元スレ春香「プロデューサーさんをブチギレさせてみる」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
151 = 40 :
響「京都ってほんまエエ街どしたやんすな~」
響「貴音はんもそう思いまっしゃろー?」
貴音「…………」
響「みんながみんな、こんな喋り方だったんで……」
響「喋り方も、うつってしもたわー」
響「にしてもアレやなぁ、やっぱ東京は空気が汚いでっしゃろなぁ」
響「神社も寺も少ないし……『おごそかさ』が足りんやっちゅーねんなぁ!」
貴音「…………」
―――
律子「うわぁ、コレはイラつくわ……」
美希「ひ、響が今までにない喋り方してるの……気持ち悪いの……」
伊織「あんな京都弁ない、っていうか、関西弁と混じってるけど……」
伊織「その『知ったか』っぷりが逆にウザさを倍増させてるわね」
―――
貴音「響、どういうつもりなのですか」
153 :
スレタイ関係なくなったな
154 = 106 :
響はいつも沖縄被れの港区出身だもんな
156 :
これは事件が起きる
157 = 40 :
響「どういうって?」
貴音「……そのような出鱈目な方言、響の口から出るとはとても思えません」
貴音「なぜ、無理にそのような喋り方をするのです」
貴音「わたくしは、そのような無理をした響の姿は見たくありません」
響「…………」
―――
伊織「さすがにちょっとイラついてるわね」
律子「でも、まだまだですね」
教授「ええ……響さんも、それを見越して次の作戦に移ろうとしてますね」
―――
貴音「響……さっきから今度は急に黙って……どうしたのです?」
響「…………」
響「…………は?」
貴音「…………ひ、響…………?」
158 = 156 :
はばき
ひびき
ふぶき
159 = 40 :
響「で?」
貴音「で、ですから……響が先ほどのように、無理に慣れない言葉で喋る理由がない、と……」
響「は?」
貴音「……ですから、響の様子がおかしいのでは、と思い……」
響「…………で?」
貴音「……響、どういうことなのですか」
―――
春香「こ、ここで『は・で理論』ですか……!」
律子「かなりダメージ来るんじゃないかしら」
・怒らせ方のテクニック
⑫「は・で」理論
全ての受け答えを「は?」と「で?」でのみ行う
これでイラつかない人は少ないはずの、チンピラ系テクニック
161 = 141 :
たかねはガチで心配してくれる
不良に憧れる少年をあやすお姉さんみたいな感じで
162 = 52 :
これはウザイなwwww
163 :
心配してるときにこれやられたらうざいだろうなあww
164 = 40 :
―――
貴音「響、何かあったのですか?」
貴音「……わたくしに相談できることなら、何でも
響「で?」
貴音「…………」
響「…………」
響「…………ちょっとトイレ」
ガチャ
バタン
貴音「……響…………」
―――
P「……さすがに居た堪れなくて、一旦外に出たか……」
美希「…………!」ハッ
美希「ち、違うの……!」
美希「響……ここで仕掛けに行ったの!」
165 = 163 :
美希は優秀な解説訳だなあ
166 = 40 :
貴音「……これは…………」
ヒョイ
貴音「『はむすたぁの餌』……今出ていくときに落としたのでしょうか」
貴音「…………」ハァ
貴音(……響はいったい、どうしたと言うのでしょう……)
貴音(話をしても心ここに有らず、それに急におかしな言葉遣いをしたり……)
貴音(…………)
ガチャ
響「ただいま……」
貴音「あ、響……!こ、この餌、はむ蔵のためのものではありませんか!?」
響「え…………なんでそれを……」
貴音「響が先ほど部屋を出る時に、落として行ってしまったよう
ガシッ
バッ
響「…………チッ」
167 = 53 :
>>1って前pが死んじゃうドッキリ書いてた人?二番煎じじゃない方
