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元スレ恒一「見崎がウザい」
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鈍い輝きを放つナイフは、有田に向けて振り下ろされようとしていた。
あと数センチで彼女の脳天に刺さるはずだったそれを……
小椋「うわあああああ!! 松子に手を出すなああああ!!」
おぐらタックルで防いだ。十分な助走をつけたタッコー
(もしくはタコー)の威力は、先生を吹き飛ばしてしまった。
久保寺「う……ぐひぃ……」
しかし、彼はまだくたばらない。すさまじい勢いで教卓に後頭部を
ぶつけたのだが、奇声を発しながらまどろんでいる。
あと三十秒もしないうちに復活するだろう。
小椋「今のうちよ。早く逃げましょう」
有田「ありがとうおぐおぐ。ちっこいのに意外と強いんだね」
小椋「うっさいわね。ほら佐藤さんも行くわよ」
佐藤「ふぇぇ」
あと数センチで彼女の脳天に刺さるはずだったそれを……
小椋「うわあああああ!! 松子に手を出すなああああ!!」
おぐらタックルで防いだ。十分な助走をつけたタッコー
(もしくはタコー)の威力は、先生を吹き飛ばしてしまった。
久保寺「う……ぐひぃ……」
しかし、彼はまだくたばらない。すさまじい勢いで教卓に後頭部を
ぶつけたのだが、奇声を発しながらまどろんでいる。
あと三十秒もしないうちに復活するだろう。
小椋「今のうちよ。早く逃げましょう」
有田「ありがとうおぐおぐ。ちっこいのに意外と強いんだね」
小椋「うっさいわね。ほら佐藤さんも行くわよ」
佐藤「ふぇぇ」
教師がダメージを負ってる間に全員が廊下へ脱出した。
小椋「はぁはぁ……酷い目にあったわね。
昨日といい、今日といい、みんなどうしちゃったのよ」
有田「もう私たちダメなのかな……」
佐藤「ふぇぇ」
恒一「大丈夫だよ。先生がおかしくなったのだってきっと
災厄のせいだ。今年は僕がいるから安心してくれ。
誰も死なせたりしないよ」
小椋「口ではなんとでも言えるわね」
有田「でも榊原君に励まされると不思議と元気が出るね」
佐藤「ふぇぇ。後ろから先生が迫ってきてますよ?」
彼女の言うとおり、教室の扉をぶち破った久保寺が突撃していた。
『いヴェあああああああああああああああああああ!!』
小椋「はぁはぁ……酷い目にあったわね。
昨日といい、今日といい、みんなどうしちゃったのよ」
有田「もう私たちダメなのかな……」
佐藤「ふぇぇ」
恒一「大丈夫だよ。先生がおかしくなったのだってきっと
災厄のせいだ。今年は僕がいるから安心してくれ。
誰も死なせたりしないよ」
小椋「口ではなんとでも言えるわね」
有田「でも榊原君に励まされると不思議と元気が出るね」
佐藤「ふぇぇ。後ろから先生が迫ってきてますよ?」
彼女の言うとおり、教室の扉をぶち破った久保寺が突撃していた。
『いヴェあああああああああああああああああああ!!』
迫りくる悪漢の恐怖。この迫力は体験した者にしかわからないだろう。
強盗程度の生易しいものではない。本気で殺しに来る相手の
目、凶器、殺気、どれも並大抵のものではない。
慣れてない者なら目が合っただけで戦意を喪失するだろう。
先ほどの小椋のタックルは相当見事なものだった。
杉浦「ちょ……この状況やばくない?」
望月「もう怜子さんのパンツが見れなくなるんなんてやだよ僕?」
水野「俺は日課の見崎さんの盗撮が……」
恒一「あーー!! みんなここは僕に任せて逃げて!!
ここで固まってたら全員殺されるよ!!
僕ならいつでも死ぬ覚悟はできてる!!
他の校舎に行って先生に報告してくれ!!」
この恒一の号令により、一同はまとまった行動を起こした。
全員が散らばって各方面へ助けを求めに生き、
傷を負った生徒を保健室などへ運びに行った。
携帯を持ってる生徒は速やかに通報した。
強盗程度の生易しいものではない。本気で殺しに来る相手の
目、凶器、殺気、どれも並大抵のものではない。
慣れてない者なら目が合っただけで戦意を喪失するだろう。
先ほどの小椋のタックルは相当見事なものだった。
杉浦「ちょ……この状況やばくない?」
望月「もう怜子さんのパンツが見れなくなるんなんてやだよ僕?」
水野「俺は日課の見崎さんの盗撮が……」
恒一「あーー!! みんなここは僕に任せて逃げて!!
