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元スレやよい「お茶です、プロデューサー」P「すみません、やよいさん」
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やよい(21)「あんまり無理しないでくださいね」
P「は、はい」
P「は、はい」
>>7
それはエロいな
それはエロいな
P「……ヒマだ」
765プロのプロデューサーを始めたのはもういつの頃のことだっただろうか。
俺がプロデュースしたアイドル達は売れに売れ、今や1人余さず国民的人気を誇っている。
そんななか。
俺は、昔と比べ大きく小綺麗なった事務所の俺に与えられたデスクの前で、深々と溜め息を吐いていた。
理由?
それは、仕事が全部デスクで済むものばかりになっていたからだ。
もう仕事は向こうのほうからやってくる。
業界の内外にも多くのコネクションも出来たし、わざわざ走り回って仕事を取りにいく必要がなくなった。
アイドル達も、もう数々の仕事を自分でこなせている。
スケジュールも自分で組めているし、何か問題や頼み事があったら、俺に相談しにくるので問題無い。
たまにアイドル達の現場に足を運んだりもするが、そうすると仕事に慣れているはずの彼女たちはむしろ緊張するようなので、最近はめっきりそれもなくなった。
……ああ、これって勝ち組なんだろうなぁ……でもなぁ……。
765プロのプロデューサーを始めたのはもういつの頃のことだっただろうか。
俺がプロデュースしたアイドル達は売れに売れ、今や1人余さず国民的人気を誇っている。
そんななか。
俺は、昔と比べ大きく小綺麗なった事務所の俺に与えられたデスクの前で、深々と溜め息を吐いていた。
理由?
それは、仕事が全部デスクで済むものばかりになっていたからだ。
もう仕事は向こうのほうからやってくる。
業界の内外にも多くのコネクションも出来たし、わざわざ走り回って仕事を取りにいく必要がなくなった。
アイドル達も、もう数々の仕事を自分でこなせている。
スケジュールも自分で組めているし、何か問題や頼み事があったら、俺に相談しにくるので問題無い。
たまにアイドル達の現場に足を運んだりもするが、そうすると仕事に慣れているはずの彼女たちはむしろ緊張するようなので、最近はめっきりそれもなくなった。
……ああ、これって勝ち組なんだろうなぁ……でもなぁ……。
>>11
さて、続きを頼もうか
さて、続きを頼もうか
>>11
ゆっくりで良いから頼むよ
ゆっくりで良いから頼むよ
今日も独り、事務所で留守番兼電話番という体で、お茶を啜って過ごす。
社長や小鳥さんは
「貴方がここに居てくれるだけで、私たちやアイドルの子たちの力になる」
と言ってくれたけれど。
正直、穀潰し感が否めない。
過去の業績からだいぶいい給金を貰っているのだけど、働き盛りに働き詰めだった反動か、趣味というものを探す気にはなれなかった。
趣味(そんなもの)に時間を費やすくらいなら、他会社のアイドル達をリサーチしていた方が有意義だし楽しい。
……その行為も端から観れば「事務所でTV見て雑誌読んでネットサーフィンしてくつろいでるだけ」なので、やはり気分はよくない。
誰も何も言わないけれど、むしろ「またお仕事のこと考えてるんですか?」と心配されるけど。
もうこれが人生の一部なんだ。こうしていないと呼吸が止まる。
そう言えば、小鳥さんは30歳を迎えてすぐに、「……実家に呼び出されました……」と幽鬼のような表情で呟いて去っていったきり、帰ってきていない。
社長や小鳥さんは
「貴方がここに居てくれるだけで、私たちやアイドルの子たちの力になる」
と言ってくれたけれど。
正直、穀潰し感が否めない。
過去の業績からだいぶいい給金を貰っているのだけど、働き盛りに働き詰めだった反動か、趣味というものを探す気にはなれなかった。
趣味(そんなもの)に時間を費やすくらいなら、他会社のアイドル達をリサーチしていた方が有意義だし楽しい。
……その行為も端から観れば「事務所でTV見て雑誌読んでネットサーフィンしてくつろいでるだけ」なので、やはり気分はよくない。
誰も何も言わないけれど、むしろ「またお仕事のこと考えてるんですか?」と心配されるけど。
もうこれが人生の一部なんだ。こうしていないと呼吸が止まる。
そう言えば、小鳥さんは30歳を迎えてすぐに、「……実家に呼び出されました……」と幽鬼のような表情で呟いて去っていったきり、帰ってきていない。
たまに電話や便りがあるので無事なようだ。
なんでも実家の手伝いで座敷牢がなんたらかんたらと、非現実的なことを話していたが……。
──なので、いま事務所には俺1人しかいない。
小鳥さんのデスクは、いつ帰ってきても良いように、そのまま綺麗に残してある。
まえに亜美真美がデスク上に花を活けていたが、律子が滅茶苦茶怒ったのでその手の悪戯はしなくなった。確かに縁起でもない。
やよい「…プロデューサー?」
P「ん…おぉー、今日はやよいかぁー」
不意に、事務所の扉を開いて声をかけてきた少女…というには、聊か大人びている女性が、明るく笑った。
やよい「はいっ、お久しぶりです!」
高槻やよい。
かつて“多くの弟妹を支える、頑張り屋の小さなお姉さん”だった彼女は、いまやその『お姉さん』の部分を大きくのばし、
