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元スレ勇者「勇者の為の勇者?」
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>>54
kwsk
kwsk
>>1が帰ってくるまで保守頼んだ
宿屋の親父「テーレレレレッテッテー♪昨晩はお楽しみ…」
女僧侶「あ?」
宿屋の親父「さ、昨晩は…」
女僧侶「ああ?」
宿屋の親父「…ご利用ありがとうございました…」
女僧侶「それで良いんだよ、ハゲ。変にウケなんか狙うんじゃないってんだ、ボケが!」
宿屋の親父「…は、ハゲって…俺はまだそんなに…」
女僧侶「そのテカった額はハゲじゃねぇってのかよ?え?」
勇者「女僧侶さん、準備が終わり…どうかしましたか?」
女僧侶「なんでもありませんわ。ちょっとお話を…」
勇者「そうですか?」
女僧侶「…そんなことより遅いですわよ?女性を待たせるとは関心しませんね…」
勇者「す、すみません…」
カラン…
宿屋の親父「…なんつー僧侶だよ…」
女僧侶「あ?」
宿屋の親父「さ、昨晩は…」
女僧侶「ああ?」
宿屋の親父「…ご利用ありがとうございました…」
女僧侶「それで良いんだよ、ハゲ。変にウケなんか狙うんじゃないってんだ、ボケが!」
宿屋の親父「…は、ハゲって…俺はまだそんなに…」
女僧侶「そのテカった額はハゲじゃねぇってのかよ?え?」
勇者「女僧侶さん、準備が終わり…どうかしましたか?」
女僧侶「なんでもありませんわ。ちょっとお話を…」
勇者「そうですか?」
女僧侶「…そんなことより遅いですわよ?女性を待たせるとは関心しませんね…」
勇者「す、すみません…」
カラン…
宿屋の親父「…なんつー僧侶だよ…」
武具屋の店主「いらっしゃい!良いのが揃ってるよ!」
勇者「どうも…」
武具屋の店主「おやまぁ…あんた駆け出しだね?でも今時、旅人の服なんてナンセンスだよ?」
勇者「は、はあ…」
武具屋の店主「そんなあんたにはコレ!鋼の鎧!流行を先取りしたナウイな逸品だ!…買うかい?」
勇者「え…えーと…」
女僧侶「どうせ身動きとれなくなるのがオチですわよ?革鎧にしときなさい。そうねぇ…」
勇者「は、はい…あの、また今度に…」
武具屋の店主「革鎧とか…おたくねぇ、戦士ならまずは見た目を飾らなきゃ…剣振り回すしか能がないんだよ?そんなんじゃあ…」
女僧侶「…ちょっと黙っててくださる?」
武具屋の店主「おいおい…女、しかも僧侶に武器、防具の何がわかるってんだよ?やめときな姉ちゃん、怪我す…ひっ!?」
女僧侶「あたしは黙ってろって言ったんだ。この小汚い短剣…その臭い口ん中に突っ込んでやろうか?あ?」
武具屋の店主「…すみません…すみません…!」
勇者「うわぁ…」
勇者「どうも…」
武具屋の店主「おやまぁ…あんた駆け出しだね?でも今時、旅人の服なんてナンセンスだよ?」
勇者「は、はあ…」
武具屋の店主「そんなあんたにはコレ!鋼の鎧!流行を先取りしたナウイな逸品だ!…買うかい?」
勇者「え…えーと…」
女僧侶「どうせ身動きとれなくなるのがオチですわよ?革鎧にしときなさい。そうねぇ…」
勇者「は、はい…あの、また今度に…」
武具屋の店主「革鎧とか…おたくねぇ、戦士ならまずは見た目を飾らなきゃ…剣振り回すしか能がないんだよ?そんなんじゃあ…」
女僧侶「…ちょっと黙っててくださる?」
武具屋の店主「おいおい…女、しかも僧侶に武器、防具の何がわかるってんだよ?やめときな姉ちゃん、怪我す…ひっ!?」
女僧侶「あたしは黙ってろって言ったんだ。この小汚い短剣…その臭い口ん中に突っ込んでやろうか?あ?」
武具屋の店主「…すみません…すみません…!」
勇者「うわぁ…」
女僧侶「軽戦士ならこんな所でしょうか…」
勇者「な、なんかちょっと強くなった気がします」
女僧侶「使いこなせなけれはどんな装備品もただの飾りです」
勇者「…はい…」
女僧侶「では行きましょうか。…失礼します」
武具屋の店主「お、お買い上げありがとうございました…」
勇者「な、なんかちょっと強くなった気がします」
女僧侶「使いこなせなけれはどんな装備品もただの飾りです」
勇者「…はい…」
女僧侶「では行きましょうか。…失礼します」
武具屋の店主「お、お買い上げありがとうございました…」
―酒場―
女僧侶「エールを二つ…いえ、紅茶とエールをお願いしますわ」
親父「あいよ」
勇者「…女僧侶さんって冒険慣れしてるんですね」
女僧侶「いまさらですか?…まぁ、僧侶の道を選ぶまではいろいろありましたからね」
勇者「前は何してたんですか?」
女僧侶「戦士ですわ。…ありがとうございます」
親父「ほい、エール」
勇者「ありがとう。…なるほど通りで…」
女僧侶「…がさつとか言ったらぶん殴りますわよ?」
勇者「い、言いませんよ…そんなこと」
女僧侶「エールを二つ…いえ、紅茶とエールをお願いしますわ」
親父「あいよ」
勇者「…女僧侶さんって冒険慣れしてるんですね」
女僧侶「いまさらですか?…まぁ、僧侶の道を選ぶまではいろいろありましたからね」
勇者「前は何してたんですか?」
女僧侶「戦士ですわ。…ありがとうございます」
親父「ほい、エール」
勇者「ありがとう。…なるほど通りで…」
女僧侶「…がさつとか言ったらぶん殴りますわよ?」
勇者「い、言いませんよ…そんなこと」
―街道―
勇者「でゃあ!」
勇者 の攻撃!スライムに5のダメージ!
