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    元スレ勇者「はい、もしもし?」

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    151 :

    見てるぞ
    支援

    152 = 2 :

    開通後

    魔王「最近のケータイってなんか変わったことあるの?」

    「…そういえば、魔王さまのケータイは結構古そうですね」

    魔王「うん、まぁ、十年前に買った奴だからね」

    「まぁ…」

    「これは人間界の新技術で、相手の顔を見ながら電話できるというものなのです」

    魔王「……」

    魔王「……え?」

    魔王「待って、それってつまり、遠くでも顔を合わせて通話できるってこと?」

    「はい、ただ相手も同じ機能を持ってるケータイである必要がありますけど」

    153 = 2 :

    魔王「私もそのケータイ欲しい!」

    魔王「私も勇者と顔合わせて電話したい!」

    側近「何をおっしゃってるのですか!」

    側近「電話だけでもありえないというのに、顔まで見せつけるとは」

    側近「魔王としての品格というものがあるではありませんか!」

    魔王「別にいいもん。勇者と私は昔顔見てるし」

    魔王「後私にはこの勇者の最新写真がある!」

    魔王「この勇者の顔を実時間で見れるのならなんだってやる!人間界今から滅亡サせちゃってもいい!」

    「それは少し困るのですが…」

    154 = 2 :

    魔王「でね!今日私もそのケータイ注文したの」

    勇者「……」

    勇者「あの、魔王ちゃん」

    魔王「何?」

    勇者「ボクはそのケータイ持ってないけど」

    魔王「……え?」

    勇者「ボクのケータイはそれ出来ないよ」

    魔王「え、…だって人間界だとケータイ良く普及されてるから、直ぐに買えるんじゃ…」

    勇者「だって高いんだもん。あれ他のケータイの50倍はするんだよ?」

    勇者「皆の武器や防具買う金もないのに、そんなの買えないよ」

    魔王「………」

    魔王「…ヤダ」

    魔王「やだやだやだー!!勇者もアレ買って!私と顔見ながら電話するのー!!」

    勇者「いつから魔王ちゃんこんな幼児退行しちゃったの?」

    155 = 2 :

    勇者「幾ら言ってもボクそんなケータイ買えないよ。そんな金あってもケータイなんて変えないよ。ボク今使ってるケータイ好きだもん」

    魔王「………わかった」

    勇者「…ありがとう、魔王ちゃん」

    魔王「じゃあ今使ってるケータイが壊れたら、勇者もそのケータイに買い換えるんだよね」

    勇者「え?」

    魔王「よし、分かったよ。そうとわかれば後は作戦を立てるだけよ」

    魔王「待ってなさい、勇者。私があなたのケータイ絶対壊してやるから」

    ブツッ

    勇者「ちょっと、魔王ちゃん、魔王ちゃん?」

    156 :

    水ぶっ掛ければ

    157 = 2 :

    次の日、
    戦いの途中、

    勇者「わーっ!」

    スライム「ゆうしゃのケータイに突撃ー!」
    スライム×100「わーーっ!」

    格闘家「ちょっ、何や、この数!」

    僧侶「魔王さま!」

    魔法使い「……」

    勇者「わわっ、やめて!」

    魔法使い「……めらぞーま」

    スライム&勇者「きゃああああああ!」

    格闘家「魔法使い!!」

    僧侶「勇者さま!!」

    158 = 2 :

    勇者「よかった、ケータイ無事だった」

    格闘家「えらく頑丈なケータイだな」

    僧侶「そもそもなんでスライムたちが勇者さまのケータイを狙ったのでしょうか」

    勇者「………」

    魔法使い「」ピピピピピピピピピピッ

    勇者「」ピッ

    『勇者、何か隠してる』

    勇者「べ、別に隠してなんかないよ」

    格闘家「なんか知ってる顔だけどな……心当たりはあるんだろ?」

    勇者「……」

    勇者「実は、あの…」

    159 = 107 :

    それからそれから

    160 :

    僧侶が寝返ったのかと思った

    161 :

    サルよけしたいなら時々他のスレにレスすれば回避できるんじゃなかったっけ

    163 = 2 :

    魔王「ぐぬぬ、スライム軍隊は失敗したか」

    側近「あの、魔王さま」

    魔王「何?」

    側近「今勇者たちのlvは相当なものです。スライムなんか送っても経験値と貯金箱になるだけですよ?」

    魔王「わかってるわよ、そんなの…でも……」

    側近「でも?」

    魔王「これより強い奴で当たらせて、勇者が怪我でもしたら大変じゃない!」

    側近「」

    164 = 2 :

    >>161
    >>162 え?ほんと?

