私的良スレ書庫
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元スレ咲「野球って楽しいよね。安価でいっしょに楽しもうよ!!」
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俺の名前は須賀京太郎。
小学校中学校と野球をしてきたけど、なかなか結果が出なかった。
どこからも声が掛からず、仕方なくここ清澄高校に入学した――――
京太郎「日替わりのレディースランチはやっぱり美味いな」
同中の宮永咲にお願いしてレディースランチを注文してもらい、PSPでプロスピに興じながら優雅なランチをしていると――
咲「京ちゃん、野球やるんだ……」
京太郎「あれ? 咲も野球やるのか」
咲「うん……でも、親族での野球大会で散々な目にあったから……」
咲(だからもう野球はやらないんだ……)
咲(そうだ、高校では漫画研究会に入ろう)
咲(それで友達を作って、楽しいオタクライフを過ごすんだ!)
京太郎「ようし、じゃあ一緒に野球やろうぜ!」
京太郎「ちょうど部員も足りてなかったし!」
咲「え、ええ~~~~~!?」
京太郎「一緒に全国目指して頑張ろうな!!」
咲(漫画研究会に入りたかったでやんす……)
【6月14日(木)】
[部室]
京太郎「メンバーを連れてきたぞー!」
和「お客様……?」
咲「さっきの――」
京太郎「え、、おまえ和のコト知ってんの?」
和「先ほど橋のところで本を読んでいた方ですね……」
咲「ぅひっ、見られてたんですか……?」
咲(ま、マリみては、一般人の人に見られてもセーフだよね……?)
京太郎「和は去年の中学大会のベストナインなんだぜ」
優希「すごいじょ!」 ドーン
咲「いたた……」
優希「のどちゃんはホントにすごいんだじょ!」
優希「ベストナインってことは最強の中学生捕手だったわけで!」
マホ「左利きなのに、それを感じさせないほどのデータ野球の申し子って言われてるんですよー」
優希「しかも御両親は検事さんと弁護士さん」
優希「男子にもモテモテだじぇ」
京太郎「誰かさんとは大違いだな!」
咲「む」
京太郎「そういえば、部長は?」
京太郎「咲に挨拶させようと思ったんだけど……」
まこ「デートしてから来るそうじゃ」
咲「あ、えっと……」
まこ「わしは野球部副部長染谷まこじゃ」
まこ「ポジションはセンターを守っちょる」
咲(先輩かぁ……)
咲(野球部の先輩って怖いイメージがあったけど、この人はそんなに怖くないかな……)
まこ「んでこっちが……」
優希「片岡優希! のどちゃんと同じ1年生の期待の星だじぇー!」
優希「のどちゃんと同じ中学校で、エースを務めてたんだじぇ!」
優希「のどちゃんとは夫婦の仲ってやつだな!」
優希「つまり私こそ清澄の最強投手というわけだじぇー!」
ムロ「毎回5回に捕まって炎上してましたけどね……」
咲「ええっと……」
ムロ「ああ、私は室橋裕子といいます。ムロと呼んで下さい」
ムロ「それで、こっちが夢乃マホ」
マホ「よ、よろしくおねがいしみゃす!」
京太郎「あ、噛んだ」
ムロ「私がショートで、マホはセカンドを守ってるんですよ」
咲「そうなんですか……」
ムロ「ああ、敬語はいいですよ、私達後輩ですし」
咲「えっ?」
優希「野球部は人数が足りないから、同じく人数の足りない我が母校から人を借りてるんだじぇー」
咲「ええええーーー!?」 ドーン
優希「まあ、ムロマホコンビを入れても9人いないんだけどな!」
咲「そ、それはかなりの大問題なんじゃあ……」 タラリ
優希「まぁ、いざとなったらこっそり参加させても多分バレないじぇー」
ムロ「まぁ、練習試合くらいなら……」
優希「ダイジョブダイジョブ、公式大会も今は色々ザルだからなんとかなるじぇ」
優希「男女混合大会になったばかりで、色々てんやわんやだしなー」
