私的良スレ書庫
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元スレ雪歩「私の中のジャイアント・キリング」
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P「………というわけで、今年度の目標が決定しました」
P「765プロのアイドル12人で、新形式のIU3部門制覇」
P「何か意見はありますかー」
春香「………IU制覇、ですか……」
あずさ「なんといいますか……」
真「なんだか、とんでもない目標になっちゃったね……」
伊織「………」
亜美「正直、どのくらいすごい目標なのか亜美にはよくわかんないけど………」
真美「つまり、皆そろってIUに優勝すれば765プロはもーっとビッグな事務所になれるってこと?」
やよい「うぅー………大変そうです」
雪歩「そ、そんなこと……私達に本当に出来るんですか?」
P「765プロのアイドル12人で、新形式のIU3部門制覇」
P「何か意見はありますかー」
春香「………IU制覇、ですか……」
あずさ「なんといいますか……」
真「なんだか、とんでもない目標になっちゃったね……」
伊織「………」
亜美「正直、どのくらいすごい目標なのか亜美にはよくわかんないけど………」
真美「つまり、皆そろってIUに優勝すれば765プロはもーっとビッグな事務所になれるってこと?」
やよい「うぅー………大変そうです」
雪歩「そ、そんなこと……私達に本当に出来るんですか?」
続ききたああああああああああああああああああ
しかし今からジャンプ買いに行って外で飯食うという事実…
しかし今からジャンプ買いに行って外で飯食うという事実…
伊織「……アンタ、簡単に言うけどね」
伊織「IUがどれだけ狭き門なのかホントに分かってるわけ?」
P「もちろん」
伊織「………嫌に自信過剰じゃない」
伊織「…気に入らないわ。初日からなんとなくそう思ってたのよ」
律子「ちょ、ちょっと伊織……」
春香「…………」
伊織「私達がどれだけ報われない下積みを送ってきたかも知らないくせに……」
伊織「ましてアンタはプロデューサーとしてはまだヒヨッコでしょうが……それなのに」
伊織「軽々しくでかいことを言わないでちょうだい」
P「………」
伊織「アンタみたいなプロデューサーが過去にもいたわ。半年も持たずにやめた」
伊織「自分だけが楽しくやって、アイドルの苦労なんて知ったこっちゃないって奴がね……!」
やよい「い、伊織ちゃん……」
伊織「黙ってて、やよい」
やよい「ぁ………」
P「………」
P「自信ないの?」
伊織「なっ………」
伊織「…んなわけないでしょ!?馬鹿にしないでっ!!」
P「なら問題ない」
やよい「い、伊織ちゃん落ち着いて……ね」
千早「いいと思います。それで私達が高みに到達できるなら」
千早「どうせ何もしなければ私達はそろってE,Fランクどまりなんですもの……」
P「そうだな」
P「俺は軽々しく目標を設定したつもりは全然ないぜ」
P「お前達ならできると思ったからそう言ったまでだ」
真「プロデューサー……」
律子「プロデューサーの言うとおりだわ」
律子「確かに今の私達には想像できない将来かもしれない」
律子「だけど不可能ではないはずよ。とにかくこれから1年間、みんなでがんばって行きましょう」
P「うん。とりあえず朝の挨拶はこの辺にして………」
律子「(……この前負けたことが悔しくないわけじゃない)」
律子「(だけど、一晩で仕上げたにしてはあまりによく練られてて、思い切りのある…あの作戦)」
律子「(小鳥さんも同じ意見だった……私達は本気で、あの人に賭けてみても良いかもしれない)」
律子「(やっぱり、監督としての経験が活きてたりするのかしら………?)」
P「ま、俺としては『絶対に負けない』と高をくくってる対戦相手の悔しい顔を見るのが楽しくてたまらないからだけど。ニヒヒ」
雪歩「え、えぇ…?」
やよい「ぷ、プロデューサーがいじわるな顔してます…」
律子「(……それとも、単純にいやらしい性格の人なのかしら……)」
春香「(今の笑い方、ちょっと伊織に似てたなー……本人に言ったら怒りそう)」
P「はい、だからね。今日から3日間は全員予定をあわせて、ここで大会へ向けての基礎作りをしてもらいたいと思います」
亜美「つってもいつも使ってるレッスンルームだけどね」
真美「どうせなら合宿とかやりたかったよ→」
春香「ははは、仕方ないよ……」
P「はいはい、その気持ちも分かるけどね。まあ合宿のつもりで頑張ってくれ」
亜美「え?それって夜は事務所に泊まっても良いってコト!?」
真美「マジデ!?」
P「そうは言ってない」
亜美「ちぇー」
千早「二人とも、あまり困らせちゃダメよ」
P「…ま、気分を盛り上げるのも大事か」
P「えー、春先なのでまだまだ寒いです」
P「怪我のないよう、しっかりと体をほぐしてください」
