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元スレ妹「お兄ちゃん、女の子になってみたくない?」
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兄「でもさ」
妹「ん、なあに?」(ゴシゴシ
兄「何でひいばあちゃんは、俺を女にする方法なんてお前に教えたんだ?」
妹「え? そりゃ、私が頼んだから」
兄「おい!!」
妹「魔法使って何したい? って考えたら、それが一番最初に思いついたの」
兄「なんか、他に色々あるだろ! 大金持ちになるとか、美味しい物食べたいとか!」
妹「おこづかいは別に困ってないしなあ、美味しい物はお兄ちゃんとご飯作れば良いし」
兄「モテたいとか、頭良くなりたいとか、世界に潜む悪と戦うとか!」
妹「お兄ちゃん、そんな事考えてたの?」
兄「あ、いや……えーっと……」
妹「ん、なあに?」(ゴシゴシ
兄「何でひいばあちゃんは、俺を女にする方法なんてお前に教えたんだ?」
妹「え? そりゃ、私が頼んだから」
兄「おい!!」
妹「魔法使って何したい? って考えたら、それが一番最初に思いついたの」
兄「なんか、他に色々あるだろ! 大金持ちになるとか、美味しい物食べたいとか!」
妹「おこづかいは別に困ってないしなあ、美味しい物はお兄ちゃんとご飯作れば良いし」
兄「モテたいとか、頭良くなりたいとか、世界に潜む悪と戦うとか!」
妹「お兄ちゃん、そんな事考えてたの?」
兄「あ、いや……えーっと……」
妹「だってそんな事したって、お兄ちゃんが男だったら、
こんな風に一緒にお風呂入ったり、抱っこしてもらったり出来ないじゃん」
兄「いや、そりゃまあ……っつーか、この状態も問題ないとは言えないけど……」
妹「だから、私にはこれが正解」(ザパー
兄「今さらだけど、ブラコンか」
妹「ごめんねー? はい、入るからちょっと詰めて」
兄「はいはい」
妹「っふー」(ザプー
兄「ふー……」
こんな風に一緒にお風呂入ったり、抱っこしてもらったり出来ないじゃん」
兄「いや、そりゃまあ……っつーか、この状態も問題ないとは言えないけど……」
妹「だから、私にはこれが正解」(ザパー
兄「今さらだけど、ブラコンか」
妹「ごめんねー? はい、入るからちょっと詰めて」
兄「はいはい」
妹「っふー」(ザプー
兄「ふー……」
*
兄「はー、すっかり長湯になっちまった」
妹「お兄ちゃんに色々レクチャーしたからねー」
兄「明日もあるんだし、早く着替えて寝ないとな」(ゴソゴソ
妹「え、お兄ちゃんトランクス穿くの?」
兄「……他に何穿けってんだよ」
妹「むー、こういうの穿きたくない?」
兄「自分のパンツ見せびらかすな! 恥じらえ! 穿きたくない!」
妹「ちぇっ、まあ穿きたいって言われてもお兄ちゃんの分ないけど」
兄「はー、すっかり長湯になっちまった」
妹「お兄ちゃんに色々レクチャーしたからねー」
兄「明日もあるんだし、早く着替えて寝ないとな」(ゴソゴソ
妹「え、お兄ちゃんトランクス穿くの?」
兄「……他に何穿けってんだよ」
妹「むー、こういうの穿きたくない?」
兄「自分のパンツ見せびらかすな! 恥じらえ! 穿きたくない!」
