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元スレQB 「MIB……?」K 「インキュベーターは」J 「バンバンだ」
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杏子 「なんだそりゃあ。テレパシーでも言ってたが、どういうことだよ?」
さやか「おじさん……、どっかで会った事なかったっけ?」
J 「……さぁ? デジャヴュじゃないか?」
J 「それに助けてもらってすぐで悪いんが、悠長に説明してる暇もなさそうだ……」
―――うじゅじゅじゅじゅるじゅうじゅるうじゅるうじゅるじゅる…………
杏子 「おいおい……。ちょいと笑えない数だな」
さやか「なんか、さっきより増えてる気がするんですけどー……」
マミ 「…………おかしいわね」
ほむら「貴方も気づいた? 巴マミ」
マミ 「えぇ。いくらなんでも、敵の数が多すぎる」
マミ 「史上最悪の魔女と同等レベルだからといっても、これは……」
ほむら「…………おそらく魔女は、結界内の全兵力をここに集結させているのよ」
ほむら「しかもこの使い魔。さっきから私たちを捕らえようとするばかりで、一向に攻撃はしてこない……」
マミ 「つまり、この使い魔たちの役割は、『撃退』ではなく『拘束』?」
ほむら「おそらく、そういうことね」
ほむら「単純な役割しか与えられていない分、膨大な物量とその触手で侵入者を足止めする『数の暴力』!」
さやか「攻撃してこないってわかれば、こっちのもんじゃん!」ズバン
杏子 「!」
杏子 「さやか、あぶねぇ!」ズバン
使い魔「いあっ!」ドサッ
さやか「あ、ありがと、杏子……」ドキドキ
杏子 「お前は無闇に突っ込みすぎなんだよ!」
さやか「もう少しで、あられもないさやかちゃんの肢体がおびただしい数の触手責めにあうところだったよ……」ガクガクブルブル
杏子 「な、何考えてんだ!変態っ!」
マミ 「油断しちゃ駄目よ!」パァンパァン
マミ 「いくら攻撃してこないといっても、捕まったらとても1人では抜けられそうもないわ!」
ほむら「それに、魔女が爆発する時間もある!」ボシュッ ドガァン
ほむら「J!タイムリミットまで、あとどのくらい!?」
J 「アー……、あと10分もないな!」ビシュンビシュン
さやか「うえっ、10分!?」ズババン
杏子 「ギリギリじゃねぇかっ!」ドボォ
マミ 「みんな、がんばって!!」パァン
マミ 「ティロ・フィナーレッ!」ドゴォーン!
杏子 「ロッソ・ファンタズマァッ!」ブブブブン ズバァッ
さやか「スクワルタトーレェェェェッ!」ズバババァン!
ほむら「クロックアップからの、鈍器、鈍器、鈍器、鈍器、鈍器そして鈍器!」ガガガガガガガガガン
使い魔‘s「いあいあ、はすたぁぁぁぁぁっ!!」グシャァ
J 「………………………………」
J 「…………………アー、えーと」
J 「発砲」ビシュン
使い魔「いあっ!」ボンッ
―――――うじゅるじゅるじゅるうじゅる……じゅるじゅるうじゅるうじゅるうじゅうじゅる……
さやか「はぁ、はぁ……。だめ、こいつら全然減らないよっ!」
杏子 「キリがねぇぞ……!」
マミ 「もう、時間が無いっ!」
ほむら「弾もほとんど残ってないわ……」
J 「………………」
ほむら「ここを……ここを抜ければ、魔女はすぐそこなのに……!」
J 「……」スタスタ
ほむら「!?」
ほむら「J、どこに行くの!?」
さやか「おじさん、だめだ!それ以上そっちに行ったら捕まっちゃうよ!」
杏子 「あの野郎、どうするつもりだ……!?」
マミ 「と、とにかく援護を……」
―――うじゅるうじゅる……
杏子 「ちぃ!? 邪魔だ、お前らっ!」
J 「まったく……。どいつもこいつも飽きるほど同じ面並べて、幸せ大家族かっつーの」スタスタ
J 「なぁ、わからないんだけどさぁ――」スタスタ
J 「はるばるジャパンまで来て、地球の表面を更地にしようとして、いったい何の得があるって言うんだよ?」ピタッ
J 「騒ぎを起こす奴はなぁ……、結局自分たちの身を、滅ぼすんだぜ?」
―――うじゅるうじゅるじゅる……
J 「…………いい加減降参しねーと、ひでぇ目にあわせっぞ」
―――ガチッ キュィィィィィィィィィィィィィィ……
J 「……もう遅いぜ」ニヤッ
J 「全員、伏せろぉっ!!!」バッ
全員 「!?」バッ
―――ギャガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
―――ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
―――ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
―――ガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!
