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    元スレえる「いつもご苦労様です、折木さん」 折木「毎度どうも」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★×5
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    51 = 1 :

    私用ができた。少し落ちる。
    残ってたら続き書く

    52 = 29 :

    えっ

    53 :

    何時に戻ってくるんだ

    54 = 15 :

    おい俺だって床屋行くの待ってんだぞ






    待ってんぞ

    56 :

    まじかよ
    ここからなのに
    ほしゅ

    57 :

    今日いろいろ氷菓スレ立ってるけどまともに終わったのないですね

    61 :

    63 = 15 :

    なるほど…2人は新婚旅行にモスクワへ行くのか!

    64 = 1 :

    ただいも

    65 = 15 :

    きたああああ書けえええ

    66 = 42 :

    よし来たか

    69 :

    俺の全てをこの保守にかける!!

    71 = 15 :

    床屋は行かないからはよ

    72 = 1 :



    白いブラウスに薄いブルーのロングスカート。
    相変わらず黒くてまっすぐな髪を今日は首の後ろでゆるく束ねている。
    それ以外はいつもと変わらない。
    今では年相応の落ち着きを得たその大きな瞳も。


    える「すみません、私のわがままで何度も……」

    折木「その言葉は5か月の間に飽きるほど聞きましたよ」

    申し訳なさそうに切りだすその言葉も。

    73 = 15 :

    うむ

    74 = 1 :

    える「そう……でしたか」

    折木「ええ。では今月の分を」

    える「あっ、はい。こちらに」

    折木「失礼します」

    一言頭を下げて、俺は千反田邸の門扉をくぐる。
    門から書庫へ向かう途中も、俺たちは一言もかわさない。

    77 = 15 :

    まあそう急かすなや

    78 = 1 :

    書庫へ入ると、いつものように本を詰めた段ボールの山が俺を迎えた。
    判の大きさや著者別にキッチリと分類されたそれ自体が、
    この作業が誰の手によるものかを何よりも雄弁に語っていた。
    俺の仕事は、それらを一個ずつ軽トラへと運びこむだけ。

    その間も、千反田はほとんど口をはさまずに見ている。
    たまにこちらから質問することもあるが、そのやり取りも到って事務的だ。

    79 :

    おかえり

    80 = 1 :

    分類、梱包まで済んでいるとはいえ、量が量だ。
    それを俺一人で捌かなければいけないのだから一苦労である。
    ここに通い始めたころは、千反田が手伝うと言って聞かなかったのだが、
    断り続けていたら3か月目から何も言わなくなった。

    最後に何と言ったかは……覚えていない。

    運び込む作業は3時間ほどでカタがついた。

    81 = 62 :

    いいぞ

    82 = 1 :

    える「お疲れ様でした」

    折木「これが仕事ですので」

    える「あの、よろしかったらつめたいお茶でも…」

    折木「いえ、仕事中ですから……ではここにサインか印鑑を」

    える「あっ………はい」


    サラサラッ


    折木「ありがとうございました。では失礼します。また来月伺います」ペコッ

    83 = 1 :

    そう言って一礼し、踵を返す。
    これで、今月は終わり。
    …………そして、来月で終わりだ。
    そう思っていた。
    しかし。





    える「折木さん」

    今日は、そういう訳にもいかないようだ。

    84 = 15 :

    CM

    ~♪
    テレビアニメ放送中、「氷菓」コミックス第一巻、好評発売中!原作文庫「古典部」シリーズは超特大アニメビジュアル帯で展開中です!私、気になります!

    86 :

    >>84
    遊佐さんのCMはよ

    87 = 1 :

    折木「…………何でしょうか」

    振り返らないまま俺は答えた。

    える「………何も」



    える「何も訊いてくれないんですね」

    折木「…………」

    今更。
    今更何を訊くことがあるというのだ。

    89 = 79 :

    豪農千反田家


    90 = 15 :

    >>86
    CMは一回だべよーw

    91 = 1 :

    折木「……仰る意味がよくわかりませんが」

    える「…………どうして本を処分したいか、気になりませんか?」

    折木「書庫をリフォームされるとお聞きしました」

    える「どうして、一度に運び出さないか気になりませんか?」

    折木「3000冊ですから、一度に運ぶのも骨でしょう。
       私どもとしても、一度にそこまでの査定はいたしかねますから」





    える「…………どうして、貴方を指名したか気になりませんか?折木さん」

    92 = 62 :

    きになります。

    93 :

    気になるわ

    95 :

    ってか五年目のはずなのにまだ研修なの?

    96 = 15 :

    気になります!

    97 = 1 :

    >>95
    人材教育の一環でグループ内の店舗を定期的に行き来している、
    という脳内補完でよろ

    98 = 1 :

    ずっと。
    この仕事を引き受けた時からずっと、目をそむけていたことだ。
    高校の同級生とはいえ、大事な蔵書をなぜ素人の俺に預けるのか。
    どうして、6か月という長い時間をかけようとするのか。


    …………何故、こいつはそんなことを言い出したのか。

    だが。

    折木「………いえ」

    える「!」

    折木「私には、一向に判りかねます」

    全ては、詮無いことだ。
    今となっては、な。

    99 = 15 :

    CM

    ~♪
    青春は、優しいだけじゃない。痛い、だけでもない。ほろ苦い青春群像劇、氷菓。DVD、ブルーレイはご覧の内容で毎月発売。


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