咲(大会、出る気なんだ……)
優希「そういえば、えーっと……」
咲「あ、咲です。宮永咲」
優希「咲ちゃんはどこ守ってるんだー?」
咲「えっと、一応>>9を……」
咲「セカンドです」
マホ「が、がーん! かぶってます! マホ、レギュラー剥奪のピンチです!」
ムロ「いや、そもそも本来なら私達は高校野球はまだ参加出来ないんだってば」
優希「しかしまー、即答出来るってことは、一応そのポジションで定着してたってことかー」
京太郎「咲とマホちゃんのセカンド争いかぁ……どうなることやら……」
ムロ「何にせよ、これで8人。一歩大会に近付きましたね」
咲(まだ入るなんて言ってないんだけど……)
咲(でも、この調子じゃ、試合することなんて多分ないよね……)
咲(フリーバッティングの時の守備くらいなら、お手伝いした方がいいかな……)
咲(バッティングは嫌いだけど、守備自体は好きでも嫌いでもないし……)
咲(何より京ちゃんに嫌われたら、ご飯を食べる場所がいつもの河原かおトイレしかなくなっちゃうよ……)
咲(その河原も、野球部辞めたら原村さんから隠れるために使えなくなるかもしれないし……)
咲(あんまり無碍には辞められないよね……)
京太郎「でも、戦力になるとは思えないけどなー。咲は何やらせてもダメだからなァ」
京太郎「でもいないよりはマシか」
ムロ「まぁ、下手くそなのは私達も同じですしね」
優希「ま、守備なんてその内上手くなるじぇー」
優希「それに私が後ろにボールを飛ばさなきゃいいだけだしなっ」 ドヤッ
和(今までの投球内容でどこからその自信が湧いてくるんでしょうか……)
優希「そんなわけで大事なのはバッティング!」
優希「今から咲ちゃんのバッティングを見させてもらうじぇー!」
咲「えっ」
[グラウンド]
優希「勝負は3打席でいいなー?」
京太郎「見てるだけってのも暇だし、俺らも守備つくかー」
優希「咲ちゃんは素人っぽいし、多分そんなに打球も飛ばないだろーから……」
まこ「外野はなしでええかのう」
ムロ「一塁と三塁に染谷先輩と須賀先輩に入っていただいて……」
優希「投手は勿論この私だじぇー!」
咲(うぅっ……なんでこんなコトに……)
打 宮永(清澄高校) VS 投 片岡(清澄高校)
和(優希は常にパワーピッチしかしませんからね……)
和(インコースを指定して体に当てでもしたら困りますし……)
和(打たれても宮永さんの打力を見るためと割りきって、ど真ん中を要求しましょう)
優希「喰らえ、必殺タコスボール!!」
咲(わあ、これ、ナックルだよね……?)
咲(すごいなあ、ナックルなんて投げられるんだ)
バシーン!
和「ストライクですね」
咲「はい」
和(いきなりナックルだなんて……)
和(とりあえずストレートに対応できるか知りたいですし、今度こそストレートを……)
優希(むー……しょうがないじぇー。ここはのどちゃんを立てて……)
優希「せいや!」
咲(おっそ。しかもど真ん中……打ちごろだけど……)
バシーン!
和「……ストライク、です」
京太郎「おいおい、振らなきゃ当たらないぞ」
優希「せいや!」
咲(京ちゃん、油断してる……)
咲(ファーストはキャッチングが求められるから、初心者じゃないナントカ先輩をファーストに置いたみたいだけど……)
咲(普段ライトを守っている京ちゃんにとって、サードはよく分からないはず)
咲(普段とはバッターボックスを見る角度も違ってるし……)
咲(それに、グラウンドも整備されてない……)
咲(ストレートの回転具合から見て……)
咲(そいっ……股間!)
カン
京太郎「お、当てたか……ひぎっ!?」 ドガッ
優希「うわっ金的」
マホ「い、痛そうですね……」
京太郎「イレギュラーバウンドぉぉ~~~……」
咲「えと……完全に打ち取られたあたりでしたけど……」
和「……記録は、エラーですね」
バシーン!
