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    元スレP「世にも奇妙なアイドルマスター」

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    101 :

    幼女「ふぇぇ……なんかイヤだよぉ……」で誰か代行をお願いしたい

    102 = 89 :

    えっ

    103 = 20 :

    「この物語の教訓は、欲張り過ぎると痛い目にあうだとか、巨乳派か貧乳派かということではありません」

    「違和感を感じたら、すぐに病院へ駆けつけましょう」

    世にも
    奇妙な
    アイドルマスター

    104 = 99 :

    そうきたか~
    さすが>>1さんです
    眠い支援!!!!!!

    105 = 8 :

    すみません。正直言って眠いので、少し寝ます。一応二つ、ちーちゃんは駆け足で終わってしまいましたが、書き終えることが出来ました。
    続きとしては美希か雪歩のを書こうかと。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。7時か8時には復活したいです。本当にごめんなさい。

    106 = 93 :

    保守は紳士の嗜み

    109 = 99 :

    114 = 12 :

    魔乳期待

    116 = 69 :

    癌か何かの病気で摘出された腎臓だか肝臓だかを移植手術に使ってた事件あったよな

    117 = 6 :

    保守ありがとうございます。書いていきます。書い溜めはないのでのんびり運行。

    「この世には、自分と同じ顔を持つ人間が3人入るとされています。ドッペルゲンガー、ご存知でしょうか?」

    「双子とは違う、まったく別の人生を歩んできたその人間に会うと、死んでしまう。生き写しのあなたは、まさに奇妙な世界への切符を持っているのです」



    「おはよう雪歩!」

    雪歩「真ちゃん、おはよう」

    「雪歩さ、昨日おじさんと手をつないで歩いてなかった?」

    雪歩「へ?」

    「いや、恋愛は邪魔しちゃダメだと思うけど、社長ぐらいのおじさんはちょっと……」

    雪歩「私じゃないよ。だって私、昨日はすぐに家に帰ったし」

    『私じゃない』萩原雪歩

    118 = 6 :

    「だよね! 雪歩なわけないよね!」

    雪歩「もう……、ひどいよ真ちゃん」

    「ごめんごめん。あまりにもそっくりだったから勘違いしちゃって」

    雪歩「私が男の人と手を繋げるわけないよ」

    「あっ、そうか。でもあの雪歩はなんだったんだろう……」

    雪歩「見間違えとか?」

    「かな……」

    「ミーティング始めるぞ」

    「あっ、そろそろ行かなきゃ」

    雪歩「うん」

    120 = 1 :

    雪歩(真ちゃんは単に見間違えただけ、そう思っていました)

    雪歩(でも、それは始まりに過ぎませんでした――)

    翌日

    亜美「ゆきぴょん酷いYO!」

    雪歩「え?」

    真美「真美らが挨拶してんのに、無視するなんてあんまりだYO!」

    雪歩「えっ? 気づいてなかったのかな、ゴメンね」

    亜美「あれ? でもゆきぴょんと服が違うような」

    真美「もしかしてそっくりさんに声かけちゃった?」

    雪歩(またそっくりさんだ――)

    121 = 6 :

    翌日

    伊織「あら、雪歩?」

    雪歩「どうしたの?」

    伊織「あれ、おかしいわね……。さっき反対方向に歩いていくのが見えたんだけど……」

    雪歩「うーん、それは私じゃないよ」

    伊織「そっくりさんってこと? にしてはくおりてぃが高かったわね。雪歩と勘違いしちゃったわ」

    春香「おはよう!」

    雪歩「あっ、春香ちゃん。おはよう」

    春香「あれ雪歩? さっきすれ違ったのに……」

    雪歩「私じゃないよ?」

    伊織「例のそっくりさんかしら?」

    122 = 31 :

    ドッペルゲンガーの話を読むとクロノトリガーを思い出す

    123 = 8 :

    雪歩(日に日にそっくりさんの目撃談は増えていきました)

    「おはようございます雪歩先輩!!」

    雪歩「愛ちゃん、おはよう。今日も元気だね」

    「はい! あっ、そうだ雪歩さん。昨日牛丼屋にいませんでした?」

    雪歩「へ?」

    「声かけようか思ったんですけど、なーんか違う気がしちゃって」

    雪歩「私じゃないよ。昨日の夜は家で食べたし」

    「そうですか? でもすごく似てましたよ」

    雪歩「愛ちゃんも見たんだ」

    「愛ちゃんも?」

    124 = 8 :

    雪歩「うん。最近私のそっくりさんの目撃談が多いんだって」

    「えっと、それってなんって言うんでしたっけ? 確かドタプンゲンガー……」

    雪歩「胸の大きそうな名前だね。えっと、ドッペルゲンガーじゃないかな?」

    「ああ! それです! 絵理さんが言ってたんですけど、この世には3人同じ顔を持つ人がいて――」

    雪歩(ドッペルゲンガー。非常に有名な都市伝説です。この世には3人同じ顔を持つ者がいて、もしその相手に出会ってしまったら……)

    「幸せにあるんでしたっけ? そんな感じで教えてくれましたけど……」

    雪歩(違う、実際は――)

    雪歩(死ぬ)

    雪歩(で、でもそれって都市伝説だよ……ね?)

