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元スレP「世にも奇妙なアイドルマスター」
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死神「ん? 何書いてるんです?」
やよい「皆にメッセージを遺そうかなって」
死神「メッセージ? ダイイングメッセージって奴?」
やよい「違うと思います。私が死んだ後に、みんなの手に渡って欲しいかなーって」
死神「明日も会うんじゃないの?」
やよい「みんなバラバラの仕事です。私のために邪魔するのも申し訳ないです」
死神「ほんと、君は良い子だね。ここまでまっさらな人間はは久しぶりに見たわ」
やよい「?」
死神「いいや、親御さんの教育がよかったんかなと思ってね」
やよい「変な死神さんです」
やよい「皆にメッセージを遺そうかなって」
死神「メッセージ? ダイイングメッセージって奴?」
やよい「違うと思います。私が死んだ後に、みんなの手に渡って欲しいかなーって」
死神「明日も会うんじゃないの?」
やよい「みんなバラバラの仕事です。私のために邪魔するのも申し訳ないです」
死神「ほんと、君は良い子だね。ここまでまっさらな人間はは久しぶりに見たわ」
やよい「?」
死神「いいや、親御さんの教育がよかったんかなと思ってね」
やよい「変な死神さんです」
死神「君ってさ」
やよい「なんですか?」
死神「最後の夜って言うのに、特別なことしないよね。俺が見てきた人ってたいてい最後は無茶するのに」
やよい「えーと、例えば?」
死神「時間が来るまで死なないことをいいことに、犯罪に手を出したやつとかさ。あれは上にこっぴどく叱られなっけな……。他には、子供たちに遺産を残したくないから、最後の最後まで贅沢を極めたばあさんとか。人生色々、死も色々だよ」
やよい「人殺しはいけません!」
死神「俺ら死神からしたら、仕事が増えるから面倒な話でもあるんだけど……。にしてもここまでいつも通りを貫く子も珍しいな」
やよい「もやし祭りしました!」
死神「最後の晩餐には、ちょっと味気ないんじゃないかい? まあ好きですけどね、あのタレ」
やよい「でも家ではちょっとした贅沢です!」
死神「そんなものですかね」
やよい「そんなものです」
やよい「なんですか?」
死神「最後の夜って言うのに、特別なことしないよね。俺が見てきた人ってたいてい最後は無茶するのに」
やよい「えーと、例えば?」
死神「時間が来るまで死なないことをいいことに、犯罪に手を出したやつとかさ。あれは上にこっぴどく叱られなっけな……。他には、子供たちに遺産を残したくないから、最後の最後まで贅沢を極めたばあさんとか。人生色々、死も色々だよ」
やよい「人殺しはいけません!」
死神「俺ら死神からしたら、仕事が増えるから面倒な話でもあるんだけど……。にしてもここまでいつも通りを貫く子も珍しいな」
やよい「もやし祭りしました!」
死神「最後の晩餐には、ちょっと味気ないんじゃないかい? まあ好きですけどね、あのタレ」
やよい「でも家ではちょっとした贅沢です!」
死神「そんなものですかね」
やよい「そんなものです」
残り18時間
やよい「夜更かししちゃいました」
死神「まだ0時じゃんか。夜はこれからですよ! これから!」
やよい「夜更かしはいけませんよ?」
死神「えー。金持ちそうな車に花火ぶち込むとかしたかったなぁ」
やよい「死ぬからって迷惑かけちゃダメです! あっ、でも……」
死神「どうしました?」
やよい「死ぬ前に行きたい所があるんです」
死神「ほう?」
やよい「でも少し遠いです。けど車を出せないし……」
死神「車ね、ちょい待ち」
やよい「?」
やよい「夜更かししちゃいました」
死神「まだ0時じゃんか。夜はこれからですよ! これから!」
やよい「夜更かしはいけませんよ?」
死神「えー。金持ちそうな車に花火ぶち込むとかしたかったなぁ」
やよい「死ぬからって迷惑かけちゃダメです! あっ、でも……」
死神「どうしました?」
やよい「死ぬ前に行きたい所があるんです」
死神「ほう?」
やよい「でも少し遠いです。けど車を出せないし……」