明るくも大人の女性を感じさせる、笑顔のかわいい女の子になった。
P「本当にしばらくぶりだな、こうやって話すの。俺は、テレビでよくやよいのこと見かけてるんだけど」
やよい「えへへ、ありがとうございます……はいっ!」
近付いてきたやよいが、手のひらを掲げてくる。
コレもほんと久しぶりだ。
P「たーっち!」
なんでも実家の手伝いで座敷牢がなんたらかんたらと、非現実的なことを話していたが……。
──なので、いま事務所には俺1人しかいない。
小鳥さんのデスクは、いつ帰ってきても良いように、そのまま綺麗に残してある。
まえに亜美真美がデスク上に花を活けていたが、律子が滅茶苦茶怒ったのでその手の悪戯はしなくなった。確かに縁起でもない。
やよい「…プロデューサー?」
P「ん…おぉー、今日はやよいかぁー」
不意に、事務所の扉を開いて声をかけてきた少女…というには、聊か大人びている女性が、明るく笑った。
やよい「はいっ、お久しぶりです!」
高槻やよい。
かつて“多くの弟妹を支える、頑張り屋の小さなお姉さん”だった彼女は、いまやその『お姉さん』の部分を大きくのばし、
明るくも大人の女性を感じさせる、笑顔のかわいい女の子になった。
P「本当にしばらくぶりだな、こうやって話すの。俺は、テレビでよくやよいのこと見かけてるんだけど」
やよい「えへへ、ありがとうございます……はいっ!」
近付いてきたやよいが、手のひらを掲げてくる。
コレもほんと久しぶりだ。
P「たーっち!」
「プロデューサーがヒマしてる」
そんな身も蓋もない噂──真実が765プロのアイドル達のあいだに流れ、彼女たちは即座に連絡を取り合って決まり事を定めたらしい。
内容はよくは知らないのだけど、要するに、
『当番制で、1人が事務所に赴いてP(俺)の話し相手になる』
…と言うことらしい。
いくら765プロが売れていると言っても、休みの日は必ずある。なので、話し合ったりなどして順番を決めて、こうしてわざわざ俺のところに来てくれているのだ。
……実のところ、これが現状に申し訳なさを感じる理由の一つでもある。
だっていまや誰もが振り向くアイドル達が、こんなしがない中年の話し相手になる為に貴重な休日を潰して来てくれているんだぞ?
……胃が痛い……。
やよいメインって意外に少ない気がする!
頼むから最後まできっちりかいてくれよ!
頼むから最後まできっちりかいてくれよ!
P「さて、と」
やよい「はい!」
ちょこんと、俺の隣の空きデスクに構えるやよい。
久しぶりに間近で見た顔は、なんだかとても輝いてみえる。
P「なにをしようか。いや、なにを話そうかな…?」
やよい「久しぶりですもんね、わたし、プロデューサーに話したいこといっぱい有るんです!」
P「え? そうなのか?」
やよいは元々面倒見のいい性格だ。それが由来してか、自己管理能力もズバ抜けている。
だから、なにか相談事があったら迷わず俺のところに来てくれるものかと思ってたんだが……はて?
やよい「わたし、プロデューサーにお仕事の感想が訊きたかったんです! この間のドラマとか、バラエティー番組のこととか!」
P「感想…」
そう言えば、やよいに限らず、昔現場までついて行っていた頃の俺は、よく仕事に関する感想なんか漏らしていたな。
やよいはそれを、楽しみに感じていてくれたんだろうか。
P「……よぉし、じゃあ今日は事務所に録画してあるやよいが出た番組を見ながら過ごすとしようか」
やよい「あ…はい! わかりました!」
やよい「はい!」
ちょこんと、俺の隣の空きデスクに構えるやよい。
久しぶりに間近で見た顔は、なんだかとても輝いてみえる。
P「なにをしようか。いや、なにを話そうかな…?」
やよい「久しぶりですもんね、わたし、プロデューサーに話したいこといっぱい有るんです!」
P「え? そうなのか?」
やよいは元々面倒見のいい性格だ。それが由来してか、自己管理能力もズバ抜けている。
だから、なにか相談事があったら迷わず俺のところに来てくれるものかと思ってたんだが……はて?
やよい「わたし、プロデューサーにお仕事の感想が訊きたかったんです! この間のドラマとか、バラエティー番組のこととか!」
P「感想…」
そう言えば、やよいに限らず、昔現場までついて行っていた頃の俺は、よく仕事に関する感想なんか漏らしていたな。
やよいはそれを、楽しみに感じていてくれたんだろうか。
P「……よぉし、じゃあ今日は事務所に録画してあるやよいが出た番組を見ながら過ごすとしようか」
やよい「あ…はい! わかりました!」
彼女たちはもう、「完成」している。
そんな彼女たちに俺が意見を話したところで、彼女たちの“軸”、“アイドル的指針”は揺らぐことなんかないだろう。
でも、彼女たち…やよいが、自分から俺の話しなんかを望んでくれているのなら、どうしようもなく嬉しい。
プロデューサーってのは、やっぱり俺から切っても切り離せないものみたいだ。
──俺にとってアイドルは?
娘か、妹か。
姉ってことはないだろうけど、恋人って言うと……
P「………」
やよい「……プロデューサー?」
P「──ん、ごめん。ちょっと立ち眩みが」
やよい「大丈夫ですか?」
>>30
19才のやよいリアル仁後ちゃんじゃん
19才のやよいリアル仁後ちゃんじゃん
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