違ってたらすまない
168 = 40 :
貴音「ひ……びき……?」
響「……ハァ~、ハム蔵のエサ落とすなんてついてないさぁ」
響「ちゃんと汚れ落としとかないと」
シュッシュ
フキフキ
貴音「な……!」
響「…………」
響「もっと念入りに綺麗にしないと、ハム蔵がお腹壊しちゃうかもなぁ」
シュッシュ
フキフキ
響「…………」チラッ
貴音「…………」グッ
シュッシュ
フキフキ
貴音「……いい加減にして下さい響!」
169 = 92 :
ここからが本番だぞ
170 = 53 :
ミス 今書いてるの>>1じゃなかった
171 = 40 :
―――
P「そりゃあいくら貴音でもアレは怒るだろー」
教授「……響さんも複合技を使ってきましたねぇ」
教授「『恩仇』と呼ばれるテクニックと、『潔癖』と呼ばれるテクニックの合わせ技です」
律子「あの組み合わせに嫌悪感を抱かない人はいませんものね~」
・怒らせ方のテクニック
⑬恩仇
文字通り、「恩を仇で返す」こと。
今回のパターンでは、貴音は落し物を拾ってあげただけなのに、響はそれをひったくるように取った
⑭潔癖
人から返してもらった自分のものを、異常すぎるほどに綺麗にしようとする
「自分は不潔だと思われてるのか」「そこまでしなくていいのではないか」という不信感、不愉快さを増大させる
―――
貴音「なぜわたくしに対して、そのような嫌がらせをするのですか!」
貴音「わたくしは響の落し物を拾っただけだというのに……そこまで過剰に清潔にせずとも良いでしょうに」
響「……は?」
貴音「……」ギリッ
172 :
姫ちんのマジ泣きをみたい
173 :
どきどきする
174 = 100 :
なんかこう・・・ムラムラする
175 :
まさかあの、人の怒らせ方のDVDやつか?
支援www
176 = 40 :
貴音「響……今後の変わらぬ付き合いを望むが故……あえて言わせていただきます」
貴音「その様な……人を不愉快にさせるような言動の数々……」
貴音「即刻、改善された方がよろしかと思います」
響「……で?」
貴音「…………あくまで、そのつもりですか……!」
貴音「……ならば、わたくしの方からは何も言うことはありません……」
貴音「響、今すぐこの部屋から出て行ってください!……今日は、これ以上響と言い争う気はありません」
響「…………」
貴音「……正直、わたくしも今は少々我を忘れています」
貴音「響自身も、わたくしも……少し時間を置いて、互いを見つめなおす必要があるかと思います」
貴音「……さあ響。……出て行かないのなら、わたくしが出ていくまでです」
響「……わかったさぁ。今日はもう自分は帰るさぁ」
貴音「……そう、ですか。……わかりました」
177 = 100 :
まだぶち切れには達していないか?
178 = 163 :
自分完璧だからな!ってこのタイミングで使ったらマジでキレる気がする
179 = 40 :
響「……じゃあ……っな!」
ドゲシッ
ガッシャーン
貴音「ひ!?」
スタスタスタ……
ガチャ
バタン
貴音「な……!す、座っていた椅子を後ろに蹴飛ばして……」
貴音「……」
貴音「…………」プチン
ガチャ!
貴音「響!待つのです!」
響「……あ?」
180 = 92 :
むーんぷりずむぱわー
181 = 40 :
バシーン!
響「ぐっ!」
貴音「…………ハァー……ハァー……」
響「……」ヒリヒリ
貴音「……許せません」
貴音「先ほどまでの無礼の数々もそうでしたが……物に当たるとはどういうことなのですか」
貴音「言いたいことがあるなら、わたくしにおっしゃってくれればいい」
貴音「不平不満と言うものは口に出しづらいかもしれませんが、お互いをよく知るためには必要なことなのです」
貴音「なのに何も言わず、揚句は無機物に当り散らすなどと……」
響「……で?」
貴音「……」ギリッ
バシーン!
