇ…」

    「そしたら屋上まで来ちゃってさ、ほんと広すぎるー!っての」

    ほむら「あ、あはは…」

    ほむら(いくらなんでも方向音痴すぎるような…)

    22 = 20 :

    ほむらちゃん!

    23 = 1 :

    「むむっ!さては今、心の中であたしをバカにしたなぁー?」

    ほむら「えっ?い、いやっ!そ、そんなことは…」

    「なーんてね!うそだよ、うそっ!」

    ほむら「…は、はぁ」

    「でさ、よかったら道教えてくれないかな?」

    ほむら「えっと…いい、ですよ」

    「ほんと?ありがとう!助かるー」

    ほむら「…えと、その…こっち…です」

    「うん!」

    25 :

    病院ごと間違うなんてさやかはバカだなぁ

    26 = 1 :

    ―――

    さやか「やっぱ広いわぁ」テクテク

    ほむら「そ、そうですね…」テクテク

    ほむら(何だか緊張するなぁ…)

    「いやー、ほんとごめんね?迷惑かけてさ」

    ほむら「あ、いえ…そんな…」

    「助かるよ、ほんとにありがとう」

    ほむら「……」

    ほむら(ちょっと…嬉しいな)

    ほむら(こんなわたしでも、少しは誰かの役に立てるんだね)

    27 = 20 :

    ほむらちゃん!

    28 = 1 :

    「ね、あんたは何時からここに入院してるの?」

    ほむら「…最近、です」

    「そっかぁー、怪我?」

    ほむら「あ、あの…わたし、体が弱くて……」

    「…そっか、お大事にね」

    ほむら「…ありがとう…ございます」

    「あっ、そうだ!歳はいくつ?中学生?」

    ほむら「え?あ、その…今年で、14…です」

    「えっ?ほんと?じゃあ中2?」

    ほむら「一応…」

    29 :

    ほほう

    30 = 20 :

    ほむらちゃん!

    31 = 1 :

    「おぉっ!なら同い年じゃん!」

    ほむら「え?そうなんですか?」

    「うんうん!あたしも14だよ!」

    ほむら「そう…ですか」

    ほむら(同い年でも全然違うんだな…)

    「ねえねえ!もしかして見滝原中だったりする?」

    ほむら「…いえ、今はまだ違います」

    「そっか…残念だな…」

    「って、ん?今は?」

    32 = 11 :

    さやかちゃん!

    33 = 1 :

    ほむら「その…今度…退院できたら、転校…するんです」

    「見滝原中に?」

    ほむら「…はい」

    「ほんと?やったー!」

    ほむら「?」

    「あたしも見滝原中なんだ!しかも同い年じゃん?」

    ほむら「ま、まぁ…」

    「だからさ!ひょっとしたら、うちのクラスに転校してくるかもしれないじゃん!」

    ほむら「…!」

    「転校してきたらさ、その時はよろしくね!」

    34 = 11 :

    さやさやほむほむ

    35 = 20 :

    やったーほむらちゃん!

    36 = 1 :

    ほむら「…は、はい…!」

    「えへへ」ニッ

    ほむら「…」クスッ

    ほむら(ちょっと…楽しそう…)

    「あっ、今から行く幼馴染みも見滝原中だよ?」

    「ノートとか見せてあげるんだ、あたしは幼馴染み思いの女の子です!」

    「なんてねー」

    ほむら「あっ…」

    ほむら(ノートに名前が書いてある)

    ほむら(えっと…)

    ほむら(鹿目まどか)

    38 = 11 :

    どういうことだおい!

    39 = 20 :

    ほむらちゃ~ん

    40 = 1 :

    ほむら(この子は鹿目さんなんだね)

    「ん?」

    ほむら「あっ、その…名前が…気になって…」

    「あっ、自己紹介してなかったね」

    ほむら「しかめさん…ですか?」

    「へっ?」

    ほむら「あ、いや…だって…」

    「あははっ!しかめじゃなくて、かなめよかなめ!」

    ほむら「えっ?あ…ごめんなさい…」

    41 :

    まぁ、さやかちゃんが自分でノートとってるわけないよね

    42 = 1 :

    「よく間違えられてるし、気にしなくていいと思うよ?」

    ほむら「うぅ…」

    「でも、なんでその名前を?」

    ほむら「ノートに名前が…」

    「んん?…あぁーっ!」

    ほむら「?」

    「なんでまどかのノートがあんの?」ガサゴソ

    「って…これ、まどかのカバンじゃん…」

    「なんで?間違えたのかなぁ?」

    「あっ!借りたときにそのままカバンを…やっば…」

    43 = 1 :

    ほむら「その…鹿目さん?」

    「あたしはまどかじゃないよ?まどかはあたしの友だち」

    ほむら「えっ?」

    さやか「あたしの名前はさやか!」

    さやか「美樹さやか!」

    ほむら「美樹…さん…」

    さやか「うん!あんたは?」

    ほむら「えっ?」

    さやか「あんたの名前」

    ほむら「あっ…えと、その…わ、わたしは…」

    ほむら「暁美…ほむら…です」

    44 = 29 :

    ちゃんと言えた

    45 = 11 :

    ほむほむちゃん

    46 = 1 :

    さやか「へぇー!ほむらって言うんだ?珍しい名前だね」

    ほむら「…」

    ほむら(変な名前だもん…)

    さやか「いいね、カッコいい名前じゃん!」

    ほむら「えっ?」

    さやか「よろしくね!ほーむらっ!」

    ほむら「…!」

    さやか「ほら、手」スッ

    ほむら「?」

    さやか「あくしゅ!」

    ほむら「あっ…」

    さやか「よろしくね!」

    ほむら「よ、よろしくお願い…します…!」スッ

    さやか「うんっ!」ニコッ

    ほむら「…えへ」

    47 :

    暁美フォーミュラーちゃん

    49 = 20 :

    ほむらちゃん

    50 = 1 :

    ―――

    ○月△日

    今日は良いことがありました!

    明るくて、元気な女の子とお話できたの。

    その子の名前は美樹さやか。

    カバンどころか、病院を間違えるくらいのおっちょこちょいさんです。

    ちょっとだけ、おバカさんかも・・・なんてね。

    そして、初めて名前を誉められました!

    嬉しい。

    もしかしたら、お友だちになれるかも!

    転校するのが楽しみになりました。

    また美樹さんに会いたいなぁ。

    ほむら


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