和「ストライクです」
咲(京ちゃんはまだ股間が痛くて動きが悪い……)
咲(サードに打ったら内野安打になりかねないかな……)
咲(マホちゃんはさっきから誰かの真似なのか、変なシフトを敷いてる……)
咲(何か変な感じがするし、手を出すのは怖いかな……?)
咲(室橋さんは、高校生に比べたら見劣りするけど、中学生にしちゃしっかりと動けていた……)
咲(さっきも反応自体はよかったし……)
咲(……室橋さんとメガネの先輩だったら、室橋さんの方を贔屓したくなるかなあ)
咲(それに、メガネで顔を覆っている分、メガネ先輩の方がダメージは少ないよね……?)
咲(あの人の方が反応がいい分打球は強めになっちゃうけど……)
咲「えいっ」
カン
まこ「は?」
ドグシャアッ!
京太郎「が、顔面強襲……?」 ゾゾゾーッ
マホ「そ、そそそ染谷先輩大丈夫ですか!?」
まこ「な、なんとか……」
ムロ「は、鼻血出てますよ! ティッシュ取ってきます」 タッタッタッタッタ……
和(またエラー、ですか……)
まこ「よし……ティッシュも詰めたし、再開といこうかのう」
咲「え、まだやるんですか」
まこ「当たり前じゃ。この丁度でへたっとったら広島じゃ生きていけんわ」
咲「でも、メガネ割れましたし……」
まこ「心配いらんよ。予備のメガネを持ってくるよう部長にメールしたき」
まこ「それに、迫る打球は目を細めれば見えるしのう」
咲「でも、危ないんじゃ……」
優希「ところがどっこい、染谷先輩はメガネを外すと守備が上手くなるんだじぇー」
まこ「視界がぼやけるおかげで、打者の動きが過去に見た近いデータとダブるんじゃ」
まこ「そいでそのデータにおける打球方向に予め移動することで鉄壁の守備を誇っとるんよ」
京太郎「つーわけで、次こそ頑張れよ、咲」
咲「う、うん……」
京太郎「もう当てるのは勘弁してくれよ?」
咲「わ、わかってるよ!」
優希「ま、このタコストレートの威力に負けて守備位置に打たされるのはしょうがないことではあるじぇ!」
・ ・ ・ ・ ・ ・
和「……またファールですね」
優希「むぅ、咲ちゃん意外に粘るじょ……」
咲(困ったなぁ。メガネ先輩が予想以上に鼻血を吹いたせいで、皆気合を入れ直しちゃったよ……)
咲(強襲の打球を意識してるし、エラーさせるのは難しいかなぁ……)
優希「今度こそ、うりゃあ!」
カン
まこ「見事に後ろに飛んでったのう」
ムロ「ファール、多いですね」
優希「ならば……くらえ、タコスボール3号!」
バシーン!
優希「咲ちゃん手が出なーい!」
優希「見逃し三振バッターアーウト!」
和「いえ、これは……」
和「ボール1個分外れています」
優希「え……」
和「ボール……」
咲「フォアボール、だよね」 ニッコリ
優希「ちぇー。不完全燃焼だじぇー」
京太郎「しっかし咲の打撃はパッとしませんなー」
優希「バットに当てることはできるみたいだけどねい」
和「…………」
咲「うん、全然打てなかったよー」
咲「最後のも打てそうになくて見送ったらたまたまボールになっただけだし……」
咲「優希ちゃんって凄いね」 ニッコリ
優希「ふっふっふ、私の凄さが分かったかー!」
ポツ……ポツ……
ムロ「ん?」
ザーーーーーーーーーーーーーーー
和「……夕立きましたね」
まこ「のんきこいとらんと、ボール片付けてさっさと部室に避難じゃ!」
優希「やっぱり練習場はドームである必要があるじぇ……」
まこ「どこのブルジョワじゃ」
ムロ「でも、去年の代表校龍門渕高校は屋根付きって聞きましたよ」
優希「むう、うちも導入してもらうじぇ!」
まこ「アホなこと言うとらんと、さっさと拾う!」
[部室]
ムロ「いやー、災難でしたね」
優希「のどちゃんスッケスケでセクシーだじょ」
京太郎「何だとお!?」
優希「馬鹿犬には見せてやらないじぇー!」
和「最低です……」
ガチャッ
久「いやー参った。いきなり降りだしてくるなんて。傘持ってきてないわー」
咲「えっ、生徒会長!?」
久「んー?」
久「この学校では生徒会長じゃなく学生議会長ね」
和「野球部のキャプテンなんですよ」
咲「何で野球部に……」
久「野球が好きだからに決まってるっしょ」
久「あなたが新入部員ね」
咲「ども……」
久「どう? とりあえず仮入部みたいな感じで体験してもらったと思うけど……」
久「人数足りないけど、正式に入部してくれる気になった?」
咲「え、えと……」
咲「す、少し考えさせて下さい……」
咲「あ、も、もう雨ですし、練習出来ないでしょうから、これで失礼しますね!」
ドヒューン!
