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元スレ唯「あずにゃんに電気あんま!!」
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私が小学生の頃、学校で電気アンマが流行りました。
クラスの一部が、他の生徒を襲って電気アンマをかけ出すようになったのです。
クラスのその一部(=私)は面白がって、
誰彼かまわず片っ端から電気アンマをかけていて、
しまいには私の顔を見るだけで逃げ出す人も出てくるくらいでした。
ほどなくして先生から電気アンマ禁止令を出されたせいで、
その騒ぎはすっかりおさまってしまったんだけどね。
ふとそんなことを思い出したのが、昨日の夜のこと。
~~けいおん部・部室~~
唯「ねぇねぇあずにゃん。電気アンマって知っている?」
梓「でんき、あんま……? なんですか、それ」キョトン
唯「あれ、知らない? 電気アンマだよ、電気アンマ。ほら、子供がよくやるアレ」
梓「うーん……ちょっと分からないですね。その電気アンマって言葉もいま初めて聞きましたし。
いったいなんですか? その、電気アンマというのは」
唯「えっ、聞いたこともないの? 今まで一度も? それはちょっと、レアかも……」
梓「ええ、まあ……。それで、その電気アンマってなんなんですか?」
※一年くらい前に書いた、
唯「あずにゃんに電気あんま!」
という作品をリメイクして投下します。
唯「ええっと、電気アンマってのはね、」
梓「うんうん」
そこで唯は困ったように頬をぽりぽりと指でかいた。
唯「うーん、なんて言ったらいいかなぁ……」
梓「もう! もったいぶらないで早く教えてくださいよ!」イライラ
唯「そう言われましても……」
唯の顔に、苦笑いとも愛想笑いともつかぬ表情が浮かぶ。
別に、もったいぶっているわけではないのだ。
単に、電気アンマの存在自体を今まで知らなかった相手にそれを説明する言葉が見つからないだけなのだ。
じれったそうに唯を見据えていた梓は、
いつまで経っても要領を得ない唯の態度に、ついに頬を膨らませてむくれてしまった。
梓「ふん、教えたくないなら別にいいですよ。先輩のいじわるっ」
唯「い、いじわる!?」ガーン
唯「あずにゃ~ん、それは誤解だよぉ。私はいじわるなんかじゃないよぉ」
梓「なら、どうして教えてくれないんですか?」ジトー…
唯「分かった教える! ちゃんと教えるから!」アセアセ
とは言っても、さて、どう説明したものか。
唯は腕組みをして、うーむとうなった。脳みそを搾って考えに考えて、
――あっ。
すごくいい方法を思いついた。
唯の顔に笑みがゆっくりと広がっていく。
梓「唯先輩……?」
唯「ねぇ。あずにゃんはどうしても知りたいの? 絶対に? 何がなんでも?」
梓「……そこまで言われたら逆に気になりますって。
ええ。どうしても、絶対に、何がなんでも知りたいです」
唯「へー」キラキラ
その答えを唯はとても嬉しく思う。
それでこそ、自分が見込んだあずにゃんだ。
とても嬉しくなって、
梓「……へっ?」
唯「あずにゃ~ん!」
梓に抱きついた。
梓「ひゃあっ!?」
唐突に唯に抱きつかれることには慣れていた梓だったけれど、
まさか今このタイミングで抱きつかれるとは夢にも思わなかったこと、
そして唯が自分の体重を梓に載せるように抱きついてきたこともあって、
後ろへ大きく体勢を崩してしまう。
梓「わっ!? あっ!? ふあ!?」
それでも、バランスを取るために一歩、二歩、三歩、と後方へぴょこぴょこ跳ねることでなんとか転倒をまぬがれていたが、
いつまで経っても唯が梓の体を離そうとしないせいで、
ついに四歩目で、背後の机の脚に自分の足を引っかけて机ごと転倒する。
床に背中をびたーん! と叩きつけられて梓は息が止まるかと思う。
梓「くぅ……うぅ……」
ひと息つき、
梓「ほんとにもう、唯先輩は! なんでいつもいつも、」
いきなり抱きついてくるんですか。
そう言いかけて、ぎょっとして唯を見上げた。
唯が梓の脚をつかんでしっかりとホールドしていたからだ。
しかも両脚をそれぞれ左右の手でつかまれていたせいで、梓は自然と股を開く格好になっている。
梓「ちょ、ちょっと! いったい何するんですか!? 何やってるんですか!?」ジタジタ
梓はスカートがめくり上がりかけていることに気づいて、慌ててスカートをなでつける。
――もしかして、唯先輩にスカートの中を見られた?
