元スレ勇者「魔王の城複雑すぎワロタ……ん?」魔王♀「……う……あ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
203 = 197 :
くせぇから死ね
204 = 1 :
戻りんぐ 投下開始します
僧侶「……ふっ、確かに極限状態で芽生える友情や恋といったものはある」
魔王♀「……恋!」ドキン
勇者「だから違うって言ってんだろ! もういい、クソ坊主から始末してやらぁ!」
聖騎士「やめろ! それが勇者たる貴公のやり方なのか!」キリッ
勇者「……ほんと、人を不愉快にさせるのがうまいやつらだ」イライラ
魔王♀「……ゆ、勇者。心理戦だ、乗せられるな」モジモジ
勇者「顔赤らめて言っても説得力ねえから! おまえに一目惚れ? 冗談は出会いだけにしてくれよ」
魔王♀「……な、よ、よくも禁句を」カッチン
聖騎士(くく、いいぞ。この調子なら切り抜けられるかもしれねえな)
僧侶(欲をかくのはよしておきましょう。自分の身の安全が最優先です)
聖騎士(言われなくてもわかってるが、状況が好転すれば別だぜ?)ヒッヒ
207 = 1 :
魔王♀「……そうだな。貴様も元々は私を倒しにきたんだったな」フン
勇者「そういうことだ。今はあくまで邪魔者を倒す。それだけに集中しろ」
魔王♀「よかろう、だか、貴様の命も風前の灯だということを忘れるな」
勇者「なんとでも言ってろ」フン
僧侶「……やだなぁ、やる気出しちゃって。……ところで勇者さん」
勇者「てめえはもう口を開くな。声を聞くだけで虫唾が走る」
僧侶「はは、嫌われた物ですね。ですが、もうそろそろ演技はやめにしませんか」
勇者「……あん?」
魔王♀「……?」ピク
僧侶「あなたが我々に提案したのではないですか。魔王の味方をするフリをして騙し討ちにするからと」
魔王♀「……なっ!」
209 = 48 :
策士ッ!
211 = 19 :
でも騙し討ちするくらいなら弱ってる所で殺すよね
212 = 1 :
勇者「てめぇ――っち!」バシ
聖騎士「おいおいやめようぜ? 演技とは言え味方を殴る気かよ」ニコ
勇者「この―――!?」
勇者(……声が!? くそっ、消音魔法か! どこまでも汚ねえやつらだ!)
魔王♀「……なるほど、このような手で……どこまでも舐められたものだな」ワナワナ
勇者「――! ――!」
魔王♀「弁解なし、か。覚悟はできているな。乙女心をもて遊んだ罪は重いぞ!」シュウウウ
勇者(こっ、本気かよ、くそ!)ゾワ
聖騎士(ファインプレーだ僧侶。勇者は聖剣なし、魔王は魔法発動直後で隙が出来る)
僧侶(ええ、無防備になった瞬間を狙えそうなら狙っちゃってください)
勇者(……まずい……まずい! ……くそっ、せめてこいつだけでも守らねえと!)
魔王♀「――喰らえっ!」ドンッ
勇者(――名無三!!)バッ
213 = 52 :
帰ってきてたw
215 = 197 :
>>213
しね
216 = 1 :
魔王♀「……おい貴様、いつまで抱きついているつもりだ?」
勇者「……え、あ、あれ。俺、生きてる?」バッ
魔王♀「……当然だ。そちらを見てみろ」スッ
勇者「……ん?」クルリ
勇者(……てっ! 嘘だろ!?)
――ヒュウウウウウウウ
勇者「……し、信じられねえ。バカみてえに広かったフロアが、丸々……」ボーゼン
魔王♀「私としたことが、珍しく力加減を誤ってしまったようだな」ポリポリ
勇者「……あいつらは、どうなったんだ」
魔王♀「それこそ、火を見るより明らかだと思うが?」ニヤリ
勇者(……もし、初めからこの力を使われていたら)
勇者(……瞬殺確定。はは、とても敵う相手じゃなかったってことか)
218 = 143 :
来たああああ!!!
