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元スレ恒一「有田さんが普通じゃなくなる現象……?」
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>>204
おかえり
おかえり
とりあえず、保守さんくす
次の日、学校
赤沢(結局、あれから皆、流れ解散になってしまった)
赤沢(今日、有田さんがどういう形で入ってくるかで、今後の対策も変わる……)
赤沢(呪いが解けていれば、悲しい話だけれど、有田さんの恋は破れたという事)
赤沢(そうなってくれれば、後輩達に有益な情報を作る事が出来る)
赤沢(……嫌なものね、私は彼女がふられる事を望んでいる)
赤沢(もし、呪いが解けていなければ、「アリタ」の呪いは、一度恋をしたら、学年の終わりまで解けないという事。最悪のケースね)
赤沢(それとも、有田さんが、まだ……)
次の日、学校
赤沢(結局、あれから皆、流れ解散になってしまった)
赤沢(今日、有田さんがどういう形で入ってくるかで、今後の対策も変わる……)
赤沢(呪いが解けていれば、悲しい話だけれど、有田さんの恋は破れたという事)
赤沢(そうなってくれれば、後輩達に有益な情報を作る事が出来る)
赤沢(……嫌なものね、私は彼女がふられる事を望んでいる)
赤沢(もし、呪いが解けていなければ、「アリタ」の呪いは、一度恋をしたら、学年の終わりまで解けないという事。最悪のケースね)
赤沢(それとも、有田さんが、まだ……)
赤沢(何にせよ、いつもの有田さんなら、そろそろ入ってくるはず……)
恒一「…………」
赤沢(榊原君も、心なしか緊張した様子ね……)
ガラララ
??「恒一おにーちゃーん! おっはよーっ!」
クラス一同「!?」
恒一「…………」
赤沢(榊原君も、心なしか緊張した様子ね……)
ガラララ
??「恒一おにーちゃーん! おっはよーっ!」
クラス一同「!?」
ロリ有田「あれ? 皆早いね、えへへ、松子寝坊しちゃったかな?」ギュー
赤沢(なんという事……あれは、どう見ても普通には見えないわ!)
小椋(見た目が松子そのままなだけに……)
綾野(マニアックだね……)
見崎(幼児プレイ……)
恒一「有田さんっ! その、抱きつくのはちょっと……」
ロリ有田「えー、やだやだー! 松子、お兄ちゃんから離れたりしないもん!」
恒一(くっ…………)
赤沢(なんという事……あれは、どう見ても普通には見えないわ!)
小椋(見た目が松子そのままなだけに……)
綾野(マニアックだね……)
見崎(幼児プレイ……)
恒一「有田さんっ! その、抱きつくのはちょっと……」
ロリ有田「えー、やだやだー! 松子、お兄ちゃんから離れたりしないもん!」
恒一(くっ…………)
恒一「で、でも、授業が始まったらこんな事は……」
ロリ有田「授業が始まってもするのーっ! そうだ、なら……ねえ、水野君」
水野「は、はいっ!」
ロリ有田「恒一お兄ちゃんと、席を交換して」
恒一「そんな事、出来るわけが……」
赤沢(ぶっちゃけ、現象のせいだし出来るわ)
ロリ有田「授業が始まってもするのーっ! そうだ、なら……ねえ、水野君」
水野「は、はいっ!」
ロリ有田「恒一お兄ちゃんと、席を交換して」
恒一「そんな事、出来るわけが……」
赤沢(ぶっちゃけ、現象のせいだし出来るわ)
久保寺「ようし、お前らせきにつk……」
ロリ有田「あっ! せんせーっ! ねぇ、松子のお願い聞いてくれる?」
ロリコン久保寺「うん! いいよっ!」ニッコリ
ロリタ「水野君の席と、恒一お兄ちゃんの席を交換してほしいんだ!」
ロリ寺「もちろんおっけーさ!」ニッコリ
ロリタ「やったーっ! お兄ちゃん、これで隣同士だね!」
恒一「あぁ、うん……そうだね」
ロリ有田「あっ! せんせーっ! ねぇ、松子のお願い聞いてくれる?」
ロリコン久保寺「うん! いいよっ!」ニッコリ
ロリタ「水野君の席と、恒一お兄ちゃんの席を交換してほしいんだ!」
