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    元スレまどか「中二だけど魔法少女になります」

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    タグ : - 魔法少女まどか☆マギカ + - 鹿目まどか + - 黒まどか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    QB「いや……その願いはちょっと」

    2 = 1 :

    QB「いやその、なんていうか……さすがにその願いは僕の限界を超えてるかなーって」

    まどか「え……? どんな願いでも叶えられるんじゃなかったの?」

    QB「ええと、まぁやっぱり限度はあるかなって……」

    まどか「私ならどんな未来も変えられるんだよねぇ?」

    QB「それは言葉の綾っていうか、その」

    まどか「キュゥべえ、嘘ついたの? わたし騙されちゃったの?」

    QB「いやあの、もうちょっと現実的な願いがいいかなぁって……」

    まどか「現実的(笑) 魔法少女が現実的ってなぁに?」

    QB「い、いや……」

    QB「けど、さすがに『全知全能にしろ』は無理があるんじゃないかなぁって……」

    3 = 1 :

    QB「だ、大体ね、全知全能って……君は神にでもなるつもりかい?」

    まどか「おかしなコト言うね、人間なんて支配者になりたいのが相場でしょ?」

    まどか「まどろっこしい力なんていいから、私が支配者になって好き勝手弄りたいってだけの簡単な願いだよ」

    QB「うわぁ」

    まどか「とっても人間らしいかなって」

    QB「うん、人間らしいね、黒い意味で」

    まどか「はよ叶えて」

    QB「い、いやいやいやいや、だからその願いはちょっと無理かなーって……」

    まどか「どうして? どんな願いでも叶えられるんでしょ?」

    QB「あ、う、うん、そうだけど」

    まどか「わたしって凄い逸材とか言ってたよね?」

    QB「ま、まあ……」

    まどか「なんかわたしが契約しないと、未来が大変になっちゃうんだよねえ?」

    QB「そ、そう、だっけ?」

    まどか「なら……ここでわたしを逃しちゃったら、まずいんじゃない?」

    4 = 1 :

    QB「そ、そうだよぉ! 鹿目まどか、君ならすごい魔法少女になれる!」

    まどか「だよね? だからさぁ、願い叶えようよ」

    QB「い、いやっ、その……ちょっと世界を支配させろってのは、規模があれかなーって」

    まどか「じゃあ……キュゥべえはウソついてたの?」

    QB「ええっ!? ほ、ホントだよ! っていうか僕みたいな生き物がいるってだけでなんか不思議って思わないかい?」

    まどか「それは夢オチでいいんじゃないかな」

    QB「えぇーー……」

    まどか「だって叶えられないんでしょ? どんな願いもって言ったのに、選り好みしちゃうんだよね?」

    QB「だ、だから限度ってものが」

    まどか「まどかショックだなぁ……魔法少女になるの、やめちゃおっかなぁ」チラッ

    QB「こ、こっちだってね、願いを叶えたい女の子はたくさんいるんだ、別に君じゃなくたって」

    まどか「あれれ? わたしじゃないと未来を変えられないって設定はどうしたの?」

    QB「そ、それもウソかも知れないだろ?」

    まどか「あ、そう じゃいいや」

    QB「へ……?」

    5 = 1 :

    QB「いやいやいやいや! 君がすごいのはホントで!」

    まどか「どんな願いでも叶えられる?」

    QB「もちろんだよ!」

    まどか「すごい魔法少女になれる?」

    QB「あ、あたりまえさ!」

    まどか「全知全能にしてくれる?」

    QB「や……それはちょっと」

    まどか「ほら!! やっぱりダメなんだ!!」

    QB「まず全知全能って願いがあやふやすぎるんだよ!」

    まどか「へえ、じゃあ詳しく説明すればいいの?」

    QB「そ、そうだね、言ってみてくれるかい?」

    QB「(クッ……鹿目まどか、まさか君がこんなにもクレーマーだったなんて)」

    QB「(なんとか誤魔化して、無理矢理にでも契約させてやる……)」

    6 = 1 :

