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元スレマミ「キュゥベえを預かってほしいの」 ほむら「………」
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『そんでな~』
『なんやそれ、マジ勘弁やわ』
『わっはっはっは!』
ほむら「………」
QB「こんなものを見て、君は“楽しい”と感じるのかい?」
ほむら「まさか……暇つぶしに見ているだけよ」
QB「これで暇がつぶれるのかい?」
ほむら「……正直、つぶれないわね」
QB「しかし、人類の“お笑い”というものは興味深いね」
QB「うまくいけば、たった数口喋っただけで相手の感情を意図した方向に引き出せる」
QB「これをうまく使えば、魔法少女の魔女化もたやすいかもしれないね」
ほむら「そんなうまくいくものじゃないわ」
ほむら「だいたい、感情を知らない生き物に、漫才ができるとは思えないわよ」
ほむら「せいぜいその捻くれた話術で頑張りなさい」
QB「可能性がゼロとは限らないじゃないか」
QB「研究をすれば、それなりにできるかもしれないよ?」
ほむら「あなたがそんなことを考えていること自体がお笑いね」
ほむら「……ところで気になったのだけど」
ほむら「巴マミのところでもこういう番組を見ていたの?」
QB「いや、彼女はあまりそういうものはみないね」
QB「いわゆるバラエティ番組というのかな?この類を見るのは稀だ」
ほむら「へぇ」
QB「彼女はドラマや映画などを見ることが多かったね」
ほむら「たとえば?」
QB「何でもない少年が突然何かに目覚めるとか……」
ほむら「ああ、そういう……」
QB「君はそういう娯楽物を見たりはしないのかい?」
ほむら「あまりテレビは見ないわね」
ほむら「まぁ、本や漫画は読むけど」
QB「それは意外だなあ」
QB「何を読んでいるんだい?」
ほむら「そうね……」
ほむら「ジパ〇グとか戦〇自衛隊とか読んでたわ」
QB「なるほど、ある意味で君らしいね」
ほむら「……と、そろそろ夜遅くなったわね」
ほむら「明日も学校だし、早く寝ないと」
ほむら「お風呂に入りましょ」スック
QB「お風呂かい?」
ほむら「ええ」スタスタ
QB「そうかい」トコトコ
ほむら「……なに当たり前のようについてきているの?」ギリギリギリ…
QB「~~~~っ!!」ペチペチペチ!
ほむら「………」パッ
QB「うぅ……死ぬかと思ったよ」
ほむら「スペアがあるのだから死んでもいいじゃない」
ほむら「で、どうしてついてきているのよ」
QB「だってお風呂に入るんだろう?」
QB「お風呂に入るためについていくことの何がいけないんだい?」
ほむら「……巴マミは?」
QB「? 一緒に入れてくれたよ?」
ほむら(少し甘やかし過ぎじゃないのかしら……)
ほむら「とにかく、私は入れないわよ」
QB「お風呂に入れないのかい……?」
ほむら「………」
QB「………」
ほむら「……はあ」
ほむら「私が上がった後、勝手に入るなりしなさい」
ほむら「おぼれても知らないけど」
QB「きゅっぷい!」
ほむら(……私も人の事言えないわね)
ザパァ……
ほむら「ふぅ……」チャプ…
ほむら「まさか、あの淫獣を預かることになるなんてね」
ほむら「しかも二週間……」
ほむら「今日一日でさえ、この疲労感よ?」
ほむら「しかも何気に食い意地張っていたリ、風呂に入りたがったり……」
ほむら「しかも……私もそれに乗せられてるし……」
ほむら「どうなるのかしらね、この二週間」ブクブクブク
ほむら「ふぅ、いいお湯だったわ」
QB「おかえり、ほむら」
QB「それじゃ、次は僕が入っていいんだね?」キュプキュプ
ほむら「勝手にしなさい……」
QB「じゃあ行ってくるよ!」キュプダッシュ!
ほむら「……わけがわからないわ」
ほむら「まぁいいわ。後はもう寝るだけだし」
ほむら「っと、その前に牛乳牛乳……」
ほむら「………」ゴキュゴキュ
ほむら「それじゃ、寝ましょうか」ガラッ
翌朝
ホムラチャ!アサダヨ! ホムラチャ!オキテ!
ほむら「マドカァーマドカァー……」
ほむら「……は!」
ほむら「朝ね。おはようまどか」
ホムラチャ!アサダヨ!
ほむら「そうねだ、朝だね」
ホムラチャ!オキテ!
ほむら「ええ、今起きるわ」ポチ
ほむら「今日もいい目覚めね」
ほむら「それじゃ、用意を――」グニ
ほむら「……?」
ほむら(布団の中の何かを踏んだような……)
QB「痛いよほむら……」ノソ
ほむら「………」
QB「おはよう、ほむら」
QB「どうしたんだい?そんな顔をして―――」
QB「……きゅぷぷ」
ほむら「はぁ……はぁ……」
ほむら「どうしてあなたがここにいるのよ……」
QB「どうしてって……ここは寝室だろう……?」
ほむら「どうして私の寝室にいるのかを聞いているの」
QB「寝るために……決まっているじゃないか……」
ほむら「まさか巴(ry」
QB「いっしょに(ry」
ほむら(巴マミいいいい!)
