私的良スレ書庫
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元スレP「ここがアイドル幼稚園か……」
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あずさ「律子さん、この子たちが歌うの観ていってください。とってもかわいいんですから」
律子「そうですね……ちょっと休憩」 ふうー
~♪
~♪ ~♪
律子「(ああ、癒されるわあ……)」
律子「(子供たちもそうだけど、あずさ先生もとても楽しそう)」
律子「(こういう先生になりたくて、私は勉強してるのよね!)」
律子「悪ガキどもには負けないんだから!」
_
'´ ヽ
i ノノハ)i |
ヽ (l゚ ヮ゚ノリ < いまさらになっちゃいましたけど、くらすひょうですぅ
⊂r‐iつ
年少さん
なむこ組(やよい、あみ、まみ) 担任:あずさ先生
年中さん
765組(はるか、ちはや、まこと、ゆきほ) 担任:P
961組(ひびき、たかね、みき) 担任:黒井先生
年長さん
九六一組(とうま、ほくと、しょうた) 担任:小鳥先生、律子先生
※前のSSに登場した人物だけ掲載
_
'´ ヽ
i ノノハ)i |
ヽ (l゚ ヮ゚ノリ < ていせいですぅ。いおりちゃんわすれてましたぁ
⊂r‐iつ
年少さん
なむこ組(やよい、あみ、まみ、いおり) 担任:あずさ先生
年中さん
765組(はるか、ちはや、まこと、ゆきほ) 担任:P
961組(ひびき、たかね、みき) 担任:黒井先生
年長さん
九六一組(とうま、ほくと、しょうた) 担任:小鳥先生、律子先生
'´ ヽ
i ノノハ)i |
ヽ (l゚ ヮ゚ノリ < ていせいですぅ。いおりちゃんわすれてましたぁ
⊂r‐iつ
年少さん
なむこ組(やよい、あみ、まみ、いおり) 担任:あずさ先生
年中さん
765組(はるか、ちはや、まこと、ゆきほ) 担任:P
961組(ひびき、たかね、みき) 担任:黒井先生
年長さん
九六一組(とうま、ほくと、しょうた) 担任:小鳥先生、律子先生
~ あいどるごっこ編2 ~
はるか「こっちこっちー! ちはやちゃん、ぷろでゅーさーさん!」 ぐいぐい
ちはや「はるか、そんなにひっぱらないで……」
P「ははは、俺は逃げないってー」
おままごとが一区切りついたあと、俺はふたりの女の子とともにホールへとやってきた。
あのあとも雪歩たちは、なんだかんだ言って仲良く3人でおままごとを続けているようである。
真がずっとお父さん役なのは目に見えているがな……。修羅場になるのが容易に想像できる。
はるか「えっへへー! ぷろでゅーさーさん! すてーじですよ、すてーじ!」 ぴょんぴょん
この茶色がかったショートヘアを真っ赤なリボンでまとめているのは、天海春香ちゃん。
歌やお遊戯を誰よりも一生懸命に練習する頑張りやさんだ。
誰が長くだっこされるかで揉めていた3人の手から俺を救い出してくれたのも、この子である。
ちはや「はるか、うれしそう……ふふ」 にこにこ
一方で、紺味の強いさらさらの長髪を携えているのは、如月千早ちゃん。
歌うことが大好きで、最近生まれた弟にたくさん歌を聴かせてあげているらしい。
少し前はあそび時間にもあまり外に出なくなっていたが……
いまでは以前と同じように、仲良しの春香と一緒にこうして外で遊ぶ姿を見せてくれるようになった。
律子「あ、プロデューサー殿」
あずさ「!」 あほ毛ぴこーん
あずさ「…………」 こそこそ……
P「おや、律子じゃないか。眼鏡どうしたんだ?」
律子「それは言わないでください……」 ずーん
P「あーいやすまん、いつも通りやられたのか……」
ちはや「あ……あずさせんせいも」
P「……! あずさ先生! こんにちは!」
あずさ「……! ……こんにちは、プロデューサーさん」 そそくさ
なんと! ここには俺の憧れであるあずさ先生がいたのか! 春香、ファインプレーだ!
三浦あずさ先生は年少組『なむこ組』の担任であり、俺とはほぼ同期にあたる。
見た目通りとても柔和で人当たりもよく、児童からの人気も高い。
俺はここへ赴任してきたときから、密かに彼女に好意を抱いていたのである……!
P「アイドルごっこをしてたんですか? いやーあずさ先生なら本物のアイドルにだってなれますよ!」
あずさ「もう、プロデューサーさんったら……。私、ちょっと恥ずかしいです」 かぁああ
律子「あんまり鼻の下伸ばさないでくださいよ、プロデューサー殿」
P「な、なにを言っているんだ。そんなこと……」 ごしごし
しかし俺たちが来た途端に、あずさ先生はステージから降りてしまったようだな……。
歌って踊る姿をぜひ見たかったのに、どうしたんだろう?