    まどか「まずね、私はこの世界が消滅しても、上位意識だから生きていけるの」

    QB「は?」

    まどか「それで、この世界は私にとって玩具みたいなものだから、なんでも出来るの」

    QB「……」

    まどか「あとねあとね、やっぱり弄った世界で遊びたいから、この世界に降りることも出来るのね」

    QB「う、うん」

    まどか「そのときに世界が消滅してもちゃんと本体に戻れないといけないしー」

    QB「……うん?」

    まどか「ま、そうだ、自動全知全能にしよっか」

    QB「へ……?」

    まどか「私がとくに意識しなくても、全自動で私は守られるし、世界の因果は自動で保たれるしー」

    まどか「その上で私の思い通りになるし、あとやっぱりテスト用ってことで複数世界を作れるようにしたいなぁ」

    QB「君は最強厨なのかい……?」

    7 :

    黒まどさん

    8 = 1 :

    まどか「そんな感じで!」

    QB「アホか!!」

    QB「もうね、エントロピーとか以前の問題だよ!」

    QB「今まで色んな魔法少女を見てきたけど、君みたいな魔法少女は特級イレギュラーだよ!」

    まどか「ウェヒヒ」

    QB「褒めてないよ!!」

    QB「いいかい? いくらなんでもそんな願いは無理だ、僕は願いは叶えられるけど神じゃないんだからさぁ」

    まどか「えー、どんな願いもって言うから一番叶えたいのを教えたのに」

    まどか「その願い、言うの恥ずかしかったんだよ?」

    QB「悠長に語ってる君のどこに恥じらいがあったんだろう……」


    QB「そうだ、さっきのが一番なら二番目の願いもあるってことだろう?」

    QB「それなら叶えられるかも知れない、どんな願いでも言ってみてよ!」

    9 = 1 :

    まどか「さっきもそう言って騙したよね?」

    QB「へっ……? 騙すつもりはなかったっていうか」

    まどか「騙されるのって傷つくんだよね」

    QB「だ……大丈夫さ! 物は試しって言うだろ?」

    まどか「じゃぁ……『自由に世界を作り替える能力がほしい』」


    QB「い、いや……それ、言い方かえただけだよね?」

    まどか「全然ちがうよ!」

    まどか「私は全知全能じゃないけど、世界を改変する力だけはほしいかなーって」

    まどか「そしたらその力で自力で全知全能になるし」

    QB「い、いやいやいや! まずは全知全能から離れようよ!」

    まどか「ほらやっぱり叶えてくれない」

    QB「いやその……やっぱり世界を変えちゃうのは難しいんじゃないかなーって……」

    まどか「あーあ、また騙されちゃったなあ、傷ついたなぁ」

    まどか「なんとか言ってよぉ、出来損ないのキツネのくせにさぁ」ゲシッ

    QB「ひぎぃ!!」

    10 = 1 :

    QB「(くそ……鹿目まどかさえ魔女にできれば、僕のノルマも達成できる)」

    QB「(そしたら退職してリゾート惑星で老後を送るという計画だったのに)」

    QB「(母星には僕の帰りを待つ家族がいるっていうのに……)」


    まどか「ねえ叶えてくれるんだよねぇ?」

    QB「(おのれ……鹿目まどかの魔力は絶大だ)」

    QB「(なんとしても……この物件を転がして、僕は営業王になるんだ!!)」

    QB「そ、そうだ! 君は神になりたいんだろう?」

    まどか「そうだよ? さっきから言ってるよね?」ゲシッ

    QB「ひぎっ……な、なら、人間社会を支配するという意味で神になるってのはどうだい?」

    まどか「ああ……政治家に電話すると、わたしの口座にお金が入ってくる錬金術のこと?」

    QB「…………そ、そうかな?」

    まどか「そういうのは興味ないんだ、わたしってこの世界そのものを支配したいっていうかぁ」

    まどか「世界全体を見下してるっていうかぁ、そういうポジションに救いを感じるっていうかぁ」

    QB「わけがわからないよ……」

    11 = 1 :