QB「たとえるならマミのはシチュー、ほむらのはお吸い物・・・かな・・・」ズゾゾ
ほむら「はぁ……無駄に暴れたせいで朝食を作る力もなくなったわ」
QB「なんだって!?」
ほむら「どうやらその食い意地は相変わらずのようね……」
ほむら「だけどお断りよ。朝は簡単に済ませるわ」
ほむら「お昼も売店で買いましょう」ゴソゴソ
ほむら「はい、これ食べなさい」
QB「またカロリーメイトか……」キュプキュプ…
ほむら「自業自得なのだから、我慢しなさい」ホムホム
QB「きゅぷ……」
通学路
ほむら(通学路が長く感じる……)
まどか「あ、ほむらちゃん!」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「あれ?なんかフラフラしてるみたいだよ?」
まどか「だいじょうぶかな?」
ほむら「心配してくれてありがとう、まどか」
ほむら「ちょっと疲れているだけ……大丈夫よ」
ほむら(あなたの顔を見れただけで、みるみる疲れが取れていくから……)ホムムーン
学校
キーンコーンカーンコーン
さやか「うおっしゃー!お昼だ!」
まどか「やっと半分終わったね」
さやか「それじゃ、いつも通り屋上で食べますか!」
まどか「うん……あれ?ほむらちゃんどこ行くの?」
ほむら「今日お弁当を作ってないのよ」
さやか「おや珍しい」
ほむら「だから下の売店で買ってくるわ」
売店(別名:戦場)
「どけー!」
「おすなばかー!」
ほむら「こんでるわね……」
ほむら「普通に並んでても周りから押されるし……キツイわ」
ほむら「あら?あれは……」
マミ「きゃっ!ごめんなさい」
「い…いえいえ。むしろありがとうございまッス!」
マミ「……?」
ほむら「巴マミ」
マミ「あら、暁美さん……あっ、ごめんなさい」
ほむら「………」
ほむら「あなたも売店で?」
マミ「ええ」
マミ「夜遅くまで勉強して、朝早く起きてるから、作る暇がなくて」
マミ「暁美さんは?」
ほむら「いろいろあって、朝時間がね……」
マミ「そうそう」
マミ「キュゥベえ、迷惑かけてないかしら?」
ほむら「今のところはね」
ほむら(ホントはアクシデントばかりなのだけど……)
マミ「そう、よかったわ」
ほむら「でもね、巴マミ」
ほむら「あまり甘やかしすぎない方がいいわ」
ほむら「そうしないと、手が追えなくなるほど図々しくなる」ホムーン
マミ「わ…わかったわ」ティロ…
屋上
ほむら「お待たせ」
マミ「遅れてごめんなさい」
さやか「おっ、やっと来ましたかー」
まどか「それじゃ、食べようよ」
QB「きゅっぷい!」
ほむら「ちょっと待ちなさい。どうしてあなたがここにいるの?」
QB「ご飯だからだよ」
ほむら「何を当たり前のように……」
QB「ここに来ればマミのご飯が食べられると思ってね」
QB「マミ!今日のご飯はなんだい?」キュプキュプ
マミ「ごめんねキュゥベえ。今日は売店のお弁当なの」
QB「きゅっ……ぷい……?」
さやか「ねぇまどか、キュゥベえってあんなキャラだっけ?」
まどか「え、えっと……」
ほむら「大丈夫。それが当然の反応よ」
感情ないの嘘だろ淫獣w
マミさんやほむほむと一緒にねてんじゃねえええええええええ
マミさんやほむほむと一緒にねてんじゃねえええええええええ
~~~~~~~~~~~~~
帰宅 ほむほーむ
ほむら「ふぅ……」トサッ
QB「おかえり、ほむら」
ほむら「……そういえばあなたがいるのだったわね」
QB「ひどいなぁ、昼にもあったじゃないか」
ほむら「マミの弁当が売店のと知った瞬間、文句垂れながら帰って行ったわね」
QB「当たり前だよ!」
QB「コンビニ弁当をお昼にするなんて邪道だよ」
ほむら「ちょっと表に出なさい。今の発言は全国のコンビニ弁当愛用者を敵に回したわ」ジャキ
~~~~~~~~~~~
ほむら「………」ホムー…
QB「………」
ほむら「キュゥベえ、なにか一発芸でもしなさい」ホムン
QB「無茶を言うね……」
QB「暇なのかい?」
ほむら「ええ、やることが無くて暇なの」
ほむら「だから何かして家主を楽しませなさい」
QB「いきなり言われても無理だよ」
ほむら「………」ジー
QB「……?」
ほむら「………」ジー
QB「僕の顔に何かついているのかい?」
ほむら「……あなたの耳毛って、長いわよね」
QB「僕のチャームポイントの一つさ」
ほむら「淫獣のくせしてチャームポイント(笑)とはね」
QB「なんか今ものすごく君を魔女化させたい衝動に駆られたよ」
ほむら「おめでとう。感情を手にしたかもね」
ほむら「………」ジー
ほむら「………」ニギニギ
QB「僕の耳毛がどうしたんだい?」
ほむら「暇つぶしにいじってるだけよ」
QB「そうかい」
ほむら「しかし見れば見るほど長いわ」
ほむら「聞こえなくなったりしないの?」
QB「今のところそういう心配はないね」
ほむら「そういえばこの耳毛って動かせるのよね」
QB「そんなこともできたね」
ほむら「どこかの時間軸で美樹さやかが契約した時伸ばしてたわ」
ほむら「ただ……胸に手を伸ばすというのはどういうことなのかしら?」
QB「契約する際、ソウルジェムを作る際に機能するからね」
ほむら「私が契約するときはそんな動作なかったのだけど」
QB「………」
ほむら「どういうこと?」
QB「……今の僕に聞かれてもわからないよ」
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