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元スレ不良「俺たちが」秀才「事件を」オタク「解決しよう!」

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<学校>
昼休み──
不良「あ~……メシ食ったら眠くなっちまった」ファ~
不良(五限は数学か……かったりーな)
不良「おい」
不良仲間A「あ?」
不良「俺、午後サボるわ」
不良仲間A「またサボりかよ。ホントどうしようもねぇな、オメェは」
不良仲間B「まぁコイツは授業出たって、なんも分からねぇからな!
ヒャハハハッ!」
不良「うっせぇ」
昼休み──
不良「あ~……メシ食ったら眠くなっちまった」ファ~
不良(五限は数学か……かったりーな)
不良「おい」
不良仲間A「あ?」
不良「俺、午後サボるわ」
不良仲間A「またサボりかよ。ホントどうしようもねぇな、オメェは」
不良仲間B「まぁコイツは授業出たって、なんも分からねぇからな!
ヒャハハハッ!」
不良「うっせぇ」
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
<校舎裏>
この学校の校舎裏には、知られざるサボりスポットがある。
絶妙な広さの空きスペースがあり、昼寝をするのに持ってこいなのである。
不良(まったく我ながら、いい場所を見つけたもんだぜ)スタスタ
不良(夏は涼しく、冬は暖かいんだよな~あそこは)スタスタ
しかし──
この学校の校舎裏には、知られざるサボりスポットがある。
絶妙な広さの空きスペースがあり、昼寝をするのに持ってこいなのである。
不良(まったく我ながら、いい場所を見つけたもんだぜ)スタスタ
不良(夏は涼しく、冬は暖かいんだよな~あそこは)スタスタ
しかし──
今日は先客がいた。
不良「!?」ビクッ
不良「な、なんだ、お前ら!?」
秀才「ん?」カリカリ
オタク「うん?」ヌリヌリ
不良(たしか同じ学年の他のクラスのヤツらだったよな……なんでここに……)
不良「お前らここで何してんだよ!」
秀才「勉強だけど」
オタク「ボク、フィギュアを作ってるんだ」
不良(ちっ、ジャマくせぇな。どかすか……)
不良「!?」ビクッ
不良「な、なんだ、お前ら!?」
秀才「ん?」カリカリ
オタク「うん?」ヌリヌリ
不良(たしか同じ学年の他のクラスのヤツらだったよな……なんでここに……)
不良「お前らここで何してんだよ!」
秀才「勉強だけど」
オタク「ボク、フィギュアを作ってるんだ」
不良(ちっ、ジャマくせぇな。どかすか……)
>>11
創作家自体がそう思ったら負けの世界だからそれは禁句
創作家自体がそう思ったら負けの世界だからそれは禁句
キモいからやめろ なんでこういう奴に限って意志が固くて創作意欲溢れてんだよ
途中で「すみません無理でした」とか言ってやめろよ
途中で「すみません無理でした」とか言ってやめろよ
とりあえず、乙
前々から言おうと思ってたから言わせてもらう
もっと原作を読むべき、ないなら他作品を読む
何て言うか、登場人物がたまに「誰?」ってなる
それに加え、全体的な内容が中学生レベル
口調とか展開とか、もっと人の作品読んで、良いところは盗む(丸パクリは駄目だけど)
さらに補足すると、展開早すぎる
考えたり、想像してみると、そんな簡単に泣かないし、さっさと行動に移さない
例えるなら、前戯なしのセ○クス
まぁ、この例え方は微妙すぎる……
もぅ少し遠回りでもいいかな、って思った
あと、口調と擬音が変を通り越して、何か幼稚
使いすぎってわけでもないけど、これが雰囲気壊してるのは事実
チューとか「ふぇ」、強いて言うなら「//」も控えた方がいい
批判として受け取らず、自分のSSのステップアップとして受け取ってほしい
まだ成長できるから、頑張って書き続けてね!