    QB「そうだ! さっき君が言ってたじゃないか、君の魔法で神になればいいんじゃないか」

    まどか「あはは! さすがキュゥべえだね、それはどんな願いならいいのかな?」

    QB「ほ、星を破壊するくらいの力を……手に入れるとか?」

    まどか「ぜんぜんわかってないねー、おしおきだよ♪」ゲシッ

    QB「ぎゃぼ!」


    まどか「ちょっと整理しよっか」

    まどか「キュゥべえはわたしの願いを叶えられない」

    QB「はい」

    まどか「はいじゃないよ? そこはごめんなさいだよね?」

    QB「えぇっ? ご、ごめんなさい」

    まどか「どうしても、人が神になったり、世界を作り変えたりする願いは叶えられない、と」

    QB「おっしゃるとおりです」

    まどか「うん、帰っていいよ」

    QB「え……いやいやいや! それはちょっと困るかなって!」

    12 :

    まどかさんぱねぇwwww

    13 = 1 :

    まどか「だってわたしの他にも願いを叶えたい女の子はたくさんいるんでしょ?」

    QB「い、いや……その、君ほどすごい逸材はいないかなーって」

    まどか「でもわたしの願いは叶えられないんだよね?」

    QB「いやーちょっと……ど、どんな願いでも、叶えられる……はずなんだけど」

    まどか「なのにこの世界はわたしの思い通りになってくれないんだよね?」

    QB「そ、そりゃ……そうだろう?」


    まどか「じゃー消そう!」

    QB「へ?」

    まどか「なんかね、そんな世界ならなくなっていいかなって」

    QB「……い、いやいやいや」

    まどか「もうね、宇宙も含めて、平行世界とかあるんだったらそれも全部まとめてさ、なくなっちゃえばいいよ!」

    QB「うっわ! エントロピーを凌駕しすぎてる!! どんだけ滅ぼしたいんだよ!!」

    まどか「ねえねえ叶っちゃう? この願い叶っちゃう?」

    QB「い、いやだから世界の作りに関するのは僕には無理だって!」

    14 = 1 :

    まどか「なーんだ、つまんないの」

    QB「君は……頭を冷やした方がいい」

    まどか「そうだね、わたしも願いが叶うなんて言われて、テンションが上がってたのかも」

    QB「ぼ、僕はいつでも待ってるからね、別の願いが決まったらすぐに呼んでね」


    何日か後


    QB「鹿目まどか、願いは決まったかい」

    まどか「それなんだけどね」

    まどか「わたし一人じゃ決められないから、世界に詳しい友達を連れてきたよ!」

    ほむら「どうも」

    QB「げぇ!! ほむら!!」

    15 :

    いいぞ。

    続けて

    16 = 1 :

    ほむら「話は聞かせてもらったわ」

    ほむら「なんでも、まどかの願いを叶えられないそうね」

    ほむら「(これは新しいパターンね、まさか途方も無い願いのおかげで、契約を阻止出来るなんて)」

    QB「だ、だって……神になりたいとか、世界を滅ぼし」

    まどか「あははっ、恥ずかしいから言わないでよぉ」ゴスッ

    QB「ぐべぉ!」

    ほむら「(インキュベーターと敵対するまどかも珍しいパターンだわ……この世界ならいけるかも知れない)」

    QB「だ、だから……この個体はいくらでも代わりがあるけど、無駄に消費するのはやめてくれないか」

    まどか「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」

    QB「うわああ!! 僕の個体を食べないで!!」

    まどか「発泡スチロールの味だね」

    QB「わけがわからないよ!!!」

    17 = 1 :

