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    元スレ男「天然だけは許せん」

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    1 :

    代行

    2 :

    代理サンクス

    3 :

    代行ありがとう!飽きたので落としてください!

    6 :

    (俺は完璧だ)

    (高校もトップで合格した。一年の時の成績も常にトップだった)

    (部活に入ってる訳ではないが、体育祭やクラスマッチでは活躍できるほどの運動能力はある)

    (クラスでの人付き合いも上手くやっている)

    (俺は完璧なのだ)

    (…だからこそ許せないものがある)

    7 = 6 :

    天然子「お、おはよう男君!」

    「…おはよう天然子さんだっけ?今朝は一番乗りなの?」

    天然子「うん!四時に学校に来たの」

    「四時!?早すぎない!?」

    天然子「時計見て夕方の四時かと思って急いできたんだよ」

    「…普通暗いから気付くよね」

    天然子「慌ててたから気付かなかったの…それに学校開くまで外で待ってたんだよ」

    (こいつ頭大丈夫か…?)

    8 = 6 :

    「おはよーっす」

    「おはよう友」

    「そういや新しいクラスになったばっかだし朝のHRは役員決めだっけ?」

    「それは今日の最後のLHRでやるんじゃないかな」

    「まあ委員長は一年の時もやってたしどうせ推薦でお前だろうけどな」

    「まあ…そうだけど」

    「去年一緒のクラスで思ったがまとめ役もしっかりできてからさ」

    「二年で初めて一緒になった人たちが知ってるとは限らないよ」

    「成績とか体育祭とかの噂は広まってるだろうよ。まあめんどくさい役だし皆やらんだろうしお前に任せる」

    「本音はそこなんだ…」

    9 :

    ほう

    10 = 6 :

    「あといい加減に彼女作れよ。去年もちょいちょい告白されてたじゃん」

    「はは…学生の仕事は勉強だよ」

    「まさか…お前俺のことを…」

    「友…ようやく俺の気持ちに気付いたんだね」

    「男…!」

    「朝っぱらから気持ち悪い会話しないでくれる?」

    「俺たちの迫真の演技を馬鹿にするなよ」

    「女さんが近くに居たから冗談でつい」

    「はいはい…ってあれ天然子?」

    「ん…?入口付近で何やってんだあの人」

    11 = 6 :

    「…どうたら転んだみたいだね」

    「最初の自己紹介の時に思ったけどあの人変わってるよな」

    「あー…天然子は結構ズレた発言するしドジな子だから多めに見てやってくれないかな」

    「知り合いなの?女さんは」

    「一緒の中学だったからね」

    「ふーん…まあ悪い人じゃないんでしょ?」

    「人によっては少々いらつくこともあるだろうけど根は良い子だから」

    「…」

    12 = 6 :

    ~昼休み~

    「天然子ーあんたもこっちでご飯たべない?」

    天然子「うん!食べる」

    「あれ?昼ごはんもってきてないの?」

    天然子「忘れたの!でもおなかすいてないからへーきだよ」

    モブ「天然子ちゃん大丈夫?私のわけてあげようか」

    天然子「大丈夫!大丈夫!朝ごはん抜いてきたから」

    モブ「…?」

    「…」

    13 :

    分からねえ
    なんなんだこのシュールさ

    14 = 6 :

    「さて…掃除だな」

    天然子「あ…お、男君も掃除場所ここなの?」

    「先週からここだったよ。ってか天然子さん前までいなかったよね」

    天然子「あう…ちょっと間違えてて」

    「…そうなんだ」

    天然子「でっ、でも今日から私頑張るから!」

    「じゃあよろしく頼むね。あとそこ今僕が掃いた場所」

    天然子「あっ、ごっごめんなさい!ってきゃっ!」

    ズデーン

    「うわっ!天然子さん大丈夫!?」

    16 = 6 :

    天然子「いたた…」

    「ケガとかない…?」

    天然子「だっ、大丈夫だよ!」

    「なら良かった」

    「…天然子さんってよく転ぶの?」

    天然子「そんなことないよ!私運動神経いいもん!」

    「そっ、そう…」

    天然子「料理も得意なんだよ!」

    (そこは聞いてない…)

    17 = 13 :

    渡辺さんが頭に浮かぶ

    18 = 6 :