    「双子の場合はどうなるんだろ? 絵理さんに聞いてみよっと」

    125 = 8 :

    雪歩(そして、徐々にその影は私を翻弄していくのでした)

    「酷いぞ雪歩! 怖いからっていぬ美を蹴ることないだろー!」

    雪歩「え、ええ!?」

    「とぼけても無駄だぞ。昨日自分がいぬ美と散歩してたら、雪歩が座っていて、声かけたら無言で蹴りを入れたぞ」

    雪歩「し、知らないよ! 私じゃない……」

    「あれは雪歩にしか見えなかったぞ」

    雪歩「と、とにかく! 私じゃないよ!」

    「うーん、確かに雪歩がそんなバイオレンスなことするとは思えないぞ」

    雪歩「でしょ? それに昨日は真ちゃんといたから、真ちゃんに聞いたら分かると思うよ」

    「疑ってゴメン」

    雪歩「ううん、気にしてないから」

    雪歩(やっぱり、そっくりさんのことだよね……)

    126 = 8 :

    貴音「萩原雪歩、私はあなたを赦せそうにありません」

    雪歩「え? 何かしましたでしょうか……」

    貴音「とぼけるおつもりですか。あのような振る舞いをしておいて……」

    雪歩「身に覚えがないです!」

    貴音「頼んでおいてやっぱりやめる、など甘えたことを抜かして……。恥を知りなさい!!」

    雪歩「わ、私じゃありません!」

    貴音「いいえ、あれは正真正銘私の知る萩原雪歩でした」

    雪歩「だって……、二十郎なんか最初からいかないよ!!」

    貴音「うむ……、言われてみればいささかみすまっちですね」

    雪歩「昨日のお昼は事務所で食べてたの。音無さんが見ているよ?」

    貴音「はて、では私はいったい何を見たのでしょうか?」

    127 :

    しうた

    128 :

    うまいな

    129 = 8 :

    雪歩(私のそっくりさんは、まるで私の評価が下がるようなことを進んでしているのです)

    雪歩(そして極めつけは――)

    週刊誌『清純派も意外と大胆!? 萩原雪歩、二股俳優と路チュー』

    「ち、違うんだよな……」

    雪歩「私じゃありません!! わ、私……、キスもまだですから」

    「ドラマでも出来るだけ避けているからなぁ。男性に免疫が出来たとはいえ、こんな大胆なことが出来ると思えないし」

    社長「うむ、彼女がそういうのならそうだろう。しかし……」

    小鳥「随分と似ているわね……。雪歩ちゃんって双子だったりする?」

    雪歩「兄弟姉妹はいません」

    小鳥「そうよねえ。じゃあこの人は誰かしら? ただの素人?」

    「違うなら違うで記者会見で堂々としていればいいさ。向こうも2股から3股にランクアップしたもんで、てんやわんやしてるみたいだ」

    雪歩(一体何の目的で?)

    130 :

    ぶっ飛んでる設定とか奇妙な物語の世界観がしっかり出てていいね

    131 = 1 :

    トレーナー「あっ、萩原さん! 今日は休むって連絡があったけど……、それもわざわざ非通知で」

    雪歩(私じゃない――)

    「雪歩さん! 御金返してください!」

    雪歩(私じゃない――)

    小鳥「ねえ雪歩ちゃん。前コミケにいなかった?」

    雪歩(私じゃ――ない!!)