死神「車ね、ちょい待ち」
やよい「?」
やよい「これは? 真っ赤なベンツです」
死神「死神界の車だよ。かつてオーストリアの皇太子殺害事件の際に使用され、その後も次から次へと所有者を殺害したという、呪いの車」
やよい「私呪われちゃいます!」
死神「まー、大丈夫だって。最近は事故の話も聞かないし。それじゃあ、目的地まで行きますよ。シートベルト付けてくださいね」
やよい「は、はい!」
死神「んじゃ、やよいちゃんの行きたい所へ行きますかね!!」
やよい「星がきれいです!!」
死神「こりゃ驚いたな。こんなにきれいな星空が、こんな都会で見れるなんてな」
死神「死神界の車だよ。かつてオーストリアの皇太子殺害事件の際に使用され、その後も次から次へと所有者を殺害したという、呪いの車」
やよい「私呪われちゃいます!」
死神「まー、大丈夫だって。最近は事故の話も聞かないし。それじゃあ、目的地まで行きますよ。シートベルト付けてくださいね」
やよい「は、はい!」
死神「んじゃ、やよいちゃんの行きたい所へ行きますかね!!」
やよい「星がきれいです!!」
死神「こりゃ驚いたな。こんなにきれいな星空が、こんな都会で見れるなんてな」
やよい「はじめてのお仕事で、大失敗したときにプロデューサーが連れてきてくれたんです」
死神「へえ、やよいちゃんとこの男にとって特別な場所なんだ」
やよい「はいっ! あの日ここで見た星はもっと凄かったです!」
やよい(本当はプロデューサーとが良かったけど、贅沢なのかな?)
死神(それは一緒に見た人もあるんだろうな。ん?)
死神「え? 起きちゃいました? 良いですけど、あんま長い間やると死にますよ? 2分ぐらいですからね」
やよい「死神さん?」
死神「ちょっと待って頂戴……」
P「こんばんわ、やよい」
やよい「え? プロデューサー?」
P「ああ、プロデューサーだ。といっても半分死神みたいなもんだけ」
やよい「プロデューサー!!」
P「うわぁ!!」
死神「へえ、やよいちゃんとこの男にとって特別な場所なんだ」
やよい「はいっ! あの日ここで見た星はもっと凄かったです!」
やよい(本当はプロデューサーとが良かったけど、贅沢なのかな?)
死神(それは一緒に見た人もあるんだろうな。ん?)
死神「え? 起きちゃいました? 良いですけど、あんま長い間やると死にますよ? 2分ぐらいですからね」
やよい「死神さん?」
死神「ちょっと待って頂戴……」
P「こんばんわ、やよい」
やよい「え? プロデューサー?」
P「ああ、プロデューサーだ。といっても半分死神みたいなもんだけ」
やよい「プロデューサー!!」
P「うわぁ!!」
やよい「プロデューサー! 私、私……」
P「く、苦しい……」
やよい「あっ、ごめんなさい……」
P「良いよ、美希よりはマシだし」
やよい「プロデューサーさん、私……」
P「ああ、分かっているよ。ゴメンな、やよいが苦しんでる時に、何も出来なくて……」
やよい「ううん、プロデューサーがいてくれるだけで、私はすっごく安心します!! 手、握っていいですか?」
P「ああ、俺の手なんかで良ければ」
やよい「暖かいです……」
P「そうか? あまり気にしたことがない……けど……」
P「く、苦しい……」
やよい「あっ、ごめんなさい……」
P「良いよ、美希よりはマシだし」
やよい「プロデューサーさん、私……」
P「ああ、分かっているよ。ゴメンな、やよいが苦しんでる時に、何も出来なくて……」
やよい「ううん、プロデューサーがいてくれるだけで、私はすっごく安心します!! 手、握っていいですか?」
P「ああ、俺の手なんかで良ければ」
やよい「暖かいです……」
P「そうか? あまり気にしたことがない……けど……」
やよい「プロデューサー?」
P「悪い、時間……ぽい……」
やよい「冷たっ」
死神「そうか、それは勝てるわけがないな……」
やよい「死神さん?」
死神「そうだね。良い空気の仲割り込むのも気が引けたけど、これ以上していたら、プロデューサーの方が先に死んでしまいそうだったし」
やよい「手、冷たいんですね……」
死神「俺たちはこれが普通なんだよ……」
