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元スレ橘純一「もうダメだ」
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絢辻「…何が違うのかしら? あたしにはそうとしか捉え用がない、事実そういうことんじゃないの?
貴方がしたことは胸を張って言い張ることが出来る行い? 今までやってきたことを、全て彼女たちに言い張ることが出来る内容だった?」
純一「…………」
絢辻「例え貴方が悪いことじゃない、正しくて、同意の上なんだって。ここであたしに言い張ったとしても……」
絢辻「……あたしは一生、貴方のことを軽蔑する」
純一「っ………」
絢辻「……後は、彼女たちと幸せに学生生活を過ごせばいいじゃない。
あたしは……わたしは、もう貴方と関わり合いを持つことをやめるから」
純一「…………」
絢辻「いいふらすこともしない。今日だけ……あたしが貴方に口を開くのは。これから先は『私』が接し続けるから。
たいして何も変わらない、今日みたいに……こうやって色々と貴方とあたしが会話する機会が無くなるだけ」
絢辻「……邪魔はしないから、そっちで勝手にドロドロとぐちゃぐちゃに……幸せになっとけばいいじゃない!」
純一「…………」
絢辻「……なにも、言わないのね。弁解しようもないってことかしら……?」
純一「………」
絢辻「っ………最後に1つだけいっておくけど───謝るなんて、どうしてそんなことするのよ……あたしに悪いなんて、思わないでよっ……」くるっ…すたすた…
貴方がしたことは胸を張って言い張ることが出来る行い? 今までやってきたことを、全て彼女たちに言い張ることが出来る内容だった?」
純一「…………」
絢辻「例え貴方が悪いことじゃない、正しくて、同意の上なんだって。ここであたしに言い張ったとしても……」
絢辻「……あたしは一生、貴方のことを軽蔑する」
純一「っ………」
絢辻「……後は、彼女たちと幸せに学生生活を過ごせばいいじゃない。
あたしは……わたしは、もう貴方と関わり合いを持つことをやめるから」
純一「…………」
絢辻「いいふらすこともしない。今日だけ……あたしが貴方に口を開くのは。これから先は『私』が接し続けるから。
たいして何も変わらない、今日みたいに……こうやって色々と貴方とあたしが会話する機会が無くなるだけ」
絢辻「……邪魔はしないから、そっちで勝手にドロドロとぐちゃぐちゃに……幸せになっとけばいいじゃない!」
純一「…………」
絢辻「……なにも、言わないのね。弁解しようもないってことかしら……?」
純一「………」
絢辻「っ………最後に1つだけいっておくけど───謝るなんて、どうしてそんなことするのよ……あたしに悪いなんて、思わないでよっ……」くるっ…すたすた…
>>254
思い出して読むのが辛くなってきた
思い出して読むのが辛くなってきた
純一「あっ………」すたっ…
絢辻「───こないで!!」
純一「…………」ぴた…
絢辻「……っ」すたすたすた…
純一「…………」
~~~~~~
階段踊り場
絢辻「…………」すたすたっ…
絢辻「…………」ぴたっ くる…
絢辻「…………」じっ…
絢辻「───はぁっ……ふぅー……」ずり……ずりり……
絢辻「………」
絢辻「……あたしって、嫌な女…」ぼそっ…
絢辻「───こないで!!」
純一「…………」ぴた…
絢辻「……っ」すたすたすた…
純一「…………」
~~~~~~
階段踊り場
絢辻「…………」すたすたっ…
絢辻「…………」ぴたっ くる…
絢辻「…………」じっ…
絢辻「───はぁっ……ふぅー……」ずり……ずりり……
絢辻「………」
絢辻「……あたしって、嫌な女…」ぼそっ…
絢辻「………」
絢辻「……なにも、あそこまで言わなくてもいいじゃない……あたしだって、ちゃんとしってるじゃない…」
絢辻「……彼が、女の子を道具だなんて思ってないこと……きちんと、ちゃんと…」
