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    元スレほむら「この時間軸のまどかは……」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - コミュ障まどか + - 佐倉杏子 + - 巴マミ + - 暁美ほむら + - 美樹さやか + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 鹿目まどか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    752 :

    どっちにしろ普通に失恋したくらいじゃ絶望しないんじゃねぇの?

    てか仁美とさやかは親友じゃなかったのか

    753 = 266 :

    まどか「えっ……じゃ、じゃあ……!」

    マミ「それまでに美樹さんが勝負を決めないと、ってわけね」

    さやか「えぇえ!?こ、今週中って、急すぎるよぉ……」

    ほむら「そんなことを言ってる場合かしら。あなた、上条くんを取られても良いの?」

    さやか「じゃ、じゃあせめて、1日だけ!1日だけ考えさせて!」

    マミ「考えるも何も、告白しないと志筑さんに取られるのは決まっているんでしょう?」

    さやか「あーえっと、そうじゃなくて、ほら!セリフとかさ、そこまでどう会話を運ぶかとかさ!
        色々あるじゃん!だから、そういうのをじっくり考えたいっていうか……」

    ほむら「……わかったわ。じゃあ1日だけ待ちましょう。できれば明日には実行できるよう、祈ってる」

    さやか「う……が、頑張ってはみるよ」

    754 :

    やっと追いついたぞ!今のとこ凄く面白い

    755 :

    >>751
    そりゃあ、ワルプルギス・まどかの契約・あんこちゃんの存在と色々注意しなきゃいけないことだらけだからな。
    中学生にしてはよくやってるほうだよ

    756 = 266 :

    翌日、放課後

    ほむら「それじゃあ、報告待ってるわよ」

    マミ「ふふっ、良い結果を期待してるわ」

    まどか「さ、さやかちゃん……頑張って……!」

    さやか「ほ、ほんとに付いてきてくれないの?」

    ほむら「私たちが居たら、またなんだかんだ言い訳してはぐらかすかも知れないじゃない」

    マミ「それに、本来そういうものでしょ?告白って」

    757 = 411 :

    >>751
    後手後手なのは本編通りですやん

    759 :

    追いついた
    久々だな、こんな面白いSS

    760 = 692 :

    というかこのSSのほむら、中盤以降なんもやってなくね

    761 = 266 :

    病院

    さやか「み、みんな他人事だと思って……。こっちの気も知らずにさ……」

    でも……ここまで来たんだ。
    とにかく、もう覚悟を決めるしかない。
    志筑さんなんかに、先越されてたまるか!

    さやか「き、恭介!入るよ!」

    ……だけど、扉を開けた先には、誰も居なかった。

    さやか「え……あ、あれ……?」

    看護師「あら、上条くんだったら今日の午前中で退院したわよ?」

    さやか「えっ……?そ、そうなんですか?」

    看護師「えぇ、予定より早めだけど、ずいぶん経過が良いからって」

    さやか「わ……わかりました、ありがとうございます」

    ……も、もう退院だなんて……。
    どうしよう、じゃあ、早ければ明日には志筑さんが……?

    ……そうだ、今から恭介の家に行こう……!

    763 = 644 :

    退院知らせないとかそんな奴にさやかちゃんは勿体無さすぎだよな

    765 :

    オクタヴィアちゃん!

    766 = 645 :

    まどか・さやか・仁美の3人が最初から友達じゃなかった以外になんか本編と違う設定ある?

    767 = 266 :

    上条家

    さやか「…………」

    あたしは、インターホンの前に佇んでいた。
    ボタンを押そうとしたその時、中から恭介のヴァイオリンの音が聞こえてきたから。

    ……どうしよう、邪魔しちゃ悪いよね……。
    勢いで来たのは良いけど……どうしよう。
    でも、今日行かないと……どうしよう、どうしよう……。

    杏子「何ぼーっと突っ立ってんのさ、ボンクラ」

    さやか「なっ……!?」

    杏子「入るならさっさと入れってんだよ、見てるこっちがイライラする」

    さやか「う、うるさい!あんたには関係ないでしょ!?」

    杏子「……この家の坊やだろ?あんたが契約した理由。
       たった一度の奇跡をくだらねぇことに使いやがって」

    さやか「っ……あんたに、何が分かるのよ……!」

    杏子「他人のために祈って、他人のために戦って、それで自分も幸せになろうってか?
       おめでたいねぇ、その頭が羨ましいよ。そんなこと、無理に決まってんじゃん」

    768 = 361 :

    PSP版だと何度もさやかのうちに電話かけてたらしいな恭介

    769 = 737 :

    うわあああああ

    772 = 266 :