    167 = 2 :

    勇者「というわけなんだ…」

    格闘家「…あの魔王、馬鹿じゃねーの?」

    僧侶「か、格闘家さん…」

    魔法使い「」ピピピピピピピピピピッ

    『あの魔王倒さなくても別にいいんじゃないかな』

    勇者「どうしよう。魔王ちゃん本気みたいだし。このままだと携帯買い換えられちゃうよ」

    格闘家「いや、つうか、あたし達にあのケータイ買うお金ないっしょ」

    僧侶「魔王にちゃんと事情を話せばいいのでは?」

    勇者「なんかあれから電話も受けないの」

    格闘家「困ったなー」

    168 = 2 :

    魔王「次の作戦なんだけど」

    魔王「まず勇者たちが行く道に大穴を掘ります」

    魔王「そしてスライムたちで誘導して勇者たちを穴に落とします」

    魔王「最後に水スライムたちを使って穴の中を水だらけにします」

    魔王「そしたら勇者の旧式ケータイは絶対に壊れるはず」

    魔王「これでどう?」

    側近「」

    「」

    魔王「なるほど、私の素晴らしい作戦に声も出ないのだな」

    側近「少しよろしいですか?」

    魔王「なんでも聞いて」

    側近「あなたの頭はスライムになってるんですか?」

    魔王「スライムの炎食らってみる?」メラゾーマ

    170 :

    まあさるが怖いのはわかる。
    規制されてる時間が長ければ長いほど恐ろしい

    172 = 170 :

    174 = 2 :

    「あの、魔王さま」

    魔王「何、姫さま」

    「仮にですね。その計画が成功してですね。勇者さまがケータイを失うとしましょう」

    魔王「うん」

    「でも、それから勇者さまが新しいケータイを得るまで、電話することができなくなりますよ」

    魔王「……え?」

    「あの機種、高価なものでして、注文しなければ造られないのです。仮に注文しても、勇者さまの手に入るまでは一ヶ月以上かかります」

    魔王「……なん・・・だと?」

    「実際にこのケータイも、三ヶ月前に注文したものです。魔界まで郵送されるまで相当時間がかかってしまいましたけど」

    魔王「」

    175 = 2 :

    その頃、勇者たち

    勇者「わーっ!」

    僧侶「きゃっ!なんですかコレ……」

    魔法使い「」ピピピピピピピピピピッ

    『罠』

    格闘家「おい、上のアレ見ろよ」

    水スライムたち「」

    格闘家「あいつら水吹く気だぞ?」

    僧侶「勇者さま、狙いはケータイです」

    勇者「わかってるよ。でもこれは何も出来ない」

    魔法使い「」ピピピピピピピピピピッ

    勇者「魔法使いちゃん、なんかいい方法でもあるの?」ピッ

    「お手上げ状態\(^o^)/オワタ」

    勇者「\(^o^)/」

    176 = 2 :

    水スライム「」<<水吹く準備中

    ブブー

    水スライム「?」ピッ

    魔王「作戦中止!今直ぐ作戦中止よ!撤収しなさい!」

    水スライム「……」

    勇者「…あれ?」

    格闘家「帰っていくぞ?」

    僧侶「なんだったのでしょうか」

    178 :

    姫活躍

    179 = 107 :

    さる避け

    181 :

    182 = 2 :

    魔王「結局、勇者にケータイを買わせることは出来なかった」

    魔王「…勇者と三ヶ月も電話出来ないなんて、私には耐えられない」

    魔王「顔を見るのも良いけど、そのせいで声すら聞けなくなったら」

    魔王「私今から人間界の王都に乗り込んで人間どもを皆殺しにしてしまうかもしれない」

    「あまり物騒なことは言わないでください」

    ♪~~

    「あら、電話が」

    僧侶(映像)「あ、姫さま」

    「あら…僧侶さんですか?」

    僧侶(映像)「はい!」

    魔王「……え?」

    183 = 107 :

    姫が暇になっとるがや

    184 = 2 :