絢辻「……もうもうっ! 詞のばかばか! ほんっとにばかっ!」
絢辻「…………」
絢辻「……きらわれちゃったかな……だよね、あんだけのこと言っちゃったんだもん。嫌いになるにきまってる…」
絢辻「…でも、我慢出来なかった。あんなことしてるって知ったら、我慢できなくて……」
絢辻「まだ……手、震えてる……あの時、あたしが暴言はいてた時…橘くん……あたしの足が震えてたの気づいてたかのかな…」じっ…
絢辻「……気づくわけない。あたしよりも橘くんのほうが、ブルブル震えてたから……」ぽすっ…
絢辻「………何であんなこと言っちゃったんだろ。もう、後戻りできない……これから先、ずっとずっと……」
絢辻「ずっと……橘くんを、無視し続けなきゃいけない…あと、約二年間……できるかな、あたしに…」
絢辻「……ううん、しなきゃだめ。そう、あたしがあたしであるかぎり、これは決まってること……」すっ…
絢辻「あたしは……わたし、そう、変わるわけじゃない。ちょっと見方を変えるだけ……それだけで、あたしは私になる……」
絢辻「……なにも、あそこまで言わなくてもいいじゃない……あたしだって、ちゃんとしってるじゃない…」
絢辻「……彼が、女の子を道具だなんて思ってないこと……きちんと、ちゃんと…」
絢辻「……もうもうっ! 詞のばかばか! ほんっとにばかっ!」
絢辻「…………」
絢辻「……きらわれちゃったかな……だよね、あんだけのこと言っちゃったんだもん。嫌いになるにきまってる…」
絢辻「…でも、我慢出来なかった。あんなことしてるって知ったら、我慢できなくて……」
絢辻「まだ……手、震えてる……あの時、あたしが暴言はいてた時…橘くん……あたしの足が震えてたの気づいてたかのかな…」じっ…
絢辻「……気づくわけない。あたしよりも橘くんのほうが、ブルブル震えてたから……」ぽすっ…
絢辻「………何であんなこと言っちゃったんだろ。もう、後戻りできない……これから先、ずっとずっと……」
絢辻「ずっと……橘くんを、無視し続けなきゃいけない…あと、約二年間……できるかな、あたしに…」
絢辻「……ううん、しなきゃだめ。そう、あたしがあたしであるかぎり、これは決まってること……」すっ…
絢辻「あたしは……わたし、そう、変わるわけじゃない。ちょっと見方を変えるだけ……それだけで、あたしは私になる……」
早く追いかけるんだ橘さん!
絢辻さんが黒辻さんを超えて魔女化するぞ!
絢辻さんが黒辻さんを超えて魔女化するぞ!
絢辻(完璧な私、敵なんていない私、弱点がない私、答えがない私、真実がない私、本音を出さない私、
好きな人はできない私、ずっと無で在り続ける私、壁を作り続ける私、私私私───……)
絢辻(私私私、私私私……私……)
絢辻「───もう、あたしは終わり。おしまい、これで……おしまい」
絢辻「……………」
絢辻「…………」
絢辻「………ぐしゅ…」
絢辻「…………そん、なこと……できないよっ……ぐすっ…」ぎゅうっ…
絢辻「いやだよっ……戻りたくなんか無い、まだあたしでいたい……ちゃんとあたしで生きていたい…っ」
絢辻「でもっ……もう! なっちゃうんだっ……ぐす、こうやっておまじないみたいに、ずっとずっと唱えてれば…!…ひっく…」
絢辻「なっちゃうんだよっ……橘くん、あたしは、私に……私になっちゃうんだよ……ぐしゅっ…」
絢辻「いやだよ、なりたくなんかないっ………」ぎゅっ…
絢辻「っ……ごめんなさい、橘くんっ……あんな勝手なこと言って、あたし……あたし……っ」
絢辻「……ちゃんと謝るからっ……助けて、橘くん……っ」ぎゅううっ……
好きな人はできない私、ずっと無で在り続ける私、壁を作り続ける私、私私私───……)
絢辻(私私私、私私私……私……)
絢辻「───もう、あたしは終わり。おしまい、これで……おしまい」
絢辻「……………」
絢辻「…………」
絢辻「………ぐしゅ…」
絢辻「…………そん、なこと……できないよっ……ぐすっ…」ぎゅうっ…