京太郎「あ、おい咲、傘持ってなかっただろ、送って……って、もういねぇ」
優希「行っちゃったじぇー」
まこ「シャワー浴びていけばよかったのにのう」
和「嵐のような人でしたね……」
優希「しっかしのどちゃんのキャッチングは相変わらずすごいじぇー」
京太郎「へっぴり腰で危なっかしいスイングいっぱいされてたのに、優希のナックル全部キャッチするんだもんなぁ」
マホ「そのうえしっかりボールを見て球審まで務めるなんてさすがです!」
久「そういえば、あの娘のバッティングどうだったの?」
久「まこがメガネを壊されたってのはメールで聞いたけど」
まこ「快心の当たりってわけじゃなかったのに、どうも避けられなくてのう」
まこ「変なミートしとったから、おかしな回転かかっとったんじゃろう」
まこ「まさか打球が変化するとは……」
まこ「まぁ、メガネ代を盾にあの小娘を部員に出来ると思えば結果オーライじゃ」
ムロ「アクドイですね……」
優希「ピンチをチャンスに、染谷先輩はさすがだじぇー」
優希「情けない声を上げて蹲るだけの犬とは違うな!」
京太郎「う、うるせー!」
京太郎「アソコへのダメージってのは、お前の想像よりもやばいもんなんだよ!」
久「ダメージ……?」
京太郎「あ、いや、その……」
優希「咲ちゃんの打球がイレギュラーバウンドして、犬の股間にダイレクトヒットしたんだじぇー」
久「…………それはまた運が無い」
久「それで、エラーでウヤムヤになった分は仕切りなおしたの?」
和「それが、時間がなくて……」
京太郎「結局タコス娘の自滅フォアボールで終わっちまったんだよな」
優希「うるへー!」
優希「仕方ないじぇー、あんだけファールで粘られたらコントロールも乱れるじょ!」
久「……3打席勝負で、安打0、ね」
京太郎「まぁ、初心者ですしねぇ」
久「でも塁には必ず出てる」
まこ「……言われてみれば、おかしなことやっとる」
室橋「でも出塁率って、エラーで出ても下がりますよね」
優希「じゃあやっぱりそんなに大したことないじぇー」
久「それがホントに偶然なら、ね」
和「……意図してそれをやってのけたと言うんですか」
ムロ「確かにこのチームは守備が美味いとは言いがたいですけど……」
マホ「安打を打たずに出塁をするなんて……」
久「不可能ってかい……?」
久「でも」
久「圧倒的な力量差だったら?」
和「…………!!」
久「もしも神がかり的バットコントロールを持ってして」
久「打球に回転を与えながら返すことでエラーを誘発しているとしたら……」
久「優希のコントロールの悪さを読んで、敢えてファールになる当たりを続けて四球を誘発したのだとしたら……」
ダッ!