妹「ちぇっ、まあ穿きたいって言われてもお兄ちゃんの分ないけど」
兄「っとに、お前はー……」
妹「あ、そう言えばお兄ちゃん、布団どうしたの?」
兄「あ? あー……」
妹「お兄ちゃんが、中学生にもなっておもらしして、汚したお布団」
兄「分かってるから良いよ言わなくて! 一応、ベランダに干してるけど……」
妹「まだ乾いてないよねえ、多分」
兄「そうだなー、まあ掛け布団に包まって」
妹「仕方ないから私のベッドで一緒に寝ない?」
兄「ちょっとくらい迷え」
妹「あ、そう言えばお兄ちゃん、布団どうしたの?」
兄「あ? あー……」
妹「お兄ちゃんが、中学生にもなっておもらしして、汚したお布団」
兄「分かってるから良いよ言わなくて! 一応、ベランダに干してるけど……」
妹「まだ乾いてないよねえ、多分」
兄「そうだなー、まあ掛け布団に包まって」
妹「仕方ないから私のベッドで一緒に寝ない?」
兄「ちょっとくらい迷え」
妹「はーい、私の部屋にようこそー」
兄「結局、こうなっちゃうのか……」
妹「えへへ、お兄ちゃんが私の部屋来るの久しぶりだよね」
兄「未だにカービィ好きなのか、お前」
妹「可愛いでしょ」
兄「可愛いけど」
妹「こちらがお布団になります」(ポンポン
兄「なあ、やっぱり」
妹「とーう」(グイッ ドンッ
兄「うおっ」(ボフッ
妹「さー、寝よ寝よ。明日は学校だよー」(バサァ
兄「おーい、電気消せ」
妹「あ、いっけない。消してくるけど、逃げないでね?」
兄「もう良い、あきらめた」
兄「結局、こうなっちゃうのか……」
妹「えへへ、お兄ちゃんが私の部屋来るの久しぶりだよね」
兄「未だにカービィ好きなのか、お前」
妹「可愛いでしょ」
兄「可愛いけど」
妹「こちらがお布団になります」(ポンポン
兄「なあ、やっぱり」
妹「とーう」(グイッ ドンッ
兄「うおっ」(ボフッ
妹「さー、寝よ寝よ。明日は学校だよー」(バサァ
兄「おーい、電気消せ」
妹「あ、いっけない。消してくるけど、逃げないでね?」
兄「もう良い、あきらめた」
妹「お兄ちゃんって物分り良いのが好きだよー」(パチ
兄「やれやれ……」
妹「えへへ、おやすみなさーい」(ゴソゴソ
兄「はいはい、おやすみなさい」
妹「んー」(ギュウ
兄「うお」
妹「おお、抱きやすいー」
兄「妹さん、何してんの?」
妹「抱っこ」
兄「あのね」
妹「やわらかくて、良いにおい……」(ギュウウ
兄「ちょ、寝づらいんだけど」
妹「ちょっと、お母さんみたいなにおいかも」(クンクン
兄「……さすがに母ちゃんみたいではないだろうけど」
妹「良く寝れそうー……」
兄「やれやれ……」
妹「えへへ、おやすみなさーい」(ゴソゴソ
兄「はいはい、おやすみなさい」
妹「んー」(ギュウ
兄「うお」
妹「おお、抱きやすいー」
兄「妹さん、何してんの?」
妹「抱っこ」
兄「あのね」
妹「やわらかくて、良いにおい……」(ギュウウ
兄「ちょ、寝づらいんだけど」
妹「ちょっと、お母さんみたいなにおいかも」(クンクン
兄「……さすがに母ちゃんみたいではないだろうけど」
妹「良く寝れそうー……」
兄「甘えたかったのか、ひょっとして……」
妹「ん……お兄ちゃん……」
兄「ん?」
妹「あったかくて、眠い……」
兄「ん、もう話してないで寝な」
妹「うん……」
