元スレあずさ「プロデューサーさんを落としてみせます!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 18 :
かっかー
102 = 1 :
あずさ「あの、その日……、私たちは、ふたりともオフですよね」
P『ええ。何か急な予定が入らなければ……、ですけどね。ふふふ』
変なふらぐを立てないでください~!
意外と、ユニークな一面があるんですね……、そ、それはともかく。
あずさ「そ、その日! プロデューサーさん! 私と、で、ででで……」
P『デデデ? デデデ大王……?』
あずさ「あ、い、いえ、そうではなくてですね……、わ、私と、その日……」
あずさ「デート、してくれますか」
103 = 41 :
ニヤニヤがとまらない
104 = 1 :
― 電話編2 ―
律子『もしもし? あずささん、どうしたんですか?』
あずさ「……こんばんは。ちょっとお話がしたくて……。いま、大丈夫かしら?」
プロデューサーさんとの電話が終わったあと……、
私はいても立ってもいられず、すぐに律子さんに電話をかけました。
かなり遅い時間だったんですけど、律子さんもちょうど今帰宅中だったそうです。
なんでも、なんとなく寄り道したい気分だったそうで……、私と一緒、ですね。
律子『……あずささん。もしかして、プロデューサー殿となにかありました~?』
あずさ「……やっぱり律子さんには、バレちゃいましたか~……」
律子『その声を聞けば一発ですよ。これでも私だって、あなたのプロデューサーなんですから』
105 :
最近こういうスレみるとPになりたい!よりもあずささんになりたい!ってなるようになった
なんでだろ
106 = 1 :
あずさ「でも、それを言う前に……、律子さん? 携帯電話の電池、切れちゃったんですって?」
律子『…………あのニブチンは、どうしてこうもぺらぺらと……』
あずさ「まだ家に帰ってないのに、どうして空の携帯でこの電話に出られるんですか~?」
律子『……あーその、なんと言いますか……、あずささんってときどき、妙に鋭くなりますね……』
あずさ「……律子さん。いろいろと気を配ってくれて、本当にありがとう。私、いま……」
あずさ「とってもうきうきで、はっぴーな気分なんです~♪」
律子『……ふふふ。何があったか知りませんが、その様子なら、何かいいことがあったんですね』
あずさ「はい~!」ニコニコ
律子『でも、私は何もしていませんよ。もしも今嬉しいなら、それはあずささんが頑張った結果です』
107 = 1 :
律子『……それはそうと、あずささん。今あなた、道に迷っているでしょう?』
あずさ「どうして皆さん、電話なのにそれがわかるのかしら……」
律子『もう付き合いもかなり長いですからね、それくらいわかります。それで、その場所の特徴は?』
公園にある遊具の特徴や、近くにあるお店の名前を言うと、律子さんはすぐにこの場所がわかったみたいです。
電話しながらなのにすごいわ~。もしかしたら、彼女のメガネには地図機能が付いているのかもしれません。
律子さんは何かを発明するのが隠れた趣味ですから、それくらいのことは不思議じゃありませんね。
律子『幸い、私のいる場所とそれほど遠くないです。いいですか、二十分後に着きますから絶対動かないでくださいよ!』
あずさ「すみません……、毎度毎度、ご迷惑をおかけします~……」
108 = 1 :
二十分後……。
言った通りに、律子さんがこの場所へ迎えにきてくれました。
これでもう安心ですね~。でも……、私が「律子さ~ん」と声をかけようとしたところで、
少しだけ、違和感を覚えてしまいました。
あずさ(……律子さん、ノーメイク? それに……、少し目が赤くて、まぶたが腫れている、ような~……)
律子「まったく、あんまり心配かけさせないでくださいよ? さあ、行きましょう」
あずさ「え、ええ……」
110 = 1 :
律子「もしプロデューサー殿と付き合えたら、今度からはあの人に頼ってくださいねー」
あずさ「……そ、そうなると……、いいんですけどね~」
律子さん、こんな時間まで何をしていたって言っていましたっけ?
……なんとなく帰りたくなくて、寄り道をしていたらしいです。
その前は?
……私の気持ちに対して、最初は賛成ではなかったけど、今は応援しているというメールをくれました。
また、その前は?
……プロデューサーさんに、「携帯の電池がなくなったからあずささんに連絡して」と、嘘をついてくれました。
そして、今は?