P「みんなの元気で寒さを吹き飛ばし、実りある楽しい合宿にしましょう」
亜美「は→い!」
真美「は→い!」
律子「(遠足みたい……)」
P「では。本日の練習メニューを発表しまーす………」
春香「………!」
真「………!」
伊織「………」
あずさ「………?」
やよい「………」ゴクリ
亜美「………」ワクワク
真美「………」ワクワク
雪歩「………」
千早「………」
律子「………」
P「 自 習 ぅ ──── 」
律子「………は?」
春香「え?あの……プロデューサーさん?」
あずさ「今日は一日、レッスンなんですよね…?」
律子「プロデューサー…自習って」
P「自習だよ、自習。知らない?」
律子「いえ、そういうことじゃなくて……」
P「俺や律子に言われてするだけじゃダメだってコトだよ」
P「たまには自分から考えて行動しないとね」
P「つーわけで、俺と律子は事務所に戻ってるから。あと頑張って」
伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!アンタふざけてるの!?」
真「プロデューサー!本気なんですか!?」
雪歩「な、何をすれば………」
P「そうそう、天海」
春香「…は、はい!」
P「お前は練習内容について一切口出し禁止な。もうリーダーじゃねえんだから」
春香「………」
真「ちょっとプロデューサー、そういう言い方は……!」
P「じゃー。律子行くぞ」
律子「えっ…ぷ、プロデューサー!」
バタン
「「「「…………………」」」」
──────
律子「本気なんですか、さっきの!?」
律子「ただでさえあんな高い目標を言い渡されてピリピリしてるのに…ましてIUの一次予選まではたった2週間なんですよ!?」
P「だからこそだよ」
律子「え……?」
P「付け焼刃のレッスンなんてどうせ無駄なの。2日3日やったところで変わらない」
P「その前にまずはきちんと見させてもらわないとな」
律子「な、何を……?」
P「俺がいけると思うか、失望するか。それは今のアイツら次第」
ガチャ
小鳥「あ、お帰りなさい」
P「そっちの調子はどう?」
小鳥「問題ありません!ばっちり写ってますよ」
P「お、やるねえピヨちゃん」
小鳥「ピ、ピヨちゃん!?」
P「…あぁ、双子がそう言ってたから」
小鳥「……で、できれば小鳥って呼んでくれたほうが……」
P「……そう?」
律子「……小鳥さん…」
P「まあ何でもいいけど。モニター見して」
小鳥「ど、どうぞ」
──────
真『………で、どうしよっか』
伊織『アイツなんなの………本気でムカつくわ』
雪歩『い、伊織ちゃん。落ち着いて……』
伊織『うるさい』
雪歩『!……ご、ごめん……』
亜美『でも、ホントにどうする?』
あずさ『困ったわね~…』
律子「……これは、さっきのレッスンルーム…?」
小鳥「きちんと音も拾えますよ」
P「ピヨちゃんスパイの才能あるねー」
律子「こんな盗撮みたいな真似をして、一体何を……?」
P「そりゃもちろん決まってる」
P「人間観察だよ」
律子「人間観察……?い、いやそれ以上に…」
律子「35の男がアイドルのレッスン風景を覗き見なんて、割とシャレになりませんよ……」
──────
春香「………じゃ、じゃあとにかくさ…誰かやること決めてくれるかな?」
春香「私、何もしちゃダメみたいだし……」
真「………」
伊織「………はっきり言ってそれも気に入らないのよ」
伊織「あのプロデューサーは春香のことバカにしてるの?」
真美「いおりん落ち着きなよ~」
伊織「なんで!?春香は私達のことを誰よりも考えてくれた!」
伊織「プロデューサーがいないとき、律子が大変なときにずっとみんなの手助けをしてたのよ!?」
春香「伊織、そのことはもういいから……」
伊織「良くない!アンタあんな言い方されて悔しくないの!?」
春香「………」
真「とにかく、今はレッスンの時間なんだ。気持ちもわかるけど…何かしないと」
千早「そうね。でも、誰が仕切るのよ」
春香「…………」
あずさ「………」
亜美「…何しよっか?」
真美「うーん……」
やよい「ぅぅ………」
雪歩「(こういう空気苦手だなぁ……)」
伊織「……………」
伊織「…………し、仕方…ないわ」
伊織「だ、誰もやらないなら…私が仕切らせてもらうから」
伊織「あくまで仮のリーダーよ、仮の。…文句ある?ないわよね!?」
真美「な、ないよ」
伊織「じゃ、じゃあとりあえず二人組になってストレッチ。そのあとは…そうね、発声練習」
伊織「はい、はじめ!」パンパン
──────
律子「あ……みんな動き出しましたよ」
P「おっ。誰が仕切ってる?」
律子「喋ってたのからして、伊織みたいですけど」
P「……水瀬か。ふーん………なるほど」
律子「?」
P「……ストレッチの後、発声練習ね……まあ最初だしそんな感じだな」
律子「ええ。……あれ、あの子達………」
あずさ「あ、え、い、う、え、お、………」