次の作品に期待する
前々から言おうと思ってたから言わせてもらう
もっと原作を読むべき、ないなら他作品を読む
何て言うか、登場人物がたまに「誰?」ってなる
それに加え、全体的な内容が中学生レベル
口調とか展開とか、もっと人の作品読んで、良いところは盗む(丸パクリは駄目だけど)
さらに補足すると、展開早すぎる
考えたり、想像してみると、そんな簡単に泣かないし、さっさと行動に移さない
例えるなら、前戯なしのセ○クス
まぁ、この例え方は微妙すぎる……
もぅ少し遠回りでもいいかな、って思った
あと、口調と擬音が変を通り越して、何か幼稚
使いすぎってわけでもないけど、これが雰囲気壊してるのは事実
チューとか「ふぇ」、強いて言うなら「//」も控えた方がいい
批判として受け取らず、自分のSSのステップアップとして受け取ってほしい
まだ成長できるから、頑張って書き続けてね!
次の作品に期待する
不良「おい、お前ら」
秀才「なんだい?」
オタク「なにかな?」
不良「ここは俺の昼寝場所なんだ。お前ら、どけや」
秀才「イヤだ」
オタク「今いいところなんだよねぇ~」グフフッ
不良「…………」イラッ
不良「さっさとどかねえと、ブチ殺すぞ! あぁ!?」
秀才「なんだい?」
オタク「なにかな?」
不良「ここは俺の昼寝場所なんだ。お前ら、どけや」
秀才「イヤだ」
オタク「今いいところなんだよねぇ~」グフフッ
不良「…………」イラッ
不良「さっさとどかねえと、ブチ殺すぞ! あぁ!?」
秀才「殺せるものなら殺してみるといい」
不良「ンだと!?」
秀才「ただし」
秀才「ただでさえ少年犯罪に対する風当たりが強くなっている昨今、
君の処分も今までのような軽いものではすまないだろうね」
秀才「両親は悲しむだろうし、殺人者の親という汚名を着ることになるだろう。
その覚悟があるなら、殺してみるがいいさ」
不良「(よく分からねえけど、反論できねえ……!)うぐぐ……!」
不良「だったらそっちのテメェ! 作ってる人形壊されたくなかったら、どけや!」
オタク「ボクをナメてもらっては困る!」
不良「!?」
オタク「たとえフィギュアが壊されても、ボクの魂までは壊せない!
すぐ作り直してみせるさ!」キリッ
不良「(コイツ、なんてガンを飛ばしやがる……!)う、ぐぅ……!」
不良「ンだと!?」
秀才「ただし」
秀才「ただでさえ少年犯罪に対する風当たりが強くなっている昨今、
君の処分も今までのような軽いものではすまないだろうね」
秀才「両親は悲しむだろうし、殺人者の親という汚名を着ることになるだろう。
その覚悟があるなら、殺してみるがいいさ」
不良「(よく分からねえけど、反論できねえ……!)うぐぐ……!」
不良「だったらそっちのテメェ! 作ってる人形壊されたくなかったら、どけや!」
オタク「ボクをナメてもらっては困る!」
不良「!?」
オタク「たとえフィギュアが壊されても、ボクの魂までは壊せない!
