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元スレ向日葵「櫻子を監禁しましたの」櫻子「は、はなせー」
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向日葵にとってあかりにしろちなつにしろ、
同級生なんて犬にすぎないと思っていた。
もし大事な櫻子をたぶらかすような真似をしたら
すぐ制裁を加えるつもりだった。
表面上はクラスメイトとしての清いお付き合い。
影では地獄のお仕置き。
これが向日葵の夢見た学園生活だった。
向日葵「げほっ…うーげほげほっ……ああっ……」
あかり「苦しそうだけど大丈夫? あかりねー、
おねえちゃんからも力があるねってよく褒められるんだー」
向日葵「こ……これくらい平気ですわっ……制裁はこれからですの……」
あかり「あちゃー。やっぱり反省してないか」
あかりの表情が一変する。
向日葵の結った髪を乱暴につかみ、
壁から壁へと引きずり始めた。
向日葵「ぎゃあああああああああ!!」
あかり「えっへへー。こうすると痛いでしょ?
たまにお姉ちゃんもやってあげてるんだー」
向日葵「うああああああ!! 髪がちぎれてしまいますの!!」
謎の怪力で向日葵を引っ張る。さらに引っ張る。
壁まで到達すると顔面から突き飛ばしてやり、
壁と強制的にキスさせる。
向日葵が鼻字を出しながら悶えているのに、また
髪を引っ張りながら反対側の壁へと引きずっていく。
あかり「あははははー。たまにはこういうのも面白いよね」
向日葵「ぎゃあああああ!! お鼻がつぶれてしまいますの!!」
>あかり「えっへへー。こうすると痛いでしょ?
たまにお姉ちゃんもやってあげてるんだー」
あかねさんェ……
たまにお姉ちゃんもやってあげてるんだー」
あかねさんェ……
あかりの口調がたまに崩壊してるけど
頭打った時の性格思い浮かべたら補完出来た
頭打った時の性格思い浮かべたら補完出来た
ドSな向日葵ちゃんが櫻子を監禁したのを見てあかりが注意するけど返り討ちにされるのかと思ってたのに…
壁から壁への地獄のゲームを五回ほど繰り返した後、
あかりは向日葵の顔を踏みつけながらこう訊いてきた。
あかり「あかりに屈服してくれたら許してあげるよ?」
向日葵「ふざけるな……ですの……」
あかり「意外とタフなんだね。
お姉ちゃんなら泣いて謝ってくるのに」
向日葵「赤座あかり……あなたは何者なんですの?」
あかり「あかりは普通の女の子だよ。娯楽部に所属していて
櫻子ちゃんと付き合ってるって設定なの」
向日葵「せ……設定ですって?」
あかり「うん。神様があかりと櫻子ちゃんを結び付けてくれたの。
だからこれは神の計画ってことだよね?」
向日葵「あなたは……私と櫻子の過去を知らないんですの。
私たちは子供の時から仲が良くていつも一緒にあそんで……」
あかり「あーごめんね。そういうの聞きたくないや」
赤髪の女神がキレた瞬間だった。
あかり「そうやって昔の話を持ち出す人って大っ嫌い。
過去なんてどうでもいいよね?
大切なのは櫻子ちゃんが誰を愛してるかってことでしょ?」
向日葵「ひぃっ……」
あかり「向日葵ちゃんみたいに理屈っぽい人って嫌いなの。
ちょうどいい機会だからあかりのオモチャにしてあげるね?」
赤い女神が拳を振り上げたところで、偶然何者かが通りかかった!!
京子「おーっす、あかりー。そんなとこで何やってんの?」
結衣「今日はどうして娯楽部来なかったんだよ。
ちなつちゃんも無断欠席だったし」
あかり「二人ともごめんね。
今日はクラスメイトの人と相撲する約束してたの」
京子「す……」
結衣「もう……だと?」
ここで京子が向日葵と一緒にあかりいじめる展開
つまり京子ちゃんもっと出してあげてください
つまり京子ちゃんもっと出してあげてください
相撲と言い張るには無理のある状況だった。
あかりは満面の笑みで向日葵の顔を足蹴にしている。
痛めつけられた向日葵は鼻血をハンカチで押さえながら
しくしく泣いている。
京子「その人、病院に連れてったほうがよくないか?」
あかり「大丈夫だよ。結構丈夫そうだし」
結衣「それ以上に学内で決闘とかどうなんだ?