    杏子「他人のために何かしたって、それが報われることなんて、絶対ない。
       それがあたしたち魔法少女なんだよ」

    さやか「違う!あたしは、まどかのおかげで報われた!」

    杏子「今はそんな気分になってるかも知れねえが、いつか必ず後悔する時が来る。
       結局、自分のためだけに生きるしかない。それが分かる時が必ず来る」

    さやか「そんなことない!あんたも、他人のために何かしてみればきっと……」

    杏子「だから、何にもならねぇって言ってんだよ!ひよっこが!」

    さやか「っ……!?」

    杏子「……身をもって、経験済みなんだよ……!」

    773 = 266 :

    さやか「あんた……」

    杏子「……ふん。なんだよ、シラけちまった。とにかく、そういうことだ。
       あんたも今は報われた気になってるかも知れないが、いつまでも続きゃしない」

    さやか「……ごめん、あたしは、あんたのこと何も知らない。
        でも……これだけは言える。あたしの生き方は、間違ってなんかない。
        まどかがそれを証明してくれた。
        だからあたしは、この生き方に誇りを持って戦っていける」

    杏子「……!」

    さやか「……なんだかな。今恭介に会っても、何も言える気がしないや。
        それじゃ、あたしもう行くから。あ……そうだ。
        あの時、あたしを助けてくれたこと、感謝してる。
        ……ありがとう。……じゃあね」

    杏子「っ……くそっ……!」

    774 = 266 :

    翌朝、登校中

    さやか「いや、だからさ……想定外の事態だったんだって……」

    ほむら「一体何度忠告させるの?どこまであなたは愚かなの?」

    さやか「そ、そんなに怒んなくても……」

    マミ「美樹さん、暁美さんはあなたのことを思って……」

    ほむら「…………」

    失敗だった。
    やっぱり、付いて行けば良かった……。
    この子は、事の重大さを理解していない。
    志筑仁美が上条恭介と結ばれることは……間違いなく絶望の引き金となる。

    美樹さやかという人間は、感情の起伏が激しすぎる。
    一度絶望に身を落とせば、あとは転落していくのみ……。

    まどか「あ、あれ……どうして……?」

    ほむら「?どうしたの、まどか」

    まどか「どうして、上条くんと、仁美ちゃんが……?」

    さやか「えっ……?」

    ほむら「ッ……!」

    775 :

    うわあああああああああ

    776 = 297 :

    >>752
    >>748

    777 = 266 :

    2人が、一緒に登校を……!?
    まさか志筑仁美、退院前に……!

    さやか「そ、そんな……。もしかして、2人はもう……?」

    中沢「上条、もう大丈夫なのかよ!ってかどういうことだ?
       なんで退院して早々、志筑さんと2人で登校してくるんだよ!
       この野郎、いつの間に志筑さんみたいな美人ゲットしたんだ!?」

    恭介「違うよ、そんなんじゃ……。登下校で歩くのでリハビリも兼ねてるからさ。
       志筑さんが手伝ってくれるって言うから、ただそれだけだよ」

    中沢「なんだ。まぁ、お前には美樹が居るもんな。まさか二股なんてかけたりしないよなぁ?」

    恭介「ははっ、もう、やめてくれよ。さやかはただの幼馴染だし、志筑さんもそんなんじゃないって」

    778 = 762 :

    なぜか>>774を見た瞬間に頭のなかでダースベイダーのテーマが流れた

    779 = 765 :

    んん…

    780 = 666 :

    しかし上条外道だよなあ

    781 = 266 :

    まどか「よ、良かった……。まだ、付き合っては居ないみたい……」

    ほむら「でも時間の問題ね。
        早ければ今日、志筑さんは上条くんに告白してしまうでしょう」

    さやか「き、今日……そんなの……」

    ほむら「もうとやかく言ってる場合じゃないわ。今日の放課後、上条くんに告白しなさい」

    さやか「う……や、やっぱ、やるしかないのかな……」

    ほむら「もうそれしか道はないわ。放課後までに、セリフなりなんなり考えておくことね」

    782 = 266 :

    休み時間

    さやか「きょ、恭介!」

    恭介「?どうしたんだい、さやか」

    さやか「今日、さ!い、一緒に、帰らない!?」

    恭介「一緒に?うん、良いよ」

    さやか「ほ、ほんと!?」

    恭介「もちろん。それじゃ、志筑さんにもそう言っておくよ」

    さやか「へっ……?」

    恭介「登下校、志筑さんがリハビリを手伝ってくれることになってるんだ。
       だから、志筑さんと3人で一緒に帰ることになるけど、良いよね?
       もしかして……志筑さんとはあまり仲が良くなかったりでもするのかい?」

