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    元スレ杏子「巻きますか、巻きませんか」

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    タグ : - クロスオーバー + - 佐倉杏子 + - 媚薬 + - 巴マミ + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 150 :

    ほむ

    202 = 1 :

    マミ「そうなのね……佐倉さんは暁美さんの味方なのね~ふぅんそ~。そんな隠し事をね~」チラッチラッ

    杏子(うわクッソ面倒くせぇ)

    マミ「そんなに仲がいいなら暁美さんの家で世話になればいいんじゃない。一人暮らしらしいし」チラチラ

    まどか「そ、そんなぁ。二人の問題なのに杏子ちゃんを巻き込むなんて可哀想です」

    マミ「あのね鹿目さん。私達は魔法少女なの。共闘か競争か……。ぎくしゃくしてたら命に関わるわ」

    まどか「で、でもそれは育児放棄していい理由には……」

    杏子「おいこら待て育児て何だ」

    杏子「……まあ、バレちまったら仕方ねぇ。マミがそういうならほむらんちに世話になろうかね」

    まどか「えっ、ほむらちゃんちにお泊まり?いいなあ」

    杏子「おいおい」

    203 = 1 :

    マミ「……ふ、ふ、ふ~んだ!結局ご飯さえあれば誰でもいいのね!佐倉さんは!」ツーン

    杏子「うん」

    マミ「ひどい」シュン

    杏子(面倒くせええええ)

    マミ「いいもん。美樹さんと志筑さんは家庭の都合上、蒼星石ちゃんと翠星石ちゃんのご飯は私が用意することになったんだもん」

    マミ「ドールが四人もいるもん。佐倉さんがいなくてもキュゥべえ含めて六人。大所帯だもんっ。寂しくないもん」

    杏子(マミ以外人外じゃねぇか……)

    杏子「あー……もう、冗談だって。あたしがほむらの家には世話になれない事情ってのがあるからさ」

    まどか「そうなんだ……」

    杏子「何せあの真紅もセットになりかねんからな。よっぽどのことがない限り真紅の世話なんてやってられねーだろうよ」

    マミ「やっぱり佐倉さんには私がいないといけないのね!うふふふふ」

    杏子「うぜぇ」


    「やっほぉ~~い」

    204 = 150 :

    さる

    205 = 1 :

    「ほいほ~い」


    まどか「はっ、この声は……!」

    杏子「話がよじれそうなやつが来たぞ」


    さやか「さやかちゃん見参んんんん!」バーン

    マミ「あら美樹さん。元気ね」

    さやか「あ、どうも。皆さんお揃いで」フフーン

    杏子「ずいぶんご機嫌だなおい」

    さやか「そうかなぁ?ふっふーん♪」

    まどか「あれ?さやかちゃん、確か病院に行ってたんじゃ……」

    さやか「そうなんだよ!大ニュースなんだよまどか!」ブンブン

    杏子「うるさいうるさい」

    さやか「聞きたい?杏子聞きたい?」

    杏子「別に」

    さやか「聞いてよぉ……」シュン

    206 = 112 :

    さやかわいい

    207 = 1 :


    さやか「実は、恭介の腕が治ったんだよ!」


    まどか「な、何だってー!」

    杏子「あ?誰だよ?」

    まどか「さやかちゃんの幼なじみで、入院してて腕がどーたらこーたら」

    マミ「あら、それはおめでたいわね」

    さやか「それで、明日、みんなで病院に行きませんか!?」

    マミ「え?私達も?」

    さやか「はい!恭介は早速練習してて、明日にでも演奏をみんなに聴かせたいって!」

    杏子「えーめんどい」




    すいません。妙なタイミングですが少し休ませていただきます。

    落ちないようになるべく急いで用事を済ませたいと思う次第です。

    208 :

    敬語はやめようぜVIPだし

    209 = 150 :

    プリキュアの時間にはまだ早いが

    210 = 150 :

    211 = 1 :

