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元スレ向日葵「櫻子を監禁しましたの」櫻子「は、はなせー」
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監禁十日目の朝、櫻子は元親友の部屋のベッドで目が覚めた。
櫻子「……ふわぁぁ。朝が来ちゃったか……」
向日葵「おはようございます櫻子」
櫻子「ひっ、向日葵!!」
向日葵「あなたが起きるのをずっと待っていたんですのよ?
時計を見なさいな。もう朝の十時を過ぎてますわ」
櫻子「あっ、そうだね。きゅ、休日なのにこんな体たらく?
じゃいけないよねー」
向日葵「まったくですわ。いま朝ごはんを持ってくるから
ここで待ってなさいな」
櫻子「は、はーい」
しばらくして向日葵は盆に載せた朝食を持ってきた。
向日葵が握ったおにぎりと日本茶だった。
オカズは漬物など最小限のものだけ。
向日葵「ささやかなものですが、召し上がりなさい」
櫻子「わーい、うれしーな!!」
向日葵「……」
櫻子(うっ、じっと見つめられてると食べにくいな……)
しかし、残さず食べないと怒られるので我慢して食べた。
向日葵はいつも朝ごはんは質素なものしかよこさない。
櫻子が無礼を働いた時はご飯抜きにされることもある。
櫻子「ご、ごちそうさま」
向日葵「お粗末様でした。御片付けしますので待っててくださいね?」
向日葵が上品な仕草で部屋を後にする。
この瞬間こそ、櫻子が脱出を練るチャンスだった。
櫻子(くそっ……向日葵の奴、急に人が変わったみたいに
私を監禁しやがって。どこか逃げれる場所はないのか?)
窓には特殊なカギがかかっていて開かない。
こっそり扉を開けて廊下に出ると、
無表情の楓ちゃんが立っている。
楓ちゃんはお姉ちゃんの言うことは何でも守るお利口さんだった。
楓「また脱走しようとしたの。お姉ちゃんに報告するの」
櫻子「待ってくれ!! これは誤解なんだ!!
頼むから向日葵には言わないでくれ!!」
叫ぶも無駄だった。楓はとことこ廊下を走って行き、
向日葵に一部始終を話してしまった。
>櫻子「待ってくれ!! これは誤解なんだ!!
頼むから向日葵には言わないでくれ!!」
どうみても夜奥さんに黙ってコッソリ呑みに出ようとしたら娘に見つかって嫁にチクられたパパですほんとうn(ry
頼むから向日葵には言わないでくれ!!」
どうみても夜奥さんに黙ってコッソリ呑みに出ようとしたら娘に見つかって嫁にチクられたパパですほんとうn(ry
少したってから魔女のような顔で微笑む向日葵が戻ってきた。
問答無用で櫻子の頬を叩いてからゴム製の手錠を付けさせた。
向日葵「またですの? あれほど脱走しないように言ったのに」
櫻子「あ……これは違うんだ……ちょっとトイレにでも
行こうと思って廊下に出ただけで……」
向日葵「私、嘘つきは嫌いですの」
またビンタが飛ぶ。続いて容赦ない往復ビンタ。
櫻子が泣いてるのにまたしてもビンタ。まさに鬼畜だった。
向日葵「どうして嘘つくんですの? 私の前では正直でいるように
誓わせましたのに。私のことだけを見てくれるって
言いましたよね? 忘れましたの?」
櫻「そ……その通りです……ごめんなさい。
謝りますからもうぶたないで……」
向日葵「私だって好きでこんなことやってるわけじゃありませんわ」
櫻子「ううっ……ぐすっ……」
向日葵「櫻子が自分の気持ちに素直にならないから
仕方なくやってることなの。分かるかしら?」
櫻子「はっ……はい……ひぐっ……」
向日葵「あなた、私のこと愛してる?」
櫻子「はい……大好きです……」
向日葵「この世界の誰よりも愛してるって誓える?