スライム「ピキィ!」
勇者「う、うわわわ…!」
女僧侶「オラ!!」ゴッ!
女僧侶 の攻撃!会心の一撃!スライム を倒した!
女僧侶「やるならきっちり潰せ!中途半端な攻撃で手傷を負わせた方が危ねぇんだよ!」
勇者「す、すみません…」
勇者「でゃあ!」
勇者 の攻撃!スライムに5のダメージ!
スライム「ピキィ!」
勇者「う、うわわわ…!」
女僧侶「オラ!!」ゴッ!
女僧侶 の攻撃!会心の一撃!スライム を倒した!
女僧侶「やるならきっちり潰せ!中途半端な攻撃で手傷を負わせた方が危ねぇんだよ!」
勇者「す、すみません…」
勇者「あの、町では聞きそびれたんですけど…」
女僧侶「なんですか?…ひぃ…ふぅ…みぃ…ふん。所詮はスライムですわね。小銭にもなりませんわ…」チャリチャリ…
勇者「…女僧侶さんはなんで僧侶になろうと思ったんですか?」
女僧侶「僧侶に転職した理由ですか?そんなことを聞いてどうするんです?」
勇者「…俺、いままで自分の意思ってのを持ってなかったから…そういうのがちょっと気になって…」
女僧侶「今も、の間違いでしょう?装備はともかく、行き先までもわたくし任せで…」
勇者「は、はい…」
女僧侶「…まぁ、いままでの境遇を考えれば仕方ないのかもしれませんね。それに、意識を持ち始めたことは良い兆候だと思いますよ?」
勇者「………」
女僧侶「そうですね…わたくしが僧侶を目指した理由ですか…」
女僧侶「なんですか?…ひぃ…ふぅ…みぃ…ふん。所詮はスライムですわね。小銭にもなりませんわ…」チャリチャリ…
勇者「…女僧侶さんはなんで僧侶になろうと思ったんですか?」
女僧侶「僧侶に転職した理由ですか?そんなことを聞いてどうするんです?」
勇者「…俺、いままで自分の意思ってのを持ってなかったから…そういうのがちょっと気になって…」
女僧侶「今も、の間違いでしょう?装備はともかく、行き先までもわたくし任せで…」
勇者「は、はい…」
女僧侶「…まぁ、いままでの境遇を考えれば仕方ないのかもしれませんね。それに、意識を持ち始めたことは良い兆候だと思いますよ?」
勇者「………」
女僧侶「そうですね…わたくしが僧侶を目指した理由ですか…」
女僧侶「わたくしが以前、戦士の職業についていたことはお話しましたね?」
勇者「はい、聞きました」
女僧侶「実は…その前はわたくし、盗賊だったのです」
勇者「えっ!?」
女僧侶「…なんですか?」
勇者「い、いや…まさか前々職があったとは…」
女僧侶「まぁ盗賊からはすぐに転職しましたけどね。あの頃は日々の糧を得るために必死でしたから…」
勇者「………」
女僧侶「…話を戻しましょうか。わたくしは盗賊、戦士としてさまざまな経験を積みました」
勇者「………」
女僧侶「依頼を受け魔物を狩ったり、傭兵として戦場にも…でもある時、いままで自分が行ってきたことに対する罪の意識を持ったのです」
勇者「はい、聞きました」
女僧侶「実は…その前はわたくし、盗賊だったのです」
勇者「えっ!?」
女僧侶「…なんですか?」
勇者「い、いや…まさか前々職があったとは…」
女僧侶「まぁ盗賊からはすぐに転職しましたけどね。あの頃は日々の糧を得るために必死でしたから…」
勇者「………」
女僧侶「…話を戻しましょうか。わたくしは盗賊、戦士としてさまざまな経験を積みました」
勇者「………」
女僧侶「依頼を受け魔物を狩ったり、傭兵として戦場にも…でもある時、いままで自分が行ってきたことに対する罪の意識を持ったのです」
女僧侶「剣では傷付けることはできても助けることは出来ない。…ですから僧侶という職業に転職したのです」
勇者「………」
女僧侶「どうかしましたか?」
勇者「いや…なんかすごいなぁって思って…」
女僧侶「人は大なり小なりの違いはあれど、悩みながら…しかしそれでも答えを出し、生きているのです。何も特別なことはありません」
勇者「は、はい…」
女僧侶「それがなかった貴方はある意味で不幸と言えるでしょう。…いままでは」
勇者「………」
女僧侶「早く出せとは言いません。悩みもまだ漠然としたものでしょう。でも…いつか必ず答えを見つけるのです」
勇者「…はい」
勇者「………」
女僧侶「どうかしましたか?」
勇者「いや…なんかすごいなぁって思って…」
女僧侶「人は大なり小なりの違いはあれど、悩みながら…しかしそれでも答えを出し、生きているのです。何も特別なことはありません」
勇者「は、はい…」
女僧侶「それがなかった貴方はある意味で不幸と言えるでしょう。…いままでは」
勇者「………」
女僧侶「早く出せとは言いません。悩みもまだ漠然としたものでしょう。でも…いつか必ず答えを見つけるのです」
勇者「…はい」
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