すぐ作り直してみせるさ!」キリッ
不良「(コイツ、なんてガンを飛ばしやがる……!)う、ぐぅ……!」
不良「……だいたい、テメェら、なんでこんなところにいるんだよ!」
不良「今は授業中だろうが!」
オタク「今の発言、すごいブーメランだね! 釣り針デカすぎ!」グフッ
不良「(ブ、ブーメラン……?)俺は釣りなんかやったことねえよ!」
秀才「いいだろう、答えてあげよう」
秀才「ぼくにとってはね、学校の授業なんか出るだけ無駄なんだよ。
予備校でもっと難しいことをやっているからね」
秀才「ホントは授業なんか休んで受験勉強だけしていたいんだけどね。
さすがにそうもいかないから、時折ここで勉強してるんだよ」
不良「(くっ、ムカつくヤツ……)──で、お前は?」
オタク「ここでフィギュアやプラモ作ってると、捗るんだよねぇ~」グフフ
不良「え、お前らってツルんでるんじゃねえのか?」
秀才&オタク「全然」
不良「今は授業中だろうが!」
オタク「今の発言、すごいブーメランだね! 釣り針デカすぎ!」グフッ
不良「(ブ、ブーメラン……?)俺は釣りなんかやったことねえよ!」
秀才「いいだろう、答えてあげよう」
秀才「ぼくにとってはね、学校の授業なんか出るだけ無駄なんだよ。
予備校でもっと難しいことをやっているからね」
秀才「ホントは授業なんか休んで受験勉強だけしていたいんだけどね。
さすがにそうもいかないから、時折ここで勉強してるんだよ」
不良「(くっ、ムカつくヤツ……)──で、お前は?」
オタク「ここでフィギュアやプラモ作ってると、捗るんだよねぇ~」グフフ
不良「え、お前らってツルんでるんじゃねえのか?」
秀才&オタク「全然」
秀才「今までこの場所を知っているのはぼくだけだと思ってたんだけど、
勉強してたらオタク君が来たんだ」
オタク「ボクも、ここを知ってるのはボクだけだと思ってたんだよね。
そしたら、秀才君が勉強しててビックリしたよぉ~」
不良「…………」
不良「なるほど、つまりここを自分だけのスペースだと思ってた三人が
偶然にも今日ここに集まったってワケか」
秀才「そういうことだね」
秀才「君、バカっぽそうだけど、意外と頭いいんじゃないの?」
不良「うるせえ!」
オタク「仲間が増えて嬉しいよぉ~」グフフ
不良「仲間じゃねえ!」
勉強してたらオタク君が来たんだ」
オタク「ボクも、ここを知ってるのはボクだけだと思ってたんだよね。
そしたら、秀才君が勉強しててビックリしたよぉ~」
不良「…………」
不良「なるほど、つまりここを自分だけのスペースだと思ってた三人が
偶然にも今日ここに集まったってワケか」
秀才「そういうことだね」
秀才「君、バカっぽそうだけど、意外と頭いいんじゃないの?」
不良「うるせえ!」
オタク「仲間が増えて嬉しいよぉ~」グフフ
不良「仲間じゃねえ!」
不良「……わぁーったよ!」
不良「じゃあ俺はここで寝るけど、ジャマすんじゃねーぞ!
したらブン殴るからな!」
秀才「するわけないだろ。君こそ、イビキとかはやめてくれよ」
オタク「いい夢が見られるといいねぇ~」グフフ
不良「うるせえ!」
不良「…………」ゴロン
不良「…………」スースー
秀才(……あれだけわめいてたのに、寝息は静かなんだな)
オタク「じゃあボクらも作業を再開しようか」ヌリヌリ
秀才「そうだね」カキカキ
不良「じゃあ俺はここで寝るけど、ジャマすんじゃねーぞ!