    天然子「そっ、それよりはやく掃除しよ」

    「うん(誰のせいだと…)」

    天然子「じゃあ私はこっちを担当…」

    グゥー

    「…」

    天然子「ちっ、違うの!今のはおなかがなったんじゃなくておならなの!」

    「そっちのほうがより恥ずかしいと思うけど」

    天然子「じゃっ、じゃあ鳥の鳴き声っ!今さっき鳥が鳴いたのっ!」

    「ここ屋内だよ?」

    天然子「そっ、それじゃあ…」

    「…お腹すいてるの?」

    天然子「うん…」

    19 = 6 :

    「今日の昼に買ったパン余ってるからいる?」

    天然子「…うん」

    「じゃあ掃除が終わったらあげるから」

    天然子「…ありがとう男君」

    「どういたしましてってかさっきそこ自分で掃いてたよね」

    天然子「あっ!ごっ、ごめん」

    「次から気をつけてね」

    (めんどくせえ…)

    21 = 6 :

    ~LHR~

    先生「じゃあ次委員長やりたい奴手を挙げろ」

    先生「いないか…なら誰か推薦したい奴は」

    「はーい先生男が良いと思いまーす」

    (あの馬鹿がっ!)

    先生「男か…お前去年もやってたが大丈夫か?」

    「はい…大丈夫です」

    先生「なら決定だな。じゃあ次は副委員長決めたいんだができればバランス考えて女子が良いんだが」

    天然子「はっ、はい!」

    「!?」

    22 = 6 :

    先生「天然子か、じゃあ決定だな。次は他の委員を決めるぞー」

    (なっ…なぜだ)

    (委員長副委員長といったら普通出来る人間か糞真面目な馬鹿のどちらかだ)

    (なのになぜ天然子さんが…)

    (まさか仕事も天然子さんと一緒にする羽目になるんじゃ)

    (想像しただけでも胃が痛くなってきた…)

    先生「…大体決まったか。じゃあ今日のLHRは早いけどこれで終わりな」

    先生「あと男、天然子。ちょっと名簿とか色々やってほしいことがあるから残ってもらえないか」

    天然子「はいっ!」

    「はい…」

    23 = 6 :

    「仕事あるみたいだし先帰ってるぞー」

    「うんじゃあね…」

    「二人とも頑張ってねー」

    天然子「任せて!」

    「はあ…」

    天然子「おっ、男君…その、これからよろしくね」

    「うん…天然子さんは去年こういう仕事やってたの?」

    天然子「ううん…やろうとしたらなぜか周りに止められるんだよ」

    「そうなんだ(誰か止めろよ…!)」

    24 = 6 :

    天然子「でっ、でもね」

    「?」

    天然子「きょっ、今日男君にパンもらったからその…恩返ししたくて」

    「…それで副委員長になったの?」

    天然子「うん!男君結構抜けてるとこありそうだから私がお手伝いしたあげるの!」

    「…」

    天然子「じゃあ頑張って終わらそう!」

    「…うん」

    25 = 6 :

    天然子「えーとここは…」

    「…天然子さんそこ間違ってる」

    天然子「ごっ、ごめんねじゃあこっちやるから」

    「…そっちはもう終わった作業」

    天然子「そっ、そうだよね!じゃあこれを…」

    「…それさっきも間違えたよね」

    天然子「あう…」

    「天然子さん。あとは僕がやっておくから飲み物でも買ってきて休憩していいから」

    天然子「うっ、うん。じゃあ行ってくるね!ってキャッ!」

    ズデーン

    天然子「いたた…」

    「…」

    「だあああああああああああああもうっ!」

    26 = 6 :

    「そこっ!座れっ!」

    天然子「おっ、男君!?」

    「いーから座れっ!」

    天然子「はっ、はいっ!」

    「わざとだよなっ!絶対今までのわざとやってきたんだよな!」

    天然子「えっと何のことかな…?」

    「全部だっ!そのズレた発言やらすっ転ぶこと全部だっ!」

    天然子「ちっ、違うよ!」

    「ならなんだ?天然かドジか何かか?」

    天然子「そんなことないもんっ!」

    「いーやそうだ。お前はそれだ」

    27 = 6 :

