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元スレP「ここがアイドル幼稚園か……」
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P「無理に挨拶させなくても大丈夫ですよ、黒井先生。ほら、我那覇ちゃん……顔だけでも、見せてくれるか?」
ひびき「…………」
黒井「響ちゃん……」
ひびき「……うぅ……」 ちらっ
P「(やっと顔を上げてくれたな。お、これは将来べっぴんさんになるで……)」
ひびき「…………え!?」
P「ん? 俺の顔になにか……」
黒井「どうしたのかなァ……って!?」 ばしっ
黒井「(響ちゃんが私の手を……振りほどいただと!? 有り得ぬっ!)」
ひびき「……!」 たたた
P「(離れていく……やっぱり、あまり知らないひとは苦手なのかな)」
ひびき「…………」 くるり たたたたた
P「あれ?」
P「(助走? こっちに向かって走って……!?)」
ぴょーん!
>>154
胸じゃね
胸じゃね
>>157
それだ
それだ
P「!?」 がっ
P「(首に、抱きついてきた!? ジャンプだけで!?)」
ひびき「…………」 ぎゅうう
P「(バランスが……!)」 ぐらり……
P「だが、負けるかぁああ!!」 ぐるん ぐるん ぎゅ
ひびき「~! ~~!」 ぐるん ぐるん ぎゅぅうう
P「……ぜぇ……はぁ………」
ひびき「……にぃに」 ぎゅう
P「(にぃに? お兄ちゃんのことか?)」
黒井「(私は最近になってようやく手を繋いでもらえたというのに……! この男は一瞬で……!)」
P「俺は、我那覇ちゃんのお兄ちゃんに似てるのかな?」
ひびき「…………」 こくこく
P「(あまり喋るのは好きじゃないのか? 活発そうな見た目に反して、無口な子なのかもしれない)」
>>161
しかし今まで見たことないほどいい顔の為無理に引き剥がす事も出来ず葛藤する黒ちゃんかわいい
しかし今まで見たことないほどいい顔の為無理に引き剥がす事も出来ず葛藤する黒ちゃんかわいい
ひびき「あ、あ……えと…………あ……わ」
P「………」
ひびき「……わんぬ……ぁ、ぁらん…………ぅ、うぅ!」 ぷるぷる
P「(違う……この子はきっと、本当は無口なわけじゃない)」
ひびき「……じ、じぶん! ……なまえ…………」 ぽろぽろ
P「(このイントネーション、沖縄弁か……? これは、つまり……)」
P「…………ゆっくりでいいさ」 なでなで
ひびき「……ひびき。がなはちゃん……じゃない、……ぞ」 ぽろぽろ
P「……ああ、響。よく言えたな、偉いぞ」 ぎゅう
P「(あとから黒井先生に聞いた話では、こうだ)」
響がここに引っ越してきて、新しい幼稚園になって、最初の挨拶。
そこでこの子は、一生懸命標準語を話そうとしたが……うまくいかなかったのだという。
それで、つい……慣れていた故郷の言葉、沖縄弁を遣ってしまった。
みんなびっくりしただろう。なんせ聞きなれない人には外国語のように聞こえるからな。
そして、同じくらい……響もびっくりしたはずだ。そして、わからなくなったはずだ。
P「(なんで自分はここにいる? なんで言葉が通じない? なんで……兄がいない?)」
そして、教室にひきこもりがちになってしまった。そんな響に声をかけてくれるのは……。
美希と貴音と、黒井先生だけだったのだ。
ひびき「にぃに……じぶん……うとぅ……こ、こわく……ない?」
P「!!」
誰が悪いわけでもない。
周りの子供たちも、この子の親も、もちろんこの子も……決して、誰も悪くない。
だけど、この子の目には、みんなが自分のことを怖がっているように見えてしまったのだ。
誰も責められないからこそ、俺はなんだか少し……目頭が熱くなってしまうのであった。
|´ ̄ ヽ
| ノハ)i |
|゚ ヮ゚ノリ
|o④o
|―u'
| '´ ̄ ヽ
| ノノハ)i |
| (l゚ ヮ゚ノリ
|o ヾ
|―u' ④ <コトッ
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| ミ ピャッ!
| ④
| ノハ)i |
|゚ ヮ゚ノリ
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| (l゚ ヮ゚ノリ
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|―u' ④ <コトッ
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| ミ ピャッ!