―――キュンキュンキュン…………
―――シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……
さやか「なな、ななななななななな!?」ゴソ
杏子 「なんだっていうのさ……!」スクッ
マミ 「すごい……!使い魔が、ほとんど片付けられちゃった……!」ググッ
ほむら「いったい、誰が……?」スクッ
J 「……ったく。わざわざそのでかい『原子スプレーバルカン』を取りに、日本支部に行ってたってぇのか?」
ほむら「!」
K 「……あぁ」
K 「なかなかイカすだろ?」ガシャン
ほむら「あ、貴方!」
K 「ん?やぁ、また逢ったな、お嬢さん」
さやか「なに、ほむらの知り合い?」
ほむら「そこにいるJと一緒に行動してた人物よ。確か名前は――」
K 「Kだ」
杏子 「また変なおっさんが増えた……」
ほむら「なにはともあれ、助かったわ。K……」
マミ 「……!」
マミ 「みんな!まだよ!」
―――うじゅるじゅるうじゅるうじゅる……うじゅるじゅるうじゅるうじゅる……
さやか「うっそぉ!? あんだけやってもまだ出てくるのっ!?」
マミ 「……………………どうやら、少し勘違いをしていたようね」
マミ 「ここにいる使い魔が、魔女の全兵力というわけじゃないんだわ」
マミ 「こいつらに際限なんてないのよ。倒しても倒しても無尽蔵に湧いてくる」
杏子 「……まさにその身体に、『拘束』の役割を与えられた使い魔ってわけかい」
ほむら「でもそうとわかれば、ここは一点突破で道を作るしかないわね……!」
さやか「でも、どうするのさっ!?」
さやか「あたしたちのソウルジェムだって、さっきのでもうだいぶ穢れちゃったし……!」
杏子 「正直ここで無茶をしても、この数じゃあ突破できるかなんてわからねぇし――」
杏子 「その後にも魔女戦が控えてんだろ?やっぱきついぜ……」
マミ 「だからって、ここでやらなければすべてが終わりよ!」
ほむら「………………」
ほむら「……J、……K」
K・J 「ん?」
ほむら「私たち全員で、一度だけ道を切り開くから――」
ほむら「魔女は、貴方たちにお願いできるかしら?」
杏子 「おい、ほむら!正気か!?」
杏子 「こんなどこの馬の骨ともわからねぇ奴らに、あたしたちの――」
杏子 「いや、地球の未来を預けるっていうのかよっ!?」
さやか「そうだよ!魔女のことは、魔法少女が一番わかってるし――」
さやか「だからこそ、これはあたしたちがやらなきゃいけないことじゃないかっ!」
マミ 「暁美さん……」
ほむら「気持ちはわからないでもないわ。でも、今は――」
J 「…………」
K 「…………自惚れるなよ、ガキども」
全員 「!」
K 「地球はいつだって、数え切れないくらいたくさんの脅威にさらされてんだ!」
K 「それを一度や二度救ったくらいで、お前らは英雄気取りか!」
K 「民衆は何も知らないほうが幸せなのさ。それを守るためには、魔法少女だろうが誰でもいい――」
K 「『出来る奴』が、その脅威を取り除かないといけないんだ!」
K 「だが別に腰抜けのお嬢ちゃんたちに頼らんでも、俺たちだけでいけるさ」
K 「いくぞ、J」
J 「……あいよ」
杏子 「……………………待ちな」ザッ
K 「……」
J 「……!」
杏子 「黙って聞いてれば、誰が腰抜けだってぇ……?」チャキ
さやか「そうだよ!」ザッ
さやか「そこまで言われてボケッと突っ立ってたら、正義の魔法少女さやかちゃんの名が廃るってもんさ!」チャキ
マミ 「貴方たちの言うとおりだわ……」ザッ
マミ 「四の五の言ってられない。出来る人が、やらなくちゃいけないのよね……!」チャキ
ほむら「………………」ザッ
ほむら「二人とも…………」
ほむら「頼んだわ!」ダッ
さやか「てぇいっ!」ダッ
マミ 「はぁっ!」ダッ
杏子 「だぁっ!」ダッ
―――ズバババババ! ドブシュ! ガガガガガァン! ドォォォォォォン!