兄「……俺も、素直に寝よ」
*
妹「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
兄「……ん、ん?」
妹「あ、起きた」
兄「うお、もう朝?」
妹「ううん、まだ寝てるとこ」
兄「は? どういう……」
淫魔「あらま、男に戻らないで寝たのね」
兄「うおっ!?」
妹「あ、ひいおばあちゃん」
兄「ひいおば……え? この人?」
妹「こんばんはー」
淫魔「こんばんは、妹。兄には初めましてね」
兄「あ、は、はじめまして。 え?」
淫魔「母に似てんのねえ、賢そうな顔してるわ」(ナデナデ
兄「うわ、え? ひいばあちゃん? どう見ても二十歳くらいじゃ……」
妹「そこはほら、悪魔だし」
淫魔「見た目が気になるなら、ひいおばあちゃんらしい格好にもなれるけどねえ」
兄「あ、いや、是非そのままで」
妹「お兄ちゃん、そんなにおっぱい好き?」
兄「うおっ!?」
妹「あ、ひいおばあちゃん」
兄「ひいおば……え? この人?」
妹「こんばんはー」
淫魔「こんばんは、妹。兄には初めましてね」
兄「あ、は、はじめまして。 え?」
淫魔「母に似てんのねえ、賢そうな顔してるわ」(ナデナデ
兄「うわ、え? ひいばあちゃん? どう見ても二十歳くらいじゃ……」
妹「そこはほら、悪魔だし」
淫魔「見た目が気になるなら、ひいおばあちゃんらしい格好にもなれるけどねえ」
兄「あ、いや、是非そのままで」
妹「お兄ちゃん、そんなにおっぱい好き?」
淫魔「にしても妹ちゃん、教えたばっかりなのに上手くやったねえ」
妹「えへへ」
兄「……確かにばあちゃん見たいな可愛がり方だわ」
淫魔「妹ちゃんと一緒に、私の夢見れるなんてね」
妹「どういうこと?」
淫魔「アタシが妹ちゃんの夢に出れんのは、
妹ちゃんが私の力を受け継いでるからっていうのは、前にしたでしょう?」
妹「うん」
淫魔「じゃあ、この夢をお兄ちゃんも一緒に見れているのは、どういう事だと思う?」
兄「あ……!」
妹「そっか! お兄ちゃんが、女の子になったから……」
淫魔「そういうこと。やっぱり、私の血を受け継いでんのね」
兄「って事は、俺にも悪魔の力が……?」
妹「何かうれしそうね、お兄ちゃん」
淫魔「力ってほどじゃないけど、男の子にはモテモテだろうねえ」
妹「あ、くずおれた」
妹「えへへ」
兄「……確かにばあちゃん見たいな可愛がり方だわ」
淫魔「妹ちゃんと一緒に、私の夢見れるなんてね」
妹「どういうこと?」
淫魔「アタシが妹ちゃんの夢に出れんのは、
妹ちゃんが私の力を受け継いでるからっていうのは、前にしたでしょう?」
妹「うん」
淫魔「じゃあ、この夢をお兄ちゃんも一緒に見れているのは、どういう事だと思う?」
兄「あ……!」
妹「そっか! お兄ちゃんが、女の子になったから……」
淫魔「そういうこと。やっぱり、私の血を受け継いでんのね」
兄「って事は、俺にも悪魔の力が……?」
妹「何かうれしそうね、お兄ちゃん」
淫魔「力ってほどじゃないけど、男の子にはモテモテだろうねえ」
妹「あ、くずおれた」
兄「……せ、せめて女の子にってんならまだしも……」
淫魔「サキュバスだからねえ、そもそも男の精を集める種族だし」
妹「私はそんなに、モテてる感じしないけどなあ」