    天然子「違うもん…私はちゃんと出来るのに…」

    「なら今までの自分を振り返ってみろっ!」

    天然子「あう…」

    「ちゃんと出来ないんなら副委員長やめてくれ」

    天然子「やだよぉ…男君の力になれるもん…」

    「そうか。そんなに俺の力になりたいのか」

    天然子「うん…」

    「なら完璧な俺が指導してやる。」

    天然子「えっ、えと…」

    「まずは転ぶな。なにもないところで転ぶなんてアホすぎる」

    天然子「うっ、うん」

    「あとの作業は俺がやっておくからお前は帰れ」

    天然子「うん!私頑張るよ」

    「じゃあな」

    28 = 6 :

    (さて…遅くなったな)

    (明日からあいつを徹底的に改善してやる)

    (どれだけ凄い人間にしてやることか)

    (ふふ…ふふふふ…楽しみだな)

    (他人まで完璧に育てられるとは流石は完璧な俺だ)

    (んと…着いたか)

    「ただいま」

    「遅かったのね」

    「…姉さん帰ってたんだ」

    「ええ、大学が早く終わったからね。それで遅くなった理由は何かしら」

    29 = 6 :

    「…少し委員長としての雑務があったんだ」

    「それでこの時間まで遅くなるの?相変わらず出来の悪い子ね」

    「…ごめんなさい姉さん。僕、次は頑張るから」

    「それを何度聞いたことか…あなたの言う次はいつくるのかしら」

    「ごめんなさい」

    「…何か言いたげな顔ね」

    「いえ、姉さん。なにもないよ」

    「…まあいいわ。晩ごはんの用意はできてるから手を洗ってきなさい」

    「はい」

    「…」

    30 = 6 :

    「…」

    「そういえばさっき言ってたけどまた委員長やってるの?」

    「うん!また推薦で選ばれたんだ」

    「どうせ面倒な役割だからって誰かに押しつけられたんでしょう?本当に主体性のない子ね」

    「…」

    「もう二年生なんだから少しは成長しなさい」

    「ごめんなさい姉さん…」

    「ごめんなさいごめんなさいってそういえば済むと思ってるのかしら?」

    「…」

    「ふん…ごちそうさま、皿洗いはお願いね」

    「…はい、姉さん」

    31 = 20 :

    さるさる

    32 :

    さるさー回避

    33 = 6 :

    (またクラスのまとめ役になったんだし姉さんが褒めてくれるのかと思ったのに…)

    (くっそ…!なんで姉さんに怒られなきゃなんねえんだよ…)

    (これももとはといえば天然子のせいだ…)

    (まあいい…明日からだ)

    (明日からちゃんと改善させてやる)

    (明日だ…明日だ…)

    34 :

    姉さんマジドS

    35 = 6 :

    ~翌日~
    「…ふわあ」

    「だらしない顔ね」

    「姉さんおはよう…ってかなんでまた僕の部屋に居るの?」

    「…もう出発するからあなたを起こしに来たのよ。不満かしら?」

    「ごめんなさい…」

    「朝は作ってあるからちゃんと食べて行きなさい」

    「うん」

    「じゃあもう出るから」

    「行ってらっしゃい」

    36 = 6 :

    (お…教室一番乗りか)

    (今日は天然子いないんだな)

    (さて、今日からビシバシやっていくか)

    「うーっす…ってせっかく早く来てみたのに一番乗りじゃないのかよ」

    「おはよう友、悪いけど僕が一番だよ」

    「毎朝はえーな。習慣付いてるのか?」

    「うちの姉が僕が早くに起きないと怒るんだ」

    「ふーん大変だな」

    「健康的だからいいんだけどね」

    37 = 6 :

    「おっはよー」

    「うーっす」

    「おはよう女さん」

    「男、昨日は天然子と大変じゃなかった?」

    「ははは、ちょっと大変だったけど上手くやっていけそうだよ」

    「そう…あの子が手をあげた時止めようかと思ったんだけど」

    「天然子さんもそんなにひどいって訳じゃないからね(止めろよっ…!)」

    「…そう、男は出来るやつだし面倒見もいいから大丈夫そうね」

    「なんだ?男を褒めにかかって好感度アップ狙いか?」

    「そっ、そんなんじゃないわよ!」

    「まあたぶん面倒見きれると思うから安心して」

    「うっ、うん…頑張ってね」

    38 = 6 :

    先生「…、…、…、天然子」

    先生「…ん?あいつ今日欠席か?連絡来てないんだがな」

    (何やってんだ…?あいつ)

    先生「まああとで確認とっておくか次…、…、…」

    (まさか…昨日強く言いすぎたか…?)