伊織「あずさー、もっとお腹に力入れて」
やよい「お、あ、お、い、…………」
伊織「やよい、良いじゃない。その調子よ」
春香「え、う、あ、い、…………」
亜美「あ、」
真美「え、」
亜美「い、」
真美「う、」
亜美「え、」
真美「お、」
亜美「あ、」
真美「お!」
伊織「アンタたち、交互にやってんのバレバレなんだけど?…全く」
伊織「……真、そっちはどう?」
伊織「………って、ちょっと………」
千早「1、2、3、4………」
真「はい、そこでターン!」
雪歩「ターン…!」クルッ
真「あー雪歩、もう少し早く……」
雪歩「ご、ごめん……」
千早「でも萩原さん、悪くなかったわ。もう一度やりましょう」
雪歩「う、うん…」
真「次は行けるよ!もう一回最初からね」
──────
伊織『………ちょっとちょっと!!』
真『あ』
千早『………』
雪歩『……!』ビクッ
伊織『待ちなさいよ!何勝手なことやってるの!?』
P「おっ。なんか始まったぞ」
律子「け、喧嘩でしょうか…」
P「よし。直接見に行こう」ダッ
律子「あ、プロデューサー!……何でそんなに楽しそうなんですか!」
小鳥「…い、行ってらっしゃーい……」
バタン
小鳥「………」
小鳥「………暇ねえ…」
P「…そーっとな」
律子「こんな偵察みたいな真似……」
カチャ……
やよい「あ、あの…ケンカは良くないかなーって……」
伊織「今は発声練習の時間でしょ?なんで勝手にダンスしてるわけ?」
真「…あの、千早が」
伊織「…どういうことよ、千早」
千早「……どういうこともなにも、ダンスの練習をしてた。それだけよ」
伊織「何?アンタ……私が仕切るのがそんなに嫌なわけ」
亜美「いおりん、落ち着きなよ…」
千早「そういうことじゃないわ。でも、今日は自主練の日なんでしょう?」
千早「だったら、自分の苦手なことを練習するのは当然だと思うけど」
伊織「………」
千早「水瀬さんの言うこともわからないわけじゃないし、何も不服に思ってないわ」
千早「ただ私や萩原さんはそこまでダンスが得意じゃないから、真に教えてもらっていた。それだけよ」
千早「何も悪いことはしてないつもりだけれど?」
伊織「………」
春香「………」
伊織「………アンタの言い分も分からないわけじゃないわよ。でもね、よく聞きなさい」
伊織「知ってると思うけど、今年からIUは年齢ごとに部門が分かれて、グループでの参加が認められるようになった」
千早「もちろん知ってるわ」
伊織「つまり、私達はチームを組んで活動するってこと」
千早「そうね」
伊織「だったら年度の始め、大会前のこの時期に全員一丸となって活動に取り組むことが重要なの」
伊織「チームでひとつの目標に取り組むっていうのは、そういうことなのよ。ただ個々の能力を上げるだけじゃ勝てない…わかるでしょ?」
千早「………」
千早「ただ私や萩原さんはそこまでダンスが得意じゃないから、真に教えてもらっていた。それだけよ」
千早「何も悪いことはしてないつもりだけれど?」
伊織「………」
春香「………」
伊織「………アンタの言い分も分からないわけじゃないわよ。でもね、よく聞きなさい」
伊織「知ってると思うけど、今年からIUは年齢ごとに部門が分かれて、グループでの参加が認められるようになった」
千早「もちろん知ってるわ」
伊織「つまり、私達はチームを組んで活動するってこと」
千早「そうね」
伊織「だったら年度の始め、大会前のこの時期に全員一丸となって活動に取り組むことが重要なの」
伊織「チームでひとつの目標に取り組むっていうのは、そういうことなのよ。ただ個々の能力を上げるだけじゃ勝てない…わかるでしょ?」
千早「………」
やよい「なるほど…伊織ちゃん、さすがだなー…でも、どこかで聞いたことあるかも」
真美「いおりん、それって…」
亜美「今のはほとんど律っちゃんやはるるんの受け売りだね」
伊織「…う、うるさい!」
千早「……そうね、水瀬さんの言うことはもっともだわ」
伊織「…そ、そうでしょう!だったら…」
千早「でも」
千早「それで勝てるの?」
伊織「………は?」
>>13
カミナリラーメンのおやじさん
カミナリラーメンのおやじさん
P「(……ほう)」
律子「(千早が他のアイドルに大して、あんなに主張したことなんてあったかしら…)」
律子「(そもそも、いつもなら真っ先にボーカルレッスンに取り組むはずなのに……)」
あずさ「そ、それよりも……みんなでボーカルトレーニングした方が良いんじゃないかしら?千早ちゃんもそっちの方が良いわよね…?」
亜美「…あ、亜美はまこちんにダンス教えてもらいたいかなー」
やよい「あの……せっかくオーディションが近いんですし、やっぱりみんなでポーズの練習をしておいたほうが」
P「………」
律子「ど、どうしました?」
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