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元スレC.C.「ふふっ。ようやくお目覚めか。坊や。」
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C.C.(ふふ。これくらいでいいだろう)「ようやく本音を語ったな。」
カレン「!?まさかあなた……!私をわざと怒らせて―――」
ルルーシュ(C.C.め。余計な事を……)
「……話はそれくらいにしておけ。ナナリーの通過地点まであと少しだ。」
C.C.(少しは気が晴れたか?ルルーシュ)
カレン(やっぱりこの人……)
>>48 君とは良い酒が飲めそうだ。
― パレード前列 ―
ルルーシュ「ナナリーは!?」
C.C.「慌てるな。」
ルルーシュ「クッ。まだ少し距離があるな……。行くぞ!最前列をキープだ!!」
C.C.「お前はナナリーの事になると見境がなくなるな。少しは私のことも―――」
ルルーシュ「もうすぐだ……。もうすぐナナリーが……。」
C.C.(ダメだこいつ……)
>>51 投稿間隔ってどれくらいが良いのだろう?
カレン「この人、ナナリーのファンなのね。」
C.C.「こいつはファンなどではない。タチの悪いストーカーだ。」
カレン「え!?それは……通報したほうが良い?」
ルルーシュ「ええい!俺は単にナナリーフェチなだけだ!ストーカーなどではない!」
カレン「それって余計悪くない!?」
C.C.「ま、コイツに何かする度胸などないから大丈夫だ。」
(ましてやナナリーに害を及ぼすなど)
カレン「ならいいけど。」
― 専用車両 ―
ナナリー「お兄様の真意を知らない人達にとって、
今日はこの上ない記念日なのでしょうね……。」
ゼロ「そうだね。でもそれは、ルルーシュが望んだことなんだ。」
ナナリー「でも!だからって!私達までお祝いしなきゃならないなんて……。」
ゼロ「民の記念日は我々にとっての記念日でもあるんだ。
特にこの日は世界中の人々にとっての記念日だからね。」
ナナリー「分かっています……。でも、やっぱり悲しいです……。」
ゼロ「ナナリー、ほら、笑って。皆、ナナリーの笑顔を見たがっているよ。」
ナナリー(以前より平和になったとはいえ、まだまだ世界は不安定。
ここで人々にちょっとでも不安を与えるような行動は取れません)
「そう、ですね。分かりました!私、精一杯笑顔を作ります!」
― パレード最前列 ―
ルルーシュ(ナナリー、いい笑顔だ……」
C.C.(あれは作り笑顔だな。ナナリーがお前の死を喜ぶはずはないからな)
ルルーシュ(無理をしてあんないい笑顔は出来ないさ。
俺の死亡記念日はともかく、新政府はうまくいっているようだ)
C.C.(さすがロリコン。妹の事はよく分かるようだな)
ルルーシュ(ふん。何にせよ、ナナリーが笑顔で良かった。
俺はナナリーが笑顔で暮らせる世界を創るために、世界を壊したのだからな。)
C.C.(望みが叶って良かったな)
ルルーシュ(ああ……。ナナリー……)
カレン「さっきから何コソコソ話してんのよ?」
C.C.「なんだ?お前も混ざりたいのか?我々の夜の営みについて話していたのだが。」
カレン「なっそんなのに加わりたくないわよっ!」
C.C.「その慌てぶり。……お前まさか―――」
カレン「な、何よ?他人のそーいう話に興味が無いだけよ!」
C.C.「お前も加われば良いのに。何なら夜の方にも加わるか?」
カレン「ばっ……(絶句)…………ばっかじゃないの!」
C.C.「ふふ。冗談だ。可愛い奴め。」
カレン「全くもう……。」
C.C.「そこの着ぐるみ!恍惚としているところ申し訳ないが、
ナナリーはもうとっくに通り過ぎたぞ?」
ルルーシュ「ハッ……追うぞ!」
C.C.「あまり歩きたくないのだが。」
ルルーシュ「お前達はここに居ろ。俺は行く!」
