元スレ伊織「やよいをブチギレさせてやろうじゃないの!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
151 :
あずさささんはキレるとどうなんの?
152 :
>>151
テーレッテー
153 = 125 :
律子「はい、今日はこのメンバーでお送りしていきましょう」
真「なぁ律子……これって、本当に役にたつの?」
千早「私もそう思うわ……怒らせずにすむ方法を、そのまま学んだ方が効率が良いんじゃない?」
教授「!」
亜美「あれ、教授っち先生、怖い顔になってるよぉー……」
真(……怒らせちゃったかなぁ……)
千早(怒らせる権威の方が怒るなんて……本当に凄い人なのかしら……)
律子「まぁまぁ二人ともそう言わずに」
律子「……人によって効果は様々だけど、春香・響・伊織には良い効果があったわ」
真「ふーん……」
教授「……」ニコニコ
亜美「今度は笑ってるけど……やっぱり何か怖いよぉ」
千早(……不愉快な笑顔ね)
律子「とりあえず、まずは講習を受けてみましょう。……教授、お願いします」
教授「はいぃ~、ではまずは基礎の怒らせ方から……」
154 = 128 :
>>150
72がペタンコ壁つに今胸のことは関係無いだろ!
156 = 125 :
…………
律子「とまあ、これで大体のテクニックは覚えたわね」
亜美「……面白い……面白すぎるよぉ教授っち先生!」
亜美「亜美、こんなに怒らせ方があるなんて知らなかったよー!」
教授「はっはっは。いやぁ、亜美さんには楽しんでいただけたようで、何よりですよ」ニッコリ
真「なんかまぁ……試してみたくは、ありますね」
千早(まったく……あんな講習で本当に効果があるんだか…………)
律子「……よし、では……早速実践に移りましょう」
律子「まずは真からよ」
真「!ぼ、ボクからか……よーっし、誰なんですか?」
教授「えー、真さんに怒らせていただくのは……」
教授「ご友人の『萩原雪歩』さんですね」
千早「…………まぁ、予想通りかしらね」
亜美「ゆきぴょんが、まこちんに……怒るかなぁー」
真「雪歩……を、怒らせなきゃいけない……のかぁ……」
157 :
よく考えたら亜美真美が本気で怒ってるイメージとかあんまないな
158 = 138 :
ご冥福をお祈りします
159 = 125 :
律子「先週、伊織がやよいを怒らせたんだけど……それと同じ注意点があるわね」
真「……やよいと同じ?」
律子「雪歩も人のことを悪く言えない人間だから……『怒る』より先に『泣く』可能性があるわ」
真「……!」
律子「もちろん激怒しながら、感情が昂ぶって泣くことはあるでしょうけど……」
律子「なるべくなら、『泣かせずに怒らせる』のを意識してね」
真「うわーっ、何か一気に難しくなった気がするよぉ……」
真「でも……怒った姿を見ずに真の友情なんて語れない……ですよね、教授?」
教授「ええ、その通りです」ニッコリ
真「……わかりました。……全力で怒らせてきます!」
―――
モニタールーム
P「よろしくお願いします」
律子「……というわけで、ここからはすっかりこの番組のファンとなった……」
律子「わが社のプロデューサー殿も一緒に参加します」
160 = 140 :
ゆきぴょんは無言で舌打ちしそう
161 = 125 :
P「律子、雪歩がまだ来てないようだけど」
律子「えー、今回はですね……真が雪歩を事務所に呼ぶ、ということになっているようです」
教授「待ち合わせの時間ですので……そろそろ来ることでしょう」
―――
ガチャ
雪歩「あ……真ちゃんおはよう」