ロリ寺「もちろんおっけーさ!」ニッコリ
ロリタ「やったーっ! お兄ちゃん、これで隣同士だね!」
恒一「あぁ、うん……そうだね」
授業中
恒一「ねえ、有田さん」
ロリタ「んー? なぁに、お兄ちゃん」ギュー
恒一「どうして、席がずれて、僕の席にくっついてるの?」
ロリタ「松子ね、今日の用意を全部忘れて来ちゃったの! だから、お兄ちゃんの教科書を見せてもらうんだ!」
恒一「じゃあ、どうして僕にくっついてるの?」
ロリタ「え? 何でそんな事を聞くの?」
小椋(授業中くらい、静かにしてほしい限りね……)
佐藤(黒板が見えないわ……)
見崎(有田さん、アホ毛が立ってる……)
恒一「ねえ、有田さん」
ロリタ「んー? なぁに、お兄ちゃん」ギュー
恒一「どうして、席がずれて、僕の席にくっついてるの?」
ロリタ「松子ね、今日の用意を全部忘れて来ちゃったの! だから、お兄ちゃんの教科書を見せてもらうんだ!」
恒一「じゃあ、どうして僕にくっついてるの?」
ロリタ「え? 何でそんな事を聞くの?」
小椋(授業中くらい、静かにしてほしい限りね……)
佐藤(黒板が見えないわ……)
見崎(有田さん、アホ毛が立ってる……)
昼休み
ロリタ「お兄ちゃん、あーんしてっ!」
恒一「えぇっ!?」
ロリタ「後でお兄ちゃんにもあーんしてあげるから、お願いー」ギュー
恒一「もう、仕方が無いなぁ、ほら、あーん」
ロリタ「あむっ! えへへ、おいしいね!」
綾野(すっかりこういっちゃんが懐柔されてるね。午前中抱きしめられ続けたのは、やっぱり影響があったのかな?)
ロリタ「お兄ちゃん、あーんしてっ!」
恒一「えぇっ!?」
ロリタ「後でお兄ちゃんにもあーんしてあげるから、お願いー」ギュー
恒一「もう、仕方が無いなぁ、ほら、あーん」
ロリタ「あむっ! えへへ、おいしいね!」
綾野(すっかりこういっちゃんが懐柔されてるね。午前中抱きしめられ続けたのは、やっぱり影響があったのかな?)
赤沢(この場合の対策……何か、何か手を打たないと!)
赤沢「おい、中尾!」
中尾「イエス、ボス」シュタッ
赤沢「千曳先生に、現状を伝えに行きなさい。そして、どうにかする方法を聞く事。三十秒で図書室まで、良いわね?」
中尾「イエス、ボス」ヒュオン
赤沢(もっとも、対策案なんて、一つしか無いでしょうけど)
赤沢「おい、中尾!」
中尾「イエス、ボス」シュタッ
赤沢「千曳先生に、現状を伝えに行きなさい。そして、どうにかする方法を聞く事。三十秒で図書室まで、良いわね?」
中尾「イエス、ボス」ヒュオン
赤沢(もっとも、対策案なんて、一つしか無いでしょうけど)
赤沢(有田さんのあの様子、間違えようがない)
ロリタ「お兄ちゃん、もう一回食べさせてっ!」ウフフ
恒一「えーっ、僕まだ食べさせてもらってないよ」アハハ
赤沢(有田さんは、榊原君の事を諦めていない)
ロリタ「仕方が無いなぁ、お兄ちゃんは。ほら、あーんっ!」ウフフ
恒一「ありがとう、有田さん」アハハ
ロリタ「だーめっ! 『松子』って呼んでくれるまで、食べさせてあげないっ!」ウフフ
恒一「松子……さん?」
ロリタ「だめ! 呼び捨てっ!」
恒一「お願いだよ、松子」
ロリタ「仕方が無いなぁっ! あーんっ!」
赤沢(でも、私はあんなに楽しそうな榊原君に、もう一度有田さんを振れって言うの?)
ロリタ「お兄ちゃん、もう一回食べさせてっ!」ウフフ
恒一「えーっ、僕まだ食べさせてもらってないよ」アハハ
赤沢(有田さんは、榊原君の事を諦めていない)
ロリタ「仕方が無いなぁ、お兄ちゃんは。ほら、あーんっ!」ウフフ
恒一「ありがとう、有田さん」アハハ
ロリタ「だーめっ! 『松子』って呼んでくれるまで、食べさせてあげないっ!」ウフフ
恒一「松子……さん?」
ロリタ「だめ! 呼び捨てっ!」
恒一「お願いだよ、松子」
ロリタ「仕方が無いなぁっ! あーんっ!」
赤沢(でも、私はあんなに楽しそうな榊原君に、もう一度有田さんを振れって言うの?)
