元スレ蒲原「ワハハ……そんなに、臭いかなー……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 = 52 :
ごめんなさい
203 = 52 :
蒲原「モモォォォォォ……」ボロボロ
モモ「先輩、いい匂いっすよ」ギュッ
蒲原「モモ、モモ……ありがとうなぁ」ギューッ
蒲原「私、ユミちんにも……佳織にも、臭いって思われてたって知って……もう何も信じられないと思ってたんだー」ボロボロ
モモ「…………」
蒲原「モモ、私はモモのことを、信じてもいいか?」
モモ「ええ、信じてくださいっす!」
蒲原「ワハハハ……モモ、私はいい後輩を、持った……」ギュッ
モモ(鼻の感覚が、無くなってきたっす……)
十分後
モモ(部長、寝ちゃったっすか)
数十分後
蒲原「……ん。あ、あれ……どうしてここに」
モモ「おはようっす、部長」
204 = 52 :
蒲原「あっ、モモ……そういえば……モモ、信じてもいいんだよなー?」
モモ「またそれっすか。言ったじゃないっすか……私だけは、信じてもいいんっすよ」
蒲原「……ありがとう」
モモ「もう、五限終わっちゃうっすよ」
蒲原「ワハハ、そんなに寝てたか……」
モモ(さて、できれば部長と加治木先輩は会わせたくないっすね)
モモ「このまま、帰っちゃいます?」
蒲原「……ワハハ、それはいいなー。二人で、遊びに行こう!」
教室
加治木「……結局、蒲原はもどってこなかったか」
ゲームセンター
モモ「わっ、部長クレーンゲームうまいっすね!!」
蒲原「ワハハー、よくやってたんだー」
モモ「わぁ、その人形……可愛いっすね」
205 = 52 :
蒲原「ワハハ、モモ……受け取ってくれよ」
モモ「えっ、いいんっすか?」
蒲原「モモに、持っててもらいたいんだー。私だと思って可愛がってやってくれー」
モモ「…………はいっす!!」
蒲原宅
蒲原「……今日は、楽しかったなぁ」
蒲原「この調子なら、学校にもいけるなー。ワハハ」
モモ宅
モモ「部長、今日も臭かったっす……」
モモ「それにこんな人形、私だと思ってかわいがってくれって、気持ち悪いにも程があるっす」ポイッ
206 = 52 :
モモ「とりあえず最低でもあと一週間くらいこの作戦で頑張るっすか……」
翌日 学校
蒲原「学校に行かなきゃ……モモに会えないからなー」
ガララッ
蒲原(……今日も、私が入った途端皆黙るんだな。ワハハ、何か面白いな)
クスクス……
蒲原「…………?」
蒲原(机に、落書きが……)
『悪臭女!!』 『くっせーんですけど(笑)』 『臭』 『くたばれ』
蒲原(ワハハ、またストレートな落書きだなぁ……)
蒲原(ユミちんは……)チラッ
加治木「…………」
207 = 52 :
蒲原(ずっと目を伏せたままか……)
授業中
ポトッ
蒲原(またかー)
ガサッ
『臭いです クラス一同』
蒲原(ワハハ、よほどの実害ないうちは安いなー)
昼休み 中庭
蒲原「モモー、今日も一緒に食べよう」
モモ「……いるの気づいたんっすか」
蒲原「ワハハハー、モモならいれくれると思ったんだー。今日も放課後どこかに行かないか?」
208 = 52 :
モモ「もちろんいいっすよ!!次はどこに行くっすか?」
蒲原「ワハハー次はな~……」
放課後
蒲原「昔はよくボウリングをやってたんだー」カコーン
モモ「それにしても、ボウリングって意外と汗かくんっすね」
蒲原「ん?モモはボウリング初めてだったのかー?」
モモ「それは、さっきから全くピン倒してない時点で察してほしいっす」
蒲原「よしっ、では私が教えてやろう!」スッ
モモ(うわぁぁぁぁぁぁぁ!!汗かいてる上に密着されると、凄い臭うっす!!っていうか私まで臭くなるっす!!)
