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元スレ穏乃「一〇年前にタイムスリップしてしまった……」
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望「やっぱり昨夜なにかあったの?」
穏乃「な、なんでそう思うの?」
望「だって、部活が始まったら急に表情が固くなったし」
穏乃(うぅ……。望さん、この頃から人の気持ちに敏感だなぁ)
穏乃(昔憧とケンカした時も、なにも言ってないのに望さんがいち早く察知してくれて、アドバイスしてくれたし)
望「ねえ、どうなの?」
穏乃「本当になんでもないよ」
望「そう? ならいいんだけど、悩みがあったら言ってね? 微力ながら力になるわよ?」
穏乃「なにかあったら相談する事にするよ。ありがとう」
穏乃(……なんだか、こういうのもいいなぁ)
穏乃「な、なんでそう思うの?」
望「だって、部活が始まったら急に表情が固くなったし」
穏乃(うぅ……。望さん、この頃から人の気持ちに敏感だなぁ)
穏乃(昔憧とケンカした時も、なにも言ってないのに望さんがいち早く察知してくれて、アドバイスしてくれたし)
望「ねえ、どうなの?」
穏乃「本当になんでもないよ」
望「そう? ならいいんだけど、悩みがあったら言ってね? 微力ながら力になるわよ?」
穏乃「なにかあったら相談する事にするよ。ありがとう」
穏乃(……なんだか、こういうのもいいなぁ)
現代に戻るための過程はもちろん郁穏もしっかりある
この>>1できる
この>>1できる
~帰路~
郁乃「穏乃ちゃ~ん、今日の部活はどうやった~?」
穏乃「昨日と特に違いはありませんでしたけど……って、赤阪さんもいたじゃないですか」
郁乃「そうやのうて~、麻雀の方や~」
穏乃「麻雀、ですか?」
郁乃「昨日と打ち方変わったんやない~」
穏乃「う……。さすがに鋭いですね」
郁乃「これでもアンタの師匠やからね~。それで、どうやった~?」
穏乃「……ひよっていつも通りの打ち方ができませんでした」
郁乃「さよか~。やっぱり穏乃ちゃんは私の見込み通りの子やね~」
郁乃「穏乃ちゃ~ん、今日の部活はどうやった~?」
穏乃「昨日と特に違いはありませんでしたけど……って、赤阪さんもいたじゃないですか」
郁乃「そうやのうて~、麻雀の方や~」
穏乃「麻雀、ですか?」
郁乃「昨日と打ち方変わったんやない~」
穏乃「う……。さすがに鋭いですね」
郁乃「これでもアンタの師匠やからね~。それで、どうやった~?」
穏乃「……ひよっていつも通りの打ち方ができませんでした」
郁乃「さよか~。やっぱり穏乃ちゃんは私の見込み通りの子やね~」
穏乃「……バカにしてるんですか?」
郁乃「そんな事ないよ~。普通の子はね、昨夜みたいな打ち方されたら牌すら触りたくなくなるんよ~」
穏乃「昨日言っていた『耐えられない』って、そういう意味だったんですか……」
郁乃「せやで~。でも、穏乃ちゃんは大丈夫みたいやし、問題あらへんな~」
穏乃「あの修行を続けるって事ですか?」
郁乃「その通りやで~。その内成果が出てくると思うしな~」
穏乃「まあ、私に選択肢はないワケですが……」
郁乃「私を信じてや~」
穏乃「その一言で信頼しきれなくなりました」
郁乃「なんで!?」
郁乃「そんな事ないよ~。普通の子はね、昨夜みたいな打ち方されたら牌すら触りたくなくなるんよ~」
穏乃「昨日言っていた『耐えられない』って、そういう意味だったんですか……」
郁乃「せやで~。でも、穏乃ちゃんは大丈夫みたいやし、問題あらへんな~」
穏乃「あの修行を続けるって事ですか?」
郁乃「その通りやで~。その内成果が出てくると思うしな~」
穏乃「まあ、私に選択肢はないワケですが……」
郁乃「私を信じてや~」
穏乃「その一言で信頼しきれなくなりました」
郁乃「なんで!?」
~一週間後 麻雀部~
穏乃「ロン」
望「あちゃ~、また和にやられちゃったか~」