したらブン殴るからな!」
秀才「するわけないだろ。君こそ、イビキとかはやめてくれよ」
オタク「いい夢が見られるといいねぇ~」グフフ
不良「うるせえ!」
不良「…………」ゴロン
不良「…………」スースー
秀才(……あれだけわめいてたのに、寝息は静かなんだな)
オタク「じゃあボクらも作業を再開しようか」ヌリヌリ
秀才「そうだね」カキカキ
放課後──
不良「ふあぁ~あ、よく寝た……」ムクッ
オタク「いい夢見れたかい?」ヌッ
不良「のわっ!?」ビクッ
オタク「おっと失敬」
秀才「さて、ぼくはそろそろ帰ろうかな。予備校があるんでね」
オタク「ボクも、仲間とアニメショップに寄りたいから帰るよぉ~」
不良「──ったく、てめぇらのせいでよく眠れなかったぜ」
秀才&オタク(嘘をつけ)
不良「もう二度とここで出会いたくないもんだな、ケッ」
秀才(それはこっちのセリフだよ)
オタク「また会う日を楽しみしてるよぉ~」
不良「ふあぁ~あ、よく寝た……」ムクッ
オタク「いい夢見れたかい?」ヌッ
不良「のわっ!?」ビクッ
オタク「おっと失敬」
秀才「さて、ぼくはそろそろ帰ろうかな。予備校があるんでね」
オタク「ボクも、仲間とアニメショップに寄りたいから帰るよぉ~」
不良「──ったく、てめぇらのせいでよく眠れなかったぜ」
秀才&オタク(嘘をつけ)
不良「もう二度とここで出会いたくないもんだな、ケッ」
秀才(それはこっちのセリフだよ)
オタク「また会う日を楽しみしてるよぉ~」
翌日──
<校舎裏>
不良(昨日は午後に出会っちまったから、今日は午前中少しサボろう)スタスタ
不良(昨日の今日で、ヤツらもいないだろうし……)スタスタ
不良「!?」
秀才「また君か」カキカキ
オタク「やぁ~仲間よ!」グフッ
不良「なんでお前ら、またいるんだよ! せっかく午前中にしてやったのに!
あと仲間じゃねえし!」
秀才「君の都合なんか知らないよ」
オタク「ボクたちは引力で引かれあってるのかもねぇ~」グフフッ
不良(くっ、俺コイツら苦手だ……)
<校舎裏>
不良(昨日は午後に出会っちまったから、今日は午前中少しサボろう)スタスタ
不良(昨日の今日で、ヤツらもいないだろうし……)スタスタ
不良「!?」
秀才「また君か」カキカキ
オタク「やぁ~仲間よ!」グフッ
不良「なんでお前ら、またいるんだよ! せっかく午前中にしてやったのに!
あと仲間じゃねえし!」
秀才「君の都合なんか知らないよ」
オタク「ボクたちは引力で引かれあってるのかもねぇ~」グフフッ
不良(くっ、俺コイツら苦手だ……)
不良「──にしてもよぉ」
秀才「なんだい?」
不良「なんでお前ってそんなに一生懸命勉強してるワケ?
やっぱり政治家とかになって、日本を変えたいとか思ってんの?」
秀才「ぼくにそんな高尚な目的はないよ」
不良「えっ?(コショウ? え、料理の話?)」
秀才「勉強しとけばいい大学に入れる……。
いい大学に入ればそれだけ将来の選択も広がるだろ?」
秀才「なにか壮大な動機を期待してたところ悪いけど、そんなものだよ。
ぼくが勉強している理由なんて」
不良「ふうん」
秀才「逆に聞くけど、君はなんで不良をやってるんだ?
いつも教師に逆らってるし、この通り授業もサボるし、
たしかこの間も、他校の人と喧嘩をして停学になってたよね」
秀才「なんだい?」
不良「なんでお前ってそんなに一生懸命勉強してるワケ?
やっぱり政治家とかになって、日本を変えたいとか思ってんの?」
秀才「ぼくにそんな高尚な目的はないよ」
不良「えっ?(コショウ? え、料理の話?)」
秀才「勉強しとけばいい大学に入れる……。
いい大学に入ればそれだけ将来の選択も広がるだろ?」
秀才「なにか壮大な動機を期待してたところ悪いけど、そんなものだよ。
ぼくが勉強している理由なんて」
不良「ふうん」
秀才「逆に聞くけど、君はなんで不良をやってるんだ?
