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    元スレP「初めまして。961プロのプロデューサーです」

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    みんなの評価 : ★★★×13
    タグ : - P黒井ジュピター + - アイドルマスター + - アンチもの + - グロ + - 星井美希 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 32 :

    社長「やあ、諸君。話は聞いたよ。どうやら、またひと波乱ありそうだね」

    律子「あ、社長……」

    社長「961プロがどういった動きを見せるかは分からない。だが、油断だけはしないでくれたまえ」

    社長「アイドル諸君の身が、一番大事なのだからね」

    「了解だぞ!」

    社長「ところで……星井君はどこかな? 仕事の話があったのだが……」

    雪歩「そういえば……」

    真美「今日は見てないよねー?」

    53 :

    美希と聞いて

    54 = 32 :

    ~とある公園~

    「うーん……」

    「社長は気にするなって言ってたけど……」

    「やっぱり、現場の人間としてはこのままは嫌だなぁ」

    「顔を合わせるたびに悪態をつかれちゃ、ジュピターにだっていい影響は与えないし」

    ??「……の」zzz

    「……む?」

    ??「……おにぎり……たくさん……なの」zzz

    「なんだこの子? なんで公園で昼寝……って、もう夕方か。夕寝してるんだ?」

    美希「……ぅぅん」ゴシゴシ

    56 = 50 :

    Pの引き抜きがはじまる

    57 = 32 :

    美希「んん~? あふぅ……おじさん、だぁれ?」

    「おじっ!? し、四捨五入すればまだ20歳で通じるんだぞ!?」

    美希「……」zzz

    「って寝てる!?」

    美希「もぉー、おじさんってばうるさいの」

    「この……ちょっと、いや、だいぶ、いや、かなり可愛いからって好き放題……!」

    美希「あは。おじさん素直だね?」

    美希「ミキは星井美希なの。765プロでアイドルやってるんだよ? おじさんは?」

    (765プロ……!)

    (どうする? ここで素直に言ったらまたいちゃもんつけられるかも……)

    「……。……と、通りすがりのサラリーマンです」

    美希「ふーん」

    58 = 32 :

    「ほ、星井さんはこんなところで何をしてるんだ? アイドルなんだろう? 仕事とかは……」

    美希「『さん』付けは変な感じなの。ミキでいいよ?」

    「はあ……」

    美希「ミキはあんまり売れてないからお仕事も少ないの。だから、ここでお昼寝してたの。あふぅ」

    「それはなんというか……ご愁傷さま?」

    美希「別にどーでもいいの。ミキはたくさんお昼寝が出来れば満足なの」

    「美希はアイドルが好きじゃないのか?」

    美希「好きだよ? キラキラできたら最高なの!」

    「き、きらきら?」

    美希「うん! ステージで歌って踊って、笑顔で手を振るの! そうしたら最高にキラキラできるの!」

    「なら、仕事がなくてもレッスンをするべき――」

    美希「レッスンは嫌いなの。つまらないからやりたくないの」

    (駄目だこいつ、早くなんとかしないと……)

    59 = 32 :

    美希「それじゃ、ミキそろそろ事務所に戻るね。おじさん、ばいばーい」

    「あ、ちょ……」

    「……」

    「結局、最後までおじさん扱いだったな……」

    60 = 53 :

    後は社長が美希のおにぎりを食べるだけだな

    61 = 32 :

    ~オフ日 公園~

    「さて。来てはみたものの……昨日の今日でいるはず――」

    美希「むにゃむにゃ……」zzz

    「いたよ……。おーい。美希ー。起きろー」ユサユサ

    美希「ん、ぅぅう~……」zz

    美希「んー……あふぅ。んー? あ、昨日のおじさん!」

    「だからおじさんちゃうわ」

    美希「なんでこんな時間から公園にいるの? おじさん、ニート?」

    「ひとのこと言える立場か、この金髪」

    美希「ミキはお昼寝の時間なの」

    「アイドルならレッスンしろ。それが嫌ならせめて学校に行け」

    美希「レッスンはさっきまでしてたよ?」

    「お?」

    美希「30分も頑張ったの!」

    「……見直しかけた俺が馬鹿だった」

    62 = 32 :