P「ここに来たってことは、春香もこのステージでアイドルごっこをやりたかったんだな?」
はるか「そーなんです! ちはやちゃん、いっしょにうたお?」
ちはや「うん。ぷろでゅーさー、みててくださいね」
あずさ「まあまあ、プロデューサーさんはほんとに子供たちから好かれているんですね」
P「喜ばしいことです。ここにいる間だけは、みんな俺の娘みたいなものですしね」
はるか「ねえねえあみ、まみ、いおり。わたしたちもいい?」
あみ「あーだめだよー!」
まみ「まみたちがさきにつかってたんだよー!」
いおり「べつにいーじゃない、いっしょにつかいましょ」
あみ「いおりんがいうなら……」
まみ「ちかたないね」
~♪
~♪ ~♪
はるか「あーゆれでぃー♪」
ちはや「あいむれぃでぃ♪」
あみ「はっじめっよっお~!」
まみ「やればできるー♪」
いおり「きっとーぜぇたーいー♪」
みんな「わたしなんばわ~ん♪」
~♪
~♪ ~♪
子供たちが歌っている姿はとても楽しそうで、
俺たちは観客席で手拍子を送りながら、それをずっと観ていた。
自然と笑顔がこぼれてくる。やはりここに来て正解だった……。
P「やっぱり、本物のアイドルみたいだな……いや、それ以上にきらきらしている」
あずさ「ふふ、ほんとですねぇ」
律子「……私、こういう子たちをもっと笑顔にさせてあげられるような保育士になりたいです」
律子「もしなれなかったら、昔のプロデューサー殿みたいにアイドルプロデュースする、なんてのもいいかなぁ」
あずさ「あらあら。そのときは私もアイドルにしてくれますか?」
律子「ぜひぜひ! あずさ先生だけじゃなく、伊織や亜美たちなんかも一緒にプロデュースしちゃいますよ!」
P「ははは、律子だったら自分でアイドルになるのも夢じゃないんじゃないか?」
律子「やめてくださいよ……もう。そういうのはあずさ先生にだけ言っといてください」
このふたりなら、本当にアイドルにだってなれそうなもんだ。俺も昔こういう逸材と出会えていれば……
いや、よそう。いまの俺は子供たちを守る、いち保育士なんだからな。
~ お昼寝タイム編 ~
あみ「……zzz……」
まみ「……すぅ……すぅ……」
いおり「……う~ん……でこちゃんゆーな…………」
あずさ「(うふふ。みんなよく眠っているわ~)」
歌って踊った楽しいあそび時間が終わったあとは、お昼寝タイムです。
この幼稚園ではこうして、全組一斉に30分みんなでお昼寝をするんですよ~。
あら、でもひとり寝付けない子がいるみたい……。
やよい「…………」 ぱっちり
あずさ「(やよいちゃん、さっきのあそび時間でも寝てたから……)」
やよい「しぇんしぇー」 とことこ
あずさ「ふふ。ほら、こっちにいらっしゃい」
やよい「…………」 ぎゅ
明るいオレンジ色のふわふわ髪の毛をツイン・テールにまとめたこの子は、高槻やよいちゃん。
やよいちゃんはあまり泣かないし、もしぐずっちゃっても大きな声を出しません。
それに、ときには他の子たちのお姉ちゃんになってあげられるしっかりした子です。
でも……。
あずさ「眠れないの?」 なでなで
やよい「……しょーなんです……わたし、わるいこです」
あずさ「そんなことないわよ~。じゃあ先生と一緒に、ちょっとお散歩しよっか」
やよい「…………」 ぎゅう
この子のお家は、お父さんお母さんがとっても忙しいらしくて……なかなか構ってもらえないみたいなんです。
だからここにいる間は、私はこの子のお母さん。思いっきり甘えさせてあげるのです。
ふふ、こんなこと本当はいけないんですけど……他の子には内緒ですね。
やよい「……だれもいないです」
あずさ「そうねぇ。みんないまはお昼寝してるから……」
やよい「わたしとしぇんしぇーだけです」
あずさ「そうよ、ふたりっきり。みんなには秘密だからね?」
やよい「ひみつ……えへへ……」
私はやよいちゃんを抱っこしたまま、グラウンドへ出てきました。
さっきまであんなに大賑わいだったのが信じられないくらい、いまではとても静かです。
ほのかに響く、小鳥のさえずる声しか聞こえてきません。
小鳥「ちゅんちゅん」
あずさ「あら、音無さん」
小鳥「あずさ先生、抜け出してきちゃったんですか? やよいちゃん、こんにちは」
やよい「こんいちは」
あずさ「とっても気持ちよさそうなお天気だったから、やよいちゃんと日向ぼっこしたくて~」
この方は、年長さんの『九六一組』担任の音無小鳥さん。
最初は事務員志望でここに来たらしいんですけど、園長先生にティンと来られてしまったらしく、
あれよあれよという間に免許を取らされ、そしていまに至るということです。ほんとかしら?