やよい「死んじゃうってこんなことなのかな? 冷たくなって眠る、すごく寒そうです」
死神「火葬は熱すぎるけどね」
やよい「ふぁああ……。ごめんなさい、眠くなっちゃいました……」
死神「ここで寝ちゃダメだって。ありゃま、寝ちゃったか」
死神「家にまで送るかな?」
P「悪い、時間……ぽい……」
やよい「冷たっ」
死神「そうか、それは勝てるわけがないな……」
やよい「死神さん?」
死神「そうだね。良い空気の仲割り込むのも気が引けたけど、これ以上していたら、プロデューサーの方が先に死んでしまいそうだったし」
やよい「手、冷たいんですね……」
死神「俺たちはこれが普通なんだよ……」
やよい「死んじゃうってこんなことなのかな? 冷たくなって眠る、すごく寒そうです」
死神「火葬は熱すぎるけどね」
やよい「ふぁああ……。ごめんなさい、眠くなっちゃいました……」
死神「ここで寝ちゃダメだって。ありゃま、寝ちゃったか」
死神「家にまで送るかな?」
残り時間 11時間41分
長介「姉ちゃん、おはよう」
やよい「あれ、早起きさんだね」
長介「もう俺一人で起きれるし!」
やよい「あっ、そうだったね」
かすみ「おはようお姉ちゃん……」
やよい「おはよう、かすみ」
死神「おはようやよいちゃん……」
やよい「おはようございます死にが……」
死神「チャオ☆」
やよい「なんでいるんですかああああ!?」
長介「姉ちゃん、おはよう」
やよい「あれ、早起きさんだね」
長介「もう俺一人で起きれるし!」
やよい「あっ、そうだったね」
かすみ「おはようお姉ちゃん……」
やよい「おはよう、かすみ」
死神「おはようやよいちゃん……」
やよい「おはようございます死にが……」
死神「チャオ☆」
やよい「なんでいるんですかああああ!?」
長介「プロデューサーの兄ちゃんじゃん。昨日姉ちゃんとデートしてたんでしょ? 母さんカンカンだったよ?」
死神「俺が怒られたよ……。まあ話せば分かる人で、一緒に酒を飲んでたんだけど……」
やよい「いきなり現れたんでびっくりしました!」
死神「そりゃ寝てたからなぁ。それより、仕事有るんでしょ?」
やよい「なんでそれを?」
死神「そりゃあプロデューサーだしね」
P「ああ、そうだな」
やよい(今、入れ替わらなかった?)
死神「だから朝ごはんを食べたら、事務所に行かないとね」
やよい「あっ、朝ごはんは……」
長介「偶にはさ、俺が作ろうかなって」
やよい「長介?」
死神「俺が怒られたよ……。まあ話せば分かる人で、一緒に酒を飲んでたんだけど……」
やよい「いきなり現れたんでびっくりしました!」
死神「そりゃ寝てたからなぁ。それより、仕事有るんでしょ?」
やよい「なんでそれを?」
死神「そりゃあプロデューサーだしね」
P「ああ、そうだな」
やよい(今、入れ替わらなかった?)
死神「だから朝ごはんを食べたら、事務所に行かないとね」
やよい「あっ、朝ごはんは……」
長介「偶にはさ、俺が作ろうかなって」
やよい「長介?」
高槻家&死神『いただきまーす』
長介「ど、どうかな……」
死神「長介君、君砂糖と塩をま……」
やよい「おいしいよ、長介!」
死神「え? いやでも」
やよい「お・い・し・い・で・す!」
死神「お、おいしいです!」
長介「そ、そうかな……。えへへ……」
やよい「でも調味料を間違えないようにだけ気を付けてね」
長介「さ、さすがにそんなコントみたいなことはしないよ!」
死神(してんだよ、それが)
やよい「あっ、もうこんな時間だ! プロデューサー、行きましょう!」
死神「えっ、ちょ待てよ!」
長介「いってらっしゃーい」
長介「ど、どうかな……」
死神「長介君、君砂糖と塩をま……」
やよい「おいしいよ、長介!」
死神「え? いやでも」
やよい「お・い・し・い・で・す!」
死神「お、おいしいです!」
長介「そ、そうかな……。えへへ……」
やよい「でも調味料を間違えないようにだけ気を付けてね」
長介「さ、さすがにそんなコントみたいなことはしないよ!」
死神(してんだよ、それが)
やよい「あっ、もうこんな時間だ! プロデューサー、行きましょう!」
死神「えっ、ちょ待てよ!」
長介「いってらっしゃーい」