唯の視線の位置から見えたかどうか、分からない。
梓は不安になっておずおずと視線を上げて唯の顔を見ようとして、そこで再びぎょっとした。
唯が、梓のスカートの中に足をねじ込んできたのだ。
梓はとっさに両手で足を防ごうとするものの、手の力が足の力に敵うはずもなく、
簡単に振り払われてしまった。
守るものがなくなった股間に唯は土踏まずをしっかり押し当てる。
そして"いひひ"と笑い、
唯「準備完了だね!」
梓「ちょっと待ってください!」
梓の顔はゆでだこのように真っ赤に煮上がっていた。
梓「準備っていったいなんの準備ですか!? というか唯先輩は何をしようとしているんですか!?」
ん、と唯は首をかしげる。
唯「電気アンマだよ。知りたいんでしょ?」
梓は状況が飲み込めない。
梓「それは知りたいですけど、でもこれはどういう……」
唯「百聞は一見にしかず、だよ。あずにゃんが電気アンマを本当に知りたいなら、
実際にやって教えるのが一番なんだ! 口で言ってもうまく伝えられないしね。
だから今から電気アンマをしようってわけ。で、その準備が完了したんだ」
ああ、なるほど。
思わず納得しかけたことに気づいて、梓はぶんぶんと頭を振る。
梓「やっぱりいいです! 遠慮しておきます! なんかすごく嫌な予感がします!」
唯は"あはは"と笑って、
唯「あずにゃんったら、またまたぁ。まあまあ、悪いようにはしないからさ。
それにさ、電気アンマってとっても楽しいんだよ!」
余計に不安になった。
抗議しようと口を開きかけて、
梓「――ッ!」
息とともに言葉も呑んだ。
唯の足に股をぐいと突かれたのだ。
唯「いっくよー!」
梓「ま……」
しかし梓にそれ以上言う暇を与えず、
唯「電気アンマだぁっ!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
唯が足を全力で振動させ出した。
梓は「ひッ……」と息を呑んだあと、
梓「ああああああああああああああああああああああ!!」
大きく悲鳴を上げ、
梓「あああああ、ふはっ、はあっ、あはははははははは!!」
やがて悲鳴は笑い声に変わった。
梓「あははははッ――あはッ――ひはははははははは!!」
抱腹絶倒、激しく笑い悶える梓は、笑い声の合間になんとか言葉を出す。
梓「やめて、ギブギブ、降参です! ふはッ…しぬ…しぬ!!!」ジタバタ
唯「まだ早いって! 三十秒も経ってないよ!」
梓「まって……せんぱっ、ほんともうだめ、やめ、ふぁっ――あはははははは!」
言葉は途中で笑い声に飲み込まれてしまう。笑いすぎて死ぬかと思う。
悶えつつも、腹がよじれつつも、それでもやめてくれ、と何度も訴える。
しかし唯がやめる気配は一向にない。
唯には、彼女がなんて言っているのかは全く聞き取れていなかった。
笑っているせいで分かりづらいが、よく聞けば、"やめて"とか"助けて"とか言っているような気はする。
でもここでやめてしまうのはもったいない気がして、
深く考えずにそのまま電気アンマをかけ続けることにした。
足の振動を弱めれば、梓の笑い声は小さくなる。
振動を強めれば、笑い声も大きくなる。
実に素直な反応である。それがなんだかとても面白くて、唯の口からも笑い声が自然とこぼれる。
やるのは小学生以来で久々だけれど、やっぱり電気アンマは楽しい。
梓はこの間、顔を真っ赤にして、目に涙をためて、唯から逃れようと必死に抵抗していた。
だが、既にベストポジションを取っていた唯には彼女の抵抗など全く無意味だった。
それこそ抵抗のうちにも入らない。
梓が股間を手で押さえて守ろうとすれば、唯は手を蹴って押しのけ、すぐにどかしてやるし、
脚をつかまれても、いとも簡単に振り払える。
身をよじって逃げようとしても、両足をしっかりつかんでいる以上、その程度では当然逃げられない。
そもそも――電気アンマをかけられたことがある者ならばたいてい知っていることだが――、
電気アンマというのは、一度ポジションを取って足をセットしてしまえばそうそう逃げられるものではないのだ。
だから当時、唯が電気アンマをかけるために相手を押さえ込もうとしたときは、
皆、とにかく全力で抵抗してきたものだ。
はめられたが最後、もう逃げられないと知っているから。
電気アンマを仕掛けるためには、このポジションをいかにうまく相手から取るかが勝負なのだ。
つまり、梓は既に敗北したのだ。
部室に二人きりで他に誰も居ないこの現状で梓が唯から逃れるには、
唯が充分満足して彼女を解放するのを待つ、もはやそれしか方法はないのである。
* * *