淫魔「妹ちゃんは才能があるからね。無意識にかわしてるのよ」
妹「えへへ、才能があるなんて生まれて初めて言われた」
兄「お、俺は?」
淫魔「兄ちゃんは女の子になりたてだからねえ。迂闊な事すると、まずいかもねえ」
兄「迂闊って」
淫魔「たとえば思わせぶりな仕草をするとか、男の前で肌を出すとか、そういう事だね」
兄「……しようとも思わないけど」
淫魔「サキュバスだからねえ、そもそも男の精を集める種族だし」
妹「私はそんなに、モテてる感じしないけどなあ」
淫魔「妹ちゃんは才能があるからね。無意識にかわしてるのよ」
妹「えへへ、才能があるなんて生まれて初めて言われた」
兄「お、俺は?」
淫魔「兄ちゃんは女の子になりたてだからねえ。迂闊な事すると、まずいかもねえ」
兄「迂闊って」
淫魔「たとえば思わせぶりな仕草をするとか、男の前で肌を出すとか、そういう事だね」
兄「……しようとも思わないけど」
淫魔「そうは言っても、男の子でしょ。慣れない内はヘンな事したりするからね」
兄「うーん……。つうか、起きたら元に戻してもらえば良いんだけど」
妹「そうだね、学校で女の子じゃ困るでしょ」
兄「すげー困るよ」
妹「帰ってきたら、また女の子になれば良いんだし」
兄「おい」
淫魔「まあともかくね、今日は妹ちゃんの首尾を見に来ただけだから」
妹「へへー、上手く行ったよ」(ギュウッ
兄「こら、妹、苦しい」
淫魔「うんうん。練習したら魔力も上がって、色々出来る様になるからね」
兄「あ、その事なんだけど」
淫魔「うん?」
兄「うーん……。つうか、起きたら元に戻してもらえば良いんだけど」
妹「そうだね、学校で女の子じゃ困るでしょ」
兄「すげー困るよ」
妹「帰ってきたら、また女の子になれば良いんだし」
兄「おい」
淫魔「まあともかくね、今日は妹ちゃんの首尾を見に来ただけだから」
妹「へへー、上手く行ったよ」(ギュウッ
兄「こら、妹、苦しい」
淫魔「うんうん。練習したら魔力も上がって、色々出来る様になるからね」
兄「あ、その事なんだけど」
淫魔「うん?」
兄「何で、その、魔法の掛け方があんな、足で踏むみたいな……」
妹「え、そんなの気にしてたの?」
兄「だって、他にやりようありそうなもんじゃん」
淫魔「あー、それはね、妹ちゃんがまだ上手く力を使えないからだよ」
兄「どういう事?」
妹「んーとね、だからつまり、私、足でしか魔法使えないの」
兄「は?」
妹「魔法を使うには、ぎゅーって気持ち集めるんだけど、私が出来るの、まだ足だけなの」
兄「何でまたそれが足なんだ……」
淫魔「あれだよ、力のない女子供がうどん作るのに、足で踏む要領だよ」
兄「俺、うどん!?」
妹「え、そんなの気にしてたの?」
兄「だって、他にやりようありそうなもんじゃん」
淫魔「あー、それはね、妹ちゃんがまだ上手く力を使えないからだよ」
兄「どういう事?」
妹「んーとね、だからつまり、私、足でしか魔法使えないの」
兄「は?」
妹「魔法を使うには、ぎゅーって気持ち集めるんだけど、私が出来るの、まだ足だけなの」
兄「何でまたそれが足なんだ……」
淫魔「あれだよ、力のない女子供がうどん作るのに、足で踏む要領だよ」
兄「俺、うどん!?」
淫魔「まあともかくね、上手く出来てるようだから、今のところは良いけども」
