元スレやよい「お茶です、プロデューサー」P「すみません、やよいさん」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
202 = 112 :
っ
204 = 149 :
P「さぁ、なんでもいいぞ? なにがいい?」
やよいというと…真っ先に思い浮かぶのはべろちょろか。
あいつは長年の使用にとうとう限界がきてしまい、いまはやよいの部屋で飾ってあるのだという。
あんなに物を大事に扱ってくれるやよいになら、何を与えても惜しくはない。
やよい「えっと…その……」
そわそわと視線を巡らせている。
俺知ってるぞ、あれは言いたいことが言い出せずにいるやつの挙動だ!
P「いいぞ、遠慮なくこい」
そう諭してやると、意を決したように、ソファーに座る俺の隣まで移動してきて、ジッと視線を交えた。
……な、なんだこの迫力は…!
205 = 149 :
やよい「あ、あの、プロデューサー…」
P「うん?」
やよい「き、嫌いにならないでくださいね?」
P「…? なんのこt──」
言いかけた言葉は、急な衝撃で遮られる。
やよい「え───いっ!!」
“それ”が抱きついてきたやよいなのだと理解するのは、一拍の間を要した。
206 :
プレッシャー
……な、なんだこの迫力は…!
207 = 112 :
精神的ダメージの方が圧倒的に大きい
208 :
……な、なんだこの腕力は…
209 :
>>208
P「」コキャッ
210 :
破壊力すげえ…これがやよいの力か…
211 :
基本的にあまり本心を見せないやよいだからこその破壊力
212 :
徹夜&花粉症で涙ダラダラながして死にそうな俺でも思わずニヤリとしてしまう破壊力
213 = 149 :
P「………」
やよい「………」
カチ、コチ、カチ、コチ。
静まり返った事務所の中、社長の私物の、大きな古時計(アンティーク)が時を刻む。
動け、ない。
なんだこれ。なんだこれ?
なんでやよいが抱きついて? なんで俺は押し倒されて?
密着してる。
体温やばい。
俺の胸に顔を預けたやよいが猫が懐くように擦り付けてる。
なんだこれ、なんぞこれ。
なんぞなんぞなんなんぞなんぞなんぞ。
密着してる。
匂いがやばい。香りがやばい。
やよいってこんなにいい匂いするのか。
あれ? 俺はどうだろう?
汗臭くね? 加齢臭やばくね?
アイドルに加齢臭つける俺。変態じゃね?
214 :
いいよいいよ~
215 = 212 :
もうちょい余裕持ちなさいよ、プロデューサー
もういい年だろう?
216 :
うーん素晴らしい
217 = 149 :
やよい「…プロデューサー」
なんですか?
あ、臭いますか?
じゃあちょっと薬局いってきます。
キッチンブリーチで体洗えば体臭って消せるか?
やよい「いきなりこんなことして、ごめんなさい」
P「あ、や、まぁ、びくびっくりしたったけど、平気だにょ」
隊長!
脳内管制が仕事をしていません!
下腹部あたりに感じるやわっこい感触を受信するのに全力になっています!
うろたえるな!
我らは、目の前の女の子にそれを悟らせてはいかんのだ!
劣情を殺せ!
煩悩を潰せ!
性欲を滅せ!
ハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーハリーh
やよい「プロデューサー?」
P「ハリィ!?」
218 :
ちょw旦那の顔が普通に出てきて吹いたw
219 = 149 :
やよい「…こまります、よね、いきなりこんな……」
背中に回した手を、更に深く回してくる。
表情は見えない。
けど、何かに怯えているのは理解できた。
P「……驚きはしたけど、困ったりなんかしないさ」
ちょうどいい高さなので、頭を撫でてやる。
こんなふうにするのも大分久しぶりだな。
三十路間近の男が、二十歳過ぎたばかりの女の子にしてあげることでは無いかもしれないけど。
やよい「…プロデューサーに頭撫でてもらうの、好きです」
やよいはくすぐったそうに首を振るものの、振り払おうとはしない。構わず続けることにしよう。
やよい「子供扱いされてるみたいで気になるときも有りますけど、いまは……嬉しいです…」
やよいの体から力が抜けていく。
…眠ったのか?
やっぱり、オフの日にまでこうして俺の面倒をみるのは無理があったんじゃないだろうか。みんなに話しをして、これからは遠慮したほうがいいんじゃないだろうか。
そんな考えが脳裏を過ぎる。
221 :
このPは童貞…
つまり、俺達側だ!