晴絵「最近調子がいいな、和」
晴絵「突っ張ってるのになかなか振り込まないし、降りる時はキレイに降りるし」
望「なんか吹っ切れたって感じよね~」
穏乃「まあね」
穏乃(ようやく修行の成果が出て来たってとこかな)
望「ねえ、なにか秘訣でもあるの?」
穏乃「なにもないよ。でも、強いて言うなら努力かな」
晴絵「は! 言うようになったじゃないか!」
穏乃「お陰様で、ね」
穏乃「ロン」
望「あちゃ~、また和にやられちゃったか~」
晴絵「最近調子がいいな、和」
晴絵「突っ張ってるのになかなか振り込まないし、降りる時はキレイに降りるし」
望「なんか吹っ切れたって感じよね~」
穏乃「まあね」
穏乃(ようやく修行の成果が出て来たってとこかな)
望「ねえ、なにか秘訣でもあるの?」
穏乃「なにもないよ。でも、強いて言うなら努力かな」
晴絵「は! 言うようになったじゃないか!」
穏乃「お陰様で、ね」
~帰路~
郁乃「穏乃ちゃん、最近調子ええらしいな~」
穏乃「ええ、まあ。修行の成果ですかね」
郁乃「なにか判ってきたんか~?」
穏乃「少し……牌の声が聞こえるようになりました」
郁乃「お~、穏乃ちゃんは私の見込み以上かも知れんね~。もう牌の声が判るようになったか~」
穏乃「まだノイズってレベルですし、赤阪さん相手だとまるで聞こえなくなっちゃいますけど」
郁乃「十分や~。続けていればもっとよく聞こえるようになるハズやで~」
穏乃「それでも赤阪さんに勝てる気がしませんよ」
郁乃「師匠に勝とうなんて一〇年早いで~」
郁乃「穏乃ちゃん、最近調子ええらしいな~」
穏乃「ええ、まあ。修行の成果ですかね」
郁乃「なにか判ってきたんか~?」
穏乃「少し……牌の声が聞こえるようになりました」
郁乃「お~、穏乃ちゃんは私の見込み以上かも知れんね~。もう牌の声が判るようになったか~」
穏乃「まだノイズってレベルですし、赤阪さん相手だとまるで聞こえなくなっちゃいますけど」
郁乃「十分や~。続けていればもっとよく聞こえるようになるハズやで~」
穏乃「それでも赤阪さんに勝てる気がしませんよ」
郁乃「師匠に勝とうなんて一〇年早いで~」
>>161
※普通の精神では耐えられません
※普通の精神では耐えられません
~二ヶ月後 地区大会~
晴絵「つ、ついにこの日が来たな……」
望「晴絵、もしかして緊張してるの?」
晴絵「わ、私だって緊張ぐらいするさ。そういう望はどうなんだよ」
望「……実はガクガクです」
穏乃「ふふ」
晴絵「な、なに笑ってるんだよ、和」
穏乃「緊張してる二人、かわいいなぁ~って思っただけだよ」
望「なによー、和は緊張してないって言うの?」
穏乃「二人よりは、ね」
晴絵「和のクセに~!」
穏乃「悔しかったら緊張を解す事だね」
晴絵「わ、判ってるよ」
晴絵「つ、ついにこの日が来たな……」
望「晴絵、もしかして緊張してるの?」
晴絵「わ、私だって緊張ぐらいするさ。そういう望はどうなんだよ」
望「……実はガクガクです」
穏乃「ふふ」
晴絵「な、なに笑ってるんだよ、和」
穏乃「緊張してる二人、かわいいなぁ~って思っただけだよ」
望「なによー、和は緊張してないって言うの?」
穏乃「二人よりは、ね」
晴絵「和のクセに~!」
穏乃「悔しかったら緊張を解す事だね」
晴絵「わ、判ってるよ」
>>161
衣にボッコボコにされてももっとやりたいって言える位のタフネスさが必要なんだろ
衣にボッコボコにされてももっとやりたいって言える位のタフネスさが必要なんだろ
~トーナメント発表~
晴絵「一回戦からいきなり晩成と……」
穏乃「関係ないよ。勝ち続ければいつかは当たるんだから。それが少し早まっただけ」
望「そうだけど……」
郁乃「和ちゃんの言う通りやで~」
晴絵「先生……」
郁乃「大丈夫や。今のアンタらなら晩成にだって勝てる」
望「だけど、晩成はこの三〇年間一回もインハイ出場を逃してないんですよ? そんな強豪校に……」
穏乃「だったら、私たちがその『一回』をつくればいいんだよ」
晴絵「……そう、だよね。うん、そうだ!」
