元スレさやか「今日、恭介と杏子に告白された。協力者求む」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
251 = 250 :
―――
キュゥべえ「―と言うことだよ、これが魔法少女の仕組みさ」
まどか「ひどい…ひどいよ…そんなの…」
さやか「そんな…それじゃあゾンビにされたようなものじゃん…」
さやか「うそ…でしょ…」
さやか「恭介…」
杏子「さやか…」
ほむら「……」
キュゥべえ「その様子だと、ほむらは知っていたようだね」
キュゥべえ「どうして教えてあげなかったのかな?」
ほむら「だって…言えるはずないでしょ?」
キュゥべえ「そうかい?」
252 = 250 :
マミ「ねえ、みんな」
さやか「マミさん!あたし達キュゥべえに騙されてたんだよ?」
キュゥべえ「騙した訳じゃないよ、ただ黙ってただけさ」
さやか「それを騙すって言うのよ!」
杏子「さやか…」
キュゥべえ「やれやれ」
ほむら「インキュベーター…!」
まどか「うぅっ…」
マミ「…そんなにショックを受けることかしら?」
さやか「なっ…当たり前でしょ?何行ってるんですか?」
253 = 142 :
あぁ、このマミさんは痴呆なのか
254 = 121 :
まみまみ?
255 = 250 :
さやか「ソウルジェムが魔女を生むんだよ?」
さやか「それってあたし達が魔女になるってことじゃん!」
マミ「それはそうだけど」
さやか「じゃあどうしてマミさんは平気そうな顔をしてるの?」
マミ「だって私たちは魔法少女よ?常に死と隣り合わせの毎日」
マミ「いつ死んでもおかしくないの…もしかしたら明日死んでしまうかもしれないわ」
さやか「それは…でも!死ぬのと魔女になるのじゃ話が違うよ!」
マミ「そうかしら?魔女になると言うことは、死ぬのと同じだと思うけど」
256 = 176 :
さり気なく本編のまどかの願いdisってないか?
257 = 250 :
さやか「マミさん…?」
マミ「だってそうでしょ?仮に死んだとしても、魔女になったとしても」
マミ「私が私でなくなることに変わりはないわ」
さやか「それは…でも…」
マミ「でも、私は今までそうならないように…死なないように頑張ってきたつもりよ」
マミ「私は最後まで魔法少女として生きるって決めたんだもの」
マミ「それは…例え私たちが魔女になる可能性があるとしても同じことよ」
マミ「私は死ぬつもりも、魔女になるつもりもないわ」
258 = 142 :
こ、このメンタルの強さはマミさんじゃない!
誰だお前!!
また杏子の幻影か!!!
259 = 224 :
メンタルが強いのとはちょっと違う気がする
そもそも魔女化を深刻に捉えていない感じ
260 = 250 :
さやか「でもっ…でも、ソウルジェムが魔女を生むのは事実なんだよ…?」
マミ「ソウルジェムが魔女を生むなら生まさなければいいじゃない」
マミ「あなたも、私も」
さやか「えっ…」
マミ「ソウルジェムが魔女を生むのが事実でも、私たちはまだ魔女になっていないわ」
マミ「それは今まで私たちが力を合わせて頑張ってきたからだと思うの」
マミ「もし、私がひとりぼっちだったら…魔女に殺されていたかもしれないし」
マミ「魔女になっていたかもしれないわ」
261 = 250 :
マミ「でも私はこうして生きているわ」
マミ「それは例えゾンビにされたとしても同じ」
マミ「私は生きているの」
マミ「それも…一緒に支え合う仲間がいたからなの」
マミ「美樹さん、佐倉さん、暁美さん、鹿目さん」
マミ「みんなが…お友達がいたからなの」
マミ「だからこれからも死なないように、魔女にならないように頑張れるの」
マミ「だから、みんなで頑張りましょう」ニコ
262 = 139 :
誰だこいつ
264 :
器の中身がこぼれなければ
器自体は何でも同じだよというスタンス
265 = 250 :
―――
まどか(あの時のマミさんはカッコよかったんだよ?)
