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    元スレほむら「この時間軸の2人は……」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 佐倉杏子 + - 巴マミ + - 青字の存在感 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 1 :

    マミ「待って、佐倉さ……い、居ない……?」

    まどか「ど、どうしよ……杏子ちゃん……」

    さやか「でも、なんでいきなり逃げたりなんか……!」

    ほむら「……手分けして探しましょう。今のあの子の精神状態は……あまり良くない。
        取り返しのつかないことになる前に、早く見付け出さないと」

    マミ「えぇ、わかったわ……!」

    ほむら「巴さん……大丈夫?あなただって……」

    マミ「確かに、すごくショックだけど……今は優先すべきことがあるもの」

    ほむら「……巴さん、佐倉さんを探す時、自分のソウルジェムの穢れには十分注意して。
        ソウルジェムは、私たちの魂。魂が穢れてしまうということは……」

    452 = 17 :

    >>450
    じゃあこのさやかちゃんはすぐにでもマミさんに上条を助けてと頼むべきだな、うん

    453 = 450 :

    >>452
    上条君はいつから魔法少女になったの?ねえ

    454 = 17 :

    >>453
    死んだ杏子の体はただの肉だ
    魔法少女じゃない

    455 = 7 :

    どうしてまだ相手にする奴がいるんだ

    456 = 1 :

    マミ「……魔法が使えなくなる程度では済まないわよね。
      それこそ、本当に、死んでしまうとか……」

    ほむら「えぇ……そうね。そう考えてもらって良いわ。
        この宝石が黒く染まりきった時、私たちは人としての死を迎える」

    マミ「……わかった、気を付けるわ。それじゃ、行きましょう!」

    ほむら「鹿目さん、美樹さん、あなたたちはもう家に……」

    さやか「あ、あたしたちも手伝うよ!」

    ほむら「……でも」

    まどか「お願い、手伝わせて、ほむらちゃん!私たちも、杏子ちゃんが心配なの……!」

    ほむら「……わかったわ。くれぐれも、無茶はしないで。何かあったら、すぐ私か巴さんに連絡を」

    さやか「……!うん、ありがとう、ほむら!」

    457 = 212 :

    >>445
    身体の大半が腐ってる状態でも動けるよ
    まどポソースだがね

    459 = 450 :

    >>454
    じゃあ高速の上からジェム投げられたさやかはもう魔法少女じゃなくなっちゃったんだね
    ハッピーじゃん

    460 = 17 :

    >>459
    ただの死体だからな

    461 = 450 :

    なんだろくに作品の設定すら知らない奴か
    黙ってろ

    462 = 1 :




    杏子「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!……なんなんだよ、ちくしょう……!」

    あたしの、この体が、ゾンビだって……?
    もう死んじゃってるってことなのかよ……。
    なんで、なんで……。

    ……さやかに、どんな顔して会えば良いんだよ……。
    ただでさえ、あいつに合わせる顔がないってのに……こんな体にされちまって……。

    ……あたしはまた、間違っちまったんだ。
    他人のために、他人を喜ばせるためになんて、意味もなく張り切って、勝手に突っ走って。
    またあたしのせいで、人を不幸にしちまったんだ……。

    463 = 212 :

    へいへい杏子ちゃんオフィってるーwwwwwwwwwww

    464 = 1 :




    「ギャァアアアアアア……!」

    杏子「はあっ……はぁっ……はぁっ……!くそっ……!」

    思ったより、手こずっちまった……。
    なんか、体も重いし、魔法も上手く使えない……。

    おかしい……あたし……。

    さやか「杏子!!」

    杏子「ッ!?……!」

    さやか「待って、逃げないで!!」

    杏子「くっ……離せ、離してくれ……!」

    465 :

    魔法少女はコーヒー(人間)を豆(精神)と水(肉体)にわけたもの。
    魔力で直せるのは水のみ。豆はグリーフシードでしか清められない。
    人間は精神と肉体が混ざったコーヒーなので(精神と肉体の境がない)
    魔法で水だけ補おうとしても無理。

    今考えた。

    466 = 1 :

    さやか「離さない……!」

    杏子「離せよ、放っといてくれ……!」

    さやか「嫌だ!今のあんたを放っておくことなんて、出来ないよ!!」

    杏子「ッ…………やめて、やめてくれ……あたしはもう……」

    さやか「杏子……昨日、酷いこと言ってごめん!!」

    杏子「……え……?」

    さやか「大嫌いとか、酷いこと言っちゃって……本当にごめん!!
        だから、逃げないで!お願い……!」

    杏子「な、何言ってんだよ……。違うよ、そうじゃない……!
       あたしには、もうあんたに合わせる顔なんてないんだ……!」

    467 = 17 :

    なんだかなー
    あっさりハッピーエンドに向かいそうで温すぎる

    468 :


    同じスレタイで二つ立ってるけどアボンしたアホの仕業かな?