翌日 学校
ガララッ
蒲原(今日も、静かだなー)
蒲原(……今度は落書きが掘ってある。これは消せないなー)
『麻雀部の面汚し』
209 = 52 :
蒲原「……っ!!」ズキッ
蒲原(も、もう麻雀部は……関係ない。卑怯だなぁ……本人と関係ないところを叩きに来るなんて)
加治木(きょ、今日こそは蒲原と話そう)
加治木「か、蒲原……ちょっといいか?」
蒲原「……っ!?」
ザワザワ
加治木「その、な……蒲原、私はお前のこと、なんとも思ってはいないんだ」
蒲原(何とも、思っていない……?そうか。だから今まで、何も言わなかったんだなー……)
蒲原「それをわざわざ、言いに来たの?」
加治木「そ、それだけじゃない。わ、私は何もしていないし、その……蒲原のことは、臭いとは思っていない」
蒲原(……っ!!こういうのって、一番、頭くるなー……)イライラ
211 = 52 :
蒲原(何も行動を起こさないくせに、口頭でのみ『私はあなたの味方』と言ってくる。やられてる側からすれば何もしない奴らはゴミ、いじめる奴らは生ゴミ程度の違いなのになー)
蒲原(おかしいな……昨日までは、あんなにユミちんに話しかけて欲しかったのに、今は……イライラする)
蒲原「ユミちん、何とも思っていないってところは、わかったよ。納得だ」
加治木(よかった。伝わったか……)
蒲原「その次も、まあわかるよ。ユミちんはそういうこと、やらないだろうなー」
蒲原「だけど、最後……臭いとは思ってないって、どういうこと?」
加治木「ど、どういう意味って……そのままの意味だ」
蒲原「……っ!!だったら……だったらなんであのとき、部室であんなことを言ったんだ!」
加治木「……っ!」ビクッ
蒲原「ユミちんは、臭いと思ってたから言ったんだよね?矛盾してるんじゃないのかー?」
加治木「いや、あれは睦月に────」
蒲原「ユミちん、もういいよ。よくわかった」ガララ
212 = 52 :
加治木「いや、あれは睦月に────」
蒲原「ユミちん、もういいよ。よくわかった」ガララ
ピシャッ
加治木「か。蒲原!」
廊下
カッカッカッカ
蒲原(また、怒っちゃったなー……でも、今のはユミちんも、悪いよ)
蒲原(でも、あの言葉……私のことを何とも思っていない。かぁ……)
蒲原「……やっぱり、やっぱりだ……」
蒲原「やっぱりユミちんは私のことが嫌いで、だけど仕方なく……仲良くしていたんだ」
モモの教室
モモ(あれは部長、何かあったんっすかね……一応、つけてみるっすか)
中庭
蒲原「…………」グスッ
蒲原「ぅっぅう……ユ、ユミちん。っぐぅぅ……」ゴシゴシ
213 = 122 :
しえん
215 = 52 :
蒲原「泣いたら、泣いたらユミちんたちの思い通りだ……屈したことになってしまう」
蒲原「でも、もう……やだ。我慢、できないなー」
蒲原「いじめられるのは初めてだけど、こんなに悲しいとはなー。ワハハ……」ゴシゴシ
モモ「部長」
蒲原「モ、モモ!ど、どうしたんだー」
モモ「部長……辛いなら、もういいんっすよ?」
蒲原「ワハハ……ど、どういうことだ?何も辛く、ない」
モモ「……いじめられてるっすよね?もう私これ以上、部長のそんな姿見たくないっす」
蒲原「………………」
モモ「毎日、私が毎日部長の家に通うっすから!部長は、家でゆっくりしていてくださいっす」
蒲原「モモ……でも、それはモモが大変だ……」
216 = 52 :
モモ「いいっす……いいんっす。私は部長のこと、好きっすから」
蒲原「モモ…………ありがとう」
蒲原(そうだ……私には、モモがいる。大丈夫……モモがいてくれれば)
モモ(計画通りっす)ニヤッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
前日
モモ「先輩」
加治木「……モモか」
モモ「随分と、落ち込んでるっすね」
加治木「ああ、蒲原のことで……少しな」
モモ「また、部長のことっすか……」
加治木「……怒るか?」
モモ「いえ、私……部長に言われてわかったっす。部長のこと、助けなきゃいけないって」
217 = 52 :
加治木「……っ!!」
モモ「だから先輩、私にも部長のこと教えてください!!」
加治木「……わかった」