    さやか「あの、実は、恭介に蒼星石のことを知られちゃったの。それで、恭介がローゼンメイデンのみんなも是非って!」

    さやか「少なくともあたしと仁美は行きますよ!あたしが蒼星石も。蒼星石が来るなら双子である翠星石も来るはずです!」

    マミ「そうね。金糸雀ちゃん達に聞いてみるわ」

    まどか「ほむらちゃんも誘わないとね!」

    マミ「……」

    さやか「マミさん……まどかは一緒の時間が増えれば自然と仲良くなるって思ってるんです……」

    さやか「それで、転校生なんだけどさ……実は来る途中で会ってさ」


    さやか『お、転校生!明日の放課後暇かい?』

    ほむら『ごめんなさい。外せない用事があるの』

    さやか『どうしても?』

    ほむら『人の生死が関わってるわ』

    さやか『お、おおぅ……』


    さやか「――とまあ何と言いますか、残念ながら転校生は明日欠席」

    まどか「そっか……」

    212 = 1 :

    ただいま



    杏子「何をそんなに残念がってんだ?気になるのか?」

    まどか「あ!いや、そうじゃなくて……!あの、ほむらちゃんに上条君のこと紹介してないと思うから……」

    さやか「あー、うん。転校生は恭介のことよく知らないし、紹介したくはあったけど……用事があるなら仕方ない」

    さやか「ただ、恭介は是非ローゼンメイデンに会いたいって行ってたし、せめて蒼星石達は紹介したくて!」

    まどか「私も翠星石ちゃんに会ってみたいなって」

    さやか「……と、いうことで明日は病院にローゼンメイデン連れて集合!」

    マミ「ええ。魔女でも出ない限りは行かせてもらうわ」

    杏子「仕方ないな……。今更だが仁美って誰だよ」

    さやか「そこでそれ言う?」

    213 = 1 :

    ――病室(次の日)

    仁美「あ、皆さん、ごきげんよう」

    まどか「あ、仁美ちゃんっ」

    恭介「やあ、みんな。……そちらの人達がさやかのお友達かい」

    マミ「三年生の巴マミです。初めまして上条君」

    杏子「佐倉杏子」

    恭介「そして彼女達がローゼンメイデン……。僕はさやかの幼なじみの上条恭介です」

    真紅「二女から五女なのだわ」

    仁美「私も初にお目に掛かります翠星石のマスターの……」

    翠星石「あ、まだ契約してないですよ」

    仁美「あら?そうだったんでしたの?」

    翠星石「そうですぅ。ところで渡した指輪は?」

    仁美「机の中ですわ」

    翠星石「……」

    214 = 150 :

    おや

    215 :

    仁美ェ

    216 = 1 :

    真紅「しかし杏子の運び方はとても揺れるから気分が悪かったのだわ」

    杏子「そうかよ」

    さやか「にしても全く恭介め。動くようになったなら真っ先に連絡をよこせってのに。あたしが見舞いに来てなかったら……」ブツブツ

    仁美「忘れる程テンションが上がってたんですわね……」

    翠星石「よっぽどのバイオリン馬鹿なのですね」

    蒼星石「その言い方はどうかと思うよ翠星石」

    まどか「賑やかだよ~」

    上条「いや本当に。こんなに賑やかな病室は初めてだよ」

    上条「お医者さんもびっくりしてたよ……。何せ、昨日、目が覚めてから、指一本動かなかった腕が動くようになってんだ……。全員口々に言ってたよ。奇跡だって」

    上条「それで、早速バイオリンを弾きたくて……すぐに用意して貰ったんだ。色んな検査の合間合間に、屋上と病室で演奏することを特別に許可してくれたんだ」

    マミ「気前のいい病院ね」

    上条「感覚は全く衰えていなかったよ……。ブランクなんて関係なかったよ」

    上条「そして今日、こんなに多くのローゼンメイデンとそのマスターに来て貰った。本当に嬉しいよ」

    まどか(マスターじゃないけど私もいるよ!)

    さやか(恭介すごい生き生きしてるなあ)

    217 = 1 :



    上条「これがローゼンメイデンか……さやかからその話を聞いた時はトチ狂ったかと思ったものだよ」

    さやか「おいこら」

    仁美「仕方ありませんわ。ローゼンメイデンだなんて、突拍子がなさすぎますわ」

    杏子「昨日まで動かなかった腕が動くのも突拍子のない話だがな」

    上条「まだ足は動かないから、寝たままの演奏で失礼するよ」

    上条「それじゃ、演奏する曲は……手始めに葉加瀬次郎あたりで」

    さやか「手始めでそれはまさか過ぎる」

    金糸雀「お手並み拝見かしら」

    ~♪ ~♪

    真紅「いい音色ね」

    さやか「でしょでしょ?」フフーン

    218 = 150 :

    219 = 215 :

    221 = 1 :