妹「うんっ」
兄「えー、いいのか……?」
淫魔「やらしい事もね、二人でやってる分には良いとして」
兄「おいおい」
妹「えへへ」
淫魔「誰か巻き込むなら、きっちり堕とすんだよ」
妹「わかった!」
兄「うおい!!」
淫魔「そんじゃあ、またね。妹ちゃん、兄ちゃん」
妹「うん、またねー!」
兄「さ、さようならー……」
妹「うんっ」
兄「えー、いいのか……?」
淫魔「やらしい事もね、二人でやってる分には良いとして」
兄「おいおい」
妹「えへへ」
淫魔「誰か巻き込むなら、きっちり堕とすんだよ」
妹「わかった!」
兄「うおい!!」
淫魔「そんじゃあ、またね。妹ちゃん、兄ちゃん」
妹「うん、またねー!」
兄「さ、さようならー……」
*
兄「……んにゃ……とんでもねえことを……」
妹「……きっちり……ううん……」
兄「…………」(パチ
妹「…………」(パチ
兄「……ん、朝か……」
妹「ふぁ……お兄ちゃん、おはよー……」
兄「妹……? え、夢……だよな?」
妹「夢だけど、ホントのことだよー」
兄「……良く分かんないけど……とにかく、妹」
妹「あ、ああーっ!!」
兄「うお、何!?」
妹「お兄ちゃん、時間!! 七時四十五分!!」
兄「うおおお!? やべえ、遅刻する!」(バタバタバタバタ
妹「朝ごはん! ええいシリアルだー!」
兄「……んにゃ……とんでもねえことを……」
妹「……きっちり……ううん……」
兄「…………」(パチ
妹「…………」(パチ
兄「……ん、朝か……」
妹「ふぁ……お兄ちゃん、おはよー……」
兄「妹……? え、夢……だよな?」
妹「夢だけど、ホントのことだよー」
兄「……良く分かんないけど……とにかく、妹」
妹「あ、ああーっ!!」
兄「うお、何!?」
妹「お兄ちゃん、時間!! 七時四十五分!!」
兄「うおおお!? やべえ、遅刻する!」(バタバタバタバタ
妹「朝ごはん! ええいシリアルだー!」
兄「っはー、これなら何とか間に合うかな」(タッタッタッ
兄「ひいばあちゃんと長話しすぎたかな……」
兄「結局、元に戻るヒマ無いまま出て来ちまったし」
兄「昨夜みたいな事になるんじゃ、やってるヒマないもんなあ……」
兄「うう、今日一日、何とかごまかすしかないか……」
兄友「おう、兄がギリギリなんて珍しいな、おはよう!」(ポンッ
兄「うひぃ! お、おはよ!」
兄友「あはははっ、尻はたいた位で、何ヘンな声出してんだよ、『うひぃ!』って」
==========
さるこわい
兄「ひいばあちゃんと長話しすぎたかな……」
兄「結局、元に戻るヒマ無いまま出て来ちまったし」
兄「昨夜みたいな事になるんじゃ、やってるヒマないもんなあ……」
兄「うう、今日一日、何とかごまかすしかないか……」
兄友「おう、兄がギリギリなんて珍しいな、おはよう!」(ポンッ
兄「うひぃ! お、おはよ!」
兄友「あはははっ、尻はたいた位で、何ヘンな声出してんだよ、『うひぃ!』って」
==========
さるこわい
兄「ちょ、ちょっとビックリしただけだよ! お前いつもこの時間なのかよ」
兄友「朝練が無い日はつい、寝坊しちまうんだよー」
兄「むしろ良く、朝練寝坊しないなあ」
兄友「部活はなんつーか、別腹なんだよ。兄も部活しようぜー、一緒にバスケ」