絢辻「いやだよっ……戻りたくなんか無い、まだあたしでいたい……ちゃんとあたしで生きていたい…っ」
絢辻「でもっ……もう! なっちゃうんだっ……ぐす、こうやっておまじないみたいに、ずっとずっと唱えてれば…!…ひっく…」
絢辻「なっちゃうんだよっ……橘くん、あたしは、私に……私になっちゃうんだよ……ぐしゅっ…」
絢辻「いやだよ、なりたくなんかないっ………」ぎゅっ…
絢辻「っ……ごめんなさい、橘くんっ……あんな勝手なこと言って、あたし……あたし……っ」
絢辻「……ちゃんと謝るからっ……助けて、橘くん……っ」ぎゅううっ……
一人の紳士の甘噛みに対する情熱が一人の女の子をここまで追い詰めるなんて誰が予想できただろうか
「…………」すた…
絢辻「ぐしゅっ……ずずっ……え……?」
「───……大丈夫? どうか泣かないで欲しいよ」
絢辻「え、あ、だれ……? 私、貴方のこと知らなくて……」
「僕? えっと、あはは……そうだね、君の友達かな?」
絢辻「友達…? 私に友達なんていない……ずっと一人で生きてきたから、これからも…」
絢辻「…友達だなんて、できっこない」
「あはは、そうかな? 僕は君とは友達だって思ってたけど……」
絢辻「……そうなの? おかしな話だね」
「本当におかしな話だ、でもさ……おかしくていいんじゃない?」
絢辻「え、どういうこと…?」
「うん、だってね……誰にだって間違いはあるし、違ったかなって迷ったりすることもあるはずだよ」
絢辻「それじゃあ……ぐす、人に嫌われてばっかじゃない…?」
「いいんだよ! 嫌われていいんだ! だって僕らは……完璧じゃないからね」
絢辻「ぐしゅっ……ずずっ……え……?」
「───……大丈夫? どうか泣かないで欲しいよ」
絢辻「え、あ、だれ……? 私、貴方のこと知らなくて……」
「僕? えっと、あはは……そうだね、君の友達かな?」
絢辻「友達…? 私に友達なんていない……ずっと一人で生きてきたから、これからも…」
絢辻「…友達だなんて、できっこない」
「あはは、そうかな? 僕は君とは友達だって思ってたけど……」
絢辻「……そうなの? おかしな話だね」
「本当におかしな話だ、でもさ……おかしくていいんじゃない?」
絢辻「え、どういうこと…?」
「うん、だってね……誰にだって間違いはあるし、違ったかなって迷ったりすることもあるはずだよ」
絢辻「それじゃあ……ぐす、人に嫌われてばっかじゃない…?」
「いいんだよ! 嫌われていいんだ! だって僕らは……完璧じゃないからね」
絢辻「完璧じゃない……の?」
「完璧な人間だって、一人だっていないよ! でも、もし……そんな自分を求めてる人が居たのなら。
僕は全力でその人を止めようと想ってる、そんなこと、本当に正しいのかって」
絢辻「どうして…? 完璧なら、なんだって正しいんじゃないの…?」
「確かに完璧ならいいことが沢山、あるかもしれないよ?
……でも、それは逆を言えば完璧じゃなくなってしまう気がするんだ」すっ…
絢辻「……?」
「ねぇ、絢辻さん……僕はさ、どんな絢辻さんだって好きだよ」
絢辻「好き…? こんな私なのに、好きなの…? 変態さんなのね……」
「あはは、よくいわれるよ。でもさ、それは僕は誇って生きてるんだ」
「みんなみんな、誰にだって……弱点はある。もしそれが無くなってしまってだよ、
果たしてそれは……完璧だっていうのかな? 僕は……うん、そう思わない」
「例えば僕の変態的なこと。これって僕にとっては……多分、弱点のはずだ。
でも、それは僕はなくそうと思わない、絶対にあり続けるよう僕は努力するはずだよ」
絢辻「……どうして?」
「どうして? それはもちろん、僕の──個性だからさ!」
「完璧な人間だって、一人だっていないよ! でも、もし……そんな自分を求めてる人が居たのなら。
僕は全力でその人を止めようと想ってる、そんなこと、本当に正しいのかって」
絢辻「どうして…? 完璧なら、なんだって正しいんじゃないの…?」
「確かに完璧ならいいことが沢山、あるかもしれないよ?