    上条「腕が動くようになった時のこと、もう少し細かく話していいかな」

    翠星石「喋りながら弾けるもんならどうぞです」

    上条「……実は、昨日、夢の中で天使に会ったんだ」

    まどか「天使?」

    上条「そう……何だか変な話だけど、すごい綺麗な天使が夢の中に現れてね」

    上条「にこりと微笑んで僕の腕を撫でてくれたんだ」

    杏子「なにこいつキモい」

    さやか「杏子、屋上」

    上条「そしたら『力になります』みたいなことを言ったんだ」

    仁美「何だかロマンチックな夢ですわ……」

    上条「そして、目が覚めたら腕が動くようになっていたんだ……」

    金糸雀「わけがわからないのかしら」

    上条「まさに奇跡だよ。魔法のようだよ……」

    上条「僕は、夢の中の白い薔薇に囲まれた美しい景色を、一生忘れないだろう」

    222 = 1 :

    蒼星石「白い薔薇……!?」

    真紅「ちょ、ちょっと!今……なん……て……」フラッ

    上条「まさに奇跡だよ……魔法だよ……」

    ユラッ

    翠星石「まさ……か……き……」クラッ

    マミ「あ、あれ……何だか……眠く……」

    金糸雀「うーん、腕が治るまでのブランクを考慮してもまだまだ旋律が甘いかし……グゥ」

    まどか「むにゃ……」

    蒼星石「こ、これは……夢の……」


    パタリ…




    ほむら「昨日は美樹さやかに暇を聞かれたけど、今日はあの日……」ゴクリ

    ほむら「……巴マミの首の有無がかかった菓子魔女の日!」

    ほむら「何やらみんなで出かけるようだったけど……ちょっと寂しいだなんて思ってないわ」

    223 = 150 :

    このさやかはまだ契約してなかったか

    224 = 1 :

    ほむら「……さて、と。今までの時間軸で言えば、お菓子の魔女が現れる時間まで少しある」

    ほむら「少しだけ、そこのベンチで休もうかしら……」ヨッコイショ

    ほむら「水銀燈は普段何に力を使って私に疲労感を与えているのかしら。無益なことだったら容赦しないわ」

    クー

    ほむら「う……お腹が鳴っちゃったわ///」

    ほむら「少し小腹が空いたわね。コンビニで何か買って食べようかしら。でもお金の無駄遣いはしたくない」

    ほむら「こんな時は、盾に入れておいた非常食。栄養補助食品だわ。……結果的にはお金使うけど」ホムホム


    チカッチカッ

    ほむら「チーズ味は至高……んむ?」

    人工精霊「……!……!」チカッチカッ

    ほむら「メイメイ?……いや、色が違う」

    ほむら「えっと……確か、由衣…じゃなかった。ホーリエ、よね?」

    ホーリエ「!」クルクル

    ほむら「そう。確か真紅の人工精霊……。それで、何か用?」

    225 = 145 :

    なぜこの上條はこれでよくさやかにトチ狂った言えたな

    226 :

    男の娘コンビのバランスが素晴らしいな

    それはそうとSSって書いてる奴がどのキャラが好きかがはっきり出るな

    227 = 1 :

    ホーリエ「……!……!」スィー

    ほむら「ちょっと、どこへいく気?まさか、ついてこいとでも言うの?」

    ホーリエ「……!」クルクル

    ほむら「……わかったわ。でもその前に口の中がパッサパサだから水を……」ングング

    ホーリエ「……」


    ほむら「……で、やはりこの病院に来るのね。……でも早すぎるわ」タッタッタ

    ホーリエ「?」クルクル

    ほむら「何でもないわ。ホーリエ。ただ、ちょっと待っててくれる?」キョロキョロ

    ほむら「……変ね。いつもの時間軸では確かこの辺りにグリーフシードがあったはずなのだけれど……。キュゥべえもいないみたいね」

    ほむら(確かまどか達が来ていたはずだわ……。まさか、予定よりも早く孵化して……?)