兄「ウチは家が留守がちだしなー」
兄友「家事やって、妹の面倒見て、偉いよなー、お前」
兄「まあな」
兄友「女だったら、良い奥さん、ってやつ?」
兄「!?」
兄友「な、何だよ、いきなり飛びのいて」
兄「あ、いや、何でもない……」
兄友「朝練が無い日はつい、寝坊しちまうんだよー」
兄「むしろ良く、朝練寝坊しないなあ」
兄友「部活はなんつーか、別腹なんだよ。兄も部活しようぜー、一緒にバスケ」
兄「ウチは家が留守がちだしなー」
兄友「家事やって、妹の面倒見て、偉いよなー、お前」
兄「まあな」
兄友「女だったら、良い奥さん、ってやつ?」
兄「!?」
兄友「な、何だよ、いきなり飛びのいて」
兄「あ、いや、何でもない……」
<キーンコーンカーンコーン
日直「ではこれで、朝の会を終わります。起立! 礼!」
「「「ありがとうございましたー」」」
ザワザワガヤガヤ>
兄「ふー……今朝はちょっと意識しすぎたな……」
兄「普通にしてりゃ良いんだ、うん、学ラン着てりゃバレようがないだろ」
兄「よし、普通、普通」
兄「あ、落ち着いたら……今朝、トイレも行ってねーじゃん」
兄「今のうちに行っとこ」
[男子トイレ]
兄「…………」
兄友「あ、兄。どうしたんだよ、便器の前で固まって」
兄「……ま」
兄友「ま?」
兄「間違えたーッ!!」(ダッ
兄友「何が!?」
日直「ではこれで、朝の会を終わります。起立! 礼!」
「「「ありがとうございましたー」」」
ザワザワガヤガヤ>
兄「ふー……今朝はちょっと意識しすぎたな……」
兄「普通にしてりゃ良いんだ、うん、学ラン着てりゃバレようがないだろ」
兄「よし、普通、普通」
兄「あ、落ち着いたら……今朝、トイレも行ってねーじゃん」
兄「今のうちに行っとこ」
[男子トイレ]
兄「…………」
兄友「あ、兄。どうしたんだよ、便器の前で固まって」
兄「……ま」
兄友「ま?」
兄「間違えたーッ!!」(ダッ
兄友「何が!?」
兄「やばいやばいやばい学校でションベン出来ないじゃん」(タッタッタッ
兄「う、どうしよ、出すつもりだったから……」(モジッ
兄「二日続けてもらすとか勘弁だよ、どうしよう……」
兄「……アイツ、追いかけて来てたりしないよな?」(チラッ
兄「よし。 えーと、校庭の隅っこの方に……」(タタタタッ
兄「あ、あった。記憶の通り……」
兄「……この植え込みの中なら、見つからないだろ」(ガサガサ
兄「朝の会の後の休み時間なんか誰も来ないよな……来るなよー……」(ゴソゴソ スルリ
兄「んしょ……」(シャガミ
兄「んっ……」(シャァァ...
兄「ふぅう……」(チョロチョロ
?「? 誰か、そこにいるんですか?」(ガサガサ
兄「えっ!?」
眼鏡「……!」
兄「……!!」
兄「う、どうしよ、出すつもりだったから……」(モジッ
兄「二日続けてもらすとか勘弁だよ、どうしよう……」
兄「……アイツ、追いかけて来てたりしないよな?」(チラッ
兄「よし。 えーと、校庭の隅っこの方に……」(タタタタッ
兄「あ、あった。記憶の通り……」
兄「……この植え込みの中なら、見つからないだろ」(ガサガサ
兄「朝の会の後の休み時間なんか誰も来ないよな……来るなよー……」(ゴソゴソ スルリ
兄「んしょ……」(シャガミ
兄「んっ……」(シャァァ...