……でも、それは逆を言えば完璧じゃなくなってしまう気がするんだ」すっ…
絢辻「……?」
「ねぇ、絢辻さん……僕はさ、どんな絢辻さんだって好きだよ」
絢辻「好き…? こんな私なのに、好きなの…? 変態さんなのね……」
「あはは、よくいわれるよ。でもさ、それは僕は誇って生きてるんだ」
「みんなみんな、誰にだって……弱点はある。もしそれが無くなってしまってだよ、
果たしてそれは……完璧だっていうのかな? 僕は……うん、そう思わない」
「例えば僕の変態的なこと。これって僕にとっては……多分、弱点のはずだ。
でも、それは僕はなくそうと思わない、絶対にあり続けるよう僕は努力するはずだよ」
絢辻「……どうして?」
「どうして? それはもちろん、僕の──個性だからさ!」
「そう、これは僕の個性! 絶対に無くしちゃいけないモノだよ!!」
絢辻「個性……」
「うんっ! だって僕はこんな個性だから、性格だから、変態さんだから!
女の子の耳たぶを噛みたいって! いっつも悩んでしょうがなくなって実行してしまう! どうしようもない変態だ!」
絢辻「………」
「でも、それを僕は誇ってる。こうやって自分自身を出しきれる……自分の弱点をおおらかに出来る!
この僕こそが! 完璧な変態紳士であることだってね!」
絢辻「弱点を出すことが……完璧になる…」
「……そうなんだよ、絢辻さん。誰にだって失敗はあるし、弱点を晒すことは恐いことさ。
でも、怖がっていちゃなにも始まらない。そうだって、そうなんだって……」
純一「僕は、君に教えてもらったんだ……絢辻さん」
絢辻「……たちばな、くん…」
純一「うんっ! 忘れることなんてできないよ、絢辻さんが……手帳を燃やした日のコト。
忘れるにも忘れることなんて出来やしないからね」
絢辻「個性……」
「うんっ! だって僕はこんな個性だから、性格だから、変態さんだから!
女の子の耳たぶを噛みたいって! いっつも悩んでしょうがなくなって実行してしまう! どうしようもない変態だ!」
絢辻「………」
「でも、それを僕は誇ってる。こうやって自分自身を出しきれる……自分の弱点をおおらかに出来る!
この僕こそが! 完璧な変態紳士であることだってね!」
絢辻「弱点を出すことが……完璧になる…」
「……そうなんだよ、絢辻さん。誰にだって失敗はあるし、弱点を晒すことは恐いことさ。
でも、怖がっていちゃなにも始まらない。そうだって、そうなんだって……」
純一「僕は、君に教えてもらったんだ……絢辻さん」
絢辻「……たちばな、くん…」
純一「うんっ! 忘れることなんてできないよ、絢辻さんが……手帳を燃やした日のコト。
忘れるにも忘れることなんて出来やしないからね」
絢辻「私…───わたしは、素直に……いきていいの…?」
純一「僕が改めて言うことじゃないよ。……あの時踏み出したのは、絢辻さんだ」
純一「そしてまた決めるのは、絢辻さん自身だよ?」
絢辻「…………」
純一「僕はちょっとだけ……うん、促しただけだ。なんにもしてない、誰にも頼ってないよ絢辻さんは……」
純一「『わたし』の絢辻さんは、そういった事が得意なんじゃないのかな……?」
絢辻「……そう、わたしはわたしで……あたしに戻れる、そうやって前も…あたしに変わった…」
純一「うんうん!」
絢辻「誰にも頼らず……そうやって、わたしは変われたんだ……!」
純一「既に答えは決まってるんだよ! なにも泣かなくていい、助けを求めなくていい……」
純一「……絢辻さんは、とっくにわたしなんて『弱点』を捨て切って」
純一「完璧な『あたし』になれるんだから!」
絢辻「…………橘くん、あたし……そうよ、あたしはあたしじゃない…」
純一「そうそう、どうして泣いてるのさ絢辻さん……もう! 変に心配しちゃったよ!」
