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    元スレP「神崎蘭子と同棲を初めてから他のアイドルが中二病パンデミック」

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    タグ : - アイドルマスター + - モバマス + - 蘭子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    『ククク、ようやく我が城が真実の姿を発現したわ』(訳:部屋の模様替え、終~わり♪)

    「この手の趣味はよくわからんが、他へ越す時に影響が無いようにな……つまりあまり汚さないように」

     先日、765プロに新人アイドルが加入した。
     名前を『神崎蘭子』という少女だ。
     九州から上京してきた彼女の下宿先は、事務所が充てがった寮やアパートではなく――…職員の家。
     つまり我が自宅なのだが、幸い部屋はいくつか空いていたので生活スペースに関してはなんら影響が無い。
     音無さんが一人暮らしをしているマンションに住ませても良かったのだが、普段から彼女には世話になっているのでこれ以上は迷惑をかける事が出来なかった。婚活に身を入れてほしいしね。

     ともかく、新しい住人はその……ゴスロリ? 知識は無いが中世のヨーロッパ貴族でも着用を渋るような、漆黒のドレスにその身を包んでいる。

    「クッ……私とした事が、生命の奔流を……(あぁ、エアコンの前にカーテンかけちゃった……orz)」

    「ん? ああ、あれじゃエアコン使えないな」

     蘭子は、やけに回りくどい台詞を好む。それが意図的なものなのか、教育されて身に付いたものなのかは定かではないが……会話のキャッチボールというより、彼女が壁にぶつけてどこぞに跳ね返ったボールを俺が試行錯誤をして捕球する。作業に近いものになっていた。

    「我が友 P。今こそ旅立ちの時よ!(一緒に仕事いこ?)」

    「……あー、わかった。先に駐車場へ向かってくれ」

     蘭子にとって、アイドル人生は始まったばかり。
     俺はプロデューサーとして、この子をトップアイドルにさせてあげる。言葉の壁なんて、問題ではない。……相手は同じ日本人なのだが。

    2 :

    らんこちゃんやみにのまれよかわいい!

    3 :

    すばらしい続けろ

    4 = 1 :

    ――…【事務所】

    「おはようございます」

    音無「あっ、おはようございますプロデューサーさん」ニコッ

    蘭子「煩わしい太陽ね(おはよう!)」

    音無「はい、おはようございます蘭子ちゃん」ニコッ

    「……お前さ、俺はそろそろ脳内に自動翻訳機能が付いてきたからなにを話してるのかはわかってきたけどさ」
    「他人が聞けばチンプンカンプンだと思うぞ」

    蘭子「人の世……というものは。(気をつけます!)」

    「現場では注意してくれよ……」ハァ

    蘭子「ククク、夜の始まりね(頑張ろ~♪)」

    ガチャッ

    春香『あっ、プロデューサーさんに蘭子ちゃん』

    「ああ春…」

    春香「煩わしい太陽ですねっ」ニコ

    「あ、ああ……」

    5 :

    よっしゃ

    6 :

    俺の妹がどうのこうのっていうラノベの黒いのとキャラカブってるじゃないですか!やだー!

    7 = 1 :

    「春香、その妙な言葉遣いについてだが」

    春香「?」キョトン

    「遊ぶにしても事務所内だけで……な?」

    春香「わかってますよ」クス

    「そ、そうか」ホッ

    春香「あっ、蘭子ちゃん」

    蘭子「何かしら?(ご用ですか?)」

    春香「この前蘭子ちゃんが描いてたイラストなんだけど」

    蘭子「え、絵……見た、の?」カァ

    春香「うん……? 後ろからチラっとだけど」
    春香「上手だねっ」ニコ

    蘭子「わ、我が下僕 P。旅立ちの準備をしなさい(は、はやく行きましょう!)」

    「なにを急いでるんだ?」
    「あと、イラスト描くのか。今度よかったら見せてくれ」ニコ

    蘭子「ぁ……」カアァ
    蘭子「く……クッ、心の臓が…(は、はずかしいよ~)」

    「?」

    8 :

    おぉ、蘭子……しかもガチで1本仕上げるのか。貴重だし疲れそうだけどがんばってくれ

    9 :

    期待してる

    10 :

    蘭子ちゃん!

