私的良スレ書庫
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元スレ咲「野球って楽しいよね。安価でいっしょに楽しもうよ!!」
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京太郎「とりあえずビラ配りながら裏山でも行ってみようぜ」
優希「そ、そこに連れ込んで何を!?」
優希「あ、アダルティーなことをするならPINKに行かないと……」 モヂモヂ
京太郎「アホ、あっちの方に運動部の活動場所が集中してるからだ」
京太郎「まぁあんま奥に行きすぎても無駄かもしんないけど」
京太郎「運動部に興味があるけど、時期を外して入れないー、なんて人がいるかもしれないし」
優希「なるほど、お前にしてはやるじゃないか!」
優希「行くぞ、バカ犬ー!!」
京太郎「手ぶらかよっ! 少しは持て!!」
優希「とうちゃーく!」
京太郎「いやー空気がおいしーねー!」 スーハースーハー
京太郎「って、オイイイイイイイイイイイイイイイ!」 ゴーン
優希「ん?」
京太郎「山! 山ァ!」
京太郎「思わず追ってきちまったけど、ここ山頂じゃねーか!」
京太郎「人なんて……」
ガサガサ
京太郎「ん……?」
優希「ふ、ふふふ! 計算通り!」
優希「私はここに居るであろう未来の野球部員を予知していたのだよ!」
京太郎(絶対嘘だ……)
優希「ほらそこに居る人、出てくるじぇーほらーチッチッチッチッチータコスやるぞー」
京太郎「犬猫じゃないんだから……」
猿「ウキャッ」
>>189まあそんな感じだろうなww
一方着実に上がってくる無名校鶴賀
鶴賀28-0(5回コールド)玄蕃山
鶴賀7-5裾花(第一シード)
鶴賀18-0(5回コールド)榛名平
鶴賀13-1(7回コールド)高瀬川
・・・
(相手の高校はトーナメント票から適当に抜粋)
一方着実に上がってくる無名校鶴賀
鶴賀28-0(5回コールド)玄蕃山
鶴賀7-5裾花(第一シード)
鶴賀18-0(5回コールド)榛名平
鶴賀13-1(7回コールド)高瀬川
・・・
(相手の高校はトーナメント票から適当に抜粋)
京太郎「猿だあああああああああああああああああああ!?」 ゴーン
優希「む、失礼な。サル顔の人間かもしれないじゃないか」
京太郎「仮にそうだとしたらお前の発言も十二分に失礼だろう……」
優希「でもこの際動けるだけエトペンよりはマシだじぇー」
京太郎「いや、どうだろう……乱闘騒ぎで退場あるだけタチ悪くないか……」
優希「まーでも、のどちゃん奈良では猿飼ってたって言ってたし」
京太郎「猿って言ったよな。今お前完全にアレを猿だと認めたよな」
優希「……私はこのタコスを食べるのをやめると人ではなくなる」
京太郎「は?」
優希「そういったよな」
京太郎「まぁ……」
優希「つまりそれは、タコスを食べたら人になるということではないか……?」
京太郎「いや待て、おかしい、色々と前提がおかしい」
優希「とりあえず猿にタコス食わせてみるじぇー」
優希「立派な人間になれよー」
優希「とりあえず、猿にも入部届付きのビラを渡しておくじぇ」
京太郎(猿にビラ配った、とか言ったら怒られないだろうか……)
優希「まー、実際部員の増加はのどちゃんも望んでたしなー」
京太郎「そうなのか」
優希「中継ぎや抑えもできたら欲しいとか、代打がどうとか……」
優希「今のままじゃ戦略を練ろうにも駒が少なすぎて満足に運用できないみたいだじぇ」
京太郎「うーん、それはナントカしてやりたいな……」
優希「最近ずっとのどちゃん大変そうだったし、楽にやらせてあげたいじぇー」
京太郎「そうだなぁ……」
京太郎「咲のやつも楽しそうだし、皆で楽しめる野球部にしたいな……」
優希「うむ! 皆でのどちゃんと遊ぶためにも、部員増大計画を二人でゴリゴリ推し進めるじぇ!」
京太郎「おーー!!」
猿「………………」
【6月27日(水)】
[通学路]