C.C.「変な時だけ男らしいな、お前は。まぁいい。私も付いて行ってやる。」
ルルーシュ「なんだかんだ言ってもお前もナナリーが好きなんだな。」
C.C.(私はお前が……)
カレン(この人達、もしかしてやっぱり……)
― 専用車両 ―
ナナリー「スザクさん見てください。あそこ、可愛い着ぐるみの方が付いて来てます!」
ゼロ「あれは……タバタッチだね。昔学園祭の時にカレンが着ていたよ。」
ナナリー「着ぐるみさんが私を呼んでいます!」(あ……この声の感じ、懐かしい……)
ゼロ「ナナリーのファンかな?」
ナナリー「あ、タバタッチと一緒にカレンさんも居ますよ!カレンさ~ん!」
ゼロ「ナ、ナナリー!そんなに身を乗り出すと危ないよ。」
ナナリー「大丈夫です。スザクさんが支えてくれるのでしょう?」
ゼロ「それはもちろん―――」
― パレード終端 ―
ルルーシュ「ナナリーがこっちを向いて手を振ってる……。天使だ……。」
カレン「ちょ!ちょっと!!やっぱりあの人危ないんじゃないの!?」
C.C.「大丈夫だと言っている。ヤツのことは気にするな。」
カレン「そうは言っても……。」
ルルーシュ「あぁ……。ナナリーが行ってしまう……。」
カレン「あのー。もうパレード会場終端なんですけど……。」
C.C.「ゲートをくぐって追いかけるのはさすがにマズいぞ。」
ルルーシュ「しかし!ナナリーとゼロが楽しそうに話してるんだぞ!」
カレン「そりゃそうよ。ゼロはナナリーの盟友なんだもの。」
C.C.「ただの盟友かな?」
ルルーシュ「な・ん・だ・と!?」
ルルーシュ(まさか!そんな事は……!スザクに限って……)
ルルーシュ(いやしかし!ユーフェミアの事もある!アイツがムッツリなのは事実!)
ルルーシュ(だがマテ……ブツブツ)
カレン「ちょっと!ホンットーに大丈夫なんでしょうね、この人!」
C.C.(ふふ。少し意地悪が過ぎたか。)
「おい。お前はナナリーの事をそんなに尻の軽い女だと思っているのか?
ゼロのことは信用出来ないかもしれんが、ナナリーのことは信じてやれ。」
(お前が世界を託した妹だろう?)
ルルーシュ(そう、だな……。俺のナナリーがそんなに尻軽なはずがない!
スザクも、軽い気持ちで女を口説けるような奴ではない……な……。)
C.C.「落ち着いたか?」
ルルーシュ「あぁ……。それと、ナナリーの笑顔はしっかりと記憶に焼き付けた。」
C.C.(ならばそろそろか……)「よし、カレン。お別れだ。私達は帰ろうと思う。」
カレン(そっか……。少し残念だけど……)「わ、分かったわ。ありがとね!」
ルルーシュ「こちらこそ楽しかった。……さようなら、カレン。」
カレン「……さようなら、タバタッチの中の人!じゃあね!」
(今の言い方、ルルーシュに似てた……。ルルーシュ……まさか、ね……)
― 専用車両 ―
ナナリー「あの着ぐるみ、ずっと付いて来てくれていたのですね。」
ゼロ(カレンとタバタッチ、それにタバタッチに寄り添うお面の女か……。)
「さすがにゲートの中までは追って来なかったね。」
ナナリー「ふふっ。付いて来たら付いて来たで困っちゃいます。」
ゼロ「その時は捕らえなくてはならないからね。」
ナナリー「悪い感じはしなかったですけれど……。」(むしろ少し懐かしい感じ……)
ゼロ「決まりだからね。」
ナナリー「ふふ。相変わらず固いのですね。スザクさんは。」
ゼロ「ところでナナリー。
あのタバタッチの隣にいるお面の女、ナナリーはなにか感じなかった?」
ナナリー「え?あの方ですか……。そういえば……。
どことなく、お兄様が連れてらしたC.C.さんに雰囲気が似ているように感じました。」
ゼロ「ナナリーもそう感じたかい?僕もなんだ。まさかとは思うけれど……。」
ナナリー「え、でも。あの方はゼロレクイエム後ずっと失踪していたのですよね?