いつも教師に逆らってるし、この通り授業もサボるし、
たしかこの間も、他校の人と喧嘩をして停学になってたよね」
不良「……なんでだろうな」
不良「俺、出来ちゃった婚で生まれたガキらしくてよ。
親父にもお袋にも『お前ができなきゃ』ってしょっちゅういわれててよ」
不良「とりあえずメシ食わせとけ、みたいな感じでろくに相手もしてくれなかった……」
不良「ンな時に色々俺を可愛がってくれた先輩がいてよ。
その人の真似をしてたら……こうなってた、って感じかな」
不良「っつっても、いつまでもこんなんじゃヤベェよなぁ……。
卒業した後のことなんか、なぁ~んも考えてねぇし……」
不良(──って、俺はなんでこんなことコイツらに話してんだ!)
秀才「なるほど。単なるバカというワケではなさそうだ」
不良「だろ? ……って結局バカにしてんじゃねえか!」
オタク「泣けるぅ~」グスッ
オタク「ボクが前ハマってたアニメのキャラにも、君みたいな境遇の子がいてさぁ~」グスッ
不良「アニメと一緒にすんな!」
不良「俺、出来ちゃった婚で生まれたガキらしくてよ。
親父にもお袋にも『お前ができなきゃ』ってしょっちゅういわれててよ」
不良「とりあえずメシ食わせとけ、みたいな感じでろくに相手もしてくれなかった……」
不良「ンな時に色々俺を可愛がってくれた先輩がいてよ。
その人の真似をしてたら……こうなってた、って感じかな」
不良「っつっても、いつまでもこんなんじゃヤベェよなぁ……。
卒業した後のことなんか、なぁ~んも考えてねぇし……」
不良(──って、俺はなんでこんなことコイツらに話してんだ!)
秀才「なるほど。単なるバカというワケではなさそうだ」
不良「だろ? ……って結局バカにしてんじゃねえか!」
オタク「泣けるぅ~」グスッ
オタク「ボクが前ハマってたアニメのキャラにも、君みたいな境遇の子がいてさぁ~」グスッ
不良「アニメと一緒にすんな!」
オタク「じゃあ、次はボクの番だねぇ?」
秀才「えっ」
不良「えっ」
オタク「ボクはやっぱり将来的にはアニメ業界に進みたいと考えててね。
世界のオタク、っていわれるようなアニメを作りたいんだぁ~」グフフッ
秀才(まったく聞いてないのに語り始めた!)
不良(コイツ……ホント恐ろしいヤツだぜ!)
秀才「えっ」
不良「えっ」
オタク「ボクはやっぱり将来的にはアニメ業界に進みたいと考えててね。
世界のオタク、っていわれるようなアニメを作りたいんだぁ~」グフフッ
秀才(まったく聞いてないのに語り始めた!)
不良(コイツ……ホント恐ろしいヤツだぜ!)
30分後──
オタク「──とまぁ、こんなとこかなぁ」コフゥ
秀才(途中から自分の話じゃなく、ほとんどアニメの授業みたいになってたぞ。
しかもすごく分かりやすかったし……。
彼、もしかしてぼくより頭いいんじゃなかろうか……)
不良(悔しいけど、コイツの話聞いてたらちょっとアニメ見たくなっちまった)
オタク「お? 不良君、俺もアニメ見たいって顔してるねぇ~」
不良「し、してねぇよ!」
オタク「まぁまぁ、さっきボクがいった君っぽいキャラが出るアニメのDVD、
……あげるよ!」スッ
不良「あげるって……もらえるワケねーだろ! 高けぇだろ、コレ!」
オタク「いいから、いいから。ほらっ」グイッ
不良(くっ……!)
「すぐ売って金にしちまうからな!」
オタク「──とまぁ、こんなとこかなぁ」コフゥ
秀才(途中から自分の話じゃなく、ほとんどアニメの授業みたいになってたぞ。
しかもすごく分かりやすかったし……。
彼、もしかしてぼくより頭いいんじゃなかろうか……)
不良(悔しいけど、コイツの話聞いてたらちょっとアニメ見たくなっちまった)
オタク「お? 不良君、俺もアニメ見たいって顔してるねぇ~」
不良「し、してねぇよ!」
オタク「まぁまぁ、さっきボクがいった君っぽいキャラが出るアニメのDVD、
……あげるよ!」スッ
不良「あげるって……もらえるワケねーだろ! 高けぇだろ、コレ!」
オタク「いいから、いいから。ほらっ」グイッ
不良(くっ……!)