    ホーリエ「……!」フワァーッ

    ほむら「急いでいるのね。寄り道して悪かったわ。……上ね。……大丈夫。外壁くらい上れるわ」ヘンシン

    ほむら「ここは……上条恭介の病室?それに……」

    水銀燈「スー…スー…」

    ほむら「……」ツンツン

    228 = 1 :

    水銀燈「……んゅ……ほむらぁ?……あら?私ってばいつの間に居眠りしてたのかしら。鞄の中でもないのに寝てたの?私ぃ?」

    ほむら「水銀燈。何てとこで寝ているの。病院の外壁に座って、カラスみたいよ」

    水銀燈「飛び回ってたら音楽が聞こえてきたものだから、ここで聴いてたのよ。そしたら居眠りをしてたようね……。って誰がカラスよ」

    ほむら「音楽……?誰もいないわよ?取りあえず開いてる窓から入りましょう」ヒョイ

    ホーリエ「……!」クルクル

    水銀燈「あらぁ?変ねぇ。この部屋には確か結構な人数いたはずよ?この目でチラ見したもの」

    ほむら「上条恭介までいないわ……。その代わり、ベッドの上に……靄のようなものが……」

    水銀燈「あれは夢への扉ね……」

    ほむら「何ですって?」

    水銀燈「言葉の通りよ。……その割にはいつもより澱んでいるわね」

    ほむら「これは……妙だけど、魔女の結界に似ている……!」

    水銀燈「魔女の結界ぃ?……ということはまたあの薔薇園のグロテスクなのがいるわけぇ?やだぁ~」

    ホーリエ「……!」ヒューン

    ほむら「ホーリエ。……そう。あの中にみんないるのね?今行くわっ」スッ

    水銀燈「あっ、待ってぇ」スッ

    229 = 1 :

    ――魔女の結界

    マミ「私達、いつの間に魔女の結界にきていたのかしら……」

    まどか「う、うぅ~ん……」

    杏子「おぉ……すげぇ……お菓子で出来ている……ゴクリ」

    マミ「食べちゃだめよ」

    杏子「ギクッ……や、やだなぁ、食うわけないだろ!」

    真紅「差詰めお菓子の魔女といったところかしら」

    杏子(でも……そこのクリームだけ……ちょっと舐めるくらい……)ヒョイ

    チクッ

    杏子「痛っ!」

    230 = 1 :

    杏子「クリームの中に異物が!何か刺さった!」

    まどか「な、舐めようとしたんだね……」

    さやか「何だバカか」

    杏子「んだと青二才!」

    さやか「意味知らないだろ!絶対カラーリングで言っただろそれ!」

    マミ「喧嘩しないの!」

    翠星石「気を付けるですよ!魔女とお菓子と言えば迷い込んだ人間を誘い込んでじっくりコトコト調理して喰いやがるです!」

    蒼星石「絵本の話だね」

    さやか「頭の触覚から光線出して人間をチョコやクッキーにするのもあるよね」

    まどか「それは魔女じゃ……、あ、でもこっちの魔女ならあり得るかな……」

    金糸雀「漫才してないでどういうことなのかどうしてこうなったかしら!」

    蒼星石「僕は上条君の演奏を聴いている内にうたた寝しちゃった……ってことまでは覚えているけど……」

    真紅「右に同じなのだわ」

    さやか「恭介のスタンドかな」

    231 = 226 :

    上条? 上に九条ネギの『条』?
    けっ! これからてめーを恭介! ジョジョって呼んでやるぜ!

    232 = 1 :

    金糸雀「漫才してないでどういうことなのかどうしてこうなったかしら!」

    蒼星石「僕は上条君の演奏を聴いている内にうたた寝しちゃった……ってことまでは覚えているけど……」

    マミ「何故か全員うたた寝しちゃって、その内に偶々近くにあったグリーフシードが孵化した……?」

    真紅「いいえ。少し違うわ。そこをご覧なさい」

    まどか「あ!仁美ちゃんが倒れてる!……あ、寝てる」

    仁美「……んぅ」スヤスヤ

    さやか「あれ?そういえば恭介はどこ……?」

    マミ「……まさか!」

    真紅「そう、偶々寝てた、なんてのはあり得ない話よ。上条という人間が仕掛けた罠か、彼自身が疑似餌だったと考えるのが自然」

    まどか「魔女が上条君を利用したの……?」

    真紅「かもね」

    さやか「恭介のスタn……えぇっ!?恭介がルアーに?!ホワィ?何故!?」

    杏子「あの坊やがルアーだったら、さやかはすぐに釣れそうだな」

    さやか「さやかちゃんは魚類じゃありません!」

    真紅(魔女なんかじゃないわ……そんなことするのはあの子しか……)

    233 :

    薔薇水省の者ですが
    彼女の出番について解答を頂きたい所存

    234 :

    おもしろい

    236 = 1 :