赤沢(三年三組演劇部、緊急対策会議を行うわ)アイコンタクト
小椋、綾野(わかったよ、泉美)
廊下
赤沢「……見ての通り、呪いはかかったままよ」
小椋「……うん」
赤沢「友人として、二人に聞くわ。どうすればいいと思う?」
綾野「私は、このままでいいと思うよ」
小椋、赤沢「えっ……」
綾野「松子のあの姿。昨日、こういっちゃんがああ言ったから、ああなったんだと、私は思う。そう考えてみれば、あのスケバン松子も、きっと『伝えたい事を伝えたい人に伝えれる自分』のイメージなんじゃなかったかな。根っこの所で松子のままだったから、失敗だったけど」
綾野「だから、私が思うに松子は、こういっちゃんに好かれる自分になろうとしてるんだよ。それは、現象なんて関係ない、普通の恋愛でもする事だ」
小椋「私は……彩の意見には反対かな」
小椋「私の知ってる松子は、あんな前向きに、好きな男子に抱きつけるような、そんな恋が出来る子じゃない。なら、あれは現象が引き起こした、偽物の松子の姿だよ。今は良いかもしれないけれど、卒業した後、松子がすべてを知った時に、絶対に悲しむ」
小椋「松子の為を思うなら、私は榊原君が、もう一度松子をふるべきだと、思う」
小椋、綾野(わかったよ、泉美)
廊下
赤沢「……見ての通り、呪いはかかったままよ」
小椋「……うん」
赤沢「友人として、二人に聞くわ。どうすればいいと思う?」
綾野「私は、このままでいいと思うよ」
小椋、赤沢「えっ……」
綾野「松子のあの姿。昨日、こういっちゃんがああ言ったから、ああなったんだと、私は思う。そう考えてみれば、あのスケバン松子も、きっと『伝えたい事を伝えたい人に伝えれる自分』のイメージなんじゃなかったかな。根っこの所で松子のままだったから、失敗だったけど」
綾野「だから、私が思うに松子は、こういっちゃんに好かれる自分になろうとしてるんだよ。それは、現象なんて関係ない、普通の恋愛でもする事だ」
小椋「私は……彩の意見には反対かな」
小椋「私の知ってる松子は、あんな前向きに、好きな男子に抱きつけるような、そんな恋が出来る子じゃない。なら、あれは現象が引き起こした、偽物の松子の姿だよ。今は良いかもしれないけれど、卒業した後、松子がすべてを知った時に、絶対に悲しむ」
小椋「松子の為を思うなら、私は榊原君が、もう一度松子をふるべきだと、思う」
赤沢「……二人の意見はわかったわ。難しい問題ね」
中尾「……ボス、ミスター千曳から伝言が」ヒュオン
赤沢「聞くわ」
中尾「『榊原君だって、事情はわかっているはずだ。これはもう、クラスの問題というよりは、二人の問題だ。あまり口をはさむべきではない』だそうです」
赤沢「……そう、下がりなさい」
中尾「イエス、ボス」ヒュオン
中尾「……ボス、ミスター千曳から伝言が」ヒュオン
赤沢「聞くわ」
中尾「『榊原君だって、事情はわかっているはずだ。これはもう、クラスの問題というよりは、二人の問題だ。あまり口をはさむべきではない』だそうです」
赤沢「……そう、下がりなさい」
中尾「イエス、ボス」ヒュオン
小椋「それで、どうするの? 現状維持? 振ってもらう? 二人に任せる?」
赤沢「……わからないわ。何が正解なのか、わからない。現象のパターンが掴めていないのもあるけれど、私は心のどこかで、私の都合で榊原君が有田さんをふる事を望んでいる。こんな精神状態じゃ、対策係として正しい判断が出来ない」
赤沢「無能と罵ってくれて結構よ。私には、その自覚がある」
綾野「そんな事、無いよ。今日、もう一度クラス会議を開こう」
小椋「そうだね、まだ呪いは始まったばかりだもん、どうにかなるよ」
赤沢「……わからないわ。何が正解なのか、わからない。現象のパターンが掴めていないのもあるけれど、私は心のどこかで、私の都合で榊原君が有田さんをふる事を望んでいる。こんな精神状態じゃ、対策係として正しい判断が出来ない」