219 = 1 :
勇者「……なんで俺を狙わなかったんだ?」
魔王♀「はぁ? やつらが嘘をついていると確信したからに決まっているだろう」
勇者「だから、それってどこでわかったんだよ」
魔王♀「騙し討ち云々の話だ。まったく馬鹿げているとは思わんか」
勇者「……?」
魔王♀「騙し討ちをするつもりのやつが瀕死の魔王を介抱するはずがないだろう」フン
勇者「……ぷっ、……はは」
魔王♀「……ん、なにかおかしいことを言ったか?」
勇者「いや、なんでもねえよ」スク
魔王♀「……で、おまえはなんで抱きついてきたのだ?」ニヤリ
勇者「……そりゃ、その、あれだ」
魔王♀「どうした、恥ずかしがらずに言ってみよ?」ニヤニヤ
222 = 143 :
ぱぺぴぷ
223 = 1 :
勇者「……すまん、おまえが本気で俺を狙ってると思ったから、奇襲だけでも受けないようにと思って」
魔王♀「まぁ、そんなところだろうとは思っていた」
勇者「はぁ、格好悪すぎだな、俺」
魔王♀「……そうでもないぞ」フイ
勇者「……え?」
魔王♀「愚直さが眩しく映ることも、ときにはあるだろう」
勇者「……それで褒めてるつもりなのかよ」
魔王♀「気に入らんか? ならば言い直してやろう。貴様のような馬鹿はそんなに嫌いではない」
勇者「……あんまり変わってねえし」ガックリ
魔王♀(……変えているだろう!)ムカ
224 = 1 :
勇者「聖剣よ、我が手に戻れ――よし、と」ギュ
魔王♀「……所持者の守護がかかっていたのか。なぜすぐに使わなかった」
勇者「丸腰と思わせて置けば、連中も油断してくれると思ってね」
魔王♀「なるほど、少しは考えているようだ。馬鹿というのは撤回しよう」
勇者「それはどーも」
魔王♀「と、言いたいところだが」ジロ
勇者「……!」ザッ
魔王♀「……私の全力を目の当たりにして、まだやるつもりか?」ビリビリ
勇者「当然だろ。今さら戦わないで戻ることなんて出来ねえよ」
魔王♀「……底抜けの馬鹿だな、貴様は」ハァ
勇者「おまえのような魔王に負ける。旅の終着点としては、悪くないよ」スチャ
226 = 19 :
えっちになったらおこして
227 = 1 :
――五分後
勇者「……完敗、か」ドサ
勇者(……手も足も出なかった。次元が違いすぎる。こいつマジモンの化け物だな)
魔王♀「ふん、全力の私を相手に五分もたすとはな。喜べ、最長記録更新だ」
勇者「……さんきゅ。あの世での自慢話にさしてもらわぁ」
魔王♀「覚悟は、できてるようだな」
勇者「……ああ、ひと思いにやってくれ」
勇者(……帰れなくてすまねえ。お袋、姉キ。でも俺、結構頑張ったよ、我ながら)
魔王♀「……最後に聞こう。私を救ったこと、後悔してるか?」
勇者「いや、まったく」キッパリ
魔王♀「……即答か」フッ
勇者「おまえももう、あんなくだらないやつの手に落ちるなよ。俺を倒したんだからな」
魔王♀「……そうだな、心に止めておこう」
230 = 1 :
勇者「おーけー。んじゃあスパッとやってくれ」
魔王♀「……よかろう、目を閉じろ」
勇者「……おぅ」ギュッ
勇者(……いい戦いだった。床の冷たさが気持ちいいや)
魔王♀「……」スッ
勇者(……こいつなら、どんな勇者が来たって負けないよな)ニヤ
魔王♀「……」ジリッ
勇者(……あれ、いくらなんでも遅――)パチ
魔王♀「――ぁむ」チュウ
勇者「」
233 :
やることあるけど支援だ
236 = 1 :
勇者「……ンン!?」
魔王♀「――ん――ふぅ」チュウウウ
勇者(……ち、力が、抜け……る?)ヘナ
魔王♀「……んん……ぷはぁ! ……ふぅ」グイ
勇者「……お、おまえ、なに、を」
魔王♀「エナジードレインだ。貴様の力を吸わせてもらった――んく」チュルン
勇者(ば……、飲みやがった。俺の唾液も混じってんのに)カァァ
魔王♀「……さて」チラ
勇者「……って、ちょっと、待て。まさか」
魔王♀「どうやら、貴様はあくまで真面目に戦う気がないようだからな」ピキピキ
勇者「い、いや、俺はちゃんと本気で」アタフタ
魔王♀「私を殺したくなるくらいの恥辱を、味合わせてやる」ニマァ
240 = 82 :
効果音がいちいち面白い
241 = 52 :
ほんとだ効果音面白くてワロタ
242 :
ここでようやく例の鞭の出番か
243 = 1 :
勇者「う……くぁ!」ググ
魔王♀「フフ、わかるか? 自分のモノが私の手の中でどんどん大きくなっていくのが?」ドキドキ
勇者「ま、待ってくれ! こんな形で望んじゃ――いぎっ!」ギュッギュ
魔王♀「ふふ、望んでいることをやっては仕置きになるまい――はむ」パクッ
勇者「うぁ!」ビクン
魔王♀「――はむっ、んぐっ、ちゅううっ!」シュッシュッ
勇者「――! ……ぃっ! ……ちっく……しょ! ……ぁが!」ガクガク
魔王♀(……くっ、口の中に入れたら益々大きく! こ、これは……収まり切らぬ、か)
245 :
幼女で脳内変換してるから納まりきらないのも無理はない。
246 = 115 :
ぱんつぬいだ
247 = 19 :
えっちと聞いて
248 :
パンツが素粒子レベルで分解した
249 :
パンツ召還した
250 = 172 :
デカイのな
さすが聖剣
みんなの評価 : ★★★×4
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