梓「うぅぅ……、はぁ……はぁ……はぁ……、ああっ……」
もう梓は抵抗はしていなかった。
ぐったりと体を投げ出していて、もはや唯にされるがままだった。
さすがに騒ぎ疲れたのかもしれない。
あるいは抵抗しても無駄だと気づいたのかもしれない。
いずれにせよ、彼女は目を固く閉じて、ただ耐えている状態だった。
唯「あずにゃん?」
ためしに名前を呼んでみたが返事はなかった。
梓は息を深く大きく切らし、そのあえぎの中にときおりうめきや短い悲鳴が混じっていた。
唯は黙々と電気アンマをかけ続ける。
足で踏むたび内履き越しに股間の感触が伝わっきていた。
唯「……」
いつもの唯ならもうとっくに相手を解放しているはずである。
ここまでかけ続けたことは、今までなかった。
だが唯は物足りなさを感じていた。いったい何が物足りないのだろう、と考える。
答えはすぐに分かった。
唯は足をとめて股間から離した。
つかんでいた梓の足を離して、床にそっと下ろす。
ついに解放された梓は、だらりと横たわったまま全く動く気配がなかった。
梓「はぁ……、はぁ……、はぁ……」
荒く弱々しい息づかいであえぎ、胸と腹だけが大きくゆっくりと動いていた。
彼女は茫然とした様子で、うつろな視線は天井あたりをさまよっている。
どうやらこれで終わりだと思っているらしく、その顔からは安堵の表情が読み取れた。
梓「唯先輩は……。本当に……本当に……ひどすぎますって……」
あえぎつつぽつりとそう言うと、やっと梓はふらふらと起き上がろうとする。
だが、
梓「ひっ!?」
手をついて上体を起こしかけていた梓の腰が、ビクっと跳ねた。
起き上がるために中途半端に浮いていた背中は、ろくに受け身も取れずに床へ落ちる。
唯が素足で、股間に触ったのだ。
唯は、右足の内履きを脱いでいた。
そう――内履きが邪魔だったのだ。
その事に、唯は気づいたのだ。
足の親指でつんつんと股間を突っつく。ふにふにと柔らかい感触がした。
梓「それは……だめ、だめですっ」
状況を理解したらしく、顔が本気で引きつっていた。
唯は"ひひひひ"と笑い出した。唯はダメと言われてやめるような性格では当然ない。
さながら、今しがた素晴らしいイタズラを発見した子供のように唯は笑った。
しかしこれはさすがにイタズラの域を超えているのではないか、と唯はチラリと思う。
これ以上やったら梓に嫌われてしまうかもしれない、ともチラリと思う。
だがここまできたら、もう止まらなかった。
唯「まだまだ! 電気アンマはこんなもんじゃないよ!」
そうだ。これはあくまで、梓に電気アンマを教えているだけなのだ。
梓がどうしても知りたいと言うから教えているだけなのだ。
上体を半分起こし少しずつ後ずさっていた梓の足首を素早くつかんで、ぐいと引っ張った。
梓「ひぃ……!」ズザザー…
そして再び足を股間にセットした。
梓のスカートの中は熱気が立ちこめていて、素足で触ると股間からは湿り気を感じた。
どうやら梓はひどく汗をかいているらしい。
たしかに、今やすっかり青ざめてしまった梓の顔を見ると
――今かいた冷や汗なのか、さっき電気アンマを受けていたときにかいた汗なのか――、
大粒の汗がしたたっていて、前髪が幾束か額に張り付いていた。
この分だとおそらく制服の中もびっしょりと濡れていることだろう。
しかし彼女はこれからさらに汗をかくことになるだろう。
唯はふと、自分の手の平が汗ばんでいることに気づいた。なぜだろう。
疲れてはいないはずなのに、やけに体が酸素を求めている。
心臓の鼓動が頭蓋骨にまで響いている。
唯は、静かに大きく息を吸い込んだ。まるで力を蓄えるかのように。
梓は目を大きく見開いていて、瞳を小刻みに震わせていて、ただただ唯を見つめていた。
唯は息を限界まで吸い込むと、その息を使って雄たけびを上げ、同時に足を一気に激しく振るわせた。
ぐににににににににににに!!!
梓「ッ―――――――――!!!」
梓の顔が大きくゆがみ、彼女は声にならない悲鳴を響かせた。
梓は「やだ! やだ!」と何度も叫ぶ。
梓「ひあああっ、ダメぇ! それはっ――ダメぇ!」
彼女の目からは涙があふれてこぼれていた。
……なんだろう、この気持ち。
梓は泣いているのに。やだと言っているのに。なのに、それが無性にぞくぞくとした。
今まで唯が電気アンマをこれほどかけた事はなかったし、
電気アンマをかけられてこのような反応をした人もいなかった。
もしさらにかけ続けたら梓はどのようになるのだろう、と唯は思った。
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