ここで固まってたら全員殺されるよ!!
僕ならいつでも死ぬ覚悟はできてる!!
他の校舎に行って先生に報告してくれ!!」
この恒一の号令により、一同はまとまった行動を起こした。
全員が散らばって各方面へ助けを求めに生き、
傷を負った生徒を保健室などへ運びに行った。
携帯を持ってる生徒は速やかに通報した。
今さらで恐縮だが、この時点で号令をかけるのはクラス委員だろう。
赤沢はすでに遠くへ逃亡しており、行方不明だ。クラスのことは
どうでもいいのだろうか。鳴も同様に姿をくらましてる。
風見「はぁ。どいつもこいつもクズばっかりでやになるね」
恒一「君も残ってくれたのか風見君」
風見「まあね。赤沢さんが薄情だったから少しでも活躍しようかなって」
恒一「さすがはクラス委員。尊敬するよ」
彼らは久保寺が繰り出すナイフ攻撃を巧みにかわしながら会話していた。
まるでどこかの組織(KGB)で訓練されたかのような動きである。
小椋「私もいるわよ」
恒一「小椋さんじゃないか!! 逃げなくていいのかい?」
小椋「どうせ逃げてもどっかで災厄に巻き込まれそうだしね。
今は目の前の問題を解決してやるわ」
赤沢はすでに遠くへ逃亡しており、行方不明だ。クラスのことは
どうでもいいのだろうか。鳴も同様に姿をくらましてる。
風見「はぁ。どいつもこいつもクズばっかりでやになるね」
恒一「君も残ってくれたのか風見君」
風見「まあね。赤沢さんが薄情だったから少しでも活躍しようかなって」
恒一「さすがはクラス委員。尊敬するよ」
彼らは久保寺が繰り出すナイフ攻撃を巧みにかわしながら会話していた。
まるでどこかの組織(KGB)で訓練されたかのような動きである。
小椋「私もいるわよ」
恒一「小椋さんじゃないか!! 逃げなくていいのかい?」
小椋「どうせ逃げてもどっかで災厄に巻き込まれそうだしね。
今は目の前の問題を解決してやるわ」
結託した三人の力は強かった。相手は大の大人で武器を持っていたが、
風見に急所を突かれてついに倒される。しかし楽勝とはいかなかった。
恒一「大丈夫かい小椋さん?」
小椋「いたた……ちょっとしくじっちゃったわ」
膝のあたりに切り傷があり、出血してる。恒一は、罪のない女の子を
傷つけた久保寺先生に怒りを覚えた。気絶してる先生の頭を蹴ったのだった。
恒一「すぐ保健室に連れて行こう」
風見「そっちは榊原君に任せるよ。
僕は行方不明になった赤沢さんを探しに行ってくる」
恒一「ああ。頼んだよ。じゃあ行こうか小椋さん」
小椋「ちょ……お姫様抱っこしなくていいわよ!!」
恒一「怪我してるんだからしょうがないだろ?
運びにくくなるから大人しくしててくれ」
風見に急所を突かれてついに倒される。しかし楽勝とはいかなかった。
恒一「大丈夫かい小椋さん?」
小椋「いたた……ちょっとしくじっちゃったわ」
膝のあたりに切り傷があり、出血してる。恒一は、罪のない女の子を
傷つけた久保寺先生に怒りを覚えた。気絶してる先生の頭を蹴ったのだった。
恒一「すぐ保健室に連れて行こう」
風見「そっちは榊原君に任せるよ。
僕は行方不明になった赤沢さんを探しに行ってくる」
恒一「ああ。頼んだよ。じゃあ行こうか小椋さん」
小椋「ちょ……お姫様抱っこしなくていいわよ!!」
恒一「怪我してるんだからしょうがないだろ?