    ほむら「まずは願いを叶えられない理由を明確にすべきね」

    QB「君もこの惨状をスルーしないでくれないかい」

    ほむら「(グロ展開にも順応してる……仮に魔法少女になっても、このまどかなら魔女化しないのでは……)」

    ほむら「(それにこの世界の作りや、願いの制限については私も知らない……興味深いわね)」


    ほむら「答えなさい、世界を作り替える願いは何故叶えられないのか」

    QB「そ、そんなの当たり前だろう? 僕はあくまで願いを叶えるだけで、神を作るような真似は出来ないよ」

    ほむら「その理由を話せと言っているの、明確に答えないと、新しい個体をリロードすることになるわよ」

    QB「暁美ほむら、僕にそんな脅しが通用しないことは承知しているだろう?」

    まどか「もう死に慣れてるもんね」

    QB「…………君のせいだろう」

    ほむら「(……ちょっと、引くわ)」

    18 :

    まどか「QB食っちゃうんだぜぇ~、ワイルドだろぉ?」

    19 :

    QB鍋
    QBの串焼き
    QBの角煮
    QBの刺身
    QB汁
    QBのたたき
    QB寿司
    QBのステーキ
    ローストQB

    20 = 1 :

    QB「いいかい? 人間の願いというのは、本来ごく現実的なものしか叶えられないんだ」

    まどか「好きな男の子の手を治すとか?」

    QB「そう! 些細な幸せを叶えてあげるのが僕の役目さ!」

    ほむら「そのセリフだけだと、とても可愛らしく聞こえるわね」

    QB「だから世界を作り替える願いは、たとえ僕にその力があったとしても叶えられない」

    QB「それを願う人間に、それほどの力がないからなんだ」


    ほむら「待って、それだと私の願いに矛盾が生じるわ」

    QB「…………」

    ほむら「この魔法は世界を飛び越えて重複させているのでしょう? 世界に干渉する力ではないかしら」

    まどか「わあ! ほむらちゃんすごい! どんな力なの?」

    ほむら「後で教えてあげるわ」

    QB「確かに、暁美ほむらの願いは世界を改変するほどの力にも見える」

    QB「でも違うんだ、君の力は君自身が世界を飛び越えるだけに過ぎない」

    QB「世界に影響が及ぶのはその副産物にすぎないのさ」

    まどか「ねえねえっ、飛び越えるってどうするの? スポーツ年鑑で一山当てられるっ?」

    21 = 1 :

    ほむら「(この世界のまどか……絵の書いたような黒さね、ソウルジェムが濁るわ……)」

    QB「世界を直接変える願いは無理だ」

    QB「けど、結果的に世界を改変することなら出来る、それが願いであって、奇跡なのさ」キリッ

    まどか「だから私を神にして、結果的に世界を改変するって言ってるんだけどなぁ」ドグシャァ

    QB「げぼぉおぉ!!!」

    ほむら「返り血……ッ!? SAN値が……!」


    QB「だ、だから……それは無理だって言ってるじゃないか」

    まどか「キュゥべえは願いを選り好みしすぎだよ、ぎゅっぷぃ」

    ほむら「(これは夢、これは夢、こんなのまどかじゃない……)」

    22 = 1 :

    まどか「キュゥべえの与太話だと、わたしってすごい逸材なんだよね?」

    QB「そうだよぉ! 君ならどんな未来だって変えられる!」

    まどか「ならさ、わたしだったら世界を改変する願いも叶えられそうじゃない?」

    QB「いや、その……」

    ほむら「それとも……世界を改変されると都合が悪いのかしら、インキュベーター?」

    QB「えええ、あのその……」

    ほむら「例えば、この契約には知られたくない裏があるとか」

    QB「そ、そーんなことあるわけないじゃないかあー、あはははは!」

    QB「(くっ……! 暁美ほむら、やはり契約の阻止が目的なのか)」


    まどか「あはは、やっぱり裏があるんだね」

    まどか「それについてもあらいざらい吐いてもらおうかなぁ」

    まどか「そうだ……こういう時って、脅すのがいいんだよね?」

    まどか「ねえねえ……キュゥべえに関する存在を、完全に消しちゃうって願いはどうかなあ……?」

    23 = 1 :