    格闘家「すげーな。これが姫さまか」

    (映像)「僧侶さん、魔王さまが変なことをしたようですけど、大丈夫でしたか?」

    僧侶「はい、なんとか…スライムたちが帰ってくれて…」

    (映像)「間に合ってたようですね」

    >>なにそれ、姫さま、私も見せてー」

    (映像)「え、ちょっと、魔王さま?」

    魔王(映像)「やっほーー魔王でーす」

    僧侶「!!」

    格闘家「なっ!」

    魔法使い「」ピピピピピピピピピピッ

    『なん・・・だと』

    185 :

    パソコンがあったら勇者が引きこもりになる

    186 = 2 :

    魔王(映像)「ねえ、勇者そこに居る?居たら顔見せて」

    格闘家「こいつが魔王か。凄く平和そうな顔だな」

    僧侶「あの、勇者さまは隣の部屋に…」

    魔王(映像)「じゃあ、そこに行って!ね?いいでしょ?」

    >>魔王さま、人のケータイを買ってにとらないでください

    魔王(映像)「いいもん、どうせ私魔王だもん。やりたいようにやるもん」

    格闘家「大人気ねえ……」

    魔法使い「」ピピピピピピピピピピッ

    『勇者のケータイ狙った時から知ってた』

    187 = 170 :

    さるよけ

    188 = 170 :

    189 = 2 :

    勇者「……」

    コンコン

    僧侶「勇者さま」

    勇者「僧侶ちゃん?どうしたの?」

    僧侶「それがあの…これを」

    魔王(映像)「ゆうしゃーー」

    勇者「」

    魔王(映像)「ちゃんと私の顔見えてる?十年前とは大違いだよね♪」

    勇者「……」

    魔王(映像)「こうして顔見ながら話せるって素敵だね。ねぇ、なんか言って、ゆうsy」

    勇者「」ケータイを閉じる。

    勇者「…はい、返すよ」ニコニコ

    僧侶「え、勇者さま?」

    勇者「何?」ニコニコ

    僧侶「い、いえ、なんでもありません」

    190 = 2 :

    僧侶「では私はもう戻りますね」

    勇者「うん」



    勇者「……」①長押し

    ♪~

    魔王「もしもし、勇者なんで切っちゃうの。私もっと勇者の顔見たかったの…」

    勇者「怒るよ?」

    魔王「……え?」

    勇者「私以外の人のケータイに電話かけた?」

    魔王「え?…え、ちが、あれは姫さまのケータイ」

    勇者「ねえ」

    魔王「ひぃっ!ゆ、勇者声が怖いよ?」

    勇者「そんなのボクの顔が見たいの?」

    勇者「だったらこれから毎日ボクの写メ送ってあげるね」

    勇者「毎日写メ撮って送ってあげるから」

    191 = 2 :





    勇者「ボクにもう電話かけないで」

    魔王「ごめんなさい!すみません!調子に乗りました!もうしません!!!だからそれだけはあああ」



    192 :

    どっちもガキや

    193 = 2 :

    側近「なんか魔王さまが部屋で大声で泣いてたのですが…姫さま何かご存知ありませんか」

    「さあ、私は良く判りません」

    がちゃ

    魔王「……」

    側近「ま、魔王さま?」

    「魂が漏れてますね」

    魔王「…勇者…怖かった。勇者怒るとあんな怖いって知らなかった」

    側近「魔王さま、宅配が届いてますよ」

    魔王「…え?」

    側近「例の携帯のようです。随分と早かったですね」

    「余分があったのでしょうかね」

    魔王「……」

    魔王「」城の窓外へポイ

    側近「ああああ!!」

    194 = 94 :

    195 :

    姫様キャッチ

    196 = 170 :

    198 = 170 :

    RRYYに気を取られて気付かなかった

    200 = 2 :

    魔王「もう要らない」

    側近「いや、いくらなんでも城の外へポイ捨てなんて…」

    「下に誰か当たっていないでしょうか…」

    魔王「なんか勇者に怒られたから、顔見ながら電話するのはやめる」

    「やっぱり怒られましたか?」

    魔王「やっぱりって?」

    「ほら、今まで魔王さまって勇者としか話し合ってなかったじゃないですか」

    「自分にならともかく、他の人たちに先に顔を見せたのが気に食わなかったのでしょう」

    側近「まるで魔王さまが自分のものでもあるかのような態度ですな」

    魔王「………」


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