やよい「行ってきまーす!!」
死神「やよいちゃん、良いの?」
やよい「え?」
死神「いや、ナチュラルにスルーしかけたけどさ、残り時間はあまりないよ? 家族に最後のお別れは……」
やよい「あっ……」
死神「もしかして忘れてた?」
やよい「はい。でも、最後のあいさつってのもなんか変かも」
死神「何で?」
やよい「私が死んでも、家族はみんな一つです! 悲しむかもそれないけど、きっとみんなすぐに立ち直っちゃいますから!」
やよい「それに、お別れを言っちゃうと、私まで寂しくなっちゃいそうだから――。メッセージにお全部託しました」
死神「そっか。君が言うなら無理強いはしないよ」
死神「やよいちゃん、良いの?」
やよい「え?」
死神「いや、ナチュラルにスルーしかけたけどさ、残り時間はあまりないよ? 家族に最後のお別れは……」
やよい「あっ……」
死神「もしかして忘れてた?」
やよい「はい。でも、最後のあいさつってのもなんか変かも」
死神「何で?」
やよい「私が死んでも、家族はみんな一つです! 悲しむかもそれないけど、きっとみんなすぐに立ち直っちゃいますから!」
やよい「それに、お別れを言っちゃうと、私まで寂しくなっちゃいそうだから――。メッセージにお全部託しました」
死神「そっか。君が言うなら無理強いはしないよ」
残り時間 9時間56分
やよい「10時間を切っちゃいました」
死神「そうだね……」
やよい「どうしました?」
死神「いや、なんも。こっちで良いのかな、プロデューサー」
P「反対ですって!」
死神「あり? そうなのじゃあ逆走……」
P「道交法違反!!」
やよい「プロデューサーと死神さんでコントみたいです!!」
P「頼みますよ、死神さん」
死神「わ、分かってますって!」
やよい「仲良しです」
やよい「10時間を切っちゃいました」
死神「そうだね……」
やよい「どうしました?」
死神「いや、なんも。こっちで良いのかな、プロデューサー」
P「反対ですって!」
死神「あり? そうなのじゃあ逆走……」
P「道交法違反!!」
やよい「プロデューサーと死神さんでコントみたいです!!」
P「頼みますよ、死神さん」
死神「わ、分かってますって!」
やよい「仲良しです」
残り時間 8時間35分
スタジオ
やよい「高槻やよいと、」
伊織「水瀬伊織の!」
やよいおり『2人はやよいおり!!』
律子「なんかやよい、いつもより気合入ってますね。まるで番組が終わっちゃうから全力を出そうって感じです」
死神「ああ、例えば病に侵された人が、テレビで最後にやよいを見たとき、手抜きのやよいじゃ失礼だろ? だから、全力なんじゃない?」
律子「良い心構えですね。竜宮にも言っておこっと。誰の言葉ですか?」
死神「偉大なる我らの先輩だよ」
律子「?」
??「やよいおりー! お前たちにひとつ物申す!!」
伊織「きゃああ! こっちくんな変態!!」
??「ドーン!」
やよい「伊織ちゃん、頑張れ~!」
スタジオ
やよい「高槻やよいと、」
伊織「水瀬伊織の!」
やよいおり『2人はやよいおり!!』
律子「なんかやよい、いつもより気合入ってますね。まるで番組が終わっちゃうから全力を出そうって感じです」
死神「ああ、例えば病に侵された人が、テレビで最後にやよいを見たとき、手抜きのやよいじゃ失礼だろ? だから、全力なんじゃない?」
律子「良い心構えですね。竜宮にも言っておこっと。誰の言葉ですか?」
死神「偉大なる我らの先輩だよ」
律子「?」
??「やよいおりー! お前たちにひとつ物申す!!」
伊織「きゃああ! こっちくんな変態!!」
??「ドーン!」
やよい「伊織ちゃん、頑張れ~!」
残り時間 6時間51分
伊織「はぁ……、なんで私が芸人紛いのことをしなきゃいけないのよ……」
やよい「おつかれさま、伊織ちゃん!」
伊織「お疲れ、やよい。さっきの収録でどっと疲れたわよ……」
やよい「肩揉んであげるね」
伊織「あぁっ……、そこ……ぃぃゎ……」
律子「マッサージ中悪いけど、伊織は次の現場よ」
伊織「うげ……、結構経ってたのね。それじゃあやよい、またね」
やよい「……」
伊織「やよい?」
やよい「う、うん! またね」