    QB「は……?」

    まどか「あれ、聞こえなかったあ?」

    まどか「だからね、キュゥべえが何者か知らないけど……みんなまとめて消しちゃうって願い、どうかなあって」

    QB「へ……え……ええと」

    QB「(なんてドス黒い感情エネルギーなんだ……こんな人間は見たこともない……下手すれば、ヤラれるぞ……!)」

    QB「いやっ、その……」

    ほむら「(ああ……グリーフシードをもってきてよかった)」

    まどか「ほら世界は改変してないよ? ちょっと死よりも確実な方法を願ってるだけじゃない」

    QB「い……言ってなかったかな! そういうこわーいお願いは、子供の教育によくないからだめなんだよ!」

    まどか「あ、そう」ドグシャア

    QB「ぐばああ!!!」

    ほむら「ひっ……」パタリ

    まどか「あはは、ほむらちゃん気絶しちゃった、キュゥべえの抜け殻食べさせたら回復するかな」

    QB「むしろショック死するんじゃないかな……」

    24 = 1 :

    まどか「そうだ、キュゥべえの願いを増やす願いってどう?」

    QB「いやいやいや、それはほら、お決まりのNGだよ!」

    まどか「使えないなぁ」

    QB「いやその……この物件諦めたい……」


    まどか「つまり、世界ぜんぶを変えるんじゃなくて、ほんの少し変えるだけならいいってこと?」

    QB「もう、それでいいです」

    まどか「へえー」

    QB「それでも神だとか、全知全能とかは無理だからね?」

    まどか「ウェヒヒッ それよりも面白い願いを思いついちゃったんだよね」

    QB「え……」

    25 = 1 :

    ほむら「……ん、ここは……」ホムリ

    まどか「あ、起きた」

    ほむら「まどか……」

    ほむら「(私はまどかに連れられて……ああ、そうか、悪い夢を見ていたのね……)」

    まどか「えへへ、返り血浴びて失神しちゃうなんて、ほむらちゃんかわいいね」

    ほむら「(夢じゃなああああい!)」


    ほむら「あれ……まどか、あなたまさか!!」

    まどか「あれあれ、わかっちゃう? 中二だけど魔法少女になっちゃった」テヘペロ

    ほむら「やっぱり阻止できなかった……!」

    QB「暁美ほむら、絶望する必要はないさ」

    ほむら「!!?」

    QB「まどかは、おそらく僕が最も望んでいない願いを叶えたのだから」

    ほむら「あなた、一体どんな魔法を……」

    まどか「へへ、それはね……わたしと、わたしの周囲が」

    まどか「ギャグになる魔法だよ……」ドヤァ

    26 = 1 :

    1.それはとってもおかしいなって

    マミ「しまった!!」

    まどか「わっ」

    さやか「ああ! まどかがマミられた!」


    まどか「痛いなぁ」

    さやか「ああ! まどかがヘッドレスになった!」

    マミ「なんで生きてるの!?」

    まどか「んーそういう体質?」

    マミ「っていうか顔がないのに声が聞こえるって不思議!!」


    さやか「ああ! 魔女がみるみる溶けていく!」

    まどか「魔女は犠牲になったのだ」

    マミ「すごい……食べられた頭が、魔女を侵食しているのね」

    マミ「デタラメだけど、すごくデタラメだけど、とんでもない魔法だわ!!」

    QB「……あーあ」

    27 = 1 :

    2.もうなにもこわくない

    マミ「やだ、ソウルジェムが穢れてるじゃない」

    まどか「あ、はじめからこういう色なんです」

    マミ「えー……」」

    28 = 1 :