「すぐ売って金にしちまうからな!」
放課後──
<不良の家>
不良(暇だ……)
不良「せっかくだから、さっきオタクがくれたアニメでも見るか……。
面白くなかったら、マジで売っちまおう」
テレビ『妹よ、愛してるぞぉ~!』
テレビ『なにぃ、ヤツは炎を操るというのか!?』
不良(くっだらねー……)
テレビ『アンタみたいなクソガキ、産まなきゃよかったよっ!』
テレビ『誰が産んでくれって頼んだよっ!』
不良(お、これが俺っぽいキャラってヤツか?)
不良「…………」ウルッ
不良(ゲ、俺なんでちょっと涙ぐんじまってんだ!?)
<不良の家>
不良(暇だ……)
不良「せっかくだから、さっきオタクがくれたアニメでも見るか……。
面白くなかったら、マジで売っちまおう」
テレビ『妹よ、愛してるぞぉ~!』
テレビ『なにぃ、ヤツは炎を操るというのか!?』
不良(くっだらねー……)
テレビ『アンタみたいなクソガキ、産まなきゃよかったよっ!』
テレビ『誰が産んでくれって頼んだよっ!』
不良(お、これが俺っぽいキャラってヤツか?)
不良「…………」ウルッ
不良(ゲ、俺なんでちょっと涙ぐんじまってんだ!?)
翌日──
<学校>
不良(やべぇ、結局徹夜して全部見ちまった……。何やってんだ、俺……)
不良仲間A「オメェ、今日はずいぶん眠たそうじゃんか。
遅くまでシコってやがったのか?」
不良「ちげぇよ、アニ──」
不良仲間A「兄?」
不良「あ、兄貴と喧嘩しちまったんだよ」
不良仲間A「オメェ、兄貴なんかいたっけ?」
不良「いねぇよ!」
不良仲間A(ワケが分からん……)
不良「──ってワケで、眠いからサボるわ。じゃあな」
不良仲間A「お、おい……!」
<学校>
不良(やべぇ、結局徹夜して全部見ちまった……。何やってんだ、俺……)
不良仲間A「オメェ、今日はずいぶん眠たそうじゃんか。
遅くまでシコってやがったのか?」
不良「ちげぇよ、アニ──」
不良仲間A「兄?」
不良「あ、兄貴と喧嘩しちまったんだよ」
不良仲間A「オメェ、兄貴なんかいたっけ?」
不良「いねぇよ!」
不良仲間A(ワケが分からん……)
不良「──ってワケで、眠いからサボるわ。じゃあな」
不良仲間A「お、おい……!」
<校舎裏>
不良「ちっ、今日は二人ともいねぇのか」
不良「よっしゃ、久々にここを独占できるぜ」
不良「…………」
不良「いっつもサボるワケにもいかねーしな」
不良「やっぱ今日はサボるのやーめたっと」スタスタ
二人との出会いは、不良の心に変化をもたらせていた。
不良「ちっ、今日は二人ともいねぇのか」
不良「よっしゃ、久々にここを独占できるぜ」
不良「…………」
不良「いっつもサボるワケにもいかねーしな」
不良「やっぱ今日はサボるのやーめたっと」スタスタ
二人との出会いは、不良の心に変化をもたらせていた。
<校舎裏>
ある時、不良と秀才は二人きりになった。
不良「いくらいい大学に入りたいっていってもよぉ……。
いつもいつもそうやって勉強してて、楽しいか?」
秀才「楽しいよ」
不良「やっぱり成績いいとチヤホヤされるからか?」
秀才「そんなワケがないだろう。やっぱり君は頭が悪いな」
不良「ンだとぉ!?」
秀才「勉強をすることで、今まで解けなかった問題が解ける。
読めなかった文章が読める。書けなかった文字が書ける……。
こう考えるとけっこう楽しいと思うけど、勉強って」
不良「そういわれると……たしかに面白そうだ……」
秀才(ずいぶん単純だな)
ある時、不良と秀才は二人きりになった。
不良「いくらいい大学に入りたいっていってもよぉ……。
いつもいつもそうやって勉強してて、楽しいか?」
秀才「楽しいよ」
不良「やっぱり成績いいとチヤホヤされるからか?」
秀才「そんなワケがないだろう。やっぱり君は頭が悪いな」
不良「ンだとぉ!?」
秀才「勉強をすることで、今まで解けなかった問題が解ける。
読めなかった文章が読める。書けなかった文字が書ける……。
こう考えるとけっこう楽しいと思うけど、勉強って」
不良「そういわれると……たしかに面白そうだ……」
秀才(ずいぶん単純だな)
不良「……なあ」
不良「もしよかったら……俺に勉強を教えてくれねーか?