どうして今こんなところに……。」
ゼロ「僕にも分からないけれど、あのタバタッチの中、もしかしたら……。」
ナナリー「!?お兄様のはずがありません!お兄様はあの時確かに…………!」
ゼロ「僕はルルーシュだなんて言っていないよ。
でも、ナナリーがそう言うってことは、少しそんな感じがしたんじゃない?」
ナナリー「……はい……。着ぐるみは着ていますけれど、歩き方、身振り、
そして何よりあの方が私を呼んだ時、お兄様に呼ばれたような感じがして……。」
ゼロ「もし、だよ。万が一、あの着ぐるみの中身がルルーシュだとして、
ナナリー、君はどうしたい?」
ナナリー「私は…………。……私はどうもしません。
私には他にやらなくてはいけない事がたくさんありますから。それに……。」
(お兄様……。お兄様の想い、私が必ず無駄にはいたしません……)
ゼロ「強いね。ナナリーは。」(ナナリーは僕が最後まで守ってみせるよ。ルルーシュ……)
― 廃協会の一室 ―
ルルーシュ「ナナリー……。元気そうだった。」
C.C.「私も久々に見たが、少し成長したように感じたな。」
ルルーシュ「あれから1年経つんだ。
ブリタニア代表としての責任もあるだろう。成長もするさ。」
C.C.「お前は全く変わってないがな。ふふっ。」
ルルーシュ「当たり前だ。俺はほとんど寝ていたようなものだからな。」
C.C.「あのまま永遠に目覚めないかと思ったぞ。」
ルルーシュ「目覚めなくても良かったんだがな。」
C.C.「そ、その話は1週間前に終わっただろう!?」
ルルーシュ「蒸し返すつもりはない。ただの愚痴だ。」
C.C.「なら、良いのだがな……。」
>>82
マジかよやべえな
マジかよやべえな
ルルーシュ「…………。」
C.C.「ルルーシュ?」
ルルーシュ「……すまない。C.C.。」
C.C.「どうした、突然。」
ルルーシュ「ナナリーの姿を見ることが叶った。これで俺に思い残すことはない。」
C.C.「ん?何が言いたい?」
ルルーシュ「人の居ない所へ行こうと思う。」
C.C.「山にでも篭るのか?」
ルルーシュ「そんなところだ。」
C.C.「なら場所を探さないとな!」
>>82
天○よりやべーな
天○よりやべーな
ルルーシュ「場所の検討ならついている。」
C.C.「何処だ?何処でもいいぞ?」
ルルーシュ「神根島だ。」
C.C.「ん?そこは確か……。」
ルルーシュ「ああ。かつて思考エレベーターのあった島だ。」
C.C.「そんなところで大丈夫なのか?人が入るのではないか?」
ルルーシュ「あの遺跡は俺が皇帝の時代に徹底的に調査し尽くした。
今更調べる価値はない。それに、今の情勢で再調査する余裕も無いだろうしな。」
C.C.「そうなのか。」
ルルーシュ「そういうことだ。すぐに準備を開始しようと思う。」
C.C.「なら私も。自分の分は自分で準備しよう。何を用意したら良い?」
ルルーシュ「いや、島へ行くのは俺一人だ。」
C.C.「え!?」
ルルーシュ「お前まで世を捨てる必要はない。」
C.C.「な、何を言っている!」
ルルーシュ「お前はそんなに顔を知られてはいない。隠れて生きなくてもいいんだ。」
C.C.「隠れるとかの問題ではない!私はお前と―――」
ルルーシュ「俺は生きているだけで、それだけで大罪を犯しているんだ。
もう二度と、誰とも関わるつもりはない。」
C.C.「……私……とも……?」
ルルーシュ「お前にはこれ以上負担をかけられない。」
C.C.「お前と一緒に居たこと、負担だなどと思ったことはない!」
ルルーシュ「……すまない。」
C.C.「何故だ!?私とお前は共犯者だろう!?」
ルルーシュ「……もう共犯関係を続ける必要はない……。」
C.C.「そんな簡単に切れるものか!私とお前の関係は……!」
ルルーシュ「利害が一致していただけだ……。」
C.C.「ふざけるな!お前は私の事を、その程度にしか―――!」
ルルーシュ「……そうだ……!」
C.C.「私が魔女なら、お前は魔王になってくれるんだろう!?