やよい(ゴメンね、伊織ちゃん……)
伊織「はぁ……、なんで私が芸人紛いのことをしなきゃいけないのよ……」
やよい「おつかれさま、伊織ちゃん!」
伊織「お疲れ、やよい。さっきの収録でどっと疲れたわよ……」
やよい「肩揉んであげるね」
伊織「あぁっ……、そこ……ぃぃゎ……」
律子「マッサージ中悪いけど、伊織は次の現場よ」
伊織「うげ……、結構経ってたのね。それじゃあやよい、またね」
やよい「……」
伊織「やよい?」
やよい「う、うん! またね」
やよい(ゴメンね、伊織ちゃん……)
死神「お別れはすみました?」
やよい「はい。もう会えないと思うと淋しいけど、これ以上いたら私が死に切れそうにないから……」
死神「そっか……。そうだ、お昼取りません?」
やよい「お昼ですか?」
死神「晩餐ではないけど、最後のランチってぐらいでさ。高くてもプロデューサーが払ってくれるよ」
P「お前なぁ……」
やよい「え……、でも悪いです……」
P「気にするなって。俺だってやよいに最良の終わりを迎えて欲しいんだ。ホントは、もっと生きていて欲しいんだけどな……」
やよい「プロデューサー……」
死神「はいっ、辛気臭い話はこの辺にして……。折角だからこの辺で一番高い店行きますか!」
P「出来れば、俺の財布事情も考慮してくれよ……?」
やよい「はい。もう会えないと思うと淋しいけど、これ以上いたら私が死に切れそうにないから……」
死神「そっか……。そうだ、お昼取りません?」
やよい「お昼ですか?」
死神「晩餐ではないけど、最後のランチってぐらいでさ。高くてもプロデューサーが払ってくれるよ」
P「お前なぁ……」
やよい「え……、でも悪いです……」
P「気にするなって。俺だってやよいに最良の終わりを迎えて欲しいんだ。ホントは、もっと生きていて欲しいんだけどな……」
やよい「プロデューサー……」
死神「はいっ、辛気臭い話はこの辺にして……。折角だからこの辺で一番高い店行きますか!」
P「出来れば、俺の財布事情も考慮してくれよ……?」
残り時間 5時間37分
死神「えーと、本当にここで良いの?」
やよい「はい、十分です!」
死神「ここって、サイ○リアじゃ……」
やよい「でも私あまり入ったことないです」
死神「そうですか……。プロデューサー?」
P「やよい、本当にここで良いのか? 俺に遠慮してないか?」
やよい「してません! 私からしたらすごいごちそうです!」
P「や、やよい……」
死神「残り時間もあんまりないし、ちゃちゃっと頼んじゃいましょうか!」
やよい「はい!」
死神「えーと、本当にここで良いの?」
やよい「はい、十分です!」
死神「ここって、サイ○リアじゃ……」
やよい「でも私あまり入ったことないです」
死神「そうですか……。プロデューサー?」
P「やよい、本当にここで良いのか? 俺に遠慮してないか?」
やよい「してません! 私からしたらすごいごちそうです!」
P「や、やよい……」
死神「残り時間もあんまりないし、ちゃちゃっと頼んじゃいましょうか!」
やよい「はい!」
>>330 誰か言うと思ったよ
残り時間 4時間23分
やよい「美味しかったです!」
死神「ふぅ、この値段でこの味だからなぁ。下界は侮れないや」
死神「さて、この後はどうしますかね……」
やよい「あっ、1つ死ぬまでにやっておきたいこと、見つけました」
死神「といいますと?」
やよい「でーと、デートしてみたいです」
死神「デートか……。よし、プロデューサーさん、出番ですよ」
やよい「え? でも、プロデューサーさんが死んじゃうんじゃ……」
死神「昨日よりかは回復しているからね。なんとかやよいちゃんの最後までは持つだろう」
P「ああ、死神さんの力のおかげで、何とか持ちそうだ……」
やよい「プロデューサー! 無茶しないで……」
P「大丈夫だよ。俺、小さいころから入院しても割とすぐ復帰したし。それに、俺のプロデュースは、墓に入るまで続くんだぞ?」
やよい「もう、プロデューサー……」
残り時間 4時間23分
やよい「美味しかったです!」
死神「ふぅ、この値段でこの味だからなぁ。下界は侮れないや」
死神「さて、この後はどうしますかね……」