純一「僕が改めて言うことじゃないよ。……あの時踏み出したのは、絢辻さんだ」
純一「そしてまた決めるのは、絢辻さん自身だよ?」
絢辻「…………」
純一「僕はちょっとだけ……うん、促しただけだ。なんにもしてない、誰にも頼ってないよ絢辻さんは……」
純一「『わたし』の絢辻さんは、そういった事が得意なんじゃないのかな……?」
絢辻「……そう、わたしはわたしで……あたしに戻れる、そうやって前も…あたしに変わった…」
純一「うんうん!」
絢辻「誰にも頼らず……そうやって、わたしは変われたんだ……!」
純一「既に答えは決まってるんだよ! なにも泣かなくていい、助けを求めなくていい……」
純一「……絢辻さんは、とっくにわたしなんて『弱点』を捨て切って」
純一「完璧な『あたし』になれるんだから!」
絢辻「…………橘くん、あたし……そうよ、あたしはあたしじゃない…」
純一「そうそう、どうして泣いてるのさ絢辻さん……もう! 変に心配しちゃったよ!」
絢辻「……なんてこと、こんなこと……思いつきもしなかった……」すっ…
純一「……よかったね、これで本当の絢辻さんになったわけだ。僕はとっても嬉しいよ!」
絢辻「うん、本当に……なんだか実感わかないけど……でも……」
純一「でも……?」
絢辻「一つ、だけ……わかることがあるの……」じっ…
純一「……うん。どんなことがわかったの?」
絢辻「ええ、それはね……」ぐっ…
純一「え」
絢辻「ふんっ!」ぱぁああんっ!
純一「ぐはぁっ!?」どたんっ!
絢辻「……なに、いい風に言って誤魔化そうとしてるのかしら。ってこと」
純一「……な、なるほどね…流石だよ完璧な絢辻さ、あふんっ!」ぐりりっ
絢辻「……はぁーあ、なんだかばかみたい。なに悩んでたのかしら、あたしってば」ぐりぐり…
純一「……よかったね、これで本当の絢辻さんになったわけだ。僕はとっても嬉しいよ!」
絢辻「うん、本当に……なんだか実感わかないけど……でも……」
純一「でも……?」
絢辻「一つ、だけ……わかることがあるの……」じっ…
純一「……うん。どんなことがわかったの?」
絢辻「ええ、それはね……」ぐっ…
純一「え」
絢辻「ふんっ!」ぱぁああんっ!
純一「ぐはぁっ!?」どたんっ!
絢辻「……なに、いい風に言って誤魔化そうとしてるのかしら。ってこと」
純一「……な、なるほどね…流石だよ完璧な絢辻さ、あふんっ!」ぐりりっ
絢辻「……はぁーあ、なんだかばかみたい。なに悩んでたのかしら、あたしってば」ぐりぐり…
純一「うっひ……あやふひはぁん~……!」
絢辻「…なに? ちゃんと上履き脱いで踏んであげてるじゃない、なんか文句でもあるのかしら」
純一「ないれふけど……ほっと、ほねはいは……!」
絢辻「え? なに? ごめんなさい……あたし、地面の汚れと会話する技術なんてもってないんだけど?」
純一「はっひ、ひほへてはんは……」
絢辻「はい?」ぐりっ
純一「うっひぃ! ………はんれもないれふ…!」
絢辻「よろしい。でも、まあ、ちょっと気まぐれにも機嫌がいいから……そうね、三秒間だけ人外の言葉を聞いてあげましょうか、うふふ」すっ…
純一「えっ……」
絢辻「───ほら、はやくいいなさい。なにをあたしに、願いたいのかしら?」ぐいっ
純一「く、くるしっ……あははっ、なんだかネクタイ引っ張られるのって懐かしいね…!」
絢辻「いーち、にー……」
純一「い、言います! まってまって!」
絢辻「…なに? ちゃんと上履き脱いで踏んであげてるじゃない、なんか文句でもあるのかしら」
純一「ないれふけど……ほっと、ほねはいは……!」
絢辻「え? なに? ごめんなさい……あたし、地面の汚れと会話する技術なんてもってないんだけど?」
純一「はっひ、ひほへてはんは……」
絢辻「はい?」ぐりっ