    美希「今度はおじさんの番だよ。おじさんはなんで公園にいるの?」

    「今日は仕事が休みなの。だからただの散歩」

    美希「ふーん」

    「興味ゼロって感じですか、そうですか。……はあ、起こして悪かったよ。邪魔にならないように、俺は向こうで昼食を食べるから……」

    美希「お昼ご飯ってその袋?」

    「うむ。天気がよかったからピクニック気分を少しでも味わおうと買ってきたんだ」

    美希「ふーん。一人でピクニックとか寂しいね」

    「ほっとけ。じゃあな。さて、どのおにぎりから食べようか――」

    美希「欲しいの!」

    「は?」

    美希「ミキもおにぎりが食べたいの!」

    63 = 32 :

    「どうしてこうなった」

    美希「……」モグモグ

    「随分とまあ、幸せそうに食べるなぁ」

    美希「おにぎりは最強の食べ物なの! 貴音はそこら辺が分かってないの!」モグモグ

    「貴音?」

    美希「同じ事務所の子だよ。貴音はラーメンばっかり食べてるの」

    (そういえば、資料に載ってたな……銀髪の子か?)




    貴音「……くしゅん!」

    貴音「はて……」

    貴音「今一瞬、面妖な気配がしましたが……」

    64 = 50 :

    >>60
    pspじゃねえかwww

    65 = 32 :

    ~その後~

    美希「おじさん! 今日もおにぎり買ってきてくれたの?」

    「残念ながら今日は普通の弁当だ」

    美希「ならおじさんに用はないの……あふぅ」

    「俺の価値はおにぎりだけか」



    美希「おじさん、最近よくこの公園に来るね」

    「家から近いんだよ。美希こそしょっちゅういるじゃないか」

    美希「ぽかぽかしてお昼寝に最適なの!」

    「毎度無防備に寝て……襲われても知らんぞ」

    美希「そうだね。最近は怪しいおじさんをよく見かけるから困ってるの」

    「喧嘩売ってんのか?」

    67 = 32 :

    美希「おじさん、彼女とかいないの?」

    「いたら休日までこんな寂れた公園に来ないわ」

    美希「あはっ。寂しい人生なの。実家のご両親が泣いてるよ?」

    「生憎と母親しかいないから『両親』じゃないな」

    美希「あ……ごめんなさいなの」

    「俺から言ったことだから美希が気にすることじゃないよ。美希は兄弟とかいないのか?」

    美希「お姉ちゃんがいるよ」

    「羨ましいな。俺は一人っ子だから。美希みたいな妹がいたらきっと――」

    美希「おじさんの妹は嫌なの」

    「――全力でいじめたんだろうな」

    68 = 32 :

    「それで、相変わらずレッスンはさぼってるのか?」

    美希「むー。またその話? お説教はうんざりなの! 律子だけで十分なの!」

    「けどなあ……俺、美希がテレビに写ってるところ見たことないんだけど」

    美希「ミキは悪くないの! ミキは頑張ってるの!」

    「いや、お前30分で抜け出すだろ」

    「ふーむ……」



    ~入社から3カ月 社長室~

    黒井「やる気のない人間のモチベーションを上げる方法?」

    「はい。黒井社長ならどうするかと――」

    黒井「向上心のないクズは不要だ」

    「ですよねー」

    69 :

    しえん

    70 :

    おもしろい

    71 = 32 :

    ~収録現場~

    冬馬「俺たちが目指してるのはトップアイドルだぜ? やる気なんていつだって満ち溢れてるっての」

    冬馬「やる気がないやつが生き残れる世界じゃねえんだよ」

    「それはそうかもな」

    北斗「そういえば、仕事には慣れましたか?」

    「どうにかこうにか、だな。他社のプロデューサーの見よう見真似だけど」

    冬馬「おいおい。ライバル会社の連中の真似してどうすんだよ」

    「仕方ないだろ。うちにはプロデューサーが俺しかいないんだから。まずは猿真似から始めるしかないんだよ」

    翔太「それもそうだね~。でも、クロちゃん、どうして急にプロデューサーを育てようとしたんだろうね?」

    北斗「そうだな……今までずっと『プロデューサーなど不要!』って態度だったのに」

    冬馬「噂じゃ、急な方針替えに幹部連中と一悶着あった、って話だぜ」

    北斗「気になるのは、どうしてそこまでして『プロデューサー』が必要になったのか、ですね」

    「俺の潜在能力を見抜いた、とか?」

    冬馬「自分で言ってて悲しくならねえか?」

    「……少しだけ」

    73 = 32 :