あの言葉は嘘だったのか!?どうなんだ!ルルーシュ!!」
ルルーシュ「俺は魔王になり、世界を壊した……。嘘は言っていない……。」
C.C.「私はそんなの認めない!お前は私にとっての魔王でなくてはならないんだ!
お前が居ないなら、私の世界は変わらない!以前と同じ、孤独なままだ……。」
ルルーシュ「……。」
C.C.「何とか言え!ルルーシュ!」
ルルーシュ「…………。」
ルルーシュ「……その必要はないよ……」
C.C.「まだ言うのか!!」
ルルーシュ「いや……。一緒に行こう。C.C.。」
ルルーシュ「俺と一緒に、居てくれるか?」
C.C.「初めからそう言っている。私はお前と共に生きたいと。」
ルルーシュ「ありがとう。C.C.。」
C.C.「礼など……。私が望んだことだ……。」
C.C.「よし。ならば早速用意せねばな!島篭もりのな。」
ルルーシュ「それは止めだ。文明を捨てた生活など、お前が耐えられるとは思えん。」
C.C.「バカにするな!」
ルルーシュ「二度とピザも食べられないんだぞ?」
C.C.「ピザなんかより私は……私はお前さえ居れば―――」
ルルーシュ「C.C.、代わりに……二人で世界を回ろう。」
C.C.「世界を……。」
ルルーシュ「俺たちが壊し、ナナリー達が創る世界を見て廻るんだ。」
C.C.「うん!」
ルルーシュ「まずは……そうだな―――」
エピローグ
- 70年後 ?ヨーロッパの何処か -
「なぁルルーシュ。ナナリーもスザクも逝ってしまったな……。」
「結局、パレードで見たのが最後になったな……。」
「ナナリー生涯独身だったらしいぞ。」
「自分の幸せを捨ててまで、世界平和のために尽力していたんだな。」
「誉めてやれよ。ルルーシュ。」
「スザク?あぁ、あいつも相当頑張っていたかもな。」
「なんせ死んでも仮面を外さなかったらしいからな。」
「融通が効かないにも程があるよな。あの世でもきっと真面目で堅物のままだな。」
「はは。閻魔様に説教かましたりしてな。」
最近ギアスSSが多くてうれしいわ
だれかスザク「ウザク…?」みたいのもやってくれ
だれかスザク「ウザク…?」みたいのもやってくれ
「……二人が死んで、平和の象徴とでも言うべき存在が無くなった。」
「これからが世界にとっての正念場だな。」
「どうせお前の事だ。また裏で暗躍するんだろう?」
「当然だろう?ふふっ。私が居なくてはお前はダメだからな。」
「そうそう、ナナリーの死後にカレンが執筆した本、知っているか?」
「【悪逆皇帝の真実】っていうんだと。」
「本屋でざっと読んでみたが、あれはお前を持ち上げすぎだな。」
「でも、これで多少はお前の悪評も見直されるかもな。」
「良かったな。ルルーシュ。」
「カレンはちゃんと、お前を見ていたようだぞ。」
>>98
期待しているぞ
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