    469 = 1 :

    さやか「……杏子……」

    杏子「あんたは謝ることなんてない。謝るのはあたしの方じゃん……!あたしが悪いんだ!
       あたしが勝手に間違えて、突っ走って、さやかを傷付けちまったんだ!
       自分勝手に、あんたのためとか言ってあんたを不幸にしちまったんだよ!あたしが……」

    さやか「許す!!」

    杏子「っ……な……!?」

    さやか「あんたも悪かった!確かにあたしはショックだった!でも、許す!!」

    杏子「ゆ、許すって、あんた、そんな……」

    さやか「だから、杏子も許して……!お願いだよ、杏子……仲直り、しようよ……!」

    470 = 1 :

    杏子「……許して、くれるのか……?あたし、あんたを不幸にしたんだぞ……?
       勝手に、さやかの気持ち踏みにじって、傷付けて……」

    さやか「……不幸になんて、なってないよ。確かに、杏子のやったことはきっと間違いだったけどさ。
        そもそもあたしが、もっと早く勇気出してればこんなことにならずに済んだんだよ。
        ……そのことも、ごめんね」

    杏子「さやか……そ、そんなことない。あたしが、ちゃんと……」

    さやか「杏子のやったことは間違いでもね……その気持ちは、すごく嬉しいよ。
        あたしのこと、幸せにしてくれようとしたんだよね?」

    杏子「さ、やか……」

    さやか「ありがとう、杏子。あたしのために頑張ってくれて」

    杏子「さやか……さやかぁ……さやかぁあ……!ぅ、ぁあああ……あぁぁああああ……!
       ごめん、さやか……!本当にごめん、ごめんなさい……!ごめんなさい……!!」

    さやか「……泣くほどとか、どんだけ気にしてたのよ、もう……ぐすっ……」

    472 = 1 :




    さやか「……落ち着いた?」

    杏子「……うん……悪い、ありがとう」

    さやか「ん。そんじゃ、帰りますか!みんなにメールしとかなきゃね」

    杏子「……なぁ、さやか……」

    さやか「ん?何?」

    杏子「……いや、なんでもない。さぁ、早く帰ろうぜ。みんなに心配かけちまったしね」

    さやか「……?」

    473 :

    まだ不穏な空気が

    474 = 1 :




    マミ宅

    マミ「良かった……!佐倉さんが無事で、本当に良かった……!」

    まどか「うん、うん……!」

    杏子「ごめん、みんな。心配かけちゃって……」

    ほむら「良いの、気にしないで。それより佐倉さん、ソウルジェムは大丈夫?」

    杏子「へっ?あ、ほんとだ……。おかしいな、別に大した魔力は使ってないはずなのに……」

    ほむら「ソウルジェムは、私たちの魂。魔力を使うだけでなく、負の感情によっても穢れは溜まるの」

    マミ「っ……」

    杏子「……そういうことか……。悪い、助かったよ」

    マミ「佐倉さん、その……本当に、本当に、ごめんなさい……!
      知らなかったとは言え、あなたをあんな危険な目に遭わせて……!」

    475 = 1 :

    杏子「そんな、良いよ。悪いのはあたしたちの魂をソウルジェムにしやがった
       キュゥべえの奴なんだからさ。マミさんは気にしないで」

    マミ「で、でも……わたし、佐倉さんが、死んじゃったら、って……」

    杏子「マミさん……でもさ、あたしは今、こうして……。……」

    さやか「そうですよ!今はほら、杏子こうやって生きてるんだし!」

    杏子「……!」

    まどか「マミさん、だから、元気出してください……」

    杏子「……あのさ、まどか、さやか」

    まどか「え……?」

    杏子「正直に、答えてくれ。
        あたしたちの体が、もう死んでて、ゾンビだって聞いて……どう思う……?」

    476 = 1 :

    さやか「……!」

    ほむら「佐倉さん……それは……」

    杏子「ごめん、おかしな質問だってのは分かってる……。でも、どうしても気になって……。
       普通の人間のあんたたちに、聞きたいんだ。正直に、答えて欲しい……」

    さやか「……それは……」

    まどか「し、正直に、って言われても……そんなの……」

    杏子「……お願いだ」

    まどか「……だ、だってそんな、みんなが、杏子ちゃんや、ほむらちゃんや、マミさんが、
        もう死んでるんだ、ゾンビなんだって言われても……全然、実感がなくて……。
        わ、わたしがそうじゃないから、こんな勝手なことが言えるんだと思うけど、
        だって、みんな普通に喋ってるし、死んでるなんて思えないし、
        普通の、生きてる人間と、全然変わらないし……」

    杏子「…………」

    479 = 39 :

    まどかの脳内再生率がやばい

    480 = 1 :