まどか(みんなをまとめて、そしてワルプルギスを倒して…)
まどか(…できるなら魔女を消し去りたい…そんなルール壊したい)
まどか(魔法少女に最後まで笑顔でいてほしい)
まどか(わたしの願いがあるとすれば…それだけど、でも)
まどか(みんななら大丈夫だって思えたから、わたし…みんなを信じることにしたの)
まどか(……ただ、あの台詞が気に入ったのか知らないけど)
まどか(あれからマミさんあの台詞の真似しかしなくなったのは…ちょっと…)
266 = 250 :
さやか「ぐすっ…」
まどか「…さやかちゃん」
まどか(でも…今のさやかちゃんは…)
まどか(当然だよ…やっと上条くんと両想いになれたはずなのに…)
まどか(どうしてこんな…)
まどか(……上条くんはさやかちゃんに言われたんだよね?)
まどか(でも、さやかちゃんはそんなこと言ってないって…)
まどか(なら…どうして?上条くんがさやかちゃんを見間違えるわけないし…)
まどか(それに、魔法少女のことを知ってたなんて…)
267 = 250 :
まどか(まるで…さやかちゃんが2人いるような…)
まどか(でも、そんなアニメみたいなことなんて…)
まどか(じゃあ…)
まどか(……!)
ほむら『ロッソ・ファンタズマ』
ほむら『佐倉杏子の魔法の一つよ』
ほむら『杏子は幻を操れるのよ』
まどか(まさか…杏子ちゃんが?)
まどか(杏子ちゃんが魔法で上条くんを?)
まどか(そんな…?)
まどか(た、たしかめなきゃ!)
268 = 142 :
まともなのがまどさやほむしかいねえ…
270 = 117 :
まどか「ほむらちゃん…!」ピッピッ
さやか「まどか…?」
まどか「大丈夫…大丈夫だからね、さやかちゃん」
さやか「……」
まどか(ほむらちゃん、早くでて!早くでてよ!)
ほむら『あ、暁美ほむらです』
まどか「ほむらちゃん、杏子ちゃんの―」
ほむら『ご、ごめんなさい…わたし、今電話にでることができなくて…』
ほむら『で、電源か…電波が入ってないと思うんです』
ほむら『だ、だから発信おピーッ』
271 = 124 :
ここでまさかのメガほむ
272 :
なぜメガほむ
完全に不意打ちじゃないか
かわいい
273 = 117 :
―――
~♪
ほむら「…ん…」コクッコクッ
杏子「ん…さやか…すぅ……」
仁美「んーっ!気持ちのいい風ですわ」
仁美「こんな日には日向…あら?」
ほむら「すぅ…すぅ…」
杏子「んん…」
仁美「まあ!暁美さんが佐倉さんと添い寝を?」
仁美「どうしてこんな所で…あっ!日向ぼっこですわね?」
仁美「ふふ、気持ち良さそうに眠っていますわ」
274 = 142 :
275 = 117 :
仁美「では、私も少しだけ…」
杏子「ん…んん…?」
仁美「あっ…」
杏子「あれ…あたし、眠ってたのか…?」
仁美「ごめんなさい、起こしてしまいましたわ」
杏子「ん…仁美…?」
仁美「はい、ごきげんよう。今日はさやかさんは一緒ではないのですね」
杏子「さやか…?」
杏子「あっ…!」
仁美「どうかなさいました?」
杏子「……いや、なんでもない」
276 = 117 :
仁美「そうですか…」
ほむら「ん…」
杏子「うわっ?よく見たらほむらもいるじゃん」
仁美「あら?知らなかったのですか?」
杏子「う、うん」
仁美「と言うことは…暁美さんは進んで佐倉さんと添い寝を…」
杏子「そっか…心配かけちゃったね」
仁美「?」
杏子「いや、こっちの話さ」
仁美「なんの―」
~♪
仁美「あっ、電話が…もう次のレッスンの時間?」
仁美「うぅ…私も日向ぼっこしたかったのに…」
仁美「では、私はこれで。また今度一緒に日向ぼっこしましょうね」タタッ
277 = 272 :
さて、あんこはどう動くのだろうか
278 = 142 :