    ~レッスンスタジオ~

    「お疲れー」

    A子「あ、プロデューサーさん! お疲れ様です!」

    B香「お疲れ様です。今日はもう上がりのお時間ではないんですか?」

    「あー……そうなんだけどね? 別に家に帰ってもやることないから、なんだ、その……見学?」

    C郎「いや、僕たちに聞かれても……」

    「とりあえずこれ。差し入れ」ガサッ

    A子「わあ、ありがとうございます!」

    「ボイトレ組も呼んで休憩でもしなよ」

    75 = 32 :

    D太「いつもすいません。飲み物やら軽食やら……」

    「好きでやってることだから気にするな」

    E美「格好いいー。ちょっと惚れちゃいそう」

    A子「あ、抜けがけ!」

    B香「私も立候補します」

    「あのなあ。大人をからかうもんじゃないぞ?」

    ABE(からかってるつもりはないんだけど……)

    「ところでさ。皆はレッスンって嫌いか?」

    C郎「突然なんですか?」

    「いや、ちょっとな……」

    76 = 32 :

    C郎「そうですね。僕は嫌いじゃないですよ。夢のための前準備と思えば苦じゃないです」

    A子「私も、たまにきついって感じる日もありますけど、基本的には楽しいです」

    E美「私は元々歌うのが好きだから」

    B香「私は時々挫けそうになります。いつまで続ければいいんだろう、って」

    D太「俺も同じくですね。やっぱりジュピター先輩みたいに活動したいって気持ちはあります」

    「なるほど。つまり、やる気の持続には適度な飴が必要、と」

    D太「飴って……もう少し言い方変えません?」

    「事実だろ。……っと、そろそろお暇するわ。邪魔してごめんな」

    E美「えー。もう帰っちゃうのー?」

    「俺がいると集中できないだろ? じゃ、レッスン頑張れよー」バタンッ

    A子「帰っちゃったね……」

    B香「もう少しお話ししたかったわ……」

    E美「鈍感だなあ、プロデューサーは……」

    D太(あの人、ホストやった方が儲かるんじゃないか?)

    77 = 48 :

    ふむ

    79 :

    なんてホワイトな…

    80 = 32 :

    ~公園~

    「これはあくまで独り言なんだが」

    美希「あふぅ……眠いの……」

    「世の中には1個1万円もする高級なおにぎりがあるらしい」

    美希「……」ピクッ

    「そういえば、以前読んだ雑誌には、本場で学んだパティシエが作る苺ババロアを出すお店があるとか載っていたな」

    美希「……」ピクピクッ

    「キャラメルマキアートって美味しいよなー。この間、たまたま入ったお店のは最高だったなー」

    美希「! おじ――」

    「やっぱり、そういう美味しいものは頑張ってる子に食べさせてあげたいよなー。テレビに映ってるアイドルたちとかに奢ってあげたいよなー」

    美希「!!!!」ガバッ

    「うん? どうしたんだ、美希」

    美希「ちょっとレッスンに行ってくるのー!!」

    81 = 32 :

    「……」

    「……」

    「ふふんっ。ちょろい。『飴作戦』大成功」

    「っていやいや。あんなに単純で大丈夫か、あの子」

    「美希の将来が不安になってきたよ……」

    82 :

    961のPなのに一体何やってんだろ
    一生懸命なA子たちのためにもっと頑張るべきだと思うが

    83 :

    >>82良いプロデューサーは良いアイドルと引かれあっちまうんだ…

    84 = 32 :

    ~入社から5カ月 局内~

    雑誌【ジュピター特集!】

    テレビ【新幹少女のニューシングル、初登場第2位!】

    ラジオ【次のリクエストは、日高愛の曲で……】

    「……。相変わらず美希の情報はなし、か」

    「随分とやる気は出してたと思うんだが」

    ガチャ

    冬馬「ふう……ん? 俺たちの楽屋でなにしてんだよ、プロデューサー」

    「なにって……情報収集?」

    冬馬「なんで疑問形なんだよ」

    翔太「あはは。まあいいじゃん。お疲れ様、プロデューサーさん」

    北斗「お疲れ様です」

    「おっつー」

    冬馬「どんなキャラだよ……」

    85 :