    さやか「あ、いや、そういうわけじゃ……え、えっと……」

    ほむら『行きなさい、美樹さやか。迷ってる暇はないと言ったはずよ。
        あなたが居れば、それが牽制になるかも知れないわ』

    さやか『も、もう!他人事だと思って!』

    恭介「……?さやか?」

    さやか「あ、な、なんでもないよ!わかった。それじゃ……志筑さんと3人で帰ろう!」

    783 = 765 :

    外道というか冷血

    784 = 418 :

    ヘタレさやか

    785 = 526 :

    ワカメが魔女に付け込まれる展開はよ

    786 = 266 :

    放課後、校門

    さやか「恭介!……あれ?志筑さんは……?」

    恭介「うん、何か学級委員の仕事があるとかで、ちょっと待ってて欲しいんだって」

    さやか「そう、なんだ……」

    さすがに、2人で一緒に帰らせてはくれないか……。
    志筑さんもあたしのこと警戒してる、ってことなのかな。

    さやか「…………ねぇ、恭介?」

    恭介「?なんだい?」

    さやか「あのさ、恭介は、志筑さんと……ッ!?」

    あたしの言葉は、そこで途切れた。
    この感じ……近くで結界ができようとしてる……!

    もう、こんな時に……!
    どうしよう、やっぱり放ってなんか……

    マミ『大丈夫よ、美樹さん。こっちは私たちでなんとかしちゃうから』

    787 = 411 :

    なんかこんな展開どっかで見たぞ

    788 = 266 :

    さやか『えっ!マ、マミさん!?でも、あたし……』

    ほむら『それには及ばないわ。言ったでしょう?ここは私たちに任せて。
        あなたはあなたの為すべきことを為しなさい』

    さやか『ほむら……』

    恭介「さやか?どうしたんだい?今日の朝から、なんだか様子がおかしいけど……」

    さやか「…………」

    恭介「……さやか?」

    さやか「……ごめん、恭介!あたし、用事があるんだった!」

    恭介「えっ?さ、さやか!?」

    さやか「……もし、志筑さんに、何か言われても!……よ、よく考えてよね!それじゃ!」

    恭介「そ……それって、どういう……さやかっ……」

    789 = 526 :

    流石デブさん圧倒的な守備範囲

    790 = 666 :

    さやかってほんとバカ

    791 = 644 :

    このさやかなら大丈夫だよな?

    793 = 765 :

    794 = 714 :

    まるで成長していない…

    795 = 266 :




    ほむら「……あなた、どうして……!」

    マミ「まだ上条くんに告白、してないんでしょう……!?」

    さやか「だ、だって……。あたしは、魔法少女だから……。
    やっぱり、魔女を放っておくことなんて、できないよ……」

    まどか「さやかちゃん……」

    ほむら「あなた……なんて、馬鹿なの……」

    今この子は、恋愛感情と使命感の間で揺れている。
    そんな状態で、まともに戦えるはずがない……。
    中途半端な使命感は、身を滅ぼすだけよ……!

    796 = 617 :

    アホや・・・

    797 = 418 :

    相変わらずのヘタレっぷり

    798 = 266 :

    さやか「はぁ!ぅおりゃぁ!……くっ!」

    マミ「美樹さん、もっと周りをよく見て!」

    さやか「は、はい……!うわぁっ!!」

    使い魔「ケケケケケケケ!」

    まどか「さ、さやかちゃあん!」

    ほむら「……!やっぱり……!」

    まったくいつも通りの動きができてない。
    このままじゃ、命すら……!

    さやか「いつつ……」

    まどか「さ、さやかちゃん……!だいじょう……」

    ほむら「ッ!まどか、後ろ!」

    まどか「え……」

    使い魔「ケケケケケケ!」

    まどか「ひっ……!」

    さやか「し、しまっ……」

     カチッ

    799 = 361 :

    ほむほむ

    800 = 266 :

    使い魔「ギャァアアアア……!」

    さやか「あ……ほ、ほむら……」

    マミ「……今ので、最後だったみたいね。結界が消えていくわ」

    ほむら「だから、言ったでしょう……。そんな状態で、戦えるはずがなかったのよ」

    さやか「あ……ぅ……」

    まどか「……さやか、ちゃん……」

    ほむら「……もう遅いかも知れないけど、今すぐ上条恭介のところへ行きなさい。
        そうすれば、少なくとも何か変わるでしょう」

    どちらにしろ、今のままではまどかの命まで危険に晒されることになる。
    美樹さやかには、決着をつけてもらわなければならない。
    たとえ、結果がどうであっても。


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