ほむら「今よっ!行って!!」
K 「……任せろ」ダッ
J 「任しときななって!」ダッ
―――――鏡の魔女の間
魔女 『オォォォォォォォォォォォン――』
J 「…………芸術的っていうか、なんていうか」
K 「ボマーは双子だったのか? まるで『鏡合わせ』だな」
魔女 『オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン――』ズズズズズズズズ
J 「あいつらがくっついてる部分が、お互いに吸い込まれるように合わさってくぜ」
K 「なるほど。ボマーの身体が全て交わった時が、世界の終わりというわけだな」
K 「とっとと片付けるぞ」ポイッ
J 「あいよ」バシッ
J 「やっぱラスボスは、どでかい武器で倒さなきゃね!」ガシャコ
K 「…………J」ガシャコ
J 「あん、なんだい?」キュィィィィン
K 「しばらく見ないうちに………………随分と『女』をたらし込んだな」キュィィィィン
J 「…………羨ましいか?」ハン
K 「まさか。俺は、年上好きだ」フン
―――ボォ、ボォン!!!
―――ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッッッ!!!!!
魔女 『オ゛ォォォォォォォォォォォォォン――』ガラガラガラガラガラ
―――ドガシャァァァァァン…………
J 「ふぅ……」
K 「……」ピッ
K 「L。ボマーは殲滅した」
L 『さすがです』
K 「本部にもよろしく伝えてくれ」ピッ
J 「……しかしあんた、ホントにこのバズーカとバルカンを取りに行くためだけに、1人で戻ったのかよ」
K 「もちろんそれだけじゃないがな……」
J 「へぇ。お忙しいこって」
K 「…………まだ、気になることもいくつか残って――」
魔女 『ゴガァァッ!!!』グワバッ
K・J 「!!?」
―――ガァン! ボボボボボボン!
魔女『アァァ…………』ドサッ シュゥゥゥゥゥゥゥ
K 「…………」
J 「…………」
K 「……」クルッ
J 「……」クルッ
ほむら「…………わたしたちも大概だけど」フッ
―――随分変わったお仕事ね
―――――地上・スカイツリー近辺
さやか「終わったんだね……」
マミ 「えぇ、世界は……救われたのよ……」
杏子 「あー、しかしつっかれたぜー!今日は流石に、帰って寝るかぁ……」ノビーッ
ほむら「一応いくつかグリーフシードはあるから、これで穢れを少しでも吸い取ってちょうだい」スッ
杏子 「おっ、気前がいいな」ヒョイッ
さやか「……あたしももらっておくよ、転校生」ヒョイッ
ほむら「二人も、本当にお疲れ様……」
K 「なんてことはない。俺たちは仕事をしただけだ」
エンディングも近そうだ
>>1さんがんばれ!
>>1さんがんばれ!
J 「そうさ?だいたい、いつもあんな感じだしなぁ」
ほむら「ふふ。いつもああやってボコボコにされてるの?」
J 「あれが俺流なの!結果が良ければいいんだよ!」
K 「自分ひとりでその結果を出せれば、一人前なんだがな」
J 「おい、K。やめてくれよ?俺はもう、ガキじゃねぇんだから」
ほむら「うふふふふ!本当に変な人達ね」
J 「さて、それじゃあ……」スッ
さやか「……?何それ?」
杏子 「殺人光線か?」
J 「違う違う!ここがピカッと光って、ハッピーエンド。綺麗さっぱりに締めるのさ」
J 「ばっちい触手責めにあった記憶なんて、早く忘れてもらいたいもんでね」
マミ 「……私たちの記憶を……消すの?」
ほむら・さやか・杏子「!!!」
J 「…………まぁ、ちょこっとだけね」シャコン
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