    11 :

    待ってたぞおおおお

    12 :

    しえん

    13 = 1 :

     "陶器のような肌"という言葉がある。
     陶器といえば表面がザラザラしたものを真っ先に想像するが、なるほど。確かに血が通ってないように見えるほど白く、絹のような……という比喩も似合いそうなほど、神崎蘭子の御腕は綺麗である。
     身体全体を覆う服装で、露出している部分は少ないが……髪型のせいか、見える白いうなじが醸し出すのは色気より妖艶な美しさだ。
     切れ長の目も相まって、掛け値なしの美少女なのだが――…

    「さぁ狩りの時間よ(仕事いこ?)」

     この口調がひどく、勿体無いと感じる。
     これも彼女の魅力の一つだと割り切って、伸び伸びとさせるのが正しいのならプロデューサーとして、俺は好きにさせたいと思う。
     ドレスの色と同じ、漆黒の日傘を咲かせながら蘭子は歩く。

    「プロデューサー……今日も、その、よろしく…」

     彼女の歩む道の先に、トップアイドルという終着地点が待っていることを……強く望んだ。

    14 :

    応援したいが寝ないと、がんばってください

    15 :

    待ってた
    凛ちゃんの時と同じく完結まで頑張ってくれ

    16 = 1 :

    ――…
    「蘭子、突然だが俺は他の現場に向かう」

    蘭子「ぇ?」

    「戻ってくるまで事務所に待機してくれないか?」
    蘭子「ぁ……プロデュー…」

    「そういうことだから」グッ

    ガチャンッ

    蘭子「あ……」
    蘭子「……」

    蘭子「いっちゃった」

    『らーんこっ!』

    蘭子「っ!」ビク
    蘭子「……」チラ

    「はいさい! ……じゃなかった、闇のまだぞ蘭子!」

    蘭子「(あ、我那覇さん)」
    蘭子「や、闇に飲まれよ」キリッ

    「お~っやっぱり本物はちがうゾ!」

    蘭子「光の住人よ……。(元気な子、苦手だよー)」タラ

    17 :

    >>10
    3枚目で不覚にも…

    19 = 1 :

    「蘭子と二人きりで話すのははじめてだなっ」ニシッ
    蘭子「……ふ。(そうですね♪)」

    ――…
    小鳥「……」チラ

    「それでさー貴音のやつが……」
    蘭子「……クク。(我那覇さん面白い~)」

    「……蘭子? 怒ってるのか??」シュン
    蘭子「我が身体は愉悦に震えている。(お腹いたい……)」クス

    「難しい言葉を使わないでほしいさー…」
    「……じぶん、完璧だけどその、普通の言葉で喋ってほしいゾ!」

    蘭子「ぇ、ええと……(どうしよー……)」

    蘭子「……」チラ
    「……」ムム

    蘭子「……」

    蘭子「……」

    蘭子「………………うん」コク
    「やった! ありがとうだぞ蘭子~っ!」ワーイ

    蘭子「他愛もない……(な、仲良くなれたかな……)」ドキドキ

    小鳥「……ふふ」クス

    20 = 1 :

    『響……そろそろ時間です』

    「あっ、貴音! いま行くぞ!」

    蘭子「(四条さん……上品でカッコいい)」
    貴音「蘭子。お疲れさまです」フフ

    蘭子「ぁっ」
    蘭子「(お、お疲れさまって言わなきゃ……っ)」

    蘭子「お…………や、闇に…飲まれよ……(あぁ…orz)」

    貴音「?」
    貴音「まこと……蘭子は愉快な子ですね」クス

    蘭子「闇が……泣いている。(わーっ褒められた♪)」

    貴音「では……失礼します」
    貴音「響……」

    「じゃあ蘭子、またな!」ニッ
    タッタッタ…

    蘭子「ぁ……」
    蘭子「ま……また…」フリ…

    小鳥「……」フフ
    小鳥「蘭子ちゃん、もうそろそろプロデューサーさん戻ってくるって言ってましたよ」ニコ

    蘭子「……夜が近い。(プロデューサー、はやく戻ってきてっ)」

    21 = 1 :

     蘭子は、イラストを描くのが趣味らしい。
     前に、蘭子の部屋のドアが開いていた時に中を覗いたら画用紙に色々と描いていた。
     蘭子に似た少女が格好の良い……と本人は思って描いているのかは謎だが、黒い天使を彷彿とさせる衣装を着たキャラクターが生き生きと描かれていた。
     その時、絵の感想を蘭子に告げたら酷く狼狽し……その日は夕飯の時間になってもリビングに姿を現さなかった。
     しかし、少しだけ吹っ切れたのか『描いているイラストを見ない』という約束をした後、今では料理を作っている俺をよそに、いそいそとテーブルの上で絵を仕上げている。
     『なにを描いているのだけ教えてくれないか』と聞いたところ、
     『わ、私の…………なんでもない……』とだけ恥ずかしそうに返された。やはりあの時見た絵は、蘭子自身で正解だったようだ。