純一「うっひぃ! ………はんれもないれふ…!」
絢辻「よろしい。でも、まあ、ちょっと気まぐれにも機嫌がいいから……そうね、三秒間だけ人外の言葉を聞いてあげましょうか、うふふ」すっ…
純一「えっ……」
絢辻「───ほら、はやくいいなさい。なにをあたしに、願いたいのかしら?」ぐいっ
純一「く、くるしっ……あははっ、なんだかネクタイ引っ張られるのって懐かしいね…!」
絢辻「いーち、にー……」
純一「い、言います! まってまって!」
絢辻「そう? じゃあ特別にもういっかいチャンスを上げるわ、よかったわね橘くん?」
純一「う、うんっ! やったよ! やったぁー!」
絢辻「うるさい、喜びすぎ」
純一「す、すみません……」
絢辻「冗談よ。はい、それじゃあ今から三秒間~……よーい、スタートっ」
純一「あ、あのさ絢辻さん…僕は、どんな絢辻さんだって可愛いし綺麗だし好きだって思ってる!」
絢辻「いーーーち」
純一「だからね! 僕が絢辻さんに謝ったのは……順番を最後にしてしまったことなんだ!耳たぶを噛むことの順番ね!」
絢辻「に、にーーーーーいっ」
純一「僕はっ…出来れば絢辻さんの耳たぶをかみたかったんだ! 可愛くて小さな耳たぶを! 僕は一番に噛みたかった!」
絢辻「さぁああーーーー」
純一「お願いだよ絢辻さん! どうかどうか僕に……」
純一「絢辻さんの耳たぶ、噛ませてください!!!」
絢辻「ーーーんっ、はい終り」
純一「う、うんっ! やったよ! やったぁー!」
絢辻「うるさい、喜びすぎ」
純一「す、すみません……」
絢辻「冗談よ。はい、それじゃあ今から三秒間~……よーい、スタートっ」
純一「あ、あのさ絢辻さん…僕は、どんな絢辻さんだって可愛いし綺麗だし好きだって思ってる!」
絢辻「いーーーち」
純一「だからね! 僕が絢辻さんに謝ったのは……順番を最後にしてしまったことなんだ!耳たぶを噛むことの順番ね!」
絢辻「に、にーーーーーいっ」
純一「僕はっ…出来れば絢辻さんの耳たぶをかみたかったんだ! 可愛くて小さな耳たぶを! 僕は一番に噛みたかった!」
絢辻「さぁああーーーー」
純一「お願いだよ絢辻さん! どうかどうか僕に……」
純一「絢辻さんの耳たぶ、噛ませてください!!!」
絢辻「ーーーんっ、はい終り」
絢辻「……結局、貴方ってそんな感じなのね。弱点丸出しじゃない」
純一「僕は……あはは、いつもこんなもんだよ」
絢辻「ふぅ……ま、知ってて聞いてあげたんだけどね。うん、じゃあ答えだけど」
純一「う、うん……」ドキドキ…
絢辻「いいわよ、噛んでも」
純一「……えっ!? ほ、本当に!?」
絢辻「うん」こくり
純一「や、やったぁー! なんて僥倖! 神は僕のことを見捨ててなんかいなかった! やっぱりね!」
絢辻「………」にこにこ…
純一「いぇーい………えっと、絢辻さん……」
絢辻「なにかしら?」にこにこ
純一「…ど、どうして笑ってるの?」
絢辻「うん? え、だって~……貴方が喜んでるんだもの、だからあたしだって嬉しくなってきちゃうに決まってるじゃない」
純一「へ、へー……そう、なんだ…」
純一「僕は……あはは、いつもこんなもんだよ」
絢辻「ふぅ……ま、知ってて聞いてあげたんだけどね。うん、じゃあ答えだけど」
純一「う、うん……」ドキドキ…
絢辻「いいわよ、噛んでも」
純一「……えっ!? ほ、本当に!?」
絢辻「うん」こくり
純一「や、やったぁー! なんて僥倖! 神は僕のことを見捨ててなんかいなかった! やっぱりね!」
絢辻「………」にこにこ…
純一「いぇーい………えっと、絢辻さん……」
絢辻「なにかしら?」にこにこ
純一「…ど、どうして笑ってるの?」
絢辻「うん? え、だって~……貴方が喜んでるんだもの、だからあたしだって嬉しくなってきちゃうに決まってるじゃない」