兄「ふぅう……」(チョロチョロ
?「? 誰か、そこにいるんですか?」(ガサガサ
兄「えっ!?」
眼鏡「……!」
兄「……!!」
眼鏡「……これは失礼」
兄「え、あ、だっ……!」(ワタワタ
眼鏡「どうぞ、後ろを向いていますのでズボンを上げてください」
兄(え、見られた? ……見られた、見られたよな!?)(フキフキ
兄(うかつな事……マジでうかつな事してどうすんだよ、俺!)(モゾモゾ
眼鏡「どなたかは存じませんが」
兄「は、はいっ!?」
眼鏡「僕は何も、見てはいませんので」
兄「……見たって事じゃん、それ」
眼鏡「見ていた方がよろしかったですか?」
兄「いや……それは困るけど」
眼鏡「もうそちらを向いても?」
兄「ん、あ、ああ、いいけど」
眼鏡「やっぱり、男子の制服ですよね、それ」(クルリ
兄「え、あ、うん、まあ」
兄「え、あ、だっ……!」(ワタワタ
眼鏡「どうぞ、後ろを向いていますのでズボンを上げてください」
兄(え、見られた? ……見られた、見られたよな!?)(フキフキ
兄(うかつな事……マジでうかつな事してどうすんだよ、俺!)(モゾモゾ
眼鏡「どなたかは存じませんが」
兄「は、はいっ!?」
眼鏡「僕は何も、見てはいませんので」
兄「……見たって事じゃん、それ」
眼鏡「見ていた方がよろしかったですか?」
兄「いや……それは困るけど」
眼鏡「もうそちらを向いても?」
兄「ん、あ、ああ、いいけど」
眼鏡「やっぱり、男子の制服ですよね、それ」(クルリ
兄「え、あ、うん、まあ」
眼鏡「深くは聞きませんが、何か事情がある事なんですね」
兄「え、ええと、まあ」
眼鏡「なるほど。僕も、あなたが女性である事は黙っている事にしましょう」
兄「あ、ああ、うん。そういう事にしてくれると……助かる」
眼鏡「ですが、そのためにはギブアンドテイクが必要です」
兄「!!」
(淫魔「男の子にはモテモテだろうねえ」「迂闊な事すると、まずいかもねえ」)
兄「な、なな、何だよ……」
眼鏡「……恥ずかしながら、僕、転校生でして。その、職員室の場所を教えて頂けませんか?」
兄「は、な、何だ……はああ……」
眼鏡「え、何か?」
兄「あ、いや、何でもない。……わかったよ、職員室な」
眼鏡「すいません。 あ、そうだ、その前に」
兄「な、何だよ、まだ何か?」
兄「え、ええと、まあ」
眼鏡「なるほど。僕も、あなたが女性である事は黙っている事にしましょう」
兄「あ、ああ、うん。そういう事にしてくれると……助かる」
眼鏡「ですが、そのためにはギブアンドテイクが必要です」
兄「!!」
(淫魔「男の子にはモテモテだろうねえ」「迂闊な事すると、まずいかもねえ」)
兄「な、なな、何だよ……」
眼鏡「……恥ずかしながら、僕、転校生でして。その、職員室の場所を教えて頂けませんか?」
兄「は、な、何だ……はああ……」
眼鏡「え、何か?」
兄「あ、いや、何でもない。……わかったよ、職員室な」
眼鏡「すいません。 あ、そうだ、その前に」
兄「な、何だよ、まだ何か?」
眼鏡「深くは聞きませんが、何か事情がある事なんですね」
兄「え、ええと、まあ」
眼鏡「なるほど。僕も、あなたが女性である事は黙っている事にしましょう」
兄「あ、ああ、うん。そういう事にしてくれると……助かる」
眼鏡「ですが、そのためにはギブアンドテイクが必要です」
兄「!!」
(淫魔「男の子にはモテモテだろうねえ」「迂闊な事すると、まずいかもねえ」)
兄「な、なな、何だよ……」
眼鏡「……恥ずかしながら、僕、転校生でして。その、職員室の場所を教えて頂けませんか?」
兄「は、な、何だ……はああ……」
兄「え、ええと、まあ」
眼鏡「なるほど。僕も、あなたが女性である事は黙っている事にしましょう」
兄「あ、ああ、うん。そういう事にしてくれると……助かる」
眼鏡「ですが、そのためにはギブアンドテイクが必要です」
兄「!!」