加治木「蒲原は……いじめられているんだ。だけど私は、助けることも出来ないし、誤解をとくことはできない」
加治木「このままだと蒲原がっ……!!」
モモ「……先輩、そういうのは早めに話すのがいいと思います」
加治木「しかし、話しかけたところで……なんて言えば」
モモ「……簡単に誤解を、解く言葉があるっす」ニヤッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
モモ「部長、今日はもう帰りましょう」
蒲原「ああ……モモ、モモは私のこと……裏切らないよなー」
モモ「……当たり前っす」
218 = 52 :
一週間後
部室
モモ(毎日部長の家に通うのはつかれるっすけど……もう匂いに慣れてきて楽になってきたっす)
加治木「………………」
モモ「先輩、元気だしてください。私の助言が駄目だったんです……先輩のせいじゃないっすよ」
加治木「……モモ、ありがとう」
モモ(全て、計画通りっすね)ニヤッ
蒲原宅
モモ「部長、今日もスマブラやるっすか?」
蒲原「ワハハー!今日こそ勝つぞー!!」
翌日
モモ(もうすぐ、もうすぐ……私の計画が終わるっす。これで、もう部長の顔を見ることもなくなって、部長の体臭に悩まされることもなくなるっす)
219 = 52 :
モモ(後は、部長の家に行かずに、ただ放置するだけ)
モモ(部長、これが私の復讐っすよ)ニヤッ
放課後 蒲原宅
蒲原「……モモ、こないなー。メールしてみるかー」ピッピ
二時間後
蒲原「まだ、こない……電話も出ないなー……」
蒲原「まさかっ!!モモの身に何かが!?」
蒲原「……でも、外に出るとまた臭がられちゃうかも……」
蒲原「今日は、寝ようかー」
翌日
蒲原「今日も……こない」
蒲原「ワハハ、もう何十回電話してるんだろうなー……」
220 = 52 :
モモ宅
モモ「うわっ、また電話きてるっす……でもこの調子ならもうそろそろ終わりっすね」パタンッ
翌日
蒲原「モ、ヴォ……モ、モ……どうして、やっぱり臭い?」
蒲原「モモモモモモモモモモモ……」ブツブツ
翌日
蒲原「……臭い。臭い臭い」
蒲原「臭いから、モモが……臭いから……」
翌日
蒲原「ワハハハハハ!!わかったぞ、臭いのは、この皮膚がいけないんだなー!」
蒲原「ワハハハ、これを剥げば……モモはきてくれる」ザクッ
221 = 52 :
翌日
蒲原「………………」
翌日
蒲原「………………」
翌日
蒲原「………………」プーン
222 :
ワハハェ……
223 = 52 :
翌日
蒲原「………………」プーン
翌日
蒲原「………………」ブンブンブンブンブン
一週間後
モモ(蒲原先輩が死体で発見されたみたいっす。死後数日が経過していて、死因は失血死)
加治木「モモ……もう、頼れるのはお前だけなんだ」
モモ(ふふふ……)
モモ(ステルスモモの計画通りっすよ!!)
終わり
224 :
おい
225 = 52 :
見てくれた方、夜中保守したくれた方ありがとうございました
夜はさるさんくらったので休もうと思ってたら寝てましたワハハは可愛いですごめんなさい寝ます
226 :
死体なら臭くても違和感ないもんな
227 = 214 :
ほ
228 = 214 :
あ、おわってた
230 = 135 :
ワハハかわいいよワハハ
231 :
臭いっていうのがイメージ出来なかったわ
232 = 55 :
なんてワハハスレはモモが悪役にならなきゃいけないんだよ…
233 = 214 :
自分の体臭がきになるな
234 :
なんでバッドエンドしかないんだよワハハに両親でも殺されたのかよ
235 :
わははって本当は臭くないの?
237 = 63 :
匿名だから書いてるのになんでそんな事するの?
238 :
ワハハ...
239 = 238 :
なんか色々と考えさせられるものだった
おつ
240 :
ワハハの顔面目玉が飛び出るまで殴りたい
242 :
ワハハ×衣 ろくなことが起きない
243 = 103 :
ハッピーツリーフレンズを思い出した
244 :
混ぜるな危険
みんなの評価 : ☆
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