京太郎「結局誰も捕まらないまま翌日になってしまった……」
京太郎「貴重な生徒の下校時刻に山の上にいたらそうなるよなぁぁぁぁぁ……」
京太郎「下山で遭難するし、何かロクでもなかったぜ……」
京太郎「まぁ、筋力はちょっとだけついた気がするけど……」
咲「じゃあお昼一緒に食べようねー」
京太郎「咲……」
咲「京ちゃん……」
京太郎「おまえ……和と仲良くなったのか……?」
咲「うんっ」
京太郎「お……オレもお昼ご一緒してよろしいですか?」
咲「なんで敬語?」
[中庭]
キング・クリムゾン「ここまでの経過は原作を読め」
優希「と、いうわけで、犬が部員集めをすることになったじぇー」
京太郎「え、オレ一人?」
優希「まー誘われたら手伝ってやらんこともないが」
優希「一応唯一のピッチャーだからなー」
優希「練習しないわけにもいかないじぇ」
和「やはり、部員がもっと必要ですね……」
京太郎「だよなぁ……誰か入ってくれないかなあ……」
???「それならば――まずひとり!」
咲「!?」
穏乃「ここにいるっ!」
咲「誰?」
穏乃「久しぶりだね、和――」
和「穏乃……?」
京太郎「和の知り合い?」
和「はい、こっちに転校してくる前の、数少ない友人でした……」
京太郎「幼馴染ってやつ?」
穏乃「ていうか、ペットだね」
咲「ぺ、ペット!?」
京太郎「も、ももももしかして二人は危ない関係とか……?」
和「いえ……危ないも何も、穏乃は私が奈良で飼っていたペット……」
和「人間っぽくて賢くて、静かだから穏乃と名付けたんです……」
穏乃「そこまで言われると照れるな……」
京太郎「人間っぽくマシンガン並に喋ってる気がするのはオレの気のせいかな」
咲「何が何だかわからないよ……」
ところがどっこい
一回戦 晩成(第一シード)vs阿知賀(部員不足)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
晩. 0 0 1 0 0 0 0 1 0 2
阿 4 3 0 0 0 0 0 0 0 7
負け投手:小走
一回戦 晩成(第一シード)vs阿知賀(部員不足)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
晩. 0 0 1 0 0 0 0 1 0 2
阿 4 3 0 0 0 0 0 0 0 7
負け投手:小走
優希「もしかしてこれは――――!」
京太郎「どうかしたのか?」
優希「いや、ひょっとしてタコスを食べさせたせいで人間になってしまったペットの猿なんじゃ……」
京太郎「お前な……」
穏乃「ん、そうだよ?」
京太郎「……はあああああああああああああ!?」 ゴーン
穏乃「こっちじゃ飼えないからって動物園に預けられたんだけど……」
穏乃「久々に山で遊びたくなって脱走したらいつの間にか長野まで来てて」
穏乃「美味しそうなものをそこのユーキさんがくれたから食べてみたら、なんかタコス王国の王様とかいうのが出てきてさ」
穏乃「何でも願いが叶うっていうから、人間にしてもらったんだ!」
穏乃「和が部員不足で困ってるって聞いたからさー」
穏乃「私も和と遊びたかったし」
穏乃「まあほら、ペットが人間になるなんてこと、パワポケではよくあることだし」 グッ
京太郎「夢でもない場面でなにいってんだお前」
和「人化とか……タコスの王様とか……そんなオカルトありえません」
和「元々人間に近く知能も高い猿でしたからね」
和「人語を理解し、ジャージを着るという週間を身に着けただけでしょう」
京太郎(それでも十分オカルトなんじゃ……)
優希「何にせよ、部員は確保できたなー」
咲「じゃあ今日は歓迎会だね!」
優希「そういえばバカ猿、お前はどこのポジションなんだ?」
穏乃「えっと、>>228!」
穏乃「ショート!」
優希「うおっ、今度はムロとだだかぶりだじぇー……」
和「本来二人には出場資格はないんですし、これがあるべき姿ですよ」