天にいる神様の前でも?」
櫻子「ぐすっ……誓いますっ……!!」
向日葵はよろしいと言って手錠を外してあげた。
スカートのポケットからハンカチを取り出して
櫻子の涙をふいてあげる。
先ほどとは別人のような笑みを浮かべながらこう言うのだった。
向日葵「明日から普通の学校生活を送りましょう」
櫻子「え? 明日から普通に学校行ってもいいの?」
向日葵「いつまでも自宅に籠ってるわけにはいきませんからね。
あなたが一週間以上欠席してることを先生方も
心配してるんですのよ。隠し通すのも限界があります」
櫻子(やったやった!! 明日からまたいつもの日常が帰ってくるんだ!!)
向日葵「分かってるとは思いますけど、
私との関係は他人には内緒ですわよ?」
櫻子「う、うん!!」
向日葵「うん、ですって? 誰がそんな呼び方を許可しましたか?」
櫻子「す……すみません。返事は、はいでした」
向日葵「その通りです。ただし、教室にいるときなどは
今まで通りの口調を通しなさい」
櫻子「つ、使い分ければいいんですね。
二人っきりの時はこんな感じで?」
向日葵「櫻子にしては物わかりが良いですわ。
では今日は家に帰って休みなさい」
その日、櫻子は久しぶりの我が家を堪能した。
撫子や花子に十日近く不在だったことを心配されたが、
山で修業してたと言って誤魔化した。
そして翌日である。早朝のインターホンで目を覚ました櫻子。
まさかと思って玄関まで行くと、向日葵が迎えに来ていた。
向日葵「おはよう。今日は久しぶりの学校よ。
遅刻しないように行きましょうね?」
櫻子「……今すぐ準備してくるので待ってて」
ノロノロしてると向日葵の機嫌を損ねるので十分で支度を済ませた。
手を繋いで通学路を歩く。
はたからみたら恋人同士だろうが、実際は
見えない鎖で繋がれた醜い関係だった。
教室に着くと、あかりやちなつが櫻子に抱き着いてきた。
まるで戦地に行った兵隊を迎えるかのような喜びようだ。
あかり「久しぶりだねぇ櫻子ちゃーん」
ちなつ「山で修業って大変だったでしょ?
クラスにみんなも心配してたよ」
櫻子「お、おう。私もついに悟りを開いちゃったぜー」
あかり「女の子なのに悟り開くってすごなー。
あかり、そういう人って尊敬しちゃうよ?」
櫻子「はは……まあたいしたことないって。
それよりあかりちゃん、ちょっとくっつきすぎかなー?」
恐る恐る向日葵の方を見ると、やっぱり怒っていた。
向日葵「赤座さん。うれしいのは分かりますが、
あまり過剰なスキンシップはどうかと思いますわ」
あかり「えー。少しくらいは大目に見てほしいな。
あかりは櫻子ちゃんのこと好きなんだから」
ぎゅっと腕に抱き着かれ、困惑してしまう櫻子。
今すぐあかりの口を騙させなければ向日葵が激怒するのは明らかだ。
だがこういう時に限って虐待の記憶が脳裏を横切ってしまい、
正常な判断が出来なくなる。
向日葵「きっと櫻子も迷惑しますわ」
あかり「そんなことないよ。
櫻子ちゃんとあかりはずっと前からラブラブだったんだから」
向日葵「は?」
これでお仕置きは決定したと言っていい。
しかし制裁の内容にも程度がある。
軽く口頭で済ませる時もあれば、
両手両足の自由を奪って凌辱し尽くすときもある。
今回はどっちになるのか。女神は櫻子に質問することにした。
向日葵「櫻子。いま赤座さんの言ったことは本当ですの?」
櫻子「いやー、それは私とあかりちゃんが友達として
仲が良い意味の話だよね?」
あかり「あれれー? 櫻子ちゃん何言ってるの?