    まどか「だから、わたしは……実感がなくて……。ごめんなさい……」

    杏子「……さやか、あんたは?」

    さやか「私も……まどかと一緒、だと思う」

    杏子「……そっか」

    まどか「……ごめんね……」

    杏子「ははっ……そっか……あはっ、ははははは!」

    さやか「えっ……?き、杏子……?」

    杏子「生きてる人間と変わらないから実感がないってか……。
       なんだよ、気にしてたあたしが馬鹿みたいじゃんか!
       あんたたちの言う通りだな。魂がソウルジェムになったって、生きてることには変わらないんだ。
       あたしたちだって、今まで全然気付かずに、そうやって過ごしてきたんだもんな」

    481 = 125 :

    あんこちゃんが狂ったのかと思った

    482 = 1 :

    マミ「……私たちが、気にしすぎだったみたいね。ありがとう、2人とも。
      あなたたちのおかげで、ずいぶん気が楽になったわ」

    ほむら「……!」

    下手な励ましなんかより、ずっと良かった……そういうこと……?

    まどか「えっ……?あ、そう、なんですか……?」

    さやか「だったら、良いんですけど……」

    マミ「ふふっ……。あら、いけない。もうこんな時間?みんな、帰らなくて大丈夫?」

    まどか「わっ!ほ、ほんとだ!いつの間に……」

    486 = 287 :

    遠視

    488 = 211 :

    どうしたんだ

    489 :

    さるかな

    490 = 1 :

    杏子「な、なんか悪いな。あたしのために……」

    さやか「そんじゃ、罰として今度のお茶会、杏子のケーキの苺はあたしがもらおっかな!」

    杏子「えっ!?マジか……。わ、わかったよ」

    さやか「えへへっ、悪いね!それじゃ、みんなバイバイ!またね!」

    ほむら「お邪魔しました」

    まどか「お、お邪魔しました!」

    マミ「えぇ、みんな気を付けて帰ってね」

    杏子「じゃあなー!」

    493 = 1 :

    ほむら「……2人とも、本当に大丈夫?」

    杏子「ん?あぁ、まーね。あたしはさ、一番気にしてたのは、
       この体がさやか達からどう思われてるのか、ってことだったんだよ。
       だから、あいつらが気にしないってんなら、まぁいっか、ってさ」

    マミ「私も、ちょっと拍子抜けしちゃった。
       てっきり“ゾンビなんかじゃない”とかって言われると思ってたから……。
       でも、今考えたらそうやって励まされるよりもずっと良かったかもね。
       “実感がない”なんて言われたのに本人だけがいつまでも気にしていても仕方ないって思えるもの」

    ほむら「……そうね、その通り。気にしたって仕方のないこと。
        今まで生きてきた事実は変わりないんだし、今からの生き方も変わらないわ」

    マミ「えぇ、もちろん!」

    杏子「これからも今までと同じように、正義のために戦い続けるだけさ!」

    494 :

    ここは乗り切れても、まだ先が怖いな

    495 = 1 :




    さやか「……う~ん、結構遅くなっちゃったなぁ……って、あれ?」

    マンションの前に、誰か……。
    あれは……。

    仁美「……さやかさん。お待ちしておりましたわ」

    さやか「ひ、仁美!?なんで……」

    仁美「あなたに、お訊きしたいことがありますの」

    さやか「な、何……?」

    仁美「さやかさん、きちんと上条くんに気持ちを伝えたんですよね?」

    さやか「あっ……え、っと、それは……い、一応」

    仁美「……それで、返事は?」

    496 = 212 :

    …ん?

    498 = 1 :

    さやか「……まだ。ちょっと、考えさせてくれ、って」

    仁美「そう、ですか」

    さやか「その……なんで、そんなこと……?」

    仁美「今日上条くん、あなたと話がしたいと、そう仰ってました。
       あなたに、訊きたいことがあると。告白の返事をするのなら
       『訊きたいことがある』なんて言いませんから、少し、気になって……。
       でも、きちんと想いを伝えたのなら、それで良いんです。ごめんなさい、おかしなことを聞いて」

    さやか「あ、えっと……」

    仁美「私の用事はそれだけです。今日はもう面会時間は終わっているけれど、
       明日必ず、上条くんに会いに行ってくださいね」

    さやか「わざわざ、そのためだけに、待っててくれたの……?」

    仁美「私にとっては、とても重要なことですのよ?……それでは、失礼します」

    499 = 7 :

    ひとみん!

    500 = 1 :




    翌日、病院

    さやか「……うぅ……緊張するなぁ……」

    わかっちゃいたけど、さすがに気まずいと言うか何と言うか……。
    訊きたいこと、って何なのよ……。
    今になって改めて杏子が恨めしい……。

    ……ううん。
    どっちにしろ、いつかはちゃんと、自分の口から伝えなおさないといけないんだから。
    気まずいとかなんとか言ってる場合じゃない!
    ……んだけど、何訊かれるんだろ……。

    ……えぇい!覚悟を決めろ、美樹さやか!

    さやか「きっ、恭介~?入るよ~?」


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