……いつも通りの律子さん。でも、その目は少し赤く腫れています。
まるで、ついさっきまで泣いていた、みたいに。
あずさ「……!」
111 = 1 :
ギュッ…
律子「……あずささん? どうしたんですか……。ただでさえ、こんなに暑い日なのに」
あずさ「な、なんでもありません……。ただちょっと、律子さんを、抱きしめたくなっただけ……」
律子「そういうのは、プロデューサーのために取っておいたほうがいいんじゃないですか?」
あずさ「……そう、よね。あの、律子さん……、本当に、ごめ――
律子「なにを言おうとしてるのか知りませんけどね、さっきのメール。あれは本心ですよ」
あずさ「……」
律子「……本心で、いろいろ考えた結果……、いま私は、心からあずささんを応援しているんです」
114 = 1 :
あずさ「それなら、どうして……、化粧を落としているの?」
律子「それは……」
あずさ「これからノーメイクでいつものところに大集合、なんて……、私、言ってませんよ」
律子「……仕事が終わったら、すぐすっぴんになる派なんです、それだけ! はい、もうこのハナシはおしまい!」
あずさ「律子さん……。私なんて言ったらいいか……、本当に、」
律子「……ごめん、は禁止ね」
あずさ「……」
本当に、ありがとう。
律子「ふふふ、さっきからなんのことだかわかりませ~ん」
あずさ「う、うぅ……」ポロ…
律子「……ほら、そういうあずささんだって、メイク落とした方がいいんじゃない?」
律子「飾らない、変わらない笑顔のままの方が、あずささんらしくて……、やっぱりいいですよ」ニコ
あずさ「……っ……。……はい!」
115 = 112 :
りっちゃんは俺がしあっわせにするからさぁ!
116 = 1 :
律子「……」
あずさ「~♪」ギュー
律子「……あずささん」
あずさ「なぁに?」
律子「その……、ありがとう、ございます」
あずさ「……?」
律子「さっき、あずささんは私にありがとうって言ってくれたけど……、本当はそれは、私の台詞なんです」
あずさ「え、え? どういう……?」
律子(いつしか私の夢になっていた、プロデューサー業。もう、この仕事に携わるようになって、一年以上が経つ)
律子(その一年間の間に、私は……、あなたの笑顔に、何度助けられたか、わかりません)
律子(私の、初めての担当アイドルが……、あなたで良かった。だから……)
律子「私が……、あなたの幸せを願うなんて、当然のことなんですよ」
117 = 1 :
律子「これから先、ときには急ぎすぎて、見失うこともあるかもしれません」
あずさ「? そ、そうよね……。あんまりあせっちゃ、いけないかも……」
律子「……でも、それは仕方ないことなんです」
あずさ「え、えっと……、律子さん、さっきから何を……?」
律子「まあ、いいから聞いてください。そんなときは……、真っ先に私に相談してくださいね」
あずさ「……」
律子「あずささんが泣いていたら、今日のように……、いや、今度は私から、抱きしめてあげますよ!」
あずさ「律子さん……」
律子「ずっと見守っています。だって、あずささんは、私の……」
律子「大好きな、大切な友達ですから」
119 = 1 :
少し休憩します
120 = 41 :
がんばれ
期待している
121 = 1 :
― さりげないボディタッチ編 ―
さわっ
伊織「ひぃんっ! な、何よあずさ……」
さわわっ
亜美「ひゃんっ!! ど、どったの、あずさお姉ちゃん!?」
あずさ「あ、ごめんなさいね。ちょっと練習を~……」
さりげないボディタッチって……、どこからがさりげなくなるんでしょうか~?
伊織ちゃんの二の腕、亜美ちゃんのお尻を触ってみた感じだと、これはさりげないとは言えないみたいですね。
男性にとって、どんなスキンシップが自然なのか……、私にはちょっと難しくてわかりません。
亜美「さりげなくなさすぎるっしょー! あずさお姉ちゃんがヘンタイになったー!!」
ヘンタイなんて言われてしまいました……。
女の子同士ならなんら問題ない、って音無さんは言っていたのに。亜美ちゃんもそういうお年頃なのかしら?
それはそうと、次のターゲットは美希ちゃんですね。あずさ、行っきま~す♪
122 = 1 :
さわ、さわわ
美希「? どーしたのー、あずさ」
あずさ「ふふっ、ちょっとね~」サワサワ
美希「そこは、ふとももだよ? やん、くすぐったいの……」
あずさ「美希ちゃんは、なんにも感じない?」サワサワ
美希「んー……、今はそれより、寝かせといてほしいって思うな……あふぅ」
あずさ「……」
チョンッ
美希「!? い、い、今どこさわったのー!?」
あずさ「うふふ……、ひ・み・つ♪」
美希「…………あずさって……、実はエッチ……?」
124 = 1 :
小鳥「ふぅ……、あずささん、次は真ちゃんに……」ダラダラ
律子「小鳥さん、真はまだ来ていません。はいティッシュ」
小鳥「あら、ごめんなさいね律子さん。しかしあずささん……、グッジョブっ!」グッ
あずさ「はぁ……」
プロデューサーさんにお食事をご馳走するという日を、一週間後に控えた今日。
私は事務所で、さりげなくボディタッチする練習を重ねていました。もちろん相手は女の子です。
でもこんなこと、本当に必要なのかしら?