タッタッタッタッタ
優希「のどちゃん!」
久「プッ」 ククク
京太郎「何笑ってるんスか気持ち悪い」
優希「キサマ会長になんてことを」
久「いや。あの子がうちの部に正式に入ってくれないかな――と思ってさ」
久「全国狙えるかもよ?」
京太郎「え」
優希「え」
京太郎(中学生を入れても8人しかいないのに……)
[通学路]
和「宮永さんっ!」
和「0安打3出塁」
和「ワザとですか……?」
咲「……私が打つといつもあんな風になっちゃうんです」
和「な……」
和「なんでそんな打ち方……してるんですか……」
咲「……正月休みの身内野球大会で……」
咲「凡退したら仲間にタバコの火を押し付けられるから出塁することを覚えて――」
咲「安打を打ったら敵チームから後でシメられちゃうから打たないことを覚えました」
和「もう1回……もう1試合打ってくれませんか!」
咲「ごめんなさい」
咲「私は野球、それほど好きじゃないんです」
照お姉ちゃんのコークスクリューを見て野球ネタやろうとしただろwww
【6月15日(金)】
[図書館]
夕映「その本なら貸し出し中です」
咲「そうですか……」
久「何が貸し出し中だって?」
久「やァ」
咲「会長!」
久「どれ」
まこ「のぞくなよ……」
久「あーこの本か……」
夕映「なかなか人気で、この図書館でも向こう半年は予約で埋まってるです」
久「これなら私持ってるわよ。貸そっか?」
咲「いいんですかっ?」
久「そのかわり」 ニマー
久「宮永さんに一つお願いがあるの」
【6月16日(土)】
[公園]
咲「今日だけでいいんですね?」
久「うむ」
久「練習試合を申し込まれて受けたはいいけど、人数足りなくて困ってたのよね~」
咲(何で受けたんだろう……)
久「待ち人きたるー」
和「…………!」
咲「…………」 ハニカミ
乃枝「この度は、練習試合の申し入れを受けていただいてありがとうございます」
久「いえいえこっちこそ」
久「まさか人数足りてないのにオーケーしてくれるとは思わなかったわ」
乃枝「こちらとしても、新造な学校非公認チームですからね」
乃枝「相手は選んでられませんよ」
左利き捕手はアカンやろ
それはそうとこっちでも超能力的な物は持ってるのかね
衣・・・サヨナラが可能な場面はほぼ確実にサヨナラにする 同点だと敵に点が入りにくくなる
キャプ・・・球種とコースがわかる
咲・・・スリーボールになると必ずフォアボールを選ぶ
とか
それはそうとこっちでも超能力的な物は持ってるのかね
衣・・・サヨナラが可能な場面はほぼ確実にサヨナラにする 同点だと敵に点が入りにくくなる
キャプ・・・球種とコースがわかる
咲・・・スリーボールになると必ずフォアボールを選ぶ
とか
咲「この人達が今日の相手……」
久「そう。東邦星華高等女学院野球部――通称・櫻花會の方々よ」
記子「非公認ですけどねー」
ムロ「何でも、男子に負けない野球をするがモットーだそうですよ」
マホ「でも男性中心のチームには断られ続けたみたいで……」
京太郎「何だかんだで男女の身体能力さは大きいからなぁ」
晶子「私達は、殿方にだって負けません!」
久「……とまぁ、こうまで本気になってくれてるわけで」
久「こっちは外野2人シフトになるけど、手を抜く気はないから」
久「それに宮永さんは1番バッターにしてあるから、期待してるわよ!」
咲「え、えええ~~~~~~~~~?」 ガーン
清澄高校野球部 VS 櫻花會
左キャッチャーといえば、紀ノ川第二の鎌田が居るだろ!いい加減にしろ!
プレイボール!
優希「フハハ! タコストレートできりきりまいまいだじぇ!!」
片岡投手、好調な立ち上がりを見せ、わずか12球で三者三振に仕留める。
打 宮永(清澄高校) VS 投 小笠原(櫻花會)
ノーアウトランナーなし
1回裏
清澄0-0櫻花
咲(うう、打順が来ちゃった……)
咲(相手のピッチャーはさっきなんか怒ってた人だし……)
咲(短気そうだから、ヒット打ったら怒られちゃうよね……)
咲(ここはカットばっかりして……勝手に四球を出してくれるのを待とう)
小梅(うわー……ただでさえ制球よくないのに、カットで疲れさせられるよぉ~~~……)
○打 宮永(清澄高校) VS 投 小笠原(櫻花會)●
四球
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