真「おはよう雪歩。……ゴメンね、わざわざ事務所まで呼び出したりして」ペラリ
雪歩「ううん大丈夫だよぉ……それで、どうしたの?」
真「あぁそれがさぁ……」ペラリ
雪歩「……何読んでるの?」
真「?コレ?……雪歩の詩集だよ」ペラリ
雪歩「…………」
雪歩「………………え?」サァーッ
真「けっこー面白いね」ペラリ
162 :
雪歩の前で美希とイチャイチャすればあら不思議
163 = 125 :
雪歩「な!え、ちょ……ちょっと!」
バッ
真「あれ」
雪歩「ひぃぃいん!よ、よま、よま読まないでよぉ!」カアァ
真「あれー……」
雪歩「な、なん……え?ど、どこから?どこから持ってきたの……?」
真「ああそれ?雪歩のロッカーに入ってたのを持ってきたんだよ」
雪歩「ひぃい……な、なんでロッカー開けちゃうのぉ!?」
真「あれ?ダメだった?」
雪歩「だ、ダメに決まってるよぉ!……いくら真ちゃんでも、ダメなものはダメ!」
真「あー、そっかー……」
・怒らせるテクニック
28:無神経
他人の日記や手帳、携帯を無神経に覗き見する。
父親から娘に対してやるのが、一番効果的。
165 = 125 :
―――
教授「入りとしては素晴らしいですねぇ」
律子「もう『怒ってる』ようには見えますからね」
千早「……萩原さん、本当に怒ってしまうのかしら……」
―――
雪歩「真ちゃん……次からは本当に止めてね……?」グスッ
真「あ、あぁうん……ゴメン雪歩……」
真(ダメだ。泣かせちゃダメなんだ……)
真(……でも、ボクの使うテクニックを考えれば……こうせざるを得なかった)
真(そうだ!恥は捨てろ……恥は捨てるんだボク……!)
真「……ゴメンよ雪歩。……お詫びにと言っちゃアレだけど……アイス食べない?」
雪歩「アイス?」
真「うん。一緒に食べようと思って、買ってきたんだ。……雪歩のは抹茶味だよ」
雪歩「あ、うん……。……わかった……一緒に食べよ?」ニコッ
真「よっし!今持ってくるよ」
166 = 125 :
真「はい、お待たせ」
雪歩「ありがとう真ちゃん。……いただきまーす」
真「いただきまーす」
カパッ
真「あちゃー、フタにアイスついちゃってるよぉ」
雪歩「ふふ……そういうことってあるよね」
真「……しょうがないなぁ」
ベロン
雪歩「……!?」
真「……!うん、美味しい美味しい!」ベロンベロン
―――
律子「真……よりにもよって『ソレ』をやるなんて……」
教授「これは『信用クラッシュ』と呼ばれるテクニックですね。長期戦、短期戦どちらにも有効ですが……どちらなのでしょう」
亜美「うわーまこちん…………うわー…………」
167 = 140 :
いや普通にするだろ……するよな?
168 = 135 :
>>167
ないわ
169 :
そ れ を す て る な ん て と ん で も な い
170 = 149 :
まあ人前ではしない
171 = 125 :
・怒らせるテクニック
29:信用クラッシュ
その人の信用を無くすような、常識知らずな行動をとる。
やる人、受ける人によっては、与えるダメージも甚大である。
―――
雪歩「ま、真ちゃん……!」
真「どうしたのー、雪歩?」ベロンベロン
雪歩「……あ、あの……」
雪歩「や、止めてよぉ!……真ちゃん、はしたないよ!」
真「……そう?」
雪歩「そうだよ!」
真「……そっか。わかった、やめるよ」
雪歩「……フゥー……」ホッ
真(……)
真(今のは……『強く注意した』だけだ……怒ってはいない)
真(雪歩……ゴメン……。でも……ボクも雪歩の本気で怒った顔を見ないと、止められないんだ!)
