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    元スレえる「いつもご苦労様です、折木さん」 折木「毎度どうも」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★×5
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    101 = 1 :

    える「そう………ですか」

    折木「……………」

    える「折木さんはもう………」



    私を答えまで連れて行ってはくれないんですね。



    折木「…………………」

    その声が震えていなかったことが唯一の救いだった。
    少なくとも、俺にとっては。

    103 = 15 :

    少年エースバージョンは面倒くさいからいいや

    捕手

    104 = 93 :

    いい展開

    105 = 1 :

    える「折木さん………」

    折木「何ですか?」

    える「来月で、搬出は終わりますね」

    折木「そうですね」

    える「来月は、本の整理からお願いしてもいいですか?」

    折木「……箱に詰めるところから、ということですか」

    える「ええ。お願い……できますか?」

    折木「………分かりました」

    える「ありがとう、ございます」

    106 :

    追いつき保守

    107 = 93 :

    えるたそー

    108 = 1 :

    青春は優しいだけでも、痛いだけでもないと誰かが言っていた。
    しかし、思い出されるのはいつも苦い思い出ばかりだ。
    特にこんな最低な気分の時は。

    古書店に車を回し、引き取った本を降ろし終えたときには既に日が傾いていた。
    夏の夕焼けが、沈んだ気分に拍車をかける。
    そんな憂鬱を振り払うように、俺は足早に職場へともどった。

    折木「戻りました」

    109 = 1 :

    ウおおミスった

    >>108の最初に




    ………
    ……………
    …………………

    これ入れといて

    111 = 1 :

    主任「おー折木くん。いつもお疲れ様」

    折木「いえ、自分が任された仕事なので……あの、主任」

    主任「うん?」

    折木「千反田……さんのお嬢さんのことなんですが」

    主任「あーうん、立派なお嬢さんだよねぇ」

    折木「その、今何をしてらっしゃるのか御存じですか?」

    主任「あれ?君ってあの娘さんと高校の同級生じゃなかったっけ?」

    折木「……卒業してから疎遠だったもので。何処の大学だったかとか、仕事は何をしているのかとか」

    主任「ああそういうこと。僕の知ってる限りだと……」

    112 = 93 :

    知ってる限りだと?!

    113 = 53 :

    だと?!

    114 = 29 :

    だと?!

    115 = 1 :

    ………
    ……………
    …………………

    田舎の暮らしに不便さを感じたことは生まれてこのかた一度もないが、
    今回ばかりは少し考えざるをえない。

    結論から言うと、俺の知りたいことはほぼすべて聞き出すことができた。

    東京の短大を首席で卒業したこと。
    現在は実家にもどり、経理の仕事を手伝っていること。
    そして…………

    地元の名士の跡取り娘の動向とは、思いのほかゴシップ向きらしい。

    116 :

    なん・・・・だと!?

    117 = 42 :

    なにこのスレ
    臭すぎだろ
    黙って見れねえのかよ

    118 = 53 :

    だと……?!

    121 :

    氷菓の舞台ってどこの県なの?

    122 = 1 :

    折木「…………」ボスッ


    家に帰った俺は夕飯も食べずにベッドへもぐりこんだ。
    下から姉貴の怒鳴り声が聞こえる。
    この女はいつまでたっても落ち着きがない。
    そんなんだから嫁の貰い手もいないんだ、
    というと、今度はガラスの灰皿が飛んでくるが。

    あーもうやかましい。こんな日くらい静かにしてくれ。
    こんな日くらい………。
    …………。




    ………
    ……………
    …………………

    124 = 1 :

    一ヶ月後。
    俺は再び千反田邸の扉の前に立っていた。
    ちなみに時刻は午前9時15分。
    タイムカードを押してそのままやってきた次第だ。

    何せ今日はあの本の山を、箱に詰めるところからやらなくてはいけない。
    一日仕事を覚悟しなくてはならないだろう。

    126 :

    飛騨高山

    127 :

    こないだの温泉回ってどこの温泉なの?

    128 :

    原作だとお互いの気持ちを確かめたのにね

    129 = 1 :

    しかし今回に限って箱詰めから手伝ってくれとはどういうことだろうか。
    単に忙しくて片づけるヒマがなかったからか、
    それとも千反田なりになにか考えがあるのか。
    だが今日も淡々と作業するだけで終わるのだろう。
    いままでがそうであったように。
    簡潔に、そして事務的に。
    それでこの長かった「仕事」も終わりだ。



    える「おはようございます、折木さんっ!」ニコニコ

    折木「!?」

    そう思っていた時期が俺にもあった。

    130 = 93 :

    >>128
    まじかよ

    131 = 15 :

    今すぐ原作買ってくる

    132 :

    まじかよ
    原作買うわ

    133 = 1 :

    える「あれ?どうしたんですか折木さん、元気がないですよ?」

    折木「えっ、あっ……そう、でしょうか」

    える「ほらっ、行きますよ」グッ

    折木「あっ……」

    える「もたもたしてたら今日中に終わりませんから!」

    …………一体どういうことだ。
    先月とはまるで様子が違う。

    135 :

    俺の知ってるえるたそだ!

    136 = 1 :

    千反田に手をひかれながら書庫へとやってきた。

    える「折木さんは上の文庫をお願いします。私は、こっちのハードカバーを片づけますから」

    折木「ええと、単行本の方が重いので、私はそっちを」

    える「だめです!折木さんには、そっちをやってもらわないと困るんです」

    折木「そう、ですか」

    える「ええ、じゃあお願いしますね」

    折木「………分かりました」

    …………本当に何だというのだ。

    137 = 93 :

    私怨

    138 = 1 :

    >>137
    俺が何をした

    139 = 127 :

    えるたそ何か企んでる

    140 :

    お前ら黙れよ
    物語に浸れねーだろ

    142 = 93 :

    私怨支援

    143 = 1 :

    考えていても仕方がない。大人しく作業に入ることにした。
    とは言っても、書架に納められた文庫本は、
    レーベル、著者、タイトルと個人の書庫とは思えないほど整然としていた。
    これなら、棚からおろしてそのままダンボールに入れるだけでよさそうだ。

    ………………。

    棚の整理を始めて30分。
    俺はある違和感を抱き始めていた。

    いや、この感覚を「違和感」と呼ぶのは適切ではないかもしれない。



    棚に納められた文庫の大半は、見覚えのあるものだった。

    145 :

    えるたそのアルバム見つけて広げて感傷に浸ってるところを突っ込まれていちゃいちゃし始める展開は別にあってもかまわない

    146 :

    なんかビブリア古書堂っぽいな

    148 = 1 :

    折木(……これは家にある。これも、これも読んだことがある)ゴソゴソ

    折木(……ああ、このシリーズは毎回発売日に買っていたな)

    折木(1,2巻だけないのはなぜだろうか)

    もう一つ気付いたことがある。
    奥付に書かれている発行年を見るに、
    どうやらこの棚の本はちょうど5,6年前、


    …………俺たちが高校生のころに買われた本ばかりだということだ。

    149 :

    頭悪いんじゃないかと思うんだが

    「立ったら書く」って書いてもスレ立たなかったら
    誰の目にも触れられないわけで、宣言する意味がない

    一方でスレが立ったら「立ったら書く」が皆の目に触れられるわけだが
    >>1からとっとと本文を書き始めておけばよく、やはり何の意味もない

    だから>>1に「立ったら書く」とか「立つかな?」とか頭の悪そうなこと書かず
    最初から言いたいこと、本文を書き始めとけよ

    150 :

    >>149
    つまり何がいいたいの?
    本文書いて立たなかったら損だろ?


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