やよい「あっ、1つ死ぬまでにやっておきたいこと、見つけました」
死神「といいますと?」
やよい「でーと、デートしてみたいです」
死神「デートか……。よし、プロデューサーさん、出番ですよ」
やよい「え? でも、プロデューサーさんが死んじゃうんじゃ……」
死神「昨日よりかは回復しているからね。なんとかやよいちゃんの最後までは持つだろう」
P「ああ、死神さんの力のおかげで、何とか持ちそうだ……」
やよい「プロデューサー! 無茶しないで……」
P「大丈夫だよ。俺、小さいころから入院しても割とすぐ復帰したし。それに、俺のプロデュースは、墓に入るまで続くんだぞ?」
やよい「もう、プロデューサー……」
死神(後は頼みますよ、プロデューサー)
P「頼まれたぜ」
やよい「プロデューサー、どこ行きましょう?」
P「よし、色々回るか!」
やよい「はいっ!!」
やよい「たこ焼き美味しいです!」
P「おいおい、口元に青のりついてるぞ?」
やよい「あっ、ホントです」
P「あんまりがっつくなよ? 火傷するか熱っ!!」
やよい「プロデューサーも気を付けてくださいね」
P「は、はひ……」
P「頼まれたぜ」
やよい「プロデューサー、どこ行きましょう?」
P「よし、色々回るか!」
やよい「はいっ!!」
やよい「たこ焼き美味しいです!」
P「おいおい、口元に青のりついてるぞ?」
やよい「あっ、ホントです」
P「あんまりがっつくなよ? 火傷するか熱っ!!」
やよい「プロデューサーも気を付けてくださいね」
P「は、はひ……」
とある撮影スタジオ
やよい「どうですかー?」
P「うーん、色っぽい服なんだけどなぁ……」
やよい「?」
P「素材が可愛いからあまり似合わないな。服に着られてるぞ?」
やよい「えー。じゃあこれは?」
やよい「小悪魔系か。やっぱり可愛い!」
やよい「可愛い服しか似合わないのかな……」
P「ちょっと待ってろ、すみません。ここってあれ、置いてますか?」
やよい「あれ?」
P「ああ、それですそれ」
やよい「それって……、」
P「ああ、ウェディングドレスだ!」
やよい「どうですかー?」
P「うーん、色っぽい服なんだけどなぁ……」
やよい「?」
P「素材が可愛いからあまり似合わないな。服に着られてるぞ?」
やよい「えー。じゃあこれは?」
やよい「小悪魔系か。やっぱり可愛い!」
やよい「可愛い服しか似合わないのかな……」
P「ちょっと待ってろ、すみません。ここってあれ、置いてますか?」
やよい「あれ?」
P「ああ、それですそれ」
やよい「それって……、」
P「ああ、ウェディングドレスだ!」
P「そして、花嫁には花婿がいないとな」
P「つうわけで僭越ながら、俺が新郎役だ」
やよい「プロデューサーと、結婚ですか?」
P「あー、嫌だったか?」
やよい「そんなことないです!」
P「おっと、そう言ってくれると助かるよ。それじゃあ着替えてくれ。スタイリストさんが綺麗にしてくれるよ」
やよい「うっうー! 嬉しいです!」
P「ふぅ、結婚できる年齢になる前に死んでしまうんだもんな……。もしそのまま育っていけば、すごく美人になってたんだろうな」
スタイリスト「新郎さん、準備できましたー!」
P「あっ、はーい! 今いきまーす!」
P「つうわけで僭越ながら、俺が新郎役だ」
やよい「プロデューサーと、結婚ですか?」
P「あー、嫌だったか?」
やよい「そんなことないです!」
P「おっと、そう言ってくれると助かるよ。それじゃあ着替えてくれ。スタイリストさんが綺麗にしてくれるよ」
やよい「うっうー! 嬉しいです!」
P「ふぅ、結婚できる年齢になる前に死んでしまうんだもんな……。もしそのまま育っていけば、すごく美人になってたんだろうな」
スタイリスト「新郎さん、準備できましたー!」
P「あっ、はーい! 今いきまーす!」
P「お、おう……」
死神(これはこれは……)
やよい「ど、どうですか?」
P「か、可愛い……。可愛すぎるよやよい!!」
やよい「本当ですか?」
P「ああ、今まで見てきた中でも最高に可愛いよ」
やよい「ぷ、プロデューサー!」
P「なんだ、やよい」
やよい「私のこと、お嫁さんに貰ってくれますか?」
P「……」