    >>233 残念ながら……


    マミ「取りあえず奥へ進みましょう。私が先頭を歩くわ。佐倉さんは志筑さんを背負ってあげて。ローゼンメイデンのみんなは使い魔に気を付けながら鹿目さんと美樹さんをお願い。使い魔はなるべく私が相手するわ」

    さやか「さすがマミさん。頼りになるなあ」

    翠星石「任されたですぅ……あ、でも私契約してないから力が使えないです……」

    まどか「そういうものなの?」

    翠星石「はいですぅ。契約していないと現実の世界では媒介の力がないと如雨露が出せな……あ、出せたです」パァッ

    まどか「えぇー……」

    真紅「魔女の結界というものがnのフィールドに似てるからかしら」

    蒼星石「都合がいいね。でもゼンマイが切れやすくなるには変わらないから、なるべく使わないようにね」

    翠星石「はいですぅ。マミに基本全部丸投げですぅ。頼りにするですよ~」

    マミ「……うふふ」


    蒼星石「途中使い魔と呼ばれる生き物のような何かに襲われたけど、僕の鋏でなぎ払ったり」
    金糸雀「カナのバイオリンで吹き飛したりしている内に最奥っぽいとこに来たかしら」

    さやか「ローゼンメイデンってほんとに人の力を使うんだね。指輪が温かくていかにもって感じだよ」

    マミ「さあ、気を引き締めて。いよいよ魔女とご対面よ」

    237 = 1 :

    「……」モッモッ


    マミ「……あれが、魔女ね。お菓子を食べてるわ……。呑気ね」

    真紅「あら、いつぞやと違ってぬいぐるみみたいなかわいらしい魔女ね」

    翠星石「しっかし脚の長いテーブルと椅子です!首が痛いですぅ」

    杏子「で、あの弱そうなのが魔女としてさ……魔女の向かいに座ってるのは……何だ?いや、誰だ?」

    さやか「……恭介だ!?なんで恭介が魔女とお茶会してるのさ!?」

    金糸雀「落ち着いて!よく見て!仁美同様、眠っているだけかしら!」

    マミ「一般人を巻き込むなんていただけない魔女ね……!」

    まどか「ね、ねえ……上条君の膝に、何かいない……?」

    マミ「あら、確かに。……白い……人形?」

    238 = 1 :

    雪華綺晶「ウフ……」ピョイ

    金糸雀「雪華綺晶が魔女から離れたかしら!」

    真紅「金糸雀、目を離しちゃだめよ。貴女はマミのとこで雪華綺晶の動きを観察よ。妙な動きをしたら攻撃なさい」

    「……」コロッ

    マミ「一般人が巻き込まれてるとあれば、お友達であっても速攻で決めさせてもらうわ」ゲシッ

    マミ「私は魔女を引き離すから、佐倉さんは彼をお願い!真紅ちゃん達は鹿目さん達をお願いね!」ダッ

    杏子「お、おう!」 真紅「ええっ」

    マミ(ああ……これよ……こうやってみんなに指示する感覚……私がリーダー……うふふ)



    杏子「よっと」ヒュッ

    使い魔「チョコレートーワーメーイージー」

    杏子「チッ、邪魔だ!どけ!」ザシュッ

    杏子「よっ、助けに来たぜ。大丈夫か?……ってそうか、寝てんのか」

    上条「」

    杏子「何だぁ?茨がグルグル巻きだなぁ……。解くのもめんどいし、椅子ごと持っていくか」バキッ

    239 :

    面白い

    240 = 1 :

    杏子「っと、ほれ、椅子ごと連れてきたぜ。無事……だと思う。取りあえずこの物陰に……仁美の隣でいいか」ズリズリ

    さやか「恭介!ケガしてんじゃん!」タタッ

    杏子「茨が巻き付いてたからな。棘が刺さってんだよ」

    まどか「で、でもどうしよう。すごいきつく巻き付かれて……解こうとしたら絶対に痛いよ……」

    蒼星石「ちょっとごめんよ。……僕の庭師の鋏で、この茨を切るね」チョキチョキ

    杏子「よし、じゃああたしはマミの援護に――」

    真紅「ローズテイル!」バシッ

    翠星石「ガンバレ真紅ぅ!ファイトですぅ!」ブンブン

    杏子「と、言いたいとこだが真紅一人で使い魔の相手はチトきついか。ちょいと使い魔退治といきますかね」

    241 = 1 :

    金糸雀「雪華綺晶はさっきからあんなとこに座り込んで何をしているのかしら?」

    マミ(佐倉さん、ローゼンメイデン、そしていつか魔法少女になる後輩二人…!)