望「晴絵?」
晴絵「燃えてきたッ!」
望「単純だなぁ」
郁乃「うんうん。それでこそやで~」
晴絵「一回戦からいきなり晩成と……」
穏乃「関係ないよ。勝ち続ければいつかは当たるんだから。それが少し早まっただけ」
望「そうだけど……」
郁乃「和ちゃんの言う通りやで~」
晴絵「先生……」
郁乃「大丈夫や。今のアンタらなら晩成にだって勝てる」
望「だけど、晩成はこの三〇年間一回もインハイ出場を逃してないんですよ? そんな強豪校に……」
穏乃「だったら、私たちがその『一回』をつくればいいんだよ」
晴絵「……そう、だよね。うん、そうだ!」
望「晴絵?」
晴絵「燃えてきたッ!」
望「単純だなぁ」
郁乃「うんうん。それでこそやで~」
阿知賀のオーダー
先鋒:赤土晴絵
次鋒:モブ①
中堅:新子望
副将:モブ②
大将:原村和(高鴨穏乃)
~地区予選 一回戦 先鋒戦~
晩成先鋒「キングの闘牌はエンターテイメントなければならない! リーチ!」
晴絵「ロン!」
晩成先鋒「待って!!」
~地区予選 一回戦 中堅戦~
望「ポン!」
晩成中堅「三副露晒して満貫まであるじゃねえか! インチキ麻雀もいい加減にしやがれ!」
望「ツモ!」
~地区大会 一回戦 大将戦~
穏乃「ロン!」
晩成大将「こちらの待ちをキレイに躱して七対子? おい、普通の麻雀しろよ」
先鋒:赤土晴絵
次鋒:モブ①
中堅:新子望
副将:モブ②
大将:原村和(高鴨穏乃)
~地区予選 一回戦 先鋒戦~
晩成先鋒「キングの闘牌はエンターテイメントなければならない! リーチ!」
晴絵「ロン!」
晩成先鋒「待って!!」
~地区予選 一回戦 中堅戦~
望「ポン!」
晩成中堅「三副露晒して満貫まであるじゃねえか! インチキ麻雀もいい加減にしやがれ!」
望「ツモ!」
~地区大会 一回戦 大将戦~
穏乃「ロン!」
晩成大将「こちらの待ちをキレイに躱して七対子? おい、普通の麻雀しろよ」
晴絵&望「一回戦突破!」
穏乃「やったね」
郁乃「なんや~、一番意欲のあった和ちゃんが一番反応が薄いな~」
穏乃「喜んではいますよ。でもインハイ決勝までの道のりは遠い。まだまだ気を抜けませんからね」
郁乃「和ちゃんは真面目さんやね~」
穏乃「浮かれて勝てるのなら、いくらでも浮かれますよ」
晴絵&望「……ゴメンナサイ」
穏乃「あ、いや、喜ぶ事がいけないって事じゃないよ?」
郁乃「真面目さんは空気が読めなくていかんな~」
穏乃「う……。と、兎に角勝てばいいんですよ!」
郁乃「そういう言い方もどうかと思うけどな~」
穏乃「うぅ……」
穏乃「やったね」
郁乃「なんや~、一番意欲のあった和ちゃんが一番反応が薄いな~」
穏乃「喜んではいますよ。でもインハイ決勝までの道のりは遠い。まだまだ気を抜けませんからね」
郁乃「和ちゃんは真面目さんやね~」
穏乃「浮かれて勝てるのなら、いくらでも浮かれますよ」
晴絵&望「……ゴメンナサイ」
穏乃「あ、いや、喜ぶ事がいけないって事じゃないよ?」
郁乃「真面目さんは空気が読めなくていかんな~」
穏乃「う……。と、兎に角勝てばいいんですよ!」
郁乃「そういう言い方もどうかと思うけどな~」
穏乃「うぅ……」
~以下キンクリ 地区大会終了~
晴絵&望「優勝したぞー!!」
穏乃「インハイ出場だね」
郁乃「やっぱりあんまり喜んでないな~」
穏乃「喜んでますって。ただ、緊張が解けて安堵してるだけです」
郁乃「さよか~?」
穏乃「それよりも祝賀会の話を」
郁乃「あ~、そやったね~」
晴絵「祝賀会あるんですか!?」
郁乃「当たり前や~ん。みんな、このあと時間あるよな~」
望「ありますけど、一応両親に連絡を入れとかないと……」
郁乃「それならもうしておいたで~。というかみんなに拒否権はないで~」
望「さすがというか、横暴というか……」
晴絵「それで、どこでやるんですか?」
郁乃「松実館やで~」
晴絵&望「優勝したぞー!!」
穏乃「インハイ出場だね」
郁乃「やっぱりあんまり喜んでないな~」