    (そんなはずはない…あんなに嬉しそうに頑張るって言ってたのに…)

    先生「以上だな。まあ今日は特に説明はないからHRはこれで終わりだから男、あとの時間は自習でもさせといてくれ」

    「分かりました先生」

    39 = 20 :

    しえんあげ

    40 = 6 :

    ~昼休み~

    「天然子どうしたんだろーな?」

    「心配だね…道に迷ってたりしてないかしら」

    「…流石に一年もかよってる訳だしそれはないだろ」

    「あの子は私たちの想像のはるか上を行くから…」

    (ほんとに何してんだ…?)

    (まさか俺のことが嫌で学校に来なくなった訳じゃ…)

    「男?ぼーっとしてるが大丈夫か?」

    「うっ、うん!心配だね」

    「なにもなきゃいいけど…」

    41 = 6 :

    先生「じゃあ次のとこ男、答えを板書してみろ」

    「はい」

    カッカッカッ

    「以上です」

    先生「…流石だな。正解だ」

    「ありがとうございます」

    (それにしても遅すぎる…やはり…)

    ガラッ

    天然子「男君っ!私やったよ!出来たんだよっ!」

    「てっ、天然子!?」

    42 = 6 :

    天然子「転ばなかったんだよ!今まで転ばずに学校これたの初めてだったんだよ!」

    「おっ、落ち着け!今は授業中だっ!」

    天然子「意識するだけでこんなに変わるんだね!ありがとう男君っ!」

    「せっ、先生っ!天然子さんが気分悪いみたいなので保健室に連れて行きます!」

    天然子「えっ!?私どこも悪くないよっ!」

    「いーから行くぞっ!」

    先生「そんなに気分わるそうには見えないが…っておーい…行っちゃった。まあいいや授業続けるぞ」

    43 = 20 :

    なぜ俺以外支援しないのだ

    44 :

    よくある設定だし

    45 :

    俺は楽しんでる

    46 :

    じゃあ支援しちゃう

    47 = 6 :

    天然子「離して男君っ!私どこも悪くないってばぁ!」

    「まずはその頭をどうにかしろっ!」

    天然子「えっ…!?わっ、私ねぐせついてる?」

    「違うっ!どうしたらそこまでアホみたいな登校時間をかけようって考えが生まれるんだってことだ!」

    天然子「だっ、だって転ばないように気をつけろって言ったのは男君じゃ…」

    「そうは言った!だがそこまで普通かかるか!?」

    天然子「かっ、かかったんだもん!」

    「…お前がどうしようもないバカなのは分かった」

    天然子「違うもんっ!今日はちゃんと出来たんだもんっ!」

    48 = 6 :

    「頭痛くなってきた…」

    天然子「大丈夫?保健室にいこうよ」

    「誰のせいだと思ってんだっ!」

    天然子「?」

    「まあいい…お前はこの時間まで保健室で休んでろ」

    天然子「うんっ!」

    (甘く見ていた…想像以上のバカだった…)

    49 = 6 :

    「男、天然子は大丈夫だったか?」

    「うん…次の授業には来れるみたい」

    「元気そうに見えたんだけど…」

    「そっ、そう?結構ぐったりしてたよ」

    「で、なんであんな大遅刻をしたんだ?」

    「…えーと、具合悪いのに午後からでも学校に行きたいって無理してきたらしい」

    「へえ、意外と根性あるんだな」

    「…男も凄い慌ててたよね」

    「いっ、委員長だからね」

    「…ふーん?」

    50 = 6 :

    「…おい天然子」

    天然子「ぐー…」

    「起きろ天然子!」

    天然子「んあ…おはようお父さん」

    「誰がお父さんだっ!」

    天然子「…ん、男君?」

    「そうだ。お前が遅刻した理由を口裏合わせしないといけないから保健室に来た」

    天然子「なんで!?私転ばないでこれたの皆に自慢したかったのにっ!」

    「そんなアホみたいなこと言ったらお前が変な目で見られるだけだろーが!」

    天然子「うう…アホじゃないもん」

    「いいか…お前は具合悪くて午前中は来れなかったってことにしろ」

    天然子「うん…」


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