172 = 148 :
たかねーたかねー
173 = 125 :
……
真「ふぅ~、ごちそうさま」
雪歩「ごちそうさま。美味しかったよ、真ちゃん」
真「へへっ、そう?」
雪歩「それで……話って何?」
真「ああ、雪歩この前さぁ、スタッフの人たちと上手くコミュニケーション出来ないって言ってたよね?」
雪歩「え?……う、うん……」
雪歩「この前は四条さんが一緒に居たからよかったけど……」
雪歩「普段は、男のスタッフさんたちと全然しゃべれないし……」
雪歩「それに……そのことで、『挨拶もできない』って陰口言われたり……」
真「あぁ、それは良くないなぁ。……殴っちゃおうよ」
雪歩「え……えぇ!?だ、ダメダメダメ!そんなの出来ない……っていうか絶対ダメだよぉ!」
真「……でもさぁ、上手くしゃべれないし、そのことで悪口言われるんでしょ?」
雪歩「そ、それはそうだけどぉ……」
真「殴っちゃおうよ。……今から殴りに行く?」
175 :
真が自虐すれば雪歩は「私の好きな人を悪く言わないで!」って怒ると思うんだ
176 :
雪歩ってキレたら別人になりそう
お父さんの血引いてそうだし
177 = 125 :
雪歩「ダメだってば真ちゃん!」
雪歩「な……殴る、なんて無暗に言っちゃダメ!」
真「いやでもさぁ、殴るしかなくない?」
雪歩「それは……わ、私が……もっと積極的になればいいだけだから……」
雪歩「だから殴っちゃダメ!」
真「そう?……殴った方がいいと思うんだけどなぁ……」
雪歩「…………」
雪歩「真ちゃんって……そんな人じゃないよね……?」
真「何が?」
雪歩「…………」
雪歩「………………何でもない」
・怒らせるテクニック
30:チンピラ思考
人への不満があると、「殴る」という結論にすぐ結びつける。
どんなに小さい不満でも、それが人物に関係する場合、すべてに結びつけるのが一般的
178 = 162 :
>>175
弱さんが思い浮かんだ
179 = 175 :
>>178
それ作り話な
180 = 125 :
―――
P「真はアレですね。徹底的に自分を落としていくタイプですね」
教授「そうですねぇ。……おそらく、この後は『アレ』につなげるのでしょうか」
律子「真ってば、結構怒らせるプロセスの組み立てが上手いじゃないの」
―――
真「あ、そうそう……それで、この前は貴音に助けてもらったんだ?」
雪歩「!そ、そうだよ」
真「何があったの?」
雪歩「え、とね……私が上手くしゃべれなくて、小さな声で愚痴を言われてたんだけど……」
雪歩「それをたまたま見てた四条さんが、」
『不満があるのならば本人に直接言えば良いのではないですか!?』
雪歩「って、私の代わりに怒ってくれたんだよ」
雪歩「あの時の四条さん……すごく凛々しくてかっこよかったんだ」キラキラ
真「へぇ~……ていうかそれってボクでしょ?」
雪歩「…………え?」
181 :
えっ?
182 = 125 :
真「いやだって……『凛々しくてカッコいい』なんて……それボクでしょ?」
雪歩「え?……いや、あの……」
雪歩「ま、真ちゃんも四条さんもカッコいいけど……それぞれの良さがあるから……」
真「……貴音のカッコいい所って、例えば?」
雪歩「……し、四条さんは……」
雪歩「その……い、いつも流されないで、しっかりしている所とか」
真「いや、それボクでしょ?」
雪歩「え……あの、違うわけじゃないけど……ま、真ちゃんともちょっと……」
真「いやいやいや……ボクでしょ?」
真「ていうか他には?」
雪歩「えぇ!?……え、と……ちょっとミステリアスで……優雅な所とか……」
真「いやいやいやいやいやいや……」
真「それ、ボクでしょ?」
雪歩「真ちゃんは……ち、違うよ……」
183 :
184 = 176 :
真、演技うまいなこれ
185 = 136 :
これはうざいww
186 = 125 :
真「いやぁー、違くないよー…………ボクでしょ?」
雪歩「ち、違うよぉ……」
・怒らせるテクニック
31:俺ダウト
誰かが他人を褒めている場合、その褒めた全てを自分にも当てはめようとする。
「それ俺も一緒だって」と言った際にドヤ顔を決めれば完璧。
雪歩「ま、真ちゃんには……!」
雪歩「真ちゃんには、真ちゃんのカッコいいところ、たくさんあるよ!」
雪歩「私と違って積極的だし、運動神経もいいし、どんな時も私を守ってくれるし」
雪歩「だ、だから……四条さんと比べたりしないで!」
真「……」
雪歩「……ハッ!?ご、ゴメン!……いきなり怒鳴ったりして……」
真「いや、いいよ……」
雪歩「そう……?」
真(……まだだ…………。今のは怒鳴ってはいたけど……キレてはいない……)
187 = 176 :
真はこういうときでも本気でするんだな…
188 = 125 :
真(……)
真(覚悟を決めろ、ボク……!)