先生にとかに見つかったら大変じゃないか」
あかり「平気だよー☆ 黙ってたらきっとばれないよ☆」
向日葵「せ、先輩方。赤座さんの言うとおりご心配なく。
どうか今日のことは忘れてくださいな。
赤座さんには相撲のお稽古に付き合ってもらっただけですので」
京子「ふーん。まあ相撲ならしゃーねーな」
結衣「私も相撲のことはよく分からないけど、
結構激しい格闘技なんだね」
あかりは京子と結衣を連れて帰ってしまった。
向日葵にはまるで興味のないふりを装いながら。
向日葵は蛇口をひねってハンカチを濡らし、汚れた顔をふいた。
鏡で見るたびに惚れ惚れするのほどの整った顔。
今日は血だらけで最低だった。
鼻から垂れた血が制服の上着部分にかかっていた。
向日葵(これはクリーニングの必要がありますわね)
乱れた髪の毛は結い直して元に戻した。
そして教室に残った櫻子の様子を見に行く。
櫻子「悪く思うなよ向日葵。
私はもうあかりちゃんのものになったんだ」
親友の首にはプラカードがさげられていた。
『櫻子ちゃんはあかりのものだよーん☆
手を出したらお仕置きだからね☆』
つまり向日葵よりあかりのほうが格上だってわかって
調子乗ってあかりのほうについてそのあかりをさらに
だれかが監禁するってことかい!?!?!?
調子乗ってあかりのほうについてそのあかりをさらに
だれかが監禁するってことかい!?!?!?
向日葵「そんな……これはきっと夢ですわ」
櫻子「私はあかりちゃんが大好きなんだ。
これからもあかりちゃんだけを信じて生きていくよ」
櫻子の所有者の変更がありました。
向日葵→あかり
櫻子「じゃあな向日葵。
これからは学校でもあまり話しかけてくるなよ?」
去っていく親友の背中。
呼び止める権利は向日葵には存在しない。
向日葵「いやあああああああああああああああ!!」
向日葵は声にならない叫びをあげるのだった
その日帰宅した向日葵は、荒れるに荒れた。
任されていた家事を放棄するだけではなく、
その辺にあるものを次々に投げ始めた。
パリィン パリィン
景気よく割れる皿の音。
まるで向日葵の乱れた心情を表してるかのように。
向日葵「はぁはぁ……むかつきますの……」
楓「お姉ちゃん、学校で嫌なことであったの?」
向日葵「櫻子がお団子頭に奪われましたの……」
楓「ええええええ!!」
詳しく事情を聴いた楓は同情した。
いつも家族のために頑張る姉のために、
何かできることはないかと知恵を振り絞る。
てかゆるゆり見てないから桜子とヒマワリってどんなのか想像できん
よってあかり支援
よってあかり支援
楓「私も喧嘩のことはよく分からないけど、
勝てないなら裏を突けばいいと思うの」
向日葵「裏ですって?」
つまりこういうことだ。
あかりに力で勝てないのは分かった。
櫻子を調教でもしたらその時点でアウト。
ならば、あかりの身近にいる人を人質にとってしまえばどうか?
楓「娯楽部の人がいいんじゃない?
特に抜けてそうな人をターゲットにすればいいの」
向日葵「ふむ。そうなると歳納先輩がよさそうですね。
あの能天気そうな先輩に犠牲になってもらいましょうか」
ということで次の犠牲者が内定した。
何も悪いことをしてない京子である。
あかりにすら勝てなかったやつが年上に挑むとか…
向日葵ちゃんバカ?M?
向日葵ちゃんバカ?M?
翌日、さっそく京子にちょっかいを出すことにした向日葵。
向日葵「歳納先輩。昨日はお見苦しいところをお見せしました」
京子「ん? 君は昨日相撲していた一年生じゃないか」
向日葵「はい。古谷向日葵と申します。
今日は先輩に相談事がありまして」
京子「初対面なのに相談事かい」
向日葵「聡明そうな先輩にしかできない話しなんです。
同じクラスの吉川さんも先輩のこと褒めてましたよ?
粗暴そうに見えて実はすっごく思いやりのある人だって」
京子「へ……へぇ。君、なかなか見どころあるじゃん。
気に入ったぜ」
向日葵「ありがとうございます。
それでは放課後、お待ちしておりますので」
そして時は巡って放課後。ついに運命の扉は開かれた。
京子は独りでノコノコやってきた。
向日葵「歳納先輩。好きです」
京子「へ?」
向日葵「入学した時からずっとあなたのことが気になってました。
私とお付き合いしてくれませんか?」
京子(なにこれ?)
京子はノコノコやってきたことを後悔していた。
まさか告られるなんて思ってなかった。
それに相手は限りなく初対面に近い一年生。
京子「うーん。いきなり恋人になるのはきついかな。
まずは友達からじゃね?」
向日葵「そうですか。じゃあ死んでください」
向日葵のボディブローが炸裂した!!
突然の襲撃を予期できなかった京子は、まともに喰らってしまう。
初めて味わうお腹の痛みにのたうちまわる。
京子「うっ……はぅぅ……!!」
向日葵「まぁ……なんて素敵な顔なんでしょう。
苦しんでる人の顔って芸術的ですわ」
京子「て……てめえ。卑怯だぞ」
向日葵「なんとでもおしゃってください。
歳納先輩って少し櫻子に似てますわね」
向日葵の爪先が京子の横腹を襲った。
京子「うあああああ!!」
向日葵「はぁはぁ……その声、その叫び、その汗。
全てが私を興奮させますわ」
京子「ゆ、ゆいいいい!! 助け手に来てくれえええ!!」
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