元スレP「うちのアイドルが、ヴァンパイアガールだった……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 82 :
どうせならフェアリー以外でもやってくれ
つまり全員分だ
102 = 65 :
【765プロ事務所】
ガチャ
貴音「……はぁ、はぁ……おはようございます、プロデューサー」
P「ああ、おはよう貴音。……ってどうした!? 顔色が悪いぞ」
貴音「……いえ、なんでもありません。私は、至って健康で――」
P「なんでもないってことはないだろう、熱でもあるんじゃ……」
ピト
貴音「っ! ふ、触れないでくださいっ!」
パシッ!
P「っ……!」
貴音「ぁっ……も、申し訳ありません! ああ、私はなんということを……」
103 :
CD購入したぜ支宴。
105 :
俺も明日買いに行く支援
106 :
ちっパイあっー!
107 = 65 :
P「い、いや……俺の方こそすまない。気安くさわるような真似をしてしまったな」
貴音「……いえ、あなた様は、何もお気になさらずに……手をあげるつもりでは、なかったのです……」
P「具合が悪いなら、今日のスケジュールは無しにするか? 幸い、レッスンだけだし……」
貴音「いいえ! 四条の家の人間として、これしきのことで休むなど許され――」
ふらっ
貴音「っ……!」
P「お、おいおい、大丈夫か!?」ガシッ
貴音「だ、大丈夫、大丈夫ですから……お願いです、これ以上……」
P「これ以上?」
貴音「……なんでも、ありません……」
108 = 74 :
ほうほう
109 :
俺「っ! ふ、触れないでくださいっ!」
110 = 65 :
P「やっぱり病院に行こう。とても普通の様子には見えないぞ」
貴音「……たしかに私は、ある種の病を患っている、と言えるかもしれませんが……」
貴音「一般の病院では、きっと……これを治すことはできないでしょう……」
P「そうは言ってもな……」
貴音「……わ、わたくしはっ……!」
ぐ~ギュルギュルギュル……
P「……」
貴音「あの、その、私は……えっと……」カァァ
P「えー……あの、貴音? もしかして、今こうなってるのって」
貴音「いっ、言わないでくださいませ! 決してそんな、空腹だから、などということだけが理由では……!」
111 :
ジューシーな俺はこの夏も蚊にモテモテだった
112 :
貴音辺りはガチで人間じゃない可能性がある
113 = 65 :
貴音「……う、うう……」
P(両手で真っ赤になった顔を抑えてる。かわいい)
P「……ごほん! つまり、そうなんだな? まったく、無理なダイエットでもしてるのか? 貴音らしくもない」
貴音「だいえっとなど、そのようなつもりはないのですが……」
P「何か食べに行こう。とは言っても、空腹にいきなりラーメンとかは重いか……」
貴音「らーめん……じゅるるんっ」
だらー
P「……ラーメンでいいか」
115 = 105 :
いおパイアはよ
116 = 65 :
【ラーメン屋さん】
コト……
貴音「……ごちそうさまでした」
P「お、おい、まだ半分も減ってないぞ?」
貴音「申し訳ございません……やはり、食欲が……」
貴音「……調理をしていただいたお店の方にも、なんとお詫びしたらよいか……うぅ」
P(泣いている……そんなにも、ラーメンを完食できなかったことが悔しいんだな)
P「ほ、ほら、店員さんも困ってるから……とにかく、出よう」
貴音「う、うう……はい……」
117 = 96 :
しえん
118 = 65 :
―――
――
―
P「……落ち着いたか?」
貴音「はい……見苦しいところを、お見せしてしまいましたね……ぐすっ」
P「そんなこと、気にしなくていいさ。……なあ、何があったんだ?」
貴音「……そ、それは……」
P「無理にとは言わないが……俺でよかったら、話して欲しい。少しでも、貴音の力になりたいんだよ」
貴音「プロデューサー……」
P「……まぁ、俺なんかじゃ頼りないかもしれないけど」
貴音「いえ、決してそのようなことは……でしたら、語らせていただきます」
P「……」
貴音「あなた様は……、吸血鬼なる者の存在を、信じますか?」
119 :
しえぬ
121 = 65 :
P「……吸血鬼?」
貴音「お化けや妖怪と呼ばれる……人外、異形の者達のうち、そのひとつ。……その存在を信じますか?」
P「……」
P(……響、美希……あの子たちのことを人外だとは、決して言いたくはないが……)
P「信じるよ。それは、間違いなくいる。俺たちのすぐ近くに……」
貴音「……」
P「……ど、どうした、そんな驚いた顔して」
貴音「いえ……、実に自信ありげに宣言するものですから、私、少々驚いてしまって……ふふっ、ふふふ」
P「わ、笑われるようなことか? そんなにおかしな言い方をしてしまったかな」
貴音「可笑しくなどありません……。私はただ……、あなた様の、真にあなた様らしい、そのお姿に……」
貴音「心から……、安堵してしまったのですよ」
122 = 119 :
口から血を垂らす女の子はかわいい
123 = 65 :
P「……この話をし始めたのも、その体調不良に関係してるんだろ?」
貴音「はい……あなた様は、全てお見通しのようですね」
P「そんな大それたもんじゃないよ。ただ、貴音はお化けが苦手な怖がり屋さんだったからさ」
貴音「あ、ああ、あなた様っ!? なぜいきなり、そのような……!」
P「はは、そう恥ずかしがるなよ」
貴音「は、恥ずかしがるなど……もうっ」
P「そんな貴音が……、なんでもない雑談で、こんな話をするわけがない、と思っただけさ」
貴音「……そのとおりです。あの……あなた様?」
P「どうした?」
貴音「今から見るもの……その全てから、目を逸らさないでいただけますか?」
P「……あ、ああ」
P(な、なんだ? 急に、貴音の雰囲気が変わった)
サァァ……
P(……これは、やっぱり……)
124 :
泣きながら血を吸うのは吸血鬼の美学
125 :
デイライトウォーカー…
126 :
おら興奮してきたぞ
127 = 119 :
>>124
泣きながら「美味しいよお、止まんないよお」ってなるのがぐっとくる
128 :
メイクアップするわけだな
129 = 111 :
>>124
すっげえわかる
130 = 65 :
ザァ……
ザザァ……
貴音「……」
P(……空気が冷たい。貴音を中心に、地面に落ちた木の葉が、渦を巻いている……)
バサッ バサバサッ……
キー キーキー!