純一「へ、へー……そう、なんだ…」
絢辻「ええ、そうよ。あ、でもねちょっと条件があるんだけど……いいかな? ううん、そんなたいしたことじゃないからね?」
純一「僕、まだなにもいってないけど…?」
絢辻「心配しなくても大丈夫、ちゃーんと労働義務法を守った使い方をしてあげるから。
そうねぇ~…例えば明日から文化祭の仕事があるんだけど、それの手伝いをしてもらうわ」
純一「そ、それぐらいなら……」
絢辻「あとそれと、あたしの送り迎え。登校下校どっちもね? それと昼ごはんは一緒に食べること、時間がないから食べながら仕事するわよ。
ついでに買い出しも行ってもらうわ、重くて大変なの。ありがとう橘くん」
純一「え、あっ、うんっ! まかせて! 大丈夫!」
絢辻「そおなの? へぇ~…それだったら委員会の仕事も手伝ってもらおうかしら。
明日から提出プリントの回収がずっと続くのよね、これは助かっちゃったわ~」
純一「……は、はい…がんばります」
絢辻「ふふっ、ありがと。感謝してるわ、本当にね」
純一(……ううっ、なんていうことだ…明日から暇なしだ……)
絢辻「………」ちらっ…じっ…
「……っふふ、本当に…感謝してる。橘くん……」
純一「……えっ?」
純一「僕、まだなにもいってないけど…?」
絢辻「心配しなくても大丈夫、ちゃーんと労働義務法を守った使い方をしてあげるから。
そうねぇ~…例えば明日から文化祭の仕事があるんだけど、それの手伝いをしてもらうわ」
純一「そ、それぐらいなら……」
絢辻「あとそれと、あたしの送り迎え。登校下校どっちもね? それと昼ごはんは一緒に食べること、時間がないから食べながら仕事するわよ。
ついでに買い出しも行ってもらうわ、重くて大変なの。ありがとう橘くん」
純一「え、あっ、うんっ! まかせて! 大丈夫!」
絢辻「そおなの? へぇ~…それだったら委員会の仕事も手伝ってもらおうかしら。
明日から提出プリントの回収がずっと続くのよね、これは助かっちゃったわ~」
純一「……は、はい…がんばります」
絢辻「ふふっ、ありがと。感謝してるわ、本当にね」
純一(……ううっ、なんていうことだ…明日から暇なしだ……)
絢辻「………」ちらっ…じっ…
「……っふふ、本当に…感謝してる。橘くん……」
純一「……えっ?」
絢辻「……かぷっ」
純一「ひあぁあ!? あ、絢辻さん…っ!?」
絢辻「ぺろぺろ…」
純一「うっ、ひぃっ…!? だ、だめだよ…!」
絢辻「……っぷあ、ふふ…これはお礼、貴方が私から守ってくれた……あたしからのお礼だから」
純一「……お礼だなんて、そんなっ…」
絢辻「……いやだったかしら?」
純一「とんでもない!」
絢辻「……じゃあとっても、嬉しかった?」
純一「…うーん、それも違うかなぁ…」
絢辻「なによ、はっきりしないわね……じゃあ、どんな感じだったの!」
純一「うん、そうだね……僕は絢辻さんに耳たぶ噛まれてね───」
純一「───もうダメだ、これで落ちちゃって…想ったかな?」
純一「ひあぁあ!? あ、絢辻さん…っ!?」
絢辻「ぺろぺろ…」
純一「うっ、ひぃっ…!? だ、だめだよ…!」
絢辻「……っぷあ、ふふ…これはお礼、貴方が私から守ってくれた……あたしからのお礼だから」
純一「……お礼だなんて、そんなっ…」
絢辻「……いやだったかしら?」
純一「とんでもない!」
絢辻「……じゃあとっても、嬉しかった?」
純一「…うーん、それも違うかなぁ…」
絢辻「なによ、はっきりしないわね……じゃあ、どんな感じだったの!」
純一「うん、そうだね……僕は絢辻さんに耳たぶ噛まれてね───」
純一「───もうダメだ、これで落ちちゃって…想ったかな?」
誰だって女の子が『えっち』っていうとキュンとしませんかそうですか
これにて終わりです。ご支援ご保守ありがとう、