授業聞いててもサッパリだしよ、俺の仲間バカばっかだし……」
不良「なぁ~んてな、冗談だよ冗談」
不良「俺みたいなバカの相手してると、お前までバカになっちまうよ」
秀才「別にいいよ」
不良「へ?」
秀才「ここで君と知り合って分かったけど、君はバカだけど単なるバカじゃない。
磨けば光るバカって感じがするからね。やる気があるんなら、教えるよ」
不良「マ、マジか!? ……でも、バカバカいいすぎ」
秀才「ゴメン」
不良「もしよかったら……俺に勉強を教えてくれねーか?
授業聞いててもサッパリだしよ、俺の仲間バカばっかだし……」
不良「なぁ~んてな、冗談だよ冗談」
不良「俺みたいなバカの相手してると、お前までバカになっちまうよ」
秀才「別にいいよ」
不良「へ?」
秀才「ここで君と知り合って分かったけど、君はバカだけど単なるバカじゃない。
磨けば光るバカって感じがするからね。やる気があるんなら、教えるよ」
不良「マ、マジか!? ……でも、バカバカいいすぎ」
秀才「ゴメン」
秀才「その代わり、条件がある」
不良「なんだよ?」
秀才「喧嘩のやり方を……教えてくれないか?」
不良「え、お前だれかブン殴りたいのか?」
秀才「ち、ちがうよ。自分とベクトルの違う生き方をしている人から
何かを教わるってのも悪くないなと思ってさ。
さっきもいっただろ? こういうことも勉強のうちさ」
不良「ふぅ~ん……。そんなんでいいなら、お安いご用だ」
不良「なんだよ?」
秀才「喧嘩のやり方を……教えてくれないか?」
不良「え、お前だれかブン殴りたいのか?」
秀才「ち、ちがうよ。自分とベクトルの違う生き方をしている人から
何かを教わるってのも悪くないなと思ってさ。
さっきもいっただろ? こういうことも勉強のうちさ」
不良「ふぅ~ん……。そんなんでいいなら、お安いご用だ」
<校舎裏>
またある時、不良はオタクと二人きりになった。
オタク「やぁ、久しぶりだねぇ~」
不良「お、おう」
オタク「こないだ渡したアニメ、見てくれたかい?」
不良「……一応な。あとで返すよ」
オタク「律儀だなぁ、君も。で、どうだった?」
不良「別に、フツーだったよ」
オタク「よかったぁ~」
オタク「で、ボクがいった通り、君に似たキャラが出てきたろう?」
またある時、不良はオタクと二人きりになった。
オタク「やぁ、久しぶりだねぇ~」
不良「お、おう」
オタク「こないだ渡したアニメ、見てくれたかい?」
不良「……一応な。あとで返すよ」
オタク「律儀だなぁ、君も。で、どうだった?」
不良「別に、フツーだったよ」
オタク「よかったぁ~」
オタク「で、ボクがいった通り、君に似たキャラが出てきたろう?」
なかなか面白そう
VIP界隈の一次創作SSってまおゆうやら男女ばかりだだし新鮮
VIP界隈の一次創作SSってまおゆうやら男女ばかりだだし新鮮
不良「全然似てねーよ」
オタク「……え?」
不良「たしかに親が望んでない子で、全然可愛がってもらえず、
グレちまったヤツだったがよ」
不良「最終的にはきっちりスジ通して、仲間と一緒に化け物相手に大活躍して、