    マミ(体が軽い……こんな気持ちで戦えるなんて、いつぶりかしら!)

    マミ(小さいからよく吹き飛ぶわね。ここまで距離をとれば巻き込まないでしょう……それでは)

    マミ「ティロ・フィナーレ!」

    バシュン!

    「――!」

    ドスン

    金糸雀「やったかしら!大技が決まったかし……あら?」

    金糸雀「……アアッ?!」

    金糸雀「あ、あそこにいるのは……、いや、あるのは……私が今まで雪華綺晶と思って監視していたのが……雪華綺晶じゃないかしら!!」

    マミ「もう一発いくわよ……」シュル

    金糸雀「まずったかしら!雪華綺晶そっくりの砂糖菓子だったわ!雪華綺晶を見失ったかしら!」キョロキョロ

    マミ(もう、何も怖くない!勝った!これで終わ――)

    242 = 226 :

    ゆ…雪華綺晶

    243 = 239 :

    三つも死亡フラグを立てやがった……

    244 :

    いいね
    支援

    245 = 1 :

    「……」プクゥ…

    金糸雀「……ッ!マミ!」

    マミ「え?……キャッ!」

    ニュルンッ

    (第二形態)「……」

    マミ「な、なにあれ……」

    (第二形態)「……」キョロキョロ

    金糸雀「ひっ……な、何か出てきたのかしら」

    マミ「あ、あんなのが……さっきの小さい体から出てきたの……?明らかにサイズがおかしいじゃない……」

    マミ(か、完全に油断していたわ……もし、あの黒い恵方巻のお化けみたいな魔女が、そのまま私に攻撃してきてたら……)ゾクッ

    マミ(それにしても、何をしているの?何で攻撃しないの?何かを……、探している……?)


    (第二形態)「……!」

    グゥーン

    マミ「え!?ど、どこへ行っちゃうの!?」

    247 = 1 :

    金糸雀「あ、あっちの方角は……!ピチカートッ!終わりのない追走!」

    マミ「な、何で私を無視して……向こ……あ!あっちの方向は……!」

    金糸雀(ダメ、ま、間に合わな……)

    ガブッ

    マミ「あ……」

    金糸雀「え……」



    杏子「よし、そろそろ後はあんたらに任せるとして、マミの加勢にい……くぜッ?!」グイッ

    杏子「……なっ!?」

    杏子「あ、あたしの腕にも……茨が巻き付いて……!」

    杏子(さ、さっきクリームを舐めようとした時についた傷から……茨が生えてきてる……?!)シュルシュル

    杏子「や、やべぇ!きめぇ!いてぇ!い、茨があたしの腕がキャンディに巻き付いて……動けねぇ!」

    まどか「杏子ちゃん!」

    249 = 1 :

    蒼星石「き、君の腕にもかい?!今切るよ!」

    真紅「金糸雀は雪華綺晶の監視、杏子は捕縛、マミは魔女と戦闘中……。襲ってくる使い魔を倒すのに私と契約をしていない翠星石とでは荷が重いわ……!」

    杏子「い、急いでくれ!棘が腕に食い込んできてる!」

    真紅「翠星石!ゼンマイが切れないギリギリまで力を使うのよ!」

    翠星石「わ、わかったですぅ!」


    マミ「……キャッ!」


    真紅「あれは……マミの声!?」

    杏子「……な、何だァこいつァ?!」

    (第二形態)「――!」

    翠星石「ナメクジピエロみたいなのがこっちに見てるですぅ!」

    蒼星石「まさか杏子を狙ってる……!?」

    さやか「マ、マミさんがやられたの!?」

    まどか「マミさんは……ぶ、無事みたいだよ!」

    250 = 1 :

    真紅(動揺しているマミを差し置いてこっちを狙う理由……。何故?)

    真紅(あの魔女の視線の先をよく見るのよ……視線の先にいるのは誰?)

    真紅(そこに……いる……のは……)

    真紅「まどかッ!!」

    まどか「へっ?!」

    真紅「そこは危ないわ!離れてっ!」

    まどか「えっ!?……あ、わわッ!?」

    シュルル

    まどか「な、こ、これって……!」

    翠星石「雪華綺晶の茨が、まどかの体を縛った!?」


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