あかりとは進級した時から付き合ってるじゃない」
そのふざけた言葉を聴いた瞬間、向日葵はクラス中の生徒に
制裁を加えてやりたい衝動に駆られた。
あかりが言ってることが真実である証拠に、
櫻子は青ざめた顔で震えており、否定しようとしない。
向日葵は自分の敵が誰なのか知ることが出来て
むしろ光栄だとすら思っていた。
あかり「向日葵ちゃん。ずっとうつむいてるけど大丈夫?」
ちなつ(なにこれヤバイよ。火に油じゃん)
向日葵「……赤座さん。話があるので放課後残ってくれませんか?」
あかり「えー、でも娯楽部の活動があるんだよねー」
向日葵「……お願いします。時間なら取らせませんから」
あかり「しょうがないなー。分かったよ」
まるで人を小ばかにしたようなあかりの態度。
全て分かっていて向日葵を徴発してるようにも思える。
櫻子はこの瞬間からあかりを救うことだけを考えていた。
自分はどうなってもいいから、あかりだけは魔の手から救ってあげたかった。
ちなつ(ガチで血を見るようなことになってきた。
今日は部活さぼって直帰した方がよさそうね)
ちなつとしては結衣にさえ被害が及ばなければそれでよかった。
たとえクラスメイトのあかりが制裁されたとしても、
それも彼女の運命だったのだろうと諦められる。
それと京子のこともどうでもよかった。
だが、それがとんでもない思い違いだったと
後になって気づくことになるのだった。
運命の放課後である。
あかり「うっ……!!」
ボディに重いパンチを喰らったあかりが廊下を転がる。
完全な不意打ちだったからガードする暇もなかった。
あかり「ぐ……げほげほっ……けほっ……」
向日葵「どうしました? お仕置きはまだこれからですわよ?」
ここは人気のない渡り廊下。
放課後になると滅多に人は通らないから、
決闘するにはもってこいの場所だった。
あかり「いたた……お腹がゴロゴロ言ってるよー」
向日葵「櫻子を奪わた私の心はもっと痛いですわ。
あなたみたいな泥棒猫に私の気持ちが分かって?」
あかり「……うー、向日葵ちゃんなんて死んじゃえ」
何という事態だろう。
あかりが敵意のある視線を向けたと思うと、向日葵に突進してきた。
まるで山中で人を見かけたイノシシが突撃するかのような勢いだ!!
向日葵「こ……こいつ!!」
あかり「うわーん、向日葵ちゃんの乱暴者ー!!
おばかさんはこうしてやるー!!」
馬乗りになったあかり。
完全にマウントポジションだ。
死のポジションと言い換えても良い。
あかり「おばかおばかー!! いきなり殴ってくるなんてひどいよー!!
向日葵ちゃんなんて病院に入院しちゃえばいいんだ!!」
向日葵(し……信じれませんの……。赤座さんのどこにこんな力が?)
あかりの力任せに振り下ろして拳が、
向日葵の顔に当たり、胸に当たり、お腹に当たる。
人に暴力振るうのは初めてだったから加減が効かなかった。
小学生の時も女の子同士で殴り合いなんてしたことがなかった。
だから隙があった。
向日葵「ふっ……甘いですわね。そこですの!!」
あかり「うわああああ」
ちゃぶ台返しをするかのようにあかりを投げ飛ばした。
お嬢様口調の割にはすごい怪力である。
あかりの身体が宙を舞い、硬い廊下の床から落下する。
あかり「ぐえっ」
向日葵「ふふふ。いい気味ですわ。これで形勢逆転ですの」
向日葵は乱暴に捕まれた髪の毛を結っていた。
毎日きちんと手入れしてたのにあかりのせいで
ボザボザになってしまった。
髪は女の命である。
制裁するはずが反抗されてしまい、怒り百倍だった。
向日葵「さあ赤座さん。パーティーの始まりですわ」
あかり「うわああああああ」
向日葵はあかりの背中を引っ張り始めた。
ズルズルとどこまでも引きづっていく。
あかり「あかりをどこに連れてく気なのー!?」
向日葵「櫻子が待っている教室までです。
あの子に協力してもらった方が効率が良いですの」
あかり「櫻子ちゃんの見てる前でこんな血なまぐさいことしちゃだめだよ!!」
あかりが激しく抵抗してやかましかったので、
お腹に一撃食らわせようとしたらカウンターを喰らう。
あかり「これでも喰らえ!!」
向日葵「ぐっ……?」
向日葵は生まれて初めて飼い犬に噛まれるという事態に直面した。
あかりの拳は向日葵のみおぞちに深く突き刺さっていたのだ。
今度は向日葵が床を情けなく転がり、
息ができない苦痛の時間を味わっていた。
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