やよい「だ、ダメですか……?」
P「こちらこそ、俺をお婿さんに貰ってくれ」
やよい「プロデューサー!!」
P「その、指輪なんて洒落たものがなかったからな……。これ、さっきの店のレシートなんだけどな……」
やよい「?」
死神(これはこれは……)
やよい「ど、どうですか?」
P「か、可愛い……。可愛すぎるよやよい!!」
やよい「本当ですか?」
P「ああ、今まで見てきた中でも最高に可愛いよ」
やよい「ぷ、プロデューサー!」
P「なんだ、やよい」
やよい「私のこと、お嫁さんに貰ってくれますか?」
P「……」
やよい「だ、ダメですか……?」
P「こちらこそ、俺をお婿さんに貰ってくれ」
やよい「プロデューサー!!」
P「その、指輪なんて洒落たものがなかったからな……。これ、さっきの店のレシートなんだけどな……」
やよい「?」
P「これをこうやって丸めると……」
やよい「指輪になりました」
P「ああ、なんかチープで悪いな」
やよい「安っぽくなんかないです!」
P(チープの意味分かったんだ)
やよい「私、プロデューサーから貰えて、あれ? 何で泣いているんだろ……」
P「や、やよい!? その、気に障ったか?」
やよい「嬉しくて泣いてるんですよ。プロデューサー」
P「なんだ、やよい?」
チュッ
P「え、え……」
やよい「神様ごめんなさい、誓う前にキスしちゃいました!!」
やよい「指輪になりました」
P「ああ、なんかチープで悪いな」
やよい「安っぽくなんかないです!」
P(チープの意味分かったんだ)
やよい「私、プロデューサーから貰えて、あれ? 何で泣いているんだろ……」
P「や、やよい!? その、気に障ったか?」
やよい「嬉しくて泣いてるんですよ。プロデューサー」
P「なんだ、やよい?」
チュッ
P「え、え……」
やよい「神様ごめんなさい、誓う前にキスしちゃいました!!」
P「や、やよい……」
やよい「えへへ……」
死神(甘くて見てらんないですって!)
やよい「プロデューサー、私もう満足です」
P「やよい?」
やよい「アイドルのみんなには悪いけど、大好きな人と結婚できて、私幸せです」
やよい「だからもう、思い残すことはないかなーって」
P「や、やよい……」
やよい「泣かないでくださいよ。何でみんな泣いちゃうんだろ……。私だって泣きたくなっちゃうよ」
やよい「幸せなのに、寂しいかな……」
残り時間 1時間21分
やよい「えへへ……」
死神(甘くて見てらんないですって!)
やよい「プロデューサー、私もう満足です」
P「やよい?」
やよい「アイドルのみんなには悪いけど、大好きな人と結婚できて、私幸せです」
やよい「だからもう、思い残すことはないかなーって」
P「や、やよい……」
やよい「泣かないでくださいよ。何でみんな泣いちゃうんだろ……。私だって泣きたくなっちゃうよ」
やよい「幸せなのに、寂しいかな……」
残り時間 1時間21分
やよい「あの……、プロデューサー」
P「なんだ、やよい」
やよい「最後に……、あの丘に行きませんか?」
P「あの丘、か……。星が見える時間じゃないぞ?」
やよい「良いんです。私、死ぬなら大好きな場所で、大好きな人に看取られて死にたいから」
P「それは、責任重大だな……。良いのか、俺で。きっと俺はやよいが死んだら、何にも手に着かないぐらい悲しむぞ?」
やよい「大丈夫です。だって、私の大好きなプロデューサーですから」
P「……そっか、分かった。行こうか、やよい」
やよい「はい」
残り時間52分
P「なんだ、やよい」
やよい「最後に……、あの丘に行きませんか?」
P「あの丘、か……。星が見える時間じゃないぞ?」
やよい「良いんです。私、死ぬなら大好きな場所で、大好きな人に看取られて死にたいから」
P「それは、責任重大だな……。良いのか、俺で。きっと俺はやよいが死んだら、何にも手に着かないぐらい悲しむぞ?」
やよい「大丈夫です。だって、私の大好きなプロデューサーですから」
P「……そっか、分かった。行こうか、やよい」
やよい「はい」
残り時間52分
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