二度と動かなくていい
そのまま野垂れ死ね
279 = 117 :
杏子「あ、ああ…またなー…」
ほむら「ん…」
杏子「ほむら…心配して側にいてくれたのか…」
杏子「ほむらは…幻じゃないんだよな…?」
杏子「ほむら…」スッ
ほむら「ん…?」
杏子「あっ…」
ほむら「きょうこ…?」
杏子「わ、わりぃ!起こすつもりはなかったんだ!」
ほむら「……?」
ほむら「あっ、私…眠ってたのね?」
杏子「う、うん」
280 :
おいついてしまった
281 = 117 :
ほむら「杏子を見守るつもりが眠ってしまうだなんて…」
ほむら「私もまだまだ甘いわね」
杏子「ほむら…」
ほむら「……杏子、一つ聞いてもいいかしら」
杏子「……ああ、いいよ」
ほむら「あなた、まさかロッソ・ファンタズマを使ったの?」
杏子「!」
ほむら「どうなの?」
杏子「……うん、使ったよ」
ほむら「杏子……」
杏子「はは…馬鹿げてるよな、自分に魔法かけて、幻を見せてさ」
282 = 142 :
とぼけてんなよこのホームレズ
屑だなクズ
283 = 117 :
ほむら「……」
杏子「でも…仕方ないじゃんか!」
杏子「勇気だして告白したのにさ、降られちまって…!」
ほむら「…杏子」
杏子「…でも、わかってたさ。あたしがふられることくらい」
杏子「さやかに惚れた男が…恭介がいることはわかってた」
杏子「でも…諦めたくなかったんだ」
杏子「だから…あたしは告白したんだよ」
杏子「ふられれば諦めもつくからさ…」
284 = 117 :
ほむら「……」
杏子「そして見事にふられたよ…わかっちゃいたけどやっぱ辛いよな…」
杏子「だから…あたしは魔法をかけたんだ」
杏子「あたしとさやかの幻をさ…」
ほむら「あなた…」
杏子「別にいいじゃねぇか!誰にも迷惑かけて…」
杏子「…いや、結局ほむらに迷惑かけちまったけどさ」
杏子「幻でも良いから見たかったんだよ」
杏子「幸せな夢をさ…」
ほむら「…そう」
285 = 117 :
杏子「…笑いたきゃ笑いなよ」
ほむら「…笑わないわ」
杏子「どうしてさ?こんなに惨めなんだぜ?」
ほむら「…あなたはよく頑張ったわ」
杏子「え…」
ほむら「勇気をだして告白して…振られたら大人しく引き下がって…」
ほむら「ただ、最後に自分に魔法をかけただけ」
ほむら「そうでしょ?」
杏子「…うん」
ほむら「なら…誰もあなたを責めたり笑ったりなんてしないわ」
287 = 142 :
>杏子「…うん」
なんだその含みのある返事は
全て吐け
288 = 117 :
ほむら「でも、いつまでも幻にすがっちゃダメよ」
杏子「わかってる…もう二度としないよ」
ほむら「…そう」
杏子「……あたしもけじめがついたよ」
ほむら「…強いのね」
杏子「いや…弱いからこうなっちまうのさ」
ほむら「いえ、強いわよ」
杏子「…なんだよ、らしくないじゃんか」
杏子「……優しくしないでくれよ」
ほむら「優しくしてるわけじゃないわ、思ったことを言っただけよ」
杏子「…そっか」
290 = 117 :
ほむら「…あら、まどかから着信があったのね?」
杏子「まどかにも迷惑かけちまったね」
ほむら「マミもね」
杏子「はは、そっか」
ほむら「ちょっと、まどかに電話してみるわ」ピッピッ
杏子「ああ、迷惑かけてごめんって伝えといてよ」
ほむら「ふふっ、まどかなら笑って許してくれるわよ」プルルプルル
ほむら「もしもし、まどか?」
まどか『まどっちまどまど』
ほむら「!?」
まどか『まどっちまどまど~♪』
まどか『まどっちまどまど~♪ピーッ』
ほむら「……え?」
291 = 142 :
>ほむら「ふふっ、まどかなら笑って許してくれるわよ」プルルプルル
何故だか笑いを堪えてる様に見えた
292 = 124 :
!?