穏乃「喜んでますって。ただ、緊張が解けて安堵してるだけです」
郁乃「さよか~?」
穏乃「それよりも祝賀会の話を」
郁乃「あ~、そやったね~」
晴絵「祝賀会あるんですか!?」
郁乃「当たり前や~ん。みんな、このあと時間あるよな~」
望「ありますけど、一応両親に連絡を入れとかないと……」
郁乃「それならもうしておいたで~。というかみんなに拒否権はないで~」
望「さすがというか、横暴というか……」
晴絵「それで、どこでやるんですか?」
郁乃「松実館やで~」
~松実館~
郁乃「お邪魔します~」
松実母「いらっしゃいませ……ううん、お帰りなさい、かしら」
穏乃「宣言通り、インハイの出場権を持って帰って来ましたよ」
松実母「テレビで見てたわ。さすがね、穏乃ちゃん」
望「穏乃?」
穏乃「み、みんなの前では『和』って呼んでくださいって言ったでしょう!」ヒソヒソ
松実母「あ、そうだったわね、和ちゃん」
望「ねえ、今聞き覚えのある名前が聞こえたんだけど」
穏乃「き、気のせいじゃない?」
望「そういえば、最初に会った時も思ったけど、和って誰かに似てる気がするんだよね……」
望「具体的に言えばそう……穏乃に」
郁乃「お邪魔します~」
松実母「いらっしゃいませ……ううん、お帰りなさい、かしら」
穏乃「宣言通り、インハイの出場権を持って帰って来ましたよ」
松実母「テレビで見てたわ。さすがね、穏乃ちゃん」
望「穏乃?」
穏乃「み、みんなの前では『和』って呼んでくださいって言ったでしょう!」ヒソヒソ
松実母「あ、そうだったわね、和ちゃん」
望「ねえ、今聞き覚えのある名前が聞こえたんだけど」
穏乃「き、気のせいじゃない?」
望「そういえば、最初に会った時も思ったけど、和って誰かに似てる気がするんだよね……」
望「具体的に言えばそう……穏乃に」
穏乃(や、やっぱり望は鋭い……でも)
穏乃「穏乃って?」
望「前に話した事あるでしょう? 私の妹の友達」
穏乃「そうなんだ。それで、その子と私が似てるの?」
望「似てるって言っても、雰囲気、というか、感覚がっていうか……すごく曖昧な部分で、っていう話なんだけど」
穏乃「そういう人っているよね。ぱっと見の印象が他の人と被る人」
望「うん、まあね」
穏乃(こういう時はヘタに否定しないが吉)
郁乃「もうバラしてもいいんちゃうの~、穏乃ちゃん」
穏乃「な!?」
穏乃「穏乃って?」
望「前に話した事あるでしょう? 私の妹の友達」
穏乃「そうなんだ。それで、その子と私が似てるの?」
望「似てるって言っても、雰囲気、というか、感覚がっていうか……すごく曖昧な部分で、っていう話なんだけど」
穏乃「そういう人っているよね。ぱっと見の印象が他の人と被る人」
望「うん、まあね」
穏乃(こういう時はヘタに否定しないが吉)
郁乃「もうバラしてもいいんちゃうの~、穏乃ちゃん」
穏乃「な!?」
穏乃「な、なに言ってるんですか!?」
望「やっぱり穏乃、だよね」
郁乃「そうやで~。実はこの穏乃ちゃんは一〇年後の未来から来たんや~」
晴絵「へぇ~」
穏乃「……反応それだけ?」
望「先生は変な事は言うけど、決してウソは言わないからね。少なくともウソだとは思ってないよ」
望「それに、和……ううん、穏乃の言動も少しこの時代とはずれていたしね」
穏乃「でも、証拠もないのに……」
晴絵「お前のその反応が証拠みたいなものじゃないか」
穏乃「……」
晴絵「なあ、一つ訊いていいか?」
穏乃「なに……?」
晴絵「一〇年後では裸ジャージが流行ってるのか?」
穏乃「マイノリティだよ!」
望「やっぱり穏乃、だよね」
郁乃「そうやで~。実はこの穏乃ちゃんは一〇年後の未来から来たんや~」
晴絵「へぇ~」
穏乃「……反応それだけ?」
望「先生は変な事は言うけど、決してウソは言わないからね。少なくともウソだとは思ってないよ」
望「それに、和……ううん、穏乃の言動も少しこの時代とはずれていたしね」
穏乃「でも、証拠もないのに……」
晴絵「お前のその反応が証拠みたいなものじゃないか」