| ④
P「……はっはっは、俺が響を怖がるわけないだろ?」 ぽん、ぽん
ひびき「…………」 ほっ
P「(こういうときはたしか……)」
P「響。俺は……えっと、なんくるないさー、……だったか?」
ひびき「!!」
ひびき「うん! なぁんくるないさー!!」 ぎゅっ
黒井「(私の数ヶ月はいったい)」
ちょんちょん
P「ん?」
はるか「ぷろでゅーさーさん……?」
あい「どーしたんですかっ!?」
おっとしまった、俺はかくれんぼの途中だったのだ。しかも鬼役で……。
いつまでたっても探しに来ない俺を見かねて、春香と愛が出てきてしまった。
P「黒井先生……響をかくれんぼに参加させてやっていいですか?」
黒井「フン……勝手にするがいい! 元よりそのつもりでここへ連れて来たのだ!」
P「ありがとうございます。よし、みんなで遊ぼうな! 響!」
ひびき「うん! くろいせんせーも!」 ぐいぐい
黒井「な、何ィ!?」
~ ぬこぬこ体操編 ~
えり「…………」
えり「(かくれんぼのとちゅうだけど……)」 きょろきょろ
えり「だれもいない……ぬこぬこするなら、いまのうち……?」
えり「ぬっこぬこ~……ぬこぬこ、ぬこ……♪」 ふりふり
ひびき「えりちん? みっけ!」
えり「!?」 かぁああ
ひびき「……ぬこ?」
えり「…………」
ひびき「……ぬっこぬこ~♪」 ふりふり
えり「!?」 かぁああ
~ ランチタイム編 ~
たかね「あなたさま。こよいは、つきがきれいですね」
P「ちょうど昼飯時に何を言っているんだ……ああ、この卵焼きのことか」
たかね「なんともめんようなふんいきをかんじます」 ぐぅうううう
P「ほら、一個やるよ」 ひょい
このふわっふわもっふもふな銀髪の女の子は、先ほどからちらほら名前が出ている四条貴音ちゃんだ。
なんでもあの空に浮かぶ月のお姫さまらしい……と、園児たちの間でもっぱらの噂である。
まあそれもあながち間違いでもなさそうな、そんなミステリアスな雰囲気を放つ少女だ。
たかね「むぐ、むぐ……これは…………ごくん」
たかね「たいへんおいしゅうございました」 うっとり
P「……もう一個やるぞ」 あーん
たかね「あーん……んむ、んむ…………これは……」
P「(かわええ。これだから貴音に餌付けするのやめらんねえんだ)」
なんだかんだあったあそび時間も終わり、愛たちは自分たちの引率の先生のところへ帰っていった。
いまは待ちに待ったランチタイムだ。
みんなそれぞれかわいらしいお弁当箱のかわいらしい中身をつついている。
ちなみに今日はせっかくの遠足なので、担任とクラスを入れ替えてのランチタイムとなっている。
つまり俺が『961組』、そして黒井先生が『765組』の場所で昼食を食べ、それぞれ親睦を深めているのである。
ひびき「はいさぁい!」 がしっ
P「おっと、響かー! どうしたどうしたー!」 わしゃわしゃ
ひびき「んふふ……にぃに、わんとまぁじゅん、たべよ?」
P「(弁当箱持って隣に座ってきたな。てことは)」
P「一緒に食べるのかー? もちろんいいぞ!」
たかね「ふふふ……ひびき、きょうはとてもうれしそうですね」
ひびき「たかねー! えへへぇ……」 てれてれ
目の前に貴音、となりに響……。
ふたりとももきゅもきゅと一生懸命にお弁当を食べている。その顔は満面の笑みだ。
そして口を動かす度に、ふたりのふわふわの髪が揺れる……。
P「(あ、これが天国か。天使が見えるもんな)」
P「ほおら響。ほっぺにケチャップが付いてるぞぉ」 ふきふき
ひびき「んー」
響はすっかり俺になついてくれたようで、目をぎゅっと閉じながら俺の為すがままにされている。
なんだ、なんなんだこれは! 妖精か! 黒井先生がべた惚れするのもよくわかぞォ!
などと思いながら俺は幸せ気分でいたのだが、そこへなんと……。
??「みきもいっしょにたべるのー!」
もうひとりの妖精が現れたのである!!!
みき「ひびき。そこはみきのばしょだよ?」
みき「みきははにーのおよめさんになるんだから、ひびきはちがうとこにいったらいいっておもうな」
ひびき「ええ!?」
たかね「ひびき。これはみきのうそというものですよ」
ひびき「ええ!?」
みき「うそじゃないもん! やくそくしたもん! ね、はにー?」
P「(したっけ。いやしたような気がするな。美希があまりにも可愛いもんだから)」
P「ごほん……いいか、よく聞くんだ美希」
P「俺の隣は……もうひとつ空いている……!」 ゴゴゴ
みき「!」
みき「はにーあったまいーの! じゃあみきはひびきのはんたいね!」 とすん
P「(左右に美希、響。そして正面に貴音。隙のない布陣が完成したぞ……!)」
みき「えへへ……はにぃとごっはん♪ はにぃとごっはん♪」
美希は、良くも悪くも一途だ。
自分に興味のあるものには一直線、他のものには眠くなる。
だがこんな性格だからこそ、響に対して偏った印象を持たなかったのだろう。
しかしそんな小さなことひとつが、昔の響にとってはどれだけの救いになったことか……。
ひびき「……にぃに。みきとにぃびち、するぬ?」
P「(この顔、このトーン。おそらく本当に美希と結婚するのかどうか聞いているんだろうな)」
たかね「どうなのですか?」 ずい
P「……するかもしれないし、しないかもしれない」
P「みんながもーっと大人になって、そのときまだ好きでいてくれる人がいたら、俺はその人と結婚するよ」
みき「じゃーやっぱりみきなの! みきはいっしょーはにーのことすきだもん!」
ちなみに、なぜ美希がこんなに俺のことを好きなのかと言うと……俺が美希の王子様で、命の恩人だからだ。
美希はいつも自分に対して一生懸命に接してくれる俺のことが、少しばかり気になっていた。
そして運命の日、交通事故に遭いそうだった美希のことを、俺が命を懸けて助けたのである。
……まあ全部、美希がみた夢の中の話なのだが。そんなヒーローみたいなことはしていない。
その夢をきっかけになついてくるようになったので、あながちでたらめとも言えないけど。
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