運びにくくなるから大人しくしててくれ」
恒一ちょっと悪役入ってるな…
気絶してるやつの頭蹴るとかwwww
気絶してるやつの頭蹴るとかwwww
保健室には軽傷を負ったクラスメイト達が何人かいた。
空いてるベッドを見つけたので、そこに小椋を座らせることにした。
恒一「降ろすよ小椋さん?」
小椋「は……早くしなさいよ。恥ずかしいでしょ」
恒一(なるほど。ツンデレってやつか)
ベッドの上に降ろし、足の具合を確かめる。
切り傷は思ったよりも深くはなかったが、けっこう血が出てる。
まずは血を洗って消毒しなければならない。
恒一「ちょっとしみるけど我慢してね?」
小椋「ひゃあぁあ!!」
恒一「消毒しただけで大げさだなぁ」
小椋「う……うるさいわね。ちょっとびっくりしただけよ」
勝気な感じの少女で、多々良や有田とはまた違ったタイプだった。
恒一にとってこういう女の子は新鮮だった。なんとなく
妹系の性格だと感じた。恒一の庇護欲がそそられる。
空いてるベッドを見つけたので、そこに小椋を座らせることにした。
恒一「降ろすよ小椋さん?」
小椋「は……早くしなさいよ。恥ずかしいでしょ」
恒一(なるほど。ツンデレってやつか)
ベッドの上に降ろし、足の具合を確かめる。
切り傷は思ったよりも深くはなかったが、けっこう血が出てる。
まずは血を洗って消毒しなければならない。
恒一「ちょっとしみるけど我慢してね?」
小椋「ひゃあぁあ!!」
恒一「消毒しただけで大げさだなぁ」
小椋「う……うるさいわね。ちょっとびっくりしただけよ」
勝気な感じの少女で、多々良や有田とはまた違ったタイプだった。
恒一にとってこういう女の子は新鮮だった。なんとなく
妹系の性格だと感じた。恒一の庇護欲がそそられる。
恒一の脳裏に、なぜか膝蹴りされて鼻血を出してる小椋が描き出された。
復活した小椋はナイフのようなものを手に取り、鳴に襲いかかろうとしてる。
正気を失い、変顔をした彼女の姿は哀れだった。
もし自分が彼女を救ってやれるのなら……。
なんでもしてあげたいと思ってしまった。
小椋「なにさっきからボケっとしてんのよ」
恒一「あぁ。ごめん。他の皆はどうしたのかなって思ってさ」
小椋「心配しなくてもこの程度でくたばる奴はいないわよきっと。
うちのクラスって意外とタフだから」
恒一「伊達に災厄鳴れしてないよね。精神面だけなら
全国でもナンバーワンだね」
どうでもいい話をしていたら、扉が開いて綾野が入ってきた。
綾野「由美、こういっちゃん、二人とも大丈夫? 生きてる?」
小椋「まだぴんぴんしてるわよ」
恒一「ちなみに僕のアソコもビンビンです」
復活した小椋はナイフのようなものを手に取り、鳴に襲いかかろうとしてる。
正気を失い、変顔をした彼女の姿は哀れだった。
もし自分が彼女を救ってやれるのなら……。
なんでもしてあげたいと思ってしまった。
小椋「なにさっきからボケっとしてんのよ」
恒一「あぁ。ごめん。他の皆はどうしたのかなって思ってさ」
小椋「心配しなくてもこの程度でくたばる奴はいないわよきっと。
うちのクラスって意外とタフだから」
恒一「伊達に災厄鳴れしてないよね。精神面だけなら
全国でもナンバーワンだね」
どうでもいい話をしていたら、扉が開いて綾野が入ってきた。
綾野「由美、こういっちゃん、二人とも大丈夫? 生きてる?」
小椋「まだぴんぴんしてるわよ」
恒一「ちなみに僕のアソコもビンビンです」
小椋「」
綾野「」
恒一「ごめんね。今のは冗談だから忘れて。
綾野さん。他のみんなはどうしてるの?」
綾野「……すでに警察への通報はすんだから、あとは先生たちと
協力して事後処理をすますそうだよ。あと赤沢さんは
依然として行方不明だったんだけど、見崎さんは見つかったよ」
恒一「え? 鳴の奴どこにいるの?」
綾野「その……怒らないで聞いてね?
こういっちゃんの後ろにずっといるじゃない」
鳴「ハロー恒一君」
恒一「」
もう何度目になるか分からない背後霊パターンだった。
いつからいたのかとか野暮なことは聴くつもりはなかった。
最悪の場合、先生との戦闘中もずっとしがみついていた可能性もある。
綾野「」
恒一「ごめんね。今のは冗談だから忘れて。
綾野さん。他のみんなはどうしてるの?」
綾野「……すでに警察への通報はすんだから、あとは先生たちと
協力して事後処理をすますそうだよ。あと赤沢さんは
依然として行方不明だったんだけど、見崎さんは見つかったよ」
恒一「え? 鳴の奴どこにいるの?」
綾野「その……怒らないで聞いてね?
こういっちゃんの後ろにずっといるじゃない」
鳴「ハロー恒一君」
恒一「」
もう何度目になるか分からない背後霊パターンだった。
いつからいたのかとか野暮なことは聴くつもりはなかった。
最悪の場合、先生との戦闘中もずっとしがみついていた可能性もある。
>>271
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