穏乃「……」
晴絵「なあ、一つ訊いていいか?」
穏乃「なに……?」
晴絵「一〇年後では裸ジャージが流行ってるのか?」
穏乃「マイノリティだよ!」
~状況説明~
晴絵「ふ~ん、だからインハイ出場を目指してたんだ」
穏乃「ゴメン……」
望「なんで謝るの?」
穏乃「……みんなに、ウソ吐いていたから」
晴絵「でも大切な人との約束は本当なんでしょう?」
穏乃「うん……」
望「なら、頑張らないとね」
穏乃「……ありがとう」
郁乃「うんうん。謝るぐらいなら感謝した方がえええで~」
穏乃「誰のせいでこうなったと思ってるんですか……」
郁乃「悪い事ばかりやなかったろ~?」
穏乃「それはそうですけど……。赤阪さんに言われるとどうも釈然としません」
晴絵「ふ~ん、だからインハイ出場を目指してたんだ」
穏乃「ゴメン……」
望「なんで謝るの?」
穏乃「……みんなに、ウソ吐いていたから」
晴絵「でも大切な人との約束は本当なんでしょう?」
穏乃「うん……」
望「なら、頑張らないとね」
穏乃「……ありがとう」
郁乃「うんうん。謝るぐらいなら感謝した方がえええで~」
穏乃「誰のせいでこうなったと思ってるんですか……」
郁乃「悪い事ばかりやなかったろ~?」
穏乃「それはそうですけど……。赤阪さんに言われるとどうも釈然としません」
~いろいろキンクリしてさらに二ヶ月後 インターハイ~
晴絵「……ついに来たね、インターハイ」
望「穏乃は二回目?」
穏乃「うん……」
郁乃「今回はどんな気持ち~?」
穏乃「……前回よりは緊張してない、ですかね」
郁乃「勝てそう~?」
穏乃「そればっかりは実際に対局してみないと……」
晴絵「なんだよ。『勝ちます』ぐらい言ってみろよ」
穏乃「……」
望「ひよってる?」
穏乃「……かもね。でも、私は勝たなくちゃいけないから……」
郁乃「『私たちは』やろ~?」
穏乃「……はい」
晴絵「……ついに来たね、インターハイ」
望「穏乃は二回目?」
穏乃「うん……」
郁乃「今回はどんな気持ち~?」
穏乃「……前回よりは緊張してない、ですかね」
郁乃「勝てそう~?」
穏乃「そればっかりは実際に対局してみないと……」
晴絵「なんだよ。『勝ちます』ぐらい言ってみろよ」
穏乃「……」
望「ひよってる?」
穏乃「……かもね。でも、私は勝たなくちゃいけないから……」
郁乃「『私たちは』やろ~?」
穏乃「……はい」
しずはアラサーと闘うことになるんだよな
負けられない戦いになるからまたここから10年前へタイムスリップするのか
負けられない戦いになるからまたここから10年前へタイムスリップするのか
あれ違ったっけ
レジェンドが大量失点して負けたからてっきり大将かと
レジェンドが大量失点して負けたからてっきり大将かと
~インターハイ 準決勝 先鋒戦~
晴絵(これが最強との呼び声高い土浦女子の先鋒……小鍛治健夜)
晴絵(気弱そうな顔をして、その実恐ろしい麻雀を打つ……)
晴絵(そういえば穏乃が言っていたな)
晴絵「……アラサーだって」ボソ
健夜「ティーンだよ!」トン
晴絵「あ、それロン」
健夜「へ?」
晴絵「跳満、12000」
健夜「……許さない」ゴゴゴゴゴ
晴絵「!?」ビクッ
晴絵(これが最強との呼び声高い土浦女子の先鋒……小鍛治健夜)
晴絵(気弱そうな顔をして、その実恐ろしい麻雀を打つ……)
晴絵(そういえば穏乃が言っていたな)
晴絵「……アラサーだって」ボソ
健夜「ティーンだよ!」トン
晴絵「あ、それロン」
健夜「へ?」
晴絵「跳満、12000」
健夜「……許さない」ゴゴゴゴゴ
晴絵「!?」ビクッ
~控え室~
穏乃「……伝説はこうやって作られたのか」
望「伝説って?」
穏乃「ああ!」
望「え?」
郁乃「未来ジョークやね~」
穏乃「……伝説はこうやって作られたのか」
望「伝説って?」
穏乃「ああ!」
望「え?」
郁乃「未来ジョークやね~」
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