親とも和解しやがった」
不良「俺があんな風になれるワケねえよ……」
オタク「…………」
オタク「……え?」
不良「たしかに親が望んでない子で、全然可愛がってもらえず、
グレちまったヤツだったがよ」
不良「最終的にはきっちりスジ通して、仲間と一緒に化け物相手に大活躍して、
親とも和解しやがった」
不良「俺があんな風になれるワケねえよ……」
オタク「…………」
オタク「そんなことないよぉ~!」
不良「おわっ!?」
オタク「君はあのキャラよりずっとスゴイよ! ボクが保証するよ!」
不良「…………」
不良「お前に保障されても嬉しくもなんともねえよ。むしろ不安になるくらいだ」
オタク「たしかにそうだ! 常識的に考えて!」グフフッ
不良「……ホント変なヤツだな、お前って」
不良「おわっ!?」
オタク「君はあのキャラよりずっとスゴイよ! ボクが保証するよ!」
不良「…………」
不良「お前に保障されても嬉しくもなんともねえよ。むしろ不安になるくらいだ」
オタク「たしかにそうだ! 常識的に考えて!」グフフッ
不良「……ホント変なヤツだな、お前って」
その夜、不良は不良仲間たちと町を遊び歩いていた。
不良仲間A「おう」
不良「あ?」
不良仲間A「オメェさ、最近変わったよな」
不良「なにも変わってねぇよ」
不良仲間A「いいや、変わった。なぁ?」
不良仲間B「お~たしかに変わったかもしれねえな」
不良「どこがだよ」
不良仲間A「おう」
不良「あ?」
不良仲間A「オメェさ、最近変わったよな」
不良「なにも変わってねぇよ」
不良仲間A「いいや、変わった。なぁ?」
不良仲間B「お~たしかに変わったかもしれねえな」
不良「どこがだよ」
不良仲間A「授業イコール睡眠タイムだったオメェが、最近寝なくなったしよ。
なんつうか、まともになったよな」
不良仲間B「停学喰らって、牙がなくなったんじゃねえのか?
ヒャハハハッ!」
不良「うるせぇ、ブン殴るぞ!」
不良仲間B「わ、悪かったよ」
不良「……ふん」
不良仲間A「──ん、アレは予備校じゃねえか」
不良(予備校……)
不良仲間A「知り合いのハナシじゃ、あそこすげぇ厳しいトコらしくてよ。
成績の良し悪しに応じて、露骨に対応が変わるらしいぜ」
不良仲間B「俺たちにゃ全く縁がないところだな」
不良「……なんか音が聞こえないか?」
ドスッ…… ドカッ…… ドゴッ……
なんつうか、まともになったよな」
不良仲間B「停学喰らって、牙がなくなったんじゃねえのか?
ヒャハハハッ!」
不良「うるせぇ、ブン殴るぞ!」
不良仲間B「わ、悪かったよ」
不良「……ふん」
不良仲間A「──ん、アレは予備校じゃねえか」
不良(予備校……)
不良仲間A「知り合いのハナシじゃ、あそこすげぇ厳しいトコらしくてよ。
成績の良し悪しに応じて、露骨に対応が変わるらしいぜ」
不良仲間B「俺たちにゃ全く縁がないところだな」
不良「……なんか音が聞こえないか?」
ドスッ…… ドカッ…… ドゴッ……
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