小鳥「いいですか。男性というのは、勘違いしやすい生き物なのです!」
小鳥「やたら自分にだけちょっかいを出してくるな。もしかしたらあずささん、俺のこと……?」
小鳥「あれ、気が付けばなんだろうこの気持ち……、俺は、ひょっとしたらあずささんのことを……」ドキドキ
小鳥「と、こうなるわけです!」
……本当でしょうか~?
あの鈍感なプロデューサーさんのことだから、そんなことしても効果がないんじゃ……。
それに……、もし、変な風に思われて印象を悪くしてしまったら、私……。
小鳥「そんな心配はありませんよ。見ていてください、プロデューサーさんが帰ってきたらすぐにわかりますから」
125 = 1 :
ガチャ
P「ただいま戻りましたー」
美希「!」ピョコン
P「ふぅ……、今日はやたら暑いなぁー」
美希「ハ……、プロデューサー! お帰りなさいなのー!」タタタ
P「おお、美希。もう来てたのか……。今日は早いな」
美希「早起きしてプロデューサーに会いにきたんだよ! ね、うれしい?」ギュー
P「あぁ、すっごく嬉しいよ。……だから離れてくれ、今の俺は汗くさいだろ? それに暑い」
美希「プロデューサーの匂いなら、ゼンゼン気にならないって思うな♪」スンスン
P「ははは……、いーから離れろ、こいつめ!」グイ
美希「あん、いけずなのー」
小鳥「……」
律子「……」
あずさ「……」
126 :
もうあずささんも抱きついちゃえよ
127 = 1 :
P「ふむふむ……」ペラ
美希「何読んでるのー? アクセサリカタログ? 真っ赤でキレイな石だね!」ギュッ
P「ぐえっ、またお前は……、首を絞めるんじゃない」
美希「もしかしてもしかして……、ミキへのプレゼントっ!?」ギュー
P「……違う違う、今度のステージ衣装に付けるアクセサリは、どういうのがいいかなーと思ってさ」
美希「なーんだ、つまんないの。でもそれ、CHO→キュートでミキにもぴったりだって思うな!」チラ
P「ははは、美希がもっと頑張ったら、ご褒美に何か別のアクセサリなら買ってあげるかもな!」
美希「ホント!? じゃあ、楽しみにしてるね♪」パァア
小鳥「ふふ、可愛いわねー」
律子「でも、あれをさりげないと言うんですかね」
あずさ「……美希ちゃん、すごいわ~」
128 = 1 :
―――
――
―
美希「それじゃあハ……、プロデューサー! レッスン行ってくるね♪」タタタ
P「ああ、頑張っておいで……」
律子「……ひとしきりベタベタして、嵐のように去っていった……。……ったくあの子は」
小鳥「とまあ、ざっとこんな感じですよ、あずささん」
小鳥「こんなことがあっても、プロデューサーさんはなにも悪い印象なんて感じていないんです」
あずさ「でもやっぱり、それじゃああんまり効果ないんじゃ……」
律子「……たぶん、あずささんが同じことやったら全然違うと思いますよ」
美希ちゃんの、あの嬉しそうな顔……。
いいなぁ、私もふれあいたいな、って……、心の中では言えます~。
130 = 1 :
いいえ! 心の中で言っているだけでは、何も変わりませんね。
私も美希ちゃんを参考にして、少しでもプロデューサーさんとふれあってみせます!
あずさ「……おはようございまーす」ぬーっ
P「おはようございます、あずささん。ど、どうしたんですか、なんか近いですよ……」ドキドキ
あずさ(んー……、近づいてみたはいいけど、一体どうしたらふれあえるのかしら……?)
P「あずささん?」
あずさ「……きょっ」
P「きょ?」
あずさ「……」
P「……」
あずさ「今日はなんだか暑いですねっ! うちわで扇いであげますね~!」パタパタ
できませ~ん!
131 = 1 :
ぱたぱたぱた……
P「は、はい……、ありがとうございます(事務所内は冷房が効いてて、十分涼しいんだけど)」
あずさ「どう、ですか~? 涼しく、はぁ……なりましたか~?」パタパタパタプルプル
P(これは……、今日はあずささん薄着だから……)
あずさ「ふぅ、ふぅ……」パタパタパタパタ!