感謝してもしきれないぐらいです。うんこいってきます。
みんな可愛くかけれたかな、みんなが満足できたかなってのが心配です
ではではみなさんおやすみノシ
あ、もうちょっと続きます
これにて終わりです。ご支援ご保守ありがとう、
感謝してもしきれないぐらいです。うんこいってきます。
みんな可愛くかけれたかな、みんなが満足できたかなってのが心配です
ではではみなさんおやすみノシ
あ、もうちょっと続きます
後半シリアスになって驚いたが面白かった。乙
続くんなら残しておきたいな
続くんなら残しておきたいな
2時から始めて14時間ほぼノンストップってすごすぎやしないか
乙すぎるほど乙
乙すぎるほど乙
文化祭 実行室
純一「……もうだめだよ、もう動かないよ…」ぐたっ…
絢辻「………」てきぱき…
純一「………」じっ…
絢辻「…なに? 休むのはいいけど、そんな見つめないでくれない?」
純一「……耳たぶ、かみたい」
絢辻「だめ」
純一「え~~~! 結局、絢辻さん! あれから一度も噛ませてくれないじゃないか~!」
絢辻「一回で十分でしょう! そんな馬鹿なことをいう元気があるなら、もっと仕事量ふやす──……きゃっ!」ずりっ
純一「っ…絢辻さん!」ばっ
どたーん
絢辻「いたた……あ、橘くん!? 大丈夫……っ?」
純一「だ、大丈夫……絢辻さんの胸が気になって、痛みなんてこれっぽっちも痛ぁ!?」ぱしん
純一「……もうだめだよ、もう動かないよ…」ぐたっ…
絢辻「………」てきぱき…
純一「………」じっ…
絢辻「…なに? 休むのはいいけど、そんな見つめないでくれない?」
純一「……耳たぶ、かみたい」
絢辻「だめ」
純一「え~~~! 結局、絢辻さん! あれから一度も噛ませてくれないじゃないか~!」
絢辻「一回で十分でしょう! そんな馬鹿なことをいう元気があるなら、もっと仕事量ふやす──……きゃっ!」ずりっ
純一「っ…絢辻さん!」ばっ
どたーん
絢辻「いたた……あ、橘くん!? 大丈夫……っ?」
純一「だ、大丈夫……絢辻さんの胸が気になって、痛みなんてこれっぽっちも痛ぁ!?」ぱしん
絢辻「もうっ……ほら、仕事続けるわよ───え、なに…?」
純一「………」ぎゅっ…
絢辻「…離しなさい、手を」
純一「いやだ」
絢辻「またブツわよ。今度は手加減なしだから」
純一「いいよ」
絢辻「……そう、いい覚悟ね。まってなさい、あなたのその弛んだ煩悩を一気に引き締める一撃を───」
純一「えいっ」ちゅっ
絢辻「……!?」
純一「……あはは、どう? びっくりした? 絢辻さん的には……耳とか攻めてくると想ったんじゃない?」
絢辻「………」
純一「残念だったね! 僕はもうそんなことはしないよ! 次ぎの段階に、ことは進んでいるんだ──その名も」
純一「『唇強奪計画』! これはもう、僕にしか……でき……ない……」
絢辻「…………」
純一「あ、あはは……絢辻さん? じょ、冗談だよ…? いくらなんでも、僕がそんなことするわけ……」
純一「………」ぎゅっ…
絢辻「…離しなさい、手を」
純一「いやだ」
絢辻「またブツわよ。今度は手加減なしだから」
純一「いいよ」
絢辻「……そう、いい覚悟ね。まってなさい、あなたのその弛んだ煩悩を一気に引き締める一撃を───」
純一「えいっ」ちゅっ
絢辻「……!?」
純一「……あはは、どう? びっくりした? 絢辻さん的には……耳とか攻めてくると想ったんじゃない?」
絢辻「………」
純一「残念だったね! 僕はもうそんなことはしないよ! 次ぎの段階に、ことは進んでいるんだ──その名も」
純一「『唇強奪計画』! これはもう、僕にしか……でき……ない……」
絢辻「…………」
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