222 = 112 :
223 :
>>221
俺達との決定的な違いは自分自身がその気になればってところだね!
224 :
童貞に鈍感に三十路拗らせるとこうなるのか
225 :
>>222
任せたまへ!
226 = 180 :
そういえばPがやよいと心中しようとするSSがあったな
227 :
このPが29歳として7年前は大学卒業直後だから
大学までで童貞なら今でも童貞だろうな
229 = 149 :
やよい「……ぷろでゅーさぁー……」
背中に回された手が、離さんとしてシャツを握っている。
昔から、「甘えられる人がほしい」と望んでいたやよい。
言葉には出さなかったけど、態度というか接し方というか、それに気付くのに時間はかからなかった。
こんな俺でもこの子の。
もしかしたら、他の765プロの子も。
少しでも、俺が傍にいることで、彼女たちが自分の進みたい方へ行けるというのなら。
どこか遠く、果てしない先へ続くその分岐点までは一緒にいてあげようと、そう思えるんだ。
彼女たちが進む道をつくるのが、
俺の人生、俺の道なんだろうから。
だから、やよい。
俺は傍にいてあげるから。
やよいが俺のことが必要なくなって、ひとりで先にいけるようになるまで。
P「おやすみ、やよい」
彼女たちとのわかれ。
いつかくるそのときが、できればきてほしくないなぁ、なんて思ってしまう。
230 = 221 :
支援ですよ、支援
231 = 149 :
一応「やよい」はここまで…です。
なんかキャラ崩壊ってレベルじゃ無いです。ごめんなさい。
本当はサクサクと日を変えてサクサクとアイドルたちと戯れさせたかったのですが……どうしませう……。
232 :
最終的にやよいに戻るならかまわん
235 = 206 :
やよいスレだからできればやよいメインでおなしゃす
236 = 216 :
なんでもいいから好きなようにやってオナシャス
237 = 114 :
>>1の好きなようにやれ
238 :
好きなように書きなはれ
239 :
続きがあるならなんでも良い
やよいの誕生日だからって気にせずオナシャス
240 = 114 :
ほ
241 = 149 :
別の日。
P「ふんふふーん」
あの日はやよいが起きるまで待ってたら陽がとっぷりとくれてしまったので、そのまま俺が付き添って家まで送っていった。
丁寧に携帯の電源まで切っていたやよいに連絡が取れず、
家についたとき兄弟たちは泣きそうな表情をしていたのが印象的だった。
やっぱり仲の良い姉弟のままだったなぁ。
ピヨ─ッ!
P「おっと」
ヒヨコ型電気ケトルが沸騰を知らせてくれる。
俺は新発売のカップヌードルのフタをわずかに開き、ヒヨコのクチバシから零れる熱湯を…
春香「プロデューサーさん元気ですかー!!」
…注ごうとしたら、けたたましい勢いで開かれた玄関から現れた存在によってその気は0にまで削がれた。
243 = 227 :
はるるんもそろそろおば…
244 = 144 :
美希はとりを飾るに違いないきっとそうだ(確信)
245 = 114 :
>>343
24はおばさんじゃないだろ
おばさんか
246 = 210 :
>>245
あずささんがお前の方行ったぞ
247 :
あずささん今もアイドルやってんの?
さすがに27でアイドルは厳しいよ……
248 = 211 :
20過ぎてダブルリボンはちょっと
249 = 149 :
P「春香か…いらっしゃい」
春香「なんですかそのあからさまにガッカリした態度!? 私泣いちゃいますよ!?」
む…そんなつもりはなかったんだけどな。
P「コーヒーと紅茶どっちがいい?」
インスタントだけどな!
春香「プロデューサーさん、いまカップラーメン食べようとしてましたね?」
P「お腹減ってさ」
春香「そういうものばかり食べてると体壊しちゃいますよ?」
P「自炊は手間だし…」
春香「だから、こうして私たち765プロのみんなが順番にプロデューサーさんのお世話をしに来てるんじゃないですか!」
そんな誇らしげに言われても…。
俺はこの歳で要介護患者か。
春香「じゃあ、サクサクっとお昼作っちゃいますね」
そう言って台所に向かう後ろ姿を眺めて、俺は封の開いたカップヌードルにセロハンテープを貼って戸棚にしまった。
みんなの評価 : ★★★
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