    3.奇跡も、魔法も、ないんだよ

    杏子「くそ! さやか!! どうして魔女なんかに!!」

    さやか「あーなんか、この現実はあたしには合わないかなーって」

    杏子「な……なんで喋ってんだよぉ!! 台本と違うだろぉ!!」

    まどか「まぁ、ギャグだし?」

    杏子「どうなってんだよ……」

    29 = 1 :

    4.オチなんて、あるわけない

    マミ「行ってしまったわ……円環の理に導かれて」

    さやか「尊い犠牲だったね」

    マミ「……なんでいるの!!?」

    まどか「あー、まだ出番あるし」

    マミ「はあ!?」

    さやか「退場すると思った? ざんねーんさやかちゃんでした!」

    まどか「あ、ちょっとあざとかったから、やっぱ退場で」

    さやか「いやだああああああぁぁぁぁ……!!!」

    30 = 1 :

    5.こんなの絶対うれしいよ

    ほむら「まどかぁっ……」ムギュ

    まどか「……っ///」

    まどか「ごめん……セリフとんじゃった」


    ほむら「まどかぁっ……」ムギュ

    まどか「……ぁっ///」

    まどか「ごめんね……間をまちがえちゃった」

    ほむら「……」


    ほむら「まどかぁっ……」ムギュ

    まどか「……ん///」

    まどか「セリフ飛んじゃった、もう一回お願い」

    ほむら「……」


    ほむら「まどかぁっ……」ムギュ

    QB「…………」

    31 = 1 :

    6.最後に残ったオチ

    ほむら「それで……」

    ほむら「なんやかんやで全員揃ってワルプルギスの夜に挑むわけね?」

    QB「……仕方ないだろう、死んだと思ったら生き返るし、魔女化したと思ったら元に戻るし」

    QB「まどかがいる限り、この世界はもう正常じゃないからね」

    まどか「ウェヒヒ」

    QB「それにワルプルギスの夜だって、ギャグになってない保証はない……」

    まどか「あ、そうだ」

    まどか「めんどいから、ワルプルギスの夜はいなかったってオチにしよう」

    QB「は……?」

    ほむら「まどかだめ! それオチてないわ!」

    まどか「またまたぁ、よくあるでしょ? 最終回なのに結末をやらないギャグとか」

    さやか「ギャグアニメなのにギャグをやらないギャグとか?」

    まどか「そうそうそんな感じで」

    32 :

    わけがわからないよ

    33 = 1 :

    7.わたしの、最高の願い

    ほむら「はっ…………また、戻ってしまった」

    まどか「残念、戻ってないんだよねぇ」

    ほむら「え、ええ!?」


    まどか「ほむらちゃんの為にね、ちゃんとオチを考えてきたんだよ?」

    ほむら「い、いらないわよ……ギャグテイストにまみれたオチなんて!」

    まどか「またまたぁ、ツンデレなんてもう流行らないよ?」

    ほむら「ツンでもデレでもないわ!」

    まどか「わたしが用意したオチはね?」

    ほむら「い、いや……聞きたくない!」


    まどか「魔法少女まどか☆マギカ 二期決定」

    ほむら「ま、まどか……」ホロリ

    まどか「ただしギャグアニメ」

    ほむら「いやああああああああ!!!」

    34 = 1 :

    QB「……で、鹿目まどか、君は結局何がしたかったんだい?」

    まどか「うーん、暇つぶし?」

    QB「暇つぶしで因果律をデタラメにしたのかい」

    まどか「うん、だってこんな世界どうでもいいもん」

    QB「はぁ……まったく、人間は理解できないよ」

    35 :

    でも魔法少女まどかちゃん☆マギカ!みたいなスピンオフをwebアニメで10分位なら…

    36 = 32 :

    もしかして終わったのか

    37 = 1 :

    さやか「終わったとおもうじゃん? ざんねーんさやかちゃんでしたー!!」

    38 = 32 :

    糞面白いからさっさと書け
    それと次からは人が多い時間帯にスレ建てろ

    39 :

    乙…でいいのか?