P(……こうもり? なんでこんなに、たくさん――
ゴォォオオ! ブワッ!
P「!! か、風が……! げほ、ごほ……」
P「お、おい、貴音! そっちは、だいじょう……ぶ……」
P「!?」
131 :
貴音かっこいいよ貴音
132 :
はらみーもエロいね
133 :
134 = 65 :
貴音「……」
P(……透き通るような蒼い肌、水滴が零れ落ちるほどに、濡れたまつ毛……)
貴音「あなた様……」
ギロリ
P「……っ」
P(ルビーのように、そして炎のように燃える瞳が……怖いくらいに、俺の心を掴んで離さない……)
P(息が出来ない、目が離せない。油断したら、食われてしまう……!)
貴音「……驚きましたか?」
P(そして……、黒と赤を基調にした、ロリータ・ドレス……マイディアヴァンパイア……)
P「……貴音、やっぱり……、お前は……」
貴音「……そう、私は……」
貴音「ヴァンパイアガール、だったのです」
135 :
>>124
お前はわかってる
137 = 65 :
貴音「あの……、あなた様……?」ジッ
P(だが、呑まれてはいけない! 響や美希とは違う、吸血鬼の恐ろしさを感じたって……、そんなもの関係ない!)
P(俺は……この子の、プロデューサーなのだから!)
P「……ああ、信じるよ。貴音は、吸血鬼なんだな」
P「それで……、血が吸いたくて、たまらなくなっていたんだ」
貴音「……ふ、ふふ、ふふふふ……♪」
P「……お、おい……?」
貴音「そのとおりです♪」
ヒュンッ…… ガッ!
P「ゴフッ!」
P(んなっ、なんて力だ……!? 少しガッとやっただけで、地面に叩きつけられ――
貴音「私は、もう辛抱できないのです。あなた様の匂いは……、これでもかと、私の心をかきたてます……じゅるるん」
P「ひぃぃ」
138 = 73 :
貴音にガッされたいぬるぽ
141 :
規模が他二人とダンチ
漫画の主人公的な天才型だなまちがいない
142 = 65 :
メリメリ……
P「いっ、痛っ……」
貴音「よ、よろしいでしょうか? よろしいですね? も、もう私、はっきょ、発狂寸前なのでしゅ」
P「わ、わかったわかった……わかったから、ちょっと手の力を緩めてくれ」
貴音「こ、これは失礼を……真に申し訳御座いませ――
ぐ~ぎゅるぎゅるぎゅるグゴゴゴゴ……!
P「……」
貴音「……」ぽっ
P「は、はは……また腹の虫が鳴いてるな……」
P(……なぜ、俺はさっきまで、貴音のことを恐れていたんだろう。どんな姿になろうと、正体がなんであろうと……)
P(目の前にいる少女が、あの、心優しい貴音であることに……、違いはないのに)
P「ほら、俺は抵抗しないから……いくらでも吸ってくれ」
貴音「いくらでも?」ピク
143 = 78 :
おひめチン
144 = 65 :
P「ああ。とは言っても、もちろん死なない程度に――
ガブリっ!
P「!?」
貴音「」ズゾゾゾゾゾ
P「お、おおっ、おおお……」シワシワ
貴音「」ジュルルルルル
P「……は、はぁあ~ん……」
シュワシュワ……
145 :
P枯れたw
147 = 65 :
P「あ、あ……」ピクピク
貴音「~♪ ちうちう……」
P(俺の見える世界が、闇に包まれる)
P(暗転していく、俺の意識が……、かろうじて最後にとらえたものは……)
P(嬉しそうに血を吸う、貴音の最高の笑顔だった)
P(ははは……アイドルの笑顔が、最期に見られるだなんて……、プロデューサー冥利に……尽き……)
149 :
吸い出した血をPの口の中にドヴァーすれば永久循環じゃね?
150 = 65 :
―――
――
―
P「ほあっ!」ガバッ
貴音「あ、あなた様! ……ああ、良かった……目が……!」
P「え? こ、ここは……あの世?」
貴音「い、いいえ、ここは間違いなく現世ですよ」
P「現世……ということは、生きてるんだな!? よ、よかった……!」
貴音「あなた様……本当に、申し訳ありませんでした……」
ズサッ……
P「お、おい、いきなり土下座なんて……ちょ、ちょっと説明してくれ。俺はあのあと、どうなったんだ?」
みんなの評価 : ★
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