     そして今は、夕飯の支度中。ということは蘭子はといえば……

    「料理、持っていくまでにテーブルの上片しておいてくれよ」

    「クク……夕餉の直前まで我が進撃は止まぬ…」

     なるほど。少し急いで持っていこう。
     どう反応するだろうか。画用紙を濡らしても悪いだろうから、ご飯をよそった茶碗を先に持っていってやろう。
     最近は、この同居人の反応が逐一楽しみなのだ。

    23 = 1 :

    コトッ

    「まだ機嫌、治らないのか」

    蘭子「……」ツン

    「すまない……その」
    「でも変だとは思わないぞ? 日傘をさした少女の横に、どうして白馬に乗った王子様がいるのとか」

    蘭子「……」フイ

    「王子様、馬に少女を乗せてあげないのかな。とか、王子様なんでネクタイしてるのかとか……見知ったネクタイだったとかは些細な事だ」

    蘭子「…………」カァ

    「ほら、お食べ」

    蘭子「……」パク

    「よしよし」
    「それでさ…」

    「……周りに男がいないのはわかるけど、俺をモデルに使うなら肖像権が発生するんだけど」

    蘭子「!」カァ

    蘭子「じ、地獄の業火を受けよっ!(もープロデューサーのばかーっ!)」カアァ

    「冷たっ、コップの水を指で弾くなっ!」アセ

    24 :

    可愛いけど色んな意味で精神力を消費させられる娘だな

    25 :

    蘭子の熊本弁かわいい

    26 = 1 :

    春香「あっ、闇に飲まれよー!」ニコ

    やよい「えへへー、闇に飲まれよ! ですっ」ニパァ

    「プロデューサー、闇飲まですっ!」ニコッ

    雪歩「や、闇に飲まれよですぅ……」カァ

    亜美「兄ちゃ~んっ」
    真美「やみのま~っ!」ニッ

    あずさ「あらあら……」ニコ

    千早「…………や、闇飲まです」
    伊織「なによ、皆してバカみたい…………闇のま。プロデューサー」ボソ

    「はは……ご苦労様」ハァ

    27 = 24 :

    闇に飲まれよ は現世の言葉で何の意味なのか教えてくれ
    おはよう じゃないから こんにちは?

    28 :

    渋谷凛に続いて2人目であってるよね?

    29 = 1 :

    「蘭子……」

    蘭子「……?」カキカキ

    「今さらだけど…」
    「……その、話し方どうにかならないのか?」

    蘭子「っ」
    蘭子「……ククク、私の翼を折るなど… P「それそれっ」

    蘭子「……」キョトン

    「それが悪いとは言わないけどな」
    「その口調が無くなれば、もっと……普通に話せたりさ」

    「明るくなれたりするんじゃないか」

    蘭子「!」
    蘭子「…………そんなに、暗い……かな…」

    「そう気を落とすな。蘭子のファンの中には、確かに蘭子のそういう部分を愛してくれている人たちがいるのも知っている」
    「けど、トップアイドルを目指すんだろう」

    蘭子「…………笑止(う、うん!)」

    「じゃあ……意地張ったり、変なプライドに固執するのはやめて。前に進むべきじゃないのか?」

    蘭子「…………」シュン

    30 = 1 :

    ――…

    「……夕飯の準備、出来たぞ」
    蘭子「……」ショボン

    「そうしょげるなって」
    「まず、食べるところから。な? お食べ」
    コトッ

    蘭子「…………いただきます」ボソ

    「……」モグ
    蘭子「……」パク

    「……」モグモグ
    蘭子「……」パクリ

    「……」
    蘭子「……」

    「……なあ、蘭子。元気だしてくれよ」
    蘭子「……」チラ

    「いつもなら『クク、今宵の贄は格別。(オカズに大好物がある! やったー♪)』くらいの饒舌ぶりじゃないか」
    蘭子「…………」

    「(俺が間違えているのかな…)」
    「(……いや、これも蘭子のためを想ってなんだ)」

    蘭子「…………」パク、リ。

    32 = 1 :