小鳥「あずさ先生はいつでも自由ですねえ……でも、園内にいるだけ良しとしますか」
あずさ「この間は大変ご迷惑をお掛けしてしまって申し訳ないです~」
小鳥「あそび時間が終わって気付いたら港の見える丘公園にいる、って……あたしいまだにびっくりです」
あずさ「ふふ、それが自分でもよくわからなくて~……。そういう音無さんは、どうして外に?」
小鳥「それが、冬馬くんがまた抜け出しちゃったみたいで。探していたところなんですよー」
やよい「あしょこー」 ぴっ
小鳥「ぴよ! いました!」
やよいちゃんが指差した先に、音無さんが探していた冬馬くんがいました。
あら、でも冬馬くんだけじゃなくてあとひとりいるみたい……。
はるか「もう! どーしてそーいうことするの!」
とうま「う……ね、ねんちゅうぐみのくせになまいきいうなよー!」
はるか「かんけーないもん! ほら、りつこせんせいのめがねかえして!」
あれは……『765組』の春香ちゃんですね。
春香ちゃーん、と声をかけようとしたんですけど、音無さんに止められてしまいました。
小鳥「しー……ちょっとだけ、様子を見ましょう」
はるか「りつこせんせい、めがねなくてほんとにこまってたよ?」
とうま「…………」
はるか「あしたから、もうようちえんこれなくなるかも、だって」
とうま「え……」
律子さんは実際には、
「替えの眼鏡どこにやったかしら……探し出さないと無事に明日来れる気がしないわー」と
言っていたんですけどね。はるかちゃんにとっては少し違って聞こえたみたい。
とうま「そんな……」
はるか「だから、かえして」
とうま「…………」 じわぁ
とうま「……! ……いやだ、おまえにはかえさない」 ごしごし
はるか「! もう、わからずや!」
とうま「……ちがう! おれ、じぶんでかえすから」
はるか「……ほんと?」
とうま「うん……かえす」
はるか「ちゃんとあやまるんだよ?」
とうま「わかってる…………あ、あまみ」 すたすた
はるか「なあに?」
とうま「……す、すまねえ」 たたた
はるか「そんなあやまりかたじゃだめだよー!」
小鳥「…………」
あずさ「…………」
やよい「……すや、すや……」
小鳥「……みんないつの間にか、おっきくなってるんですね」
あずさ「ええ……。成長が早すぎて、私なんてすぐ追い抜かれちゃうんじゃないかしら」
小鳥「ここに入って来たばかりの頃は、ふたりともただやんちゃなだけだったのに……」
>小鳥「……みんないつの間にか、おっきくなってるんですね」
ガタッ
ガタッ
小鳥「……あたし、戻ります」 すたっ
あずさ「あ、音無さん……あの、化粧室に行ってからのほうが……」
小鳥「……! い、いやですね。この年になると涙もろくて」 ごしごし
あずさ「……私もそろそろ戻ります。やよいちゃんも寝ちゃったみたいですし」
てくてく……
あずさ「(こうして私の腕の中で眠るこの子も、いつかは……)」
でも、いまだけは……。
そんなことを考えながら、やよいちゃんの小さな体をぎゅっと抱きしめて……私は、教室へ帰りました。
~ 遠足編 ~
P「よーし、それじゃあ遠足に出発だ!」
みんな「は~い!」 ぞろぞろ
P「ちゃんと手繋いでくれよ~まじでな~」
今日はみんなが待ちに待った遠足だ。
まあ遠足と言っても、少しばかり離れたところにある港の見える丘公園に行くだけだが……
しかしながら、先生方にとってこのような園外活動はとてもプレッシャーのかかる行事なのである……!
はるか「ちはやちゃん、いっしょにいこ!」
ちはや「うん。ぷろでゅーさーも……」 にぎ
P「わかったわかった」
まこと「あーずるい! ぷろでゅーさー! こっちのてはボクと!」
ゆきほ「ま、まことちゃん……わたしもぷろでゅーさーと……」 ぼそぼそ
ちなみに、今日の遠足は年中組のみによるものである。つまり『765組』と『961組』だけ。
したがって本日、俺はあずさ先生のお顔を見ることができないのだ……。
P「おっと、信号だ。みんなー、横断歩道ではあわてちゃだめだぞ。車にぶつかるからな」
ゆきぽ「ぽぇー……」 がくがくぶるぶる
P「あれが青になっても、まわりを見ながら、そして手をつなぎながらゆっくりだ」
P「向こうにいる友達に声をかけたりしてもダメだぞー」
ちはや「(しんごうはきをつける……こえをかけてはだめ……まわりをみてゆっくり……)」
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ちはや「はい! わたし、おとうとにもしっかりおしえてあげます! くるまはぜったいきをつける!」
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なに、こんどはVIP潰しに来たの?正気だろうか
だよなこいつら必死すぎるわwww
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