    むしろアルファベット組が765のアイドルを倒すのもいいな

    86 = 32 :

    冬馬「ったく。遊びで局まで来るなよな。こっちは仕事だってのに――」

    「ほれ」ポイ

    冬馬「うおっ!? な、なんだよ急に!」

    「アイシング用の冷却スプレー。ダンス後の筋肉はよーく冷やしておいた方がいいぞ」

    冬馬「……サンキュー」

    「お前ら、昼まだだよな? おにぎりとサンドイッチなら適当に買っておいたから勝手に食べてくれ。お茶とデザートははクーラーボックスの中な」

    翔太「うわっ! これって、ゴージャスなんちゃらって奴じゃないの!?」

    「ふふんっ。セレブな俺にぴったりのスウィーツだろ?」

    北斗「社長の真似ですか?」

    「へ?」

    87 = 82 :

    才能あってヤル気のないやつより、才能なくてヤル気のあるヤツのほうが物語的には映えそうだ
    春香さんの根強い人気もその辺が根本なのかな

    88 = 39 :

    わた春香は才能に溢れてると思いますよ!

    90 = 32 :

    冬馬「天然かよ……今の笑い方といい言い方といい、黒井のおっさんにそっくりだったぞ?」

    「マジでか。やべ、かなり影響されてる感じ?」

    翔太「でも、プロデューサーさんはクロちゃんとはちょっと違うよね? 半分だけ似てる感じかな?」

    冬馬「半分?」

    翔太「ツンデレの『ツン』がない感じ」

    冬北『なるほど』

    「なるほど、じゃないだろ。そもそも『デレ』もないからな?」

    北斗「ですが、その気遣いっぷりは社長にそっくりですよ」

    冬馬「おっさんも、なんだかんだ言って様子見にきたりするからな」

    「簡単にその姿が想像できるのが嫌だな」

    92 :

    貴音かわいいよ貴音

    93 :

    美希は飴で簡単に釣れそうだな

    94 = 32 :

    ~局内廊下~

    「ジュピターはこのあとも撮影か?」

    冬馬「ああ。このまま移動して――」ドンッ

    ??「きゃあ!」

    冬馬「っと、悪い。大丈夫か?」

    雪歩「は、はいぃ……こちらこそ、すいま、せん、で……」

    冬馬「あん? お前確か765プロの……」

    雪歩「お、お、お、……」

    「おにぎり?」

    雪歩「男の人~~~~~~~~っ!!??」

    冬馬「うおっ!?」

    翔太「うわ、凄い声!」

    北斗「なんで『おにぎり』なんですか?」

    「自分でも分からん」

    95 :

    Pがいない765プロは潰れそうだな

    96 = 32 :

    「雪歩! どうしたの!」

    貴音「あれは……ジュピターですか」

    やよ「雪歩さん、大丈夫ですかー!?」

    雪歩「あ、ま、真ちゃぁん……」



    翔太「うわー。なんか凄い面倒なことになりそうだねー」ヒソヒソ

    冬馬「逃げるか?」ヒソヒソ

    北斗「逃げられれば、だけどな」ヒソヒソ

    「……」

    97 = 32 :

    「貴音さん、雪歩をお願いします。……おい!」

    翔太「ほらきた」ヒソヒソ

    「961プロ! 雪歩に何をしたんだ!」

    冬馬「何もしてねえよ。ちょっとぶつかっちまっただけだ。悪かったな」

    「嘘をつけ!」

    冬馬「ああ?」

    「雪歩が一人になる時を狙ってたんだろ! 雪歩に何をするつもりだったんだ!」

    貴音「真、少し落ち着きなさ――」

    冬馬「……話しても無駄だな。行こうぜ」

    「まだ話は終わってないぞ! いい加減に嫌がらせや妨害行為をやめろ!」

    冬馬「……ちっ。うぜえ。なにも知らねえ三下が」

    「っ!」

    98 = 89 :

    765プロたちにイライラしてきた俺は間違ってる

    99 :

    しえん

    100 :

    マジで何も知らない三下だからな、マジピエロ


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