    ――…【TV収録】
    MC『あれ、蘭子ちゃん今日は大人しいねえ』

    蘭子「…………は、はは」

    MC「う~ん、いつもみたいに『スタジオの照明は身体に障る……バサァッ!!』って感じで日傘広げないの?」

    蘭子「ぁの…………」
    蘭子「……その…」

    MC「……」
    MC「まあいいや次のコーナーいっちゃおうっ!」
    ワー ワー!! パチパチ

    「……蘭子」
    蘭子「…………」

    ――…
    スタッフ『一旦休憩でーすっ!』

    「蘭子、ちょっといいか」
    スタッフ『すみません』

    「あっ、はい」
    スタッフ「今日、蘭子ちゃん身体の調子でも悪いんですか?」

    「あ……ええと…」チラ
    蘭子「……」

    「……」

    33 = 1 :

    スタッフ「MCさんも蘭子ちゃん気に入られてるみたいなんで…」
    スタッフ「……今回の出演もMCさん直々のお願いで実現したんですから」

    「はい……大変恐縮です」
    「すみません。少し話し合いをしますので」

    スタッフ「」ペコ

    タッタッタ…

    「蘭子、聞いていただろう」

    蘭子「……」シュン

    「気落ちしている場合じゃないと思うが」

    蘭子「……クク、奇をてらう必要など…」

    「いつもが奇をてらってるようなもので。ちゃんとしてる方が普通だろう」ハァ

    蘭子「……いつもが、私らしさなんですっ!(皮肉なものだ。光が強くなれば、闇がより濃くその輪郭を顕す)」

    「……もしやとは思うが本音と建前、逆に言ってないか?」

    蘭子「っ」ハッ
    蘭子「……」カァ

    「うーん、どうしたものか……」

    34 = 1 :

    ――…

    MC「それでは、抜き打ちの楽屋訪問と参ります~っ! 現場にはスタッフが…」

    蘭子「!」
    蘭子「ぇっ?」キョロ

    「(出演者には内緒だが、鞄の中は見ないって打ち合わせでしてあるから安心し…)」
    「(……あっ)」

    蘭子「画用紙……」

    「(画用紙は鞄に入りきらないんだった……)」
    「……マズい…」

    MC「現場のスタッフゥーっ!」

    スタッフ『はい、只今人気急上昇中の新人アイドル。神崎蘭子ちゃんの楽屋前に来てますー』

    蘭子「……っ」ガタッ
    「(蘭子! ダメだその場からは動けないぞっ)」

    蘭子「……」キッ

    「す、すまない……」

    スタッフ『さあ中に入りましょう~』
    ガチャッ

    ワーワー!! ガヤガヤ!!

    35 = 25 :

    しえんぬ

    37 = 1 :

    スタッフ『蘭子ちゃんは私物も上品というか漆黒に染められちゃってますね~』

    蘭子「……」ドキドキ

    『あれ? なにか画用紙がありますよ』

    蘭子「!」チラ
    「(今からじゃ……回収に行けないっ)」

    MC「蘭子ちゃん、あの画用紙は?」ニコ
    蘭子「ぁ……えぇと…」

    スタッフ『じゃあ、少し中を拝見させてもらいまーす』
    パラッ
    蘭子「ぁっ」

    MC「これは……蘭子ちゃんのイラスト? みたいだね」

    蘭子「ぁ……その…」カアァ
    MC「どうなの?」

    蘭子「わ、わた……」
    蘭子「わ……」

    蘭子『我が下僕 Pよっ!』

    「!」

    蘭子「今すぐに禁断の書をこの世から抹消せよっ!(お願いっ、あの子を……)」
    「ら、蘭子」

    38 = 1 :

    蘭子「っ」ウル
    「(! わかった!!)」ダダッ
    ―――
    「すみません!」
    スタッフ「え?」

    MC『あ~スタッフさん? いま蘭子ちゃんの配下の人が禁断の書を抹消しに行きましたから!』
    スタッフ「あっ、はい」
    スタッフ「ええと……」

    「それを、渡してください!」
    スタッフ「は、はい」スッ

    「どうも!」
    ガシッ
    「そぉい!!!」バシュッ!!
    キラーンッ!