    「なあ雪歩――」

    雪歩「私じゃありません!!」

    「のわっ! まだ何も言ってないだろうが。にしても随分やつれているな……。ちゃんと寝れているか?」

    雪歩「あんまりですぅ」

    「最近は妙なことばかり起きやがる。雪歩であって雪歩じゃない何かが暗躍してるみたいだ」

    雪歩「そんな……」

    132 = 20 :

    「なぁ雪歩。こういうこと聞くのもあれなんだが――、誰かに恨まれる覚えあるか?」

    雪歩「えっと……、思い当たり過ぎますぅ」

    「そ、そうなのか?」

    雪歩「私なんか生きているだけで迷惑かけちゃうんです。だったら穴掘って……」

    「こらこら! 事務所に穴をあけても、下の居酒屋に落ちるだけだぞ!!」

    雪歩「うぅ……」

    「もしかしたらオーディションで雪歩にこっぴどく負けたアイドルとかか? でもわざわざ雪歩の顔になるって……」

    雪歩「私なんかになっても良いことなんて一つもないのに……」

    「自己評価が低いぞ、雪歩。まあ俺も各位事務所に通達しておくよ。偽物が横行中、注意されしって」

    雪歩「すみません、よろしくお願いいたしますぅ」

    134 = 8 :

    雪歩「一体全体どうして私が?」

    雪歩(私より魅力的な子は星の数ほどいます。なのに、私になんてなりたがる人がいるわけ……)

    「ほんとラッキーだよな!」

    「ああ、雪歩ちゃんのサインがもらえるなんてよ! しかも握手付きだぜ?」

    雪歩(!?)

    「まだ駅前でやってるんじゃねーの?」

    「あんな行列出来たら雪歩ちゃんも帰れねーよな」

    雪歩(駅前に、私がいる!?)

    「なあ、今通り過ぎてった子、雪歩ちゃんそっくりじゃね?」

    「そうか? 良くいるそっくりさんじゃねーの?」

    135 = 20 :

    雪歩(急がなきゃ……。まだいるなら捕まえて問い詰めなくちゃ!!)

    雪歩「ぜぇ、ぜぇ……」

    雪歩(そっくりさんはもういない? 帰っちゃったのかな……)

    雪歩「仕方ない、帰ろ……」

    雪歩「そ、そんな……」

    雪歩「ドッペルゲンガー?」

    雪歩「アハハハハハ!!」

    雪歩(私は、その場からすぐに逃げてしまいました。そこにいたのは、そっくりさんと表現するには勿体ないぐらい、
    まるで私がそのまま目の前にいるような萩原雪歩が立っていました。そしてドッペルゲンガーに会った者は……)

    雪歩「死んじゃう……!!」

    136 :

    構成うますぎわろた

    137 = 8 :

    雪歩「外に出たら死んじゃう……」ガタガタガタガタ…

    雪歩(家にいる方が安全だよね? ね?)

    ちゃらら~♪ちゃらら~♪

    雪歩「きゃあああ!!」

    雪歩「って自分の携帯でした……。誰だろう? 愛ちゃんだ」

    「もしもし! 雪歩先輩ですか!!」

    雪歩「わっ! 声が大きいよ……」

    「あっ、ごめんなさい……」

    雪歩「ううん。どうしたの?」

    「雪歩先輩が引きこもってしまったって聞いて。私絵理さんに聞いてドッペルゲンガーについて調べてもらったんです」

    雪歩「ええ?」

    「えっと、ドッペルゲンガーはドイツ語で……。これはいっか。あっ、多分これは重要だと思うんですけど、ドッペルゲンガーは基本的に喋らないみたいなんです」

    雪歩「そうなの?」

    「はい、絵理さんのまとめた資料にはそう書いてますから」

    雪歩「じゃ、じゃあ私が会ったのは……」

    138 = 133 :

    こええ

    139 = 20 :

    「もしかしたらそんな怖いものじゃなくて、雪歩さんの熱狂的なファンだったりして」

    雪歩「で、でも……。私なんかになっても……」

    「もう、ネガティブはだめですよ!! 私は雪歩先輩になりたいと思うことありますよ?」

    雪歩「え?」

    「ママも心配してるんです、早く元気になってくださいね」

    雪歩「ありがとう、愛ちゃん」

    「いえいえ! 雪歩先輩のためなら何でもしますよー!! それじゃあ切りますね!」

    雪歩「あっ、切れちゃった……」

    雪歩(愛ちゃんの話通りなら、ドッペルゲンガーとは別? オカルト的な話題じゃなくてよかった……)

    雪歩(でもそれならなんでだろう? どうして私なんだろう……)

    142 = 1 :

    「雪歩、もう大丈夫なのか?」

    雪歩「はい。いつまでもそっくりさんに怯えていれませんから」

    「そっか。雪歩は強いな」

    雪歩「そんなこと……」

    「さて、じゃあ休んでて空いていた分を謝りに行くか」

    雪歩「はいっ!」

    雪歩(そうだよね、ただのそっくりさんで、ドッペルゲンガーも迷信。だから怖がることは……)