赤沢「無能と罵ってくれて結構よ。私には、その自覚がある」
綾野「そんな事、無いよ。今日、もう一度クラス会議を開こう」
小椋「そうだね、まだ呪いは始まったばかりだもん、どうにかなるよ」
放課後
ロリタ「おにーちゃーんっ! 一緒に帰ろっ!」
恒一「……うん、良いよ!」
ロリタ「えへへ、やったぁ!」
恒一「…………」
ロリタ「おにーちゃーんっ! 一緒に帰ろっ!」
恒一「……うん、良いよ!」
ロリタ「えへへ、やったぁ!」
恒一「…………」
廊下
ロリタ、恒一「ねえ」
恒一「有田さんから、言ってよ」
ロリタ「『松子』って呼んでくれなかったから、お兄ちゃんから言ってっ!」
恒一「……松子は、今、幸せ?」
ロリタ「うん? 松子はお兄ちゃんさえいれば、幸せだよ?」
恒一「じゃあ、君の中の『有田さん』は今、幸せ?」
ロリタ「何の事を言ってるの? 松子は松子だよ? 変なお兄ちゃん、怒っちゃうよ?」
恒一「ごめんごめん……じゃあ、松子は何を聞きたかったの?」
ロリタ「お兄ちゃん……今日の私、どうだった?」
恒一「どうって?」
ロリタ「お兄ちゃんの好きな私だった? お兄ちゃんにとって特別な私だった? お兄ちゃんが好きになれる私だった?」
恒一「……有田さん?」
ロリタ「松子は松子だよ。お兄ちゃん、昨日、嘘ついたの?」
ロリタ、恒一「ねえ」
恒一「有田さんから、言ってよ」
ロリタ「『松子』って呼んでくれなかったから、お兄ちゃんから言ってっ!」
恒一「……松子は、今、幸せ?」
ロリタ「うん? 松子はお兄ちゃんさえいれば、幸せだよ?」
恒一「じゃあ、君の中の『有田さん』は今、幸せ?」
ロリタ「何の事を言ってるの? 松子は松子だよ? 変なお兄ちゃん、怒っちゃうよ?」
恒一「ごめんごめん……じゃあ、松子は何を聞きたかったの?」
ロリタ「お兄ちゃん……今日の私、どうだった?」
恒一「どうって?」
ロリタ「お兄ちゃんの好きな私だった? お兄ちゃんにとって特別な私だった? お兄ちゃんが好きになれる私だった?」
恒一「……有田さん?」
ロリタ「松子は松子だよ。お兄ちゃん、昨日、嘘ついたの?」
恒一「……何が言いたいの? 松子」
有田「昨日、お兄ちゃん言ったよね。幼い子が好きだって。愛してるって」
有田「だから私、頑張ったんだよ。榊原君が好きになってくれるような、そんな女の子になりたいって、すっごく頑張ったんだよ」
有田「でも、今日の榊原君、ちっとも嬉しそうじゃない。ずっと、寂しそうな目で私の事を見ていた」
有田「ねえ、私は、何に失敗しちゃったの? まだ、私は普通の女の子なの?」
恒一「有田さんっ!?」
有田「ごめんね! 私、先に帰るっ!」タタタタ
有田「昨日、お兄ちゃん言ったよね。幼い子が好きだって。愛してるって」
有田「だから私、頑張ったんだよ。榊原君が好きになってくれるような、そんな女の子になりたいって、すっごく頑張ったんだよ」
有田「でも、今日の榊原君、ちっとも嬉しそうじゃない。ずっと、寂しそうな目で私の事を見ていた」
有田「ねえ、私は、何に失敗しちゃったの? まだ、私は普通の女の子なの?」
恒一「有田さんっ!?」
有田「ごめんね! 私、先に帰るっ!」タタタタ
恒一「有田さん……」
恒一(今、ほんの少しの間だけど、『普通の有田さん』だった気がする)
恒一(僕は、どうすればいい? 僕は有田さんに何が出来る?)
恒一「そうだ、怜子さんなら、昔の呪いの事、知ってるかも……」
恒一(まだ、部活にいるかな。家にいるかな……あぁ、望月が今日は休みだって言ってたっけ)
恒一「急いで、家に帰ろうっ!」
恒一(今、ほんの少しの間だけど、『普通の有田さん』だった気がする)
恒一(僕は、どうすればいい? 僕は有田さんに何が出来る?)