P「……」
あずさ(思ったより、疲れるわー……)プルプルプル!
P(揺れている……、これが、91か)チラリ
さっきから他の何かに集中しているみたいに、プロデューサーさんはノーリアクションですね。
苦肉の策で思いついたうちわ作戦も、あまり効果がないみたいです……。
どうしたら美希ちゃんみたいにできるのかしら? こんなことじゃ、何も意味ないですよね。
あずさ「はぁ、はぁ……」
P(正直たまらん)ゴクリ
132 = 112 :
しゃぶりつきたい
133 :
しゃぶりつけばいいじゃない
134 :
ボディタッチの練習のとこで盛大にフイタ
135 = 1 :
P「あ、ありがとうございます、あずささん! もう大丈夫ですから!」
あずさ「そう、ですか……、ふぅー」
P「ありがとうございます。本当にありがとうございます」
なんだか、プロデューサーさんがたくさんお礼を言ってくれていますね。
そんなに涼しくなったのかしら? 少しでも喜んでくれたなら良かったわ~。
でも、結局ふれあえていません。どうしたらいいのかしら……。
あずさ「……あ!」ティン
いいことを思いつきました~! いつかの美希ちゃんみたいにすれば……。
もう自分からボディタッチすることなんか忘れて、プロデューサーさんにお願いしてみましょう。
あずさ「そ、それなら、褒めてください! ……つまりその、あ、頭を撫でてくれませんか~……?」
136 = 1 :
P「頭ですか? それくらい、お安い御用……って、あれ? なんだこれ」
あずさ「どうしたんですか? は、はやくしていただけると~……」モジモジ
P(なんだ? 頭の中にメッセージが……。タッチしてください? い、いや頭しかないだろう!)
P「……えっと、こんな感じでいいですか?」ナデナデ
あずさ「……んふふ……、もっと、です♪」
わ、私いま、プロデューサーさんに頭を撫でられています~!
たまに美希ちゃんがこれをされているのを見て、ずっといいなぁって思っていたんです。
これは……、癖になりますね~♪ 今ならなんでも言える気がしますー……!
あずさ「私、ソファに座りますね。プロデューサーさんも、隣に来てください~」
P「は、はぁ……」
137 = 1 :
夕飯を食べてきます
140 = 105 :
あ、Pになりたい
141 :
今北産業
142 = 41 :
>>141
あずさ
さんは
俺の嫁
143 = 24 :
>>141
年相応の
あずささ
ん可愛い
144 = 141 :
>>142
サンクス。やらねーけど。
あずささんと一緒に日本酒飲みたい…
146 = 1 :
よく美希ちゃんがお昼寝している大きめのソファに、私とプロデューサーさんはふたりで腰掛けました。
近くで見ると、プロデューサーさんはなんだか緊張しているような……?
……気のせいでしょうか。
あずさ「はい」スッ
P「あの、えっと……、頭を突き出して、これはつまり」
あずさ「もう一回、撫でてください」
でも、もしも……、もしもの話ですけれど。
私が近くにいることで、プロデューサーさんが緊張してくれるなら。
それは、とってもとっても……、嬉しいことです。
あずさ「ん! ん!」
P「そんなに請求しなくても……」ナデナデ
あずさ「ん~……♪」
147 = 112 :
俺「ん!ん!」
148 :
>>147
俺「そんなに請求しなくても……」ナデナデ
149 = 1 :
あずさ「なんだか、眠くなってきました~…………はふ」
P「ははは、そんなにリラックスできるなら、いつでもどんとこいですよ」ポンポン
あずさ「ぇ……それ……、本当ですかぁ~……?」トローン
P「ええ、もちろん。……って、あれ?」
あずさ「……zzz」
P「……二十秒くらいしか経ってないぞ。おい、律子どうする……?」
律子「……そのまま寝かせてあげてください。三十分くらいなら、まだ時間ありますから」
亜美「あ! 兄ちゃん兄ちゃーん! 亜美もー……ぃててて」
伊織「はいはい、亜美はこっちよ」ギュー
亜美「いふぁいいふぁい~っ!」
伊織「……ねえ律子、あんた最近、あずさに甘いんじゃないの?」
律子「あはは……。そ、そんなことはないわよ?」
亜美「いおりんは亜美に厳しすぎっしょ~!!」ヒリヒリ
伊織「うるっさいわねえ、あずさが起きちゃうでしょ……。まったく、気持ちよさそうに寝ちゃって」
P(一番甘いのはこの子な気もするけど……。いおりんは優しいなぁ)
150 :
俺「ん! ん!」
ばっちゃ「こらぁ~!!!カンタァァァァァ!!!!!!!!」
みんなの評価 : ★
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