    ??「すみません、萩原雪歩さんですか?」

    雪歩「は、はい……。そうですけど……」

    SATOU「警視庁のSATOUです」

    TAKAGI「TAKAGIです」

    「えっと、警視庁の方がなんの用でしょうか……」

    144 = 1 :

    SATOU「いえ、少しお話を聞きたいだけです。先日近くのコンビニで万引きがありました。それだけなら、悪い言い方をするとよくある話なんですが……」

    TAKAGI「防犯カメラにくっきりと映っているんです。萩原さんの顔がね」

    「!?」

    雪歩「え……」

    TAKAGI「同様の事件が何件も起きています。警視庁が出るほどのものでもないんですが、相手はトップアイドルですからね。それに親御さんが少々厄介ですので」

    SATOU「TAKAGI君、言いすぎよ」

    TAKAGI「すんません」

    雪歩「違います! 私じゃありません!!」

    SATOU「それでは、この時間帯はどちらに?」

    雪歩「ずっと家にいました! 父に聞けば分かると思います!」

    SATOU「身内の証言はあまり参考にならないんですよ。他にあなたが家にいたことを証明できる方は?」

    雪歩「えっと……。そうです、この時間家で電話してました。後輩アイドルの日高愛ちゃんなんですけど……」

    SATOU「コンビニで電話していた、とも考えれます」

    146 = 1 :

    雪歩「そんなぁ……」

    SATOU「すみませんが、これ以上は署の方で……」

    「いや、俺が証明できます」

    SATOU「あなたがですか?」

    雪歩「プロデューサー?」

    SATOU「ふむ……、一緒に部屋にいたと?」

    「はい。全部にいたわけじゃないですが」

    TAKAGI「ほら、SATOUさん。言った通りじゃないですか。雪歩ちゃんがそんなことするわけありませんよ」

    SATOU「そうね……。少なくとも私は嘘を吐いているように思えなかったわ。貴重な時間を奪ってしまい、名誉を傷つけるような真似をしたことを謝罪します。申し訳ありませんでした」

    TAKAGI「申し訳ありませんでした!」

    雪歩「い、いえ! そこまで頭を下げなくても……」

    「それじゃあ俺たちは先に行きます。捜査の方、頑張ってください」

    147 :

    面白いな支援


    ついでに雪歩1匹下さい

    148 = 20 :

    SATOU「こちらこそ、ご協力感謝いたします。それじゃあTAKAGI君、行きましょう」

    TAKAGI「あっ、雪歩ちゃん!」

    雪歩「は、はい!?」

    TAKAGI「サイン、貰っていいっすか?」

    雪歩「え?」

    SATOU「TAKAGI君!」

    TAKAGI「えー。せっかくトップアイドルが目の前にいるんだから良いじゃないですかぁ。前の駅前サイン会には行けませんでしたし」

    「駅前サイン会?」

    雪歩「あっ、どうやら私のそっくりさんがしたみたいなんですけど……」

    SATOU「そっくりさん?」

    「ええ、どうも最近雪歩に瓜二つな子がいまして、その子が色々と雪歩の人気を失墜させようとしているみたいで……」

    149 = 1 :

    SATOU「他人の空似ですか……。もしかしたら彼女の方が犯人なんじゃ」

    雪歩「えっと、サインはどれに書いたらよろしいでしょうか?」

    TAKAGI「えっと、じゃあ警察手帳……」

    SATOU「TAKAGI君!」

    TAKAGI「じょ、冗談ですよもう……。この色紙に書いてくださいますか?」

    SATOU「何で持ってるのよ……」

    TAKAGI「良いじゃないですか!」

    雪歩「はい、書けましたぁ」

    TAKAGI「わっほい! ありがとうございます! 墓まで持っていきますね!」

    SATOU「わざわざすみません。それでは私たちは戻ります」

    「よろしくお願いいたします」

    雪歩「私のそっくりさんは何がしたいんでしょうか?」

    「万引きの罪をなすりつけるとなるとなぁ……」

    150 = 6 :

    雪歩「それとさっきは庇ってくださってありがとうございます」

    「ああでも言わないと帰してくれなさそうだったしな。しかし話の分かるお巡りさんでよかったよ」

    雪歩「警察は遺伝子レベルで苦手ですぅ……」

    「ははは……。じゃあ行くか、謝罪回りに」

    雪歩「はいっ」

    ??「……」


    「このたびは申し訳ございませんでした」

    雪歩「申し訳ございませんでした!」

    「ふぅ……、これで全部回ったかな」

    雪歩「そうですね……」

    「概ね叱責されることもなく、丸く済んで良かったな。これも人徳のなせる業かな」

    雪歩「人徳だなんてそんな……」


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