293 = 117 :
ほむら「???」
ほむら「な、なに今の…?」
杏子「ん?留守電だった?」
ほむら「よ、よくわからないけれど…とりあえず可愛かったわ」
杏子「?」
ほむら「声が少し違った気がするけど…あれが歌声なのかしら?」
杏子「は、はぁ…」
ほむら「それより、まどかは何をしているのかしら…」
まどか「ほむらちゃん!杏子ちゃん!」
ほむら「あっ、まどか!」
294 = 117 :
さやか「ぐすっ……」
ほむら「!」
杏子「さやか…ど、どうしたんだ?目が真っ赤じゃねーか!」
さやか「きょうこぉ…」
杏子「さやか…大丈夫…なのか?」
まどか「……」
ほむら「まどか、一体何があったの?」
まどか「…ちょっとね」
ほむら「まどか…?」
さやか「うぅぅっ…」
杏子「さやかっ!」
まどか「まって」
杏子「まどか…?」
まどか「その前に杏子ちゃんに聞きたいことがあるの」
295 = 250 :
杏子「え?あたしに?」
まどか「うん…杏子ちゃん、もしかして…ロッテ・ファンタウマ使ったの?」
杏子「え?…そんなの使ってないけど」
まどか「…そっか、よかった!」ニコッ
まどか「ごめんね?ちょっとだけ疑っちゃったの…」
ほむら「まどか?」
杏子「いや…その、ロッソ・ファンタズマなら使ったけどさ」
まどか「……え」
杏子「馬鹿げてるよね…魔法なんか使ってあんなことしてさ」
296 = 250 :
まどか「……ならさ、その幻でさやかちゃんを作ったの?」
杏子「…ああ」
まどか「杏子ちゃんっ…!」キッ
杏子「!」
ほむら「ちょっと…まどか、どうしたの?」
さやか「まどか…?」
まどか「…いくら、いくら杏子ちゃんでも…」
杏子「…?」
まどか「杏子ちゃんでもっ!していいことと悪いことがあるよ!」
杏子「え…」
まどか「幻のさやかちゃんで…杏子ちゃんは何をしたの?」
297 = 250 :
杏子「あ…あたしは…あたしは…ただ、幻でも良いから…」
杏子「さやかとの幸せな夢を…見たくて…それで…」
さやか「きょうこ…」
ほむら「……」
杏子「だから…」
まどか「……その幸せな夢って何なの?」
杏子「…あたしとさやかが…笑って…そして…」
まどか「そして、幻のさやかちゃんで上条くんをふるの?」
さやか「え…?」
杏子「な…?」
ほむら「まどか?」
298 = 250 :
まどか「なんで?どうしてそんなことするの?」
杏子「え?」
まどか「酷いよ…上条くん、きっとすごく傷ついたんだよ?」
さやか「……」
まどか「そして、一番傷ついたのはさやかちゃんなんだよっ?」
杏子「っ…」
さやか「………」
ほむら「まどか…」
まどか「最初は嘘だって…みんなわたしの勘違いだって思ったのに…」
まどか「杏子ちゃんのこと、信じたいのに…」
まどか「どうしてかな…今の杏子ちゃんを信じることができないよ…」
299 = 250 :
杏子「あ、あたしは…」
まどか「どうして?どうしてそんなことしたの?」
杏子「ち、違う…あたしは…」
まどか「違くなんかないよ!魔法で幻のさやかちゃんを作ったんでしょ?」
杏子「う、うん…」
まどか「そのせいで…さやかちゃんは…」
さやか「……」
ほむら「まどか」
まどか「早くさやかちゃんと上条くんに謝ってよ!」
杏子「ぅ…」
ほむら「まどかっ!」
300 = 250 :
まどか「ほむらちゃん!さやかちゃんが泣いてるんだよ?」
まどか「杏子ちゃんが…幻なんて作るから…!」
ほむら「まどか!あなた本気で言ってるの?」
まどか「そうだよ!」
ほむら「どうしてよ?杏子はただ、自分に魔法をかけて」
ほむら「ほんの少しだけ幸せな夢を見ただけでしょ?」
まどか「ならどうして上条くんがさやかちゃんにふられたの?」
まどか「さやかちゃんは上条くんをふってないんだよ?」
みんなの評価 : ★★★
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