真「あぁ、それで話なんだけど……」
真「雪歩、ボクのお父さんと会ってみない?」
雪歩「!?ま、真ちゃんのお父さん……!」
真「そう。お父さんがさぁ、『友達の一人でも連れてこい』って言うから、今度雪歩を招待しようと思って」
雪歩「ままま、真ちゃんの家に……!?」
真「そうなんだよ。……それに、雪歩が男性とのコミュニケーションまだうまく取れないって聞いてさ」
真「ボクのお父さん相手に、ちょっと練習してみないかなって」
雪歩「ま、真ちゃんの家で……真ちゃんのお父さんと会って……」
真「あはは、大丈夫だよ。お父さんも雪歩みたいな娘には優しいからさ」
雪歩「…………」ドキドキ
真(…………)
真「……どう?雪歩」
雪歩「う、うん、行く!お邪魔させてもらうよ!」
189 = 181 :
誠だもの、いつだって真剣だよ
190 = 125 :
真「そう?いやぁ良かったよぉ」
雪歩「た、楽しみだね……」
真「そうだねぇ……それに、雪歩も良かったよね」
雪歩「そ、そうだよね」
真「うんうん、ボクみたいな友達思いの最高の親友が持ててさ……雪歩も幸せだよ」
雪歩「…………」
雪歩「ま、ことちゃん……?……い、いま……何て……?」
真「え?……だからぁ、ちゃんと雪歩のこと考えて家に招待してあげたんだよ?」
真「雪歩みたいな、暗くてジメジメした子と、こんなに仲良くしてくれる人いないよ?」
雪歩「……う、うそ……うそだよね……?」
雪歩「真ちゃん……うそ、なんだよね……?」
真「……嘘って何がだい?」
真「雪歩のことを考えて招待してあげたんだよー?へへっ嘘つくわけないよ」
191 = 176 :
うわー…これはヤバいな
192 = 125 :
雪歩「や、やめて……」
真「友達のできない雪歩のために、ここまでしてあげる……ボクってば友達思いだろ?」
真「雪歩もさ、もっと僕に感謝してくれても
雪歩「もうやめて!」
真「…………」
真「……どうしたの雪歩」
雪歩「……真ちゃんおかしいよ!」
雪歩「普段の真ちゃんは、絶対そんなこと言わない!」
雪歩「確かに私のために何かしてくれるけど……」
雪歩「そんな……わざわざ私のために、なんて言ったりしないもん」
雪歩「それに私の悪口だって言ったりしない……四条さんと自分を比べたりもしない……」
真「…………」
雪歩「真ちゃんおかしいよ!どうしちゃったの!?」
193 = 135 :
なんで俺こんなにもドキドキしてるんだろ
194 = 183 :
>>193
恋
195 :
友達がいないわけじゃないだろう…
196 = 125 :
真「どうもしてないよ……ボクはボクだよ」
真「…………」
真「雪歩の方が……ボクに勝手な期待をしてただけなんじゃないの?」
雪歩「……!そ、んな……」
真「……まったく……感謝こそされるはずなのに……なんでボクが怒られなきゃいけないのさ」
雪歩「……」ギリッ
雪歩「……真ちゃん……それ……本気で言ってるの……?」
真「ん?そりゃそうだよ」
真「むしろ怒られる理由が知りたいくらいだね」
雪歩「…………」
雪歩「……最低だよ…………真ちゃん……」
真「…………」
雪歩「そんな人だなんて、思わなかった。……最低だよ…………」
197 = 176 :
雪歩らしいな
198 = 135 :
雪歩に汚いものを見るような目線を向けてほしい
199 = 140 :
なんか真がQBに見えてきた
200 = 125 :
真「あ、そう……」
真「…………」
真「ボクのこと……嫌いにでもなったかい?」
雪歩「…………」
真「…………」
雪歩「……嫌いだよ」
真「…………」
真「……そう、か」
雪歩「…………」
雪歩「……真ちゃんが、こんなに酷い人だってわかったはずなのに……」
雪歩「それでも…………嫌いになれない……」
雪歩「そんな自分が……大っ嫌いだよ……」
みんなの評価 : ★★
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