響「……!」
貴音「響……あなたには失望致しました!」
183 = 52 :
流石にお姫ちんは手をあげちゃったか、まあ普通そうなるわなwww
184 = 40 :
貴音「私が信頼していた……仲間だと思っていた人間がこのような……」
貴音「ふ、ふふ……わたくしの眼が、節穴だったというだけのことですね……」
響「…………」
貴音「…………失礼いたします」
響「ちょっと待てよ貴音」
貴音「……もう、あなたと話すことは何も御座いません」
貴音「はっきりと申し上げるならば……顔も見たくありません」
響「……いいから見ろよ、貴音」
貴音「…………この期に及んで、何だと言うので
ギュッ
響「…………」
響「…………ごべん!!!!」
185 :
おい続き気になって寝れねえぞ
186 = 100 :
これはいいひびたか
188 = 40 :
貴音「え!?い、いや……ど、どういうおつもりなのですか!」
響「ごべん!じ、自分が悪かったさぁ!!」
響「今までの、ぜんぶドッキリだったんだ!ぜんぶ、た、貴音に辛く当たったり……変な言い方したり……」
貴音「な……!?い、今更なんだと言うのです!ど……どっきり!?」
律子「はい、実はそうなんです」
貴音「!???り、律子嬢!?あなた様も!?」
P「いやー、熱が入り過ぎてて全然止められなかったよ~ごめんなぁ」
―――
貴音「わ、わたくしを本気で怒らせるどっきり……」
響「あっ、あ、あうぅ~ご、ごべんよぉ~たかねぇー」ギュゥゥ
貴音「な、るほど……確かに本気で響に対し怒り……そして……どっきりに、かかったと」
響「へ、下手な演技だと貴音には気づかれそうだから……本気で嫌われるように頑張ったんだよぉ……」
貴音「……そのような面妖なことを……本気で……」
貴音「そして……わたくしは見事にだまされた、と……」
189 = 100 :
響かわいいなおい
190 = 173 :
良いですね、弱ってる響は非常に良い
191 = 52 :
響可愛いよ響
192 = 40 :
貴音「……ふ、ふふふ……ふふ……」
響「たかね?」
貴音「……アイドルとして、女優として活動してきた中で……初めての感情かもしれません」
貴音「単純な『怒り』、まんまとしてやられた『悔しい』という気持ち」
貴音「そして何より……あぅ……ひ、響が……」
貴音「ひ、響が……あのような心無い人間ではなかったという『安心』が……」
響「た、たかねまで泣かないで欲しいさぁ」
貴音「……も、申し訳ありません……ですが……平手打ちをした時から……」
貴音「響に対する『失望』と同時に……もっとも信頼する仲間を失ったという『絶望』が……」
貴音「そ、それらが全て茶番だとわかり……嬉しい、のです……」
ギュウウ
響「た、貴音ぇ……苦しいよぉ……」
貴音「いえ……罰として、しばらくはこのままに致します……」
律子「……ドッキリの最中は無茶苦茶なのに……なんで毎回綺麗に締まるのかしら……」
教授「いえいえぇ、相手をよく知り、お互いの絆を深める……これも怒らせ上手な人ならではのドラマだと言えるでしょう」
193 = 163 :
教授まだ居たのか
194 :
怒らせるのに失敗して中が険悪になっちゃうのもいいと思いますb
195 = 52 :
>>194
アイマスでそれやると心が痛いなんてレベルじゃないので却下
196 :
それに比べて春香ときたら・・・
はぁ・・・
197 = 163 :
さて美希は誰を怒らせるんだろ
千早さん?デコちゃん?
198 :
>>197
小鳥さんだろ
199 = 40 :
教授「ちなみに、貴音さんがキレるキッカケとなった響さんの行動は、『八つ当たり』というものですね」
・怒らせ方のテクニック
⑮八つ当たり
物に当たる。叱られるなど、自分が不利な状況に立たされた直後に行うと効果的
特に説教後は、「反省の色が見えない」ように映るため、相手を非常に怒らせやすい
教授「これらのテクニックを使えば、このように絆を深めることも容易いのです」
P「さすが教授、貴音と響の良いシーンを、情緒も無く見事にぶち壊しますね」
教授「ははははは、あまり褒めないで頂きたいですねぇ」
律子「あ、もう放送終了時間が来てしまいました」
律子「披露できなかった伊織と美希は、来週の放送をお楽しみに♪」
伊織「結局やるのね……」
美希「油断してたの……」
律子「それではまた来週。さようなら~」
とりあえずおわり
200 = 100 :
乙
続きもあるんだったら楽しみにしてるぜ
みんなの評価 : ★★★
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