    この時間軸はなかったことにしよう

    40 :

    え、終わり?
    レス数が少ないから心が折れたのか
    せっかく良SSだったのに

    41 = 1 :

    さやか「終わったとおもうじゃん? ざんねーんさやかちゃんでしたー!!」

    常識的に考えてつまらないでしょう!?

    42 = 32 :

    QB「……で、>>1、君は結局何がしたかったんだい?」

    43 = 32 :

    SAN値直葬黒まどかが見れたので良かった

    44 = 1 :

    ほむら「とても恐ろしい夢を見てしまったわ」

    ほむら「思い出したくもないけど……状況を整理するためにも思考しないと」

    ほむら「私は、ギャグ化した世界から、また別の世界へ戻ってきた」

    ほむら「この世界が私の知る正しい世界なら、世界はまだ私が転校する前の日」

    ほむら「……何も変わりない、何度も見た部屋」

    ほむら「……なのに、この違和感はなにかしら」


    QB「やあ、やっと来たね、暁美ほむら」

    ほむら「……そう、違和感の正体は確かにあるようね」

    QB「僕もこのパターンは初めてさ」

    45 = 32 :

    続くのかよ

    46 :

    スポーツ年鑑でくすっときたww

    47 :

    なんか謙遜してるけど実は>>1の中身もこのまどかみたいなんでしょ?

    48 = 1 :

    ほむら「つまり、あなたも記憶を持ったままこの世界へ飛ばされたということ?」

    QB「それだけなら良かった、元より僕達は異なる時間軸を行き来する存在だからね
       記憶の共有は本来の能力だし、問題ではないのさ」

    ほむら「回りくどいわね、結果から言いなさい」

    QB「やれやれ、君は冷めすぎてる、もう少し煽りというものを楽しんだらどうだい?」

    ほむら「あなたこそ、感情は持ちあわせていないのではなかったかしら」

    QB「……いいかい、あの世界の鹿目まどかは完全なイレギュラーだった」

    ほむら「そんなのわかっている、あんなのまどかじゃない……まどかは私のSAN値を削ったりしない」

    QB「そうじゃない」

    QB「あの鹿目まどかは、別の意識に支配されていたと思われる」

    ほむら「……回りくどい、端的に言いなさい」

    QB「あれは鹿目まどかの身体を借りた別の存在じゃないかと、僕は考えた」

    ほむら「そう」

    QB「落ち着いているね、だけどその余裕もなくなる」

    49 :


    50 = 1 :

    QB「あのまどか、ややこしいから仮に鹿目と呼ぼうか
       奴の途方もない魔法は周囲の因果律を歪めるには十分な可能性があった」

    ほむら「だから、端的に言えと言っているのよ」

    QB「……鹿目は君の能力を奪って、僕達のあとを追ってきている」

    ほむら「まるで少年漫画のような話ね、めまいがしてきたわ」

    QB「僕がこの世界にこれたのも、鹿目の改変によって生まれた時間の溝に落ちてしまったからさ」

    ほむら「……それで、このタイミングで私に接触した目的は何かしら」

    QB「…………因果律の話はわかるかい?」

    ほむら「多少ならばわかるわ」

    QB「因果とは、現在の結果から過去を結びつける証拠のような存在さ
       この世界は因果律によって成り立っているといってもいいだろう」

    ほむら「……なんだか、先が読めてしまうのだけど」

    QB「鹿目は現在の時間で因果をデタラメにした
       その結果、この世界はデタラメになった現実に辻褄を合わせるように、過去すら改変されてしまっている」

    QB「もう、わかるだろう?」

    ほむら「私に因果律を修復しろとでも言いたいのかしら」


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