(淫魔「男の子にはモテモテだろうねえ」「迂闊な事すると、まずいかもねえ」)
兄「な、なな、何だよ……」
眼鏡「……恥ずかしながら、僕、転校生でして。その、職員室の場所を教えて頂けませんか?」
兄「は、な、何だ……はああ……」
眼鏡「え、何か?」
兄「あ、いや、何でもない。……わかったよ、職員室な」
眼鏡「すいません。 あ、そうだ、その前に」
兄「な、何だよ、まだ何か?」
眼鏡「ハンカチです。良かったら使ってください」(スッ
兄「……! も、持ってるよ! 慌ててて、手拭くの忘れてただけ!」(ゴシゴシ
眼鏡「そうですか」
兄(何だコイツ、調子狂うなあ)
*
兄「ほら、ここが職員室だよ」
眼鏡「ありがとうございます」
兄「どういたしまして。……絶対、別の奴に言うなよ」
眼鏡「言いませんとも」
兄「じゃあな!」(タッタッタッタッ
眼鏡「あ、そうだ、お名前を……ああ、行ってしまった」
兄「あ、いや、何でもない。……わかったよ、職員室な」
眼鏡「すいません。 あ、そうだ、その前に」
兄「な、何だよ、まだ何か?」
眼鏡「ハンカチです。良かったら使ってください」(スッ
兄「……! も、持ってるよ! 慌ててて、手拭くの忘れてただけ!」(ゴシゴシ
眼鏡「そうですか」
兄(何だコイツ、調子狂うなあ)
*
兄「ほら、ここが職員室だよ」
眼鏡「ありがとうございます」
兄「どういたしまして。……絶対、別の奴に言うなよ」
眼鏡「言いませんとも」
兄「じゃあな!」(タッタッタッタッ
眼鏡「あ、そうだ、お名前を……ああ、行ってしまった」
兄(……ったく、何だよ、スカした奴だったな)
兄(薄茶色の髪とか、目の色も灰色だったし、ハーフ? 外国人?)
兄(無闇に顔も綺麗で……いや、そんな事よりやばいよな、どうしよ)
眼鏡(サッパリした性格の女の子だったなあ)
眼鏡(あんな所に出くわしたのに罵るでも泣くでもなく、僕を案内までしてくれた)
眼鏡(同じ学校だし、また会えるかな。……会えるといいな)
*
先生「あー、この時間は予定を変えて、転校生を紹介する。入って来てくれ」
眼鏡「はい」(ガラガラ
兄「……あっ!?」
眼鏡「あっ!!」
先生「何だお前ら、知り合いかー?」
眼鏡「ええ、さっき迷っている所を案内してもらったんです」
兄(やばいやばいやばいやばい)
兄(薄茶色の髪とか、目の色も灰色だったし、ハーフ? 外国人?)
兄(無闇に顔も綺麗で……いや、そんな事よりやばいよな、どうしよ)
眼鏡(サッパリした性格の女の子だったなあ)
眼鏡(あんな所に出くわしたのに罵るでも泣くでもなく、僕を案内までしてくれた)
眼鏡(同じ学校だし、また会えるかな。……会えるといいな)
*
先生「あー、この時間は予定を変えて、転校生を紹介する。入って来てくれ」
眼鏡「はい」(ガラガラ
兄「……あっ!?」
眼鏡「あっ!!」
先生「何だお前ら、知り合いかー?」
眼鏡「ええ、さっき迷っている所を案内してもらったんです」
兄(やばいやばいやばいやばい)
兄「ただいま!」
妹「あ、お兄ちゃん、お帰りー」
兄「妹! 俺を戻せ元に戻せすぐ戻せ!」
妹「え、何、何なの藪から棒に」
兄「めんどくさい事になった!」
妹「待ってよお兄ちゃん、落ち着いて」
妹友「そうです、順序立てて説明すべきです」
兄「落ち着いてる場合じゃないんだって、見られちゃったんだよ」
妹「何を?」
兄「その、女になってるとこ」
妹友「何でそんな事に」
妹「あ、お兄ちゃん、お帰りー」
兄「妹! 俺を戻せ元に戻せすぐ戻せ!」
妹「え、何、何なの藪から棒に」
兄「めんどくさい事になった!」
妹「待ってよお兄ちゃん、落ち着いて」
妹友「そうです、順序立てて説明すべきです」
兄「落ち着いてる場合じゃないんだって、見られちゃったんだよ」
妹「何を?」
兄「その、女になってるとこ」
妹友「何でそんな事に」
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