    MC「あ、ありゃー空の彼方に飛んでっちゃった」
    MC「ど、どうなの? 蘭子ちゃん」

    蘭子「ククク……アレは今朝拾った封印の書…………我が魂を封印するための恐ろしい魔術書。それを葬らせただけのこと」クツクツ

    MC「な、なんだかよくわからないけどいつもの蘭子ちゃんだね!」
    MC「よぅし! この調子で次のコーナーいこうか!! 蘭子ちゃんCM入りのコメントお願いっ!」

    蘭子『CM? CMの後で何人が息をしていられるのかしら』クス
    『はいカットーッ!!』

    「これで、良かったのか……?」

    39 :

    これ神回だろwww

    41 = 1 :

    ――…

    「収録、ご苦労様」

    蘭子「……」

    「あと、画用紙回収してきたんだ」
    「車に何度か轢かれて、ボロボロになっていたけど……」

    蘭子「ククク、所詮我が創造物の一つ。何度でも創る事は可能」クス

    「そうか……すまないっ! 俺の配慮が足りなかった」ペコッ

    蘭子「プ、プロ……デューサー。平気、だから」

    「……お前が一生懸命描いていたものをこんなにしてしまって…

    蘭子「……本当…気にしてないから……」ニコ

    「蘭子……」
    「……じゃあ、車。エンジンかけてくるから少し待っていてくれ」

    蘭子「……」コク

    ――…

    蘭子「…………ごめんね……こんなに汚しちゃって…」グス

    ――
    「……」

    42 :

    熊本弁かわいい④

    43 = 1 :

    ――…
    「蘭子ー、夕飯そろそろ出来るぞ~」
    蘭子「ククク、いま白の世界を私色に染めているところ……(新品の画用紙。今度はたくさん描くからね♪)」カキカキ

    「……そうだな。お前はそれが一番蘭子らしいのかもしれない」
     (『この口調がひどく、勿体無いと感じる。
     これも彼女の魅力の一つだと割り切って、伸び伸びとさせるのが正しいのならプロデューサーとして、俺は好きにさせたいと思う。』)

    「前にこんな事を決心しておいて……結局、自分の考えを押し付けただけになってしまった」

    「蘭子に口調の事を注意した時も……」
     (蘭子「……ククク、私の翼を折るなど…)

    「……確かに、蘭子自身がそう言っていたじゃないか」
    「アレは、蘭子の個性であり翼なのかもしれない……なんとも表現し難い形をしているが」タラ
    「……そろそろいいかー?」

    蘭子「プ……プロ…プロヴァンスの風…」
    蘭子「……」ブンブン
    「?」

    蘭子「……」ギュ

    蘭子「その……わ、私。絶対、あなたの期待に答えてみせるから……!」

    「」キョトン
    蘭子「そ、それだけ……言いたかったの…」モジ
    「……ああ」ニコ

     ……やっぱり、素の蘭子も可愛いと思うんだけどなぁ。

    44 = 14 :

    おお、すごい続いてる

    支援!

    45 :

    これは支援しないと

    46 = 2 :

    親愛度マックスらんこちゃんや!

    47 :

    うちのエースじゃないか

    48 = 1 :

    「蘭子ちゃん、煩わしい太陽だねっ」ニコ

    「天界が……近い。(おはようございます! いい天気ですねっ)」

     東京に越して来てから、幾月か経つ。
     福岡ほどではないにせよ、熊本も九州では都会。そう思って暮らしていた……しかし、やはり東京はすごい。
     まず人が多い。ゴスロリを着ている人をたまに見かけてはテンションが上がる毎日だ。でも、他の通行人達はソレを見ても驚きもせず……無視して歩いていく。
     地元でピンク色の集団が歩いていたら、誰もが一様に振り返るだろう。東京すごい。

     東京に来てから私も色々と変わってきた、と思いたい。
     まず、少し明るくなった……ような気がするし。人前に出ても堂々と出来るようになった……と信じたい。自分が好きなものを曲げたくないから。

     そして……

    「おう、またイラスト描いていたのか」

    「きゃっ……」

     ……最近、プロデューサーを見るとアガってしまって上手く話せなくなる。
     もう子供でもない。この気持ちがなんなのかくらい自覚している……けど、

    「真・地獄の業火で燃え尽きるがいい!」

    「それは勘弁してほしいな」

     ……こういう時にだけ、"いつも通り"が顔を出す。
     もっと、素直になれないものだろうか――…

     ……むずかしいなー。

    49 = 14 :

    いいのう、しかし何故「出身地:熊本」の設定にしたのか
    その辺の裏話はいつか聞きたいって思うな


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