優希「てことは、ムロマホは補欠として置いておくにしても出場させないにしても控えになるし」
優希「ペンギン分の戦力が必要だなー」
和「連投を考えると、投手も欲しいところですね……」
優希「明日からまた部員集めもしなくちゃなー」
京太郎「今日は練習と穏乃との交流がいるもんな」
咲「そういえば……どうでもいいんだけど、京ちゃんが犬で穏乃ちゃんが猿だったら、あとはキジさえいれば桃太郎だね!」
和「本当に関係ないですね……しかも肝心の桃太郎がいないじゃないですか」
咲「いや、桃太郎は原村さんで決まりかなーって」 ジー
咲「あー……でもこれは、モモというよりおもちかなぁ……」
和「……?」
あれ、タコスが投手で前半に強がったら南浦さんを引き抜いて投手にすると……
[放課後、街中]
晴絵「…………はぁ……」
晴絵「またダメね……あの感じじゃ、またサイレントお祈りだわ……」
晴絵「……はは、無様ね……」
晴絵「初の投打に活躍エースで4番の女性スラッガー、なんて言われて……」
晴絵「長打のいける女性選手は初だったから注目を浴びたし、無名校を甲子園まで導いたし……」
晴絵「一時は将来丸っと約束されてたのに……」
晴絵「甲子園で無様なノーヒットノーランを食らって、二桁失点をして……」
晴絵「どこに投げても打たれる、どんなに振っても当たらない――そんな恐怖から、イップスに陥って……」
晴絵「やがて五感すべてを剥奪されて……見えない感じない聴こえない地獄を長い間味わったせいで廃人になって……」
晴絵「ようやく社会復帰をしようとしても、低偏差値高校中退の職歴なしウン年のヤツはどこも雇ってくれないし……」
晴絵「地元じゃ視線が厳しかったからどんどん東に逃げてきちゃったし、ろくなことがない……」
晴絵「こんなことなら、五感の治療でお世話になった九州で農作業でもするんだった……」
晴絵「……ホントは、プロがダメなら野球コーチになりたかったのになぁ……」
晴絵「阿知賀野球クラブは潰れてたし、阿知賀高校は過疎で晩成に取り込まれてたし、めげるわ……」
いくらなんでもレジェンド落ちぶれすぎだろwwww
原作基準なら社会人野球でもやってるはずだろ」wwwww
原作基準なら社会人野球でもやってるはずだろ」wwwww
晴絵「でも、いいわ……その程度で消える内定なら――最初から願い下げだ!」
灼「カッコイイ……」
晴絵「まぁ、コツコツと路上で(灼の)詩を売ったりした甲斐があったわ……」
晴絵「(灼の)バイト代と(灼の)カードで手に入れた、私の城――」
灼「二人の、城……」 ポッ
晴絵「ボーリング場の廃墟な見た目は後日改装するとして……」
晴絵「もう安定した給金を目指すのはやめるわ――」
晴絵「私もあの頃みたいに、灼のためにも夢を追うッ!」
晴絵「野球コーチとして、再起を図るわ!!」
灼「うん……!」
晴絵「それじゃ、早速ビラを配るわ」
晴絵「あの外見で野球のコーチングやってるなんて思われないでしょうし」
晴絵「知ってもらわなくちゃならないから、(灼が)印刷したこの(灼が手がけた)チラシを配るわよ!」
灼「いってくるから、はるちゃんは見守っててくれたらいいよ」
晴絵「大丈夫だって、このくらい私にだって――――」
ドン!
晴絵「いてて……」
灼「ほら……だから言ったのに……」
京太郎「あ、すんません、大丈夫ですか?」
晴絵(……いけないいけない、つい荒んでた時期のくせで全身複雑骨折したとか言う所だったわ)
灼「こちらこそすみません、不注意でした」
晴絵「あら、その荷物――」
灼「野球、やってるんですか?」
京太郎「ええまあ、一応……つっても、まだ下手なんですけどね」
灼「奇遇ですね、私達は野球について様々な知識を有しているんですよ」
灼「お詫びと言ってはなんですが、少々コーチングをさせて頂けませんか」
京太郎「え?」
灼「勿論、お代なんて取りませんから」
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