恒一「そうだ、怜子さんなら、昔の呪いの事、知ってるかも……」
恒一(まだ、部活にいるかな。家にいるかな……あぁ、望月が今日は休みだって言ってたっけ)
恒一「急いで、家に帰ろうっ!」
恒一宅
恒一「はぁっはぁっ、怜子さんっ!」
怜子「おかえり恒一く……どうしたの? そんなに走ったら、また体がっ!」
恒一「今はそんな事は良いんだッ! お願いだよ、怜子さんが中学三年生だったころ、何組だった?」
怜子「そんな事って……えっと、三組だったわ」
恒一「なら、『アリタの呪い』を見たんだよね?」
怜子「ええ……受験勉強に、とても触ったわ」
恒一「はぁっはぁっ、怜子さんっ!」
怜子「おかえり恒一く……どうしたの? そんなに走ったら、また体がっ!」
恒一「今はそんな事は良いんだッ! お願いだよ、怜子さんが中学三年生だったころ、何組だった?」
怜子「そんな事って……えっと、三組だったわ」
恒一「なら、『アリタの呪い』を見たんだよね?」
怜子「ええ……受験勉強に、とても触ったわ」
恒一「ねえ、その時の事、何でも良いんだ。少しでも情報が欲しいんだ。怜子さん、教えてくれる?」
怜子「そうね、私が教えられる事なんて限られているけど……」
怜子「私達の代の「アリタ」は一目惚れだったわ。今はブラジルにいるんだったかしらね、この前テレビに出ていたわ」
怜子「一目惚れされた女の子は、私の友達だったんだけど、最初は本気でうざがってたわね」
怜子「まぁ、クラスの中で大音量でサンバの音楽を流され、踊られるわけだから、嫌に決まってるわよ」
怜子「でも、その原因も女の子に有ったのよ」
怜子「運が悪かったと言うか、なんと言うか。三年三組になった頃、丁度五年とか呪いがない年だったから、アリタの呪いの事は七不思議程度にしか思ってなかったのよ」
怜子「そうね、私が教えられる事なんて限られているけど……」
怜子「私達の代の「アリタ」は一目惚れだったわ。今はブラジルにいるんだったかしらね、この前テレビに出ていたわ」
怜子「一目惚れされた女の子は、私の友達だったんだけど、最初は本気でうざがってたわね」
怜子「まぁ、クラスの中で大音量でサンバの音楽を流され、踊られるわけだから、嫌に決まってるわよ」
怜子「でも、その原因も女の子に有ったのよ」
怜子「運が悪かったと言うか、なんと言うか。三年三組になった頃、丁度五年とか呪いがない年だったから、アリタの呪いの事は七不思議程度にしか思ってなかったのよ」
怜子「だから、誰も気にしてなかった。あぁ、思い出した。あの子と私が話している時、彼は横から見ていたわ」
怜子「あの子、その頃ダンスに嵌っててね。いっつもその話を、していたわ。そして、いつものようにおしゃべりをしていて、『ダンサーってかっこいい』って話をしたのよ」
怜子「次の日、サンバ男が現れたわ」
怜子「うん、そっからはどうしようも無い日々だったわね。来る日も来る日もサンバサンバサンバ。飽きたわ」
怜子「会話もまともに出来ないし、彼を止める手段は無かったの……あれ? でも、一回何かあったわね……何だったかしら」
怜子「あの子、その頃ダンスに嵌っててね。いっつもその話を、していたわ。そして、いつものようにおしゃべりをしていて、『ダンサーってかっこいい』って話をしたのよ」
怜子「次の日、サンバ男が現れたわ」
怜子「うん、そっからはどうしようも無い日々だったわね。来る日も来る日もサンバサンバサンバ。飽きたわ」
怜子「会話もまともに出来ないし、彼を止める手段は無かったの……あれ? でも、一回何かあったわね……何だったかしら」
恒一「ね、ねえ、何があったの?」
怜子「ごめんなさい。何せ十五年も前の話だか ら、覚えて無いわ。知り合いに確認しておくか ら、ちょっと待ってて。来週には伝えれるよう にするから」
恒一「……わかった」
怜子「貴方に差し迫った事だから、しょうがな いとは思うけど……普通に、面と向かってふる、 で解決出来ないの?」
恒一「それは、出来ないよ」
怜子「でも、ただのクラスメイトでしょう? 理由もあるし、クラスに居づらくなるわけじゃ ……」
恒一「違うんだよ、怜子さん」
怜子「えっ?」
恒一「僕は、いつからか……有田さんをふるなん て選択肢を、無くしちゃったんだ。それに、そ の選択肢を選ぶつもりも、無い」
怜子「ごめんなさい。何せ十五年も前の話だか ら、覚えて無いわ。知り合いに確認しておくか ら、ちょっと待ってて。来週には伝えれるよう にするから」
恒一「……わかった」
怜子「貴方に差し迫った事だから、しょうがな いとは思うけど……普通に、面と向かってふる、 で解決出来ないの?」
恒一「それは、出来ないよ」
怜子「でも、ただのクラスメイトでしょう? 理由もあるし、クラスに居づらくなるわけじゃ ……」
恒一「違うんだよ、怜子さん」
怜子「えっ?」
恒一「僕は、いつからか……有田さんをふるなん て選択肢を、無くしちゃったんだ。それに、そ の選択肢を選ぶつもりも、無い」
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