私的良スレ書庫
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元スレ恒一「なんだろう、この黒いネコ」黒ネコ「…」
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~~図書室~~
恒一「失礼します」
千曳「君は確か・・・榊原くん、だったかな」
恒一「はい、今日は先生に相談があって」
千曳「何かな?」
恒一「実は・・・・・」
~~~事情説明中~~~
もう終わってもいいかなこれ
恒一「失礼します」
千曳「君は確か・・・榊原くん、だったかな」
恒一「はい、今日は先生に相談があって」
千曳「何かな?」
恒一「実は・・・・・」
~~~事情説明中~~~
もう終わってもいいかなこれ
悪いのは完全に鳴だけど敵意丸出しで攻撃するアカザーさんも性格悪いでっせ
>>101
おい続けろ
おい続けろ
>>104
このまま続けるとオリジナル入った超展開()になるからやめとくわ
このまま続けるとオリジナル入った超展開()になるからやめとくわ
>>106
はやくしろ
はやくしろ
別に誰がどうしようと現象さんは最初から始まってたのだから鳴が悪いとも思わないし、
兄貴死んだことで現象さんに敵愾心もってると思しい上に最初から始まってるとか知らないアカザーさんが
「おまえがわるい」っていうのも無理は無いと思うが
兄貴死んだことで現象さんに敵愾心もってると思しい上に最初から始まってるとか知らないアカザーさんが
「おまえがわるい」っていうのも無理は無いと思うが
>>106
そういうのいいから早く書け
そういうのいいから早く書け
>>108
未咲が死んで現象始まってるの分かってたんならそう言えばよかったのに
未咲が死んで現象始まってるの分かってたんならそう言えばよかったのに
>>111
たまたまかもしれないじゃない。現象だと信じたくなかったとも言ってたじゃん
4月時点で現象さん信じてるのなんて、アカザーさんくらいじゃないか?
この話、結局のところ現象さん信じないで転校生ぶち込んだ校長すら、根本的なところじゃ悪くないからな
たまたまかもしれないじゃない。現象だと信じたくなかったとも言ってたじゃん
4月時点で現象さん信じてるのなんて、アカザーさんくらいじゃないか?
この話、結局のところ現象さん信じないで転校生ぶち込んだ校長すら、根本的なところじゃ悪くないからな
>>111
席は足りてたから鳴は現象だって信じたくなかった
現象だとしても始まってしまったらもう止まらない なら言っても仕方ない
ちょうど同時期に転校生が来て対策されるならもうずっと言わないままでいい
席は足りてたから鳴は現象だって信じたくなかった
現象だとしても始まってしまったらもう止まらない なら言っても仕方ない
ちょうど同時期に転校生が来て対策されるならもうずっと言わないままでいい
千曳「・・・成る程、そんなことが」
千曳「君は、15年前に何が起こったか聞いているかな?」
恒一「15年前?・・・いえ、何も」
千曳「そうか・・・」
千曳「15年前の3年3組、担任していたのは私だったんだが」
千曳「その年にね、死んでしまったんだよ」
恒一「死んだ・・・もしかして生徒とか、ですか?」
千曳「いや、猫が」
恒一「えっ」
千曳「君は、15年前に何が起こったか聞いているかな?」
恒一「15年前?・・・いえ、何も」
千曳「そうか・・・」
千曳「15年前の3年3組、担任していたのは私だったんだが」
千曳「その年にね、死んでしまったんだよ」
恒一「死んだ・・・もしかして生徒とか、ですか?」
千曳「いや、猫が」
恒一「えっ」
千曳「その年の・・秋くらいだったかな?一人の女生徒が野良猫を拾ってきた」
千曳「その女生徒は大層優しく、また動物が好きな子でね」
千曳「その子は母親が動物アレルギーだったものだから家でその猫を飼うことはできなかった」
千曳「そこで誰か貰い手を探そうとしたんだが、不運なことに誰も家で飼えそうな人はいなかったそうだ」
千曳「その子はとても落ち込んだそうでね、それをみるに見兼ねたある生徒が言ったそうだ」
千曳「担任である私に隠れてその猫を飼おう、とね」
千曳「その女生徒は大層優しく、また動物が好きな子でね」
千曳「その子は母親が動物アレルギーだったものだから家でその猫を飼うことはできなかった」
千曳「そこで誰か貰い手を探そうとしたんだが、不運なことに誰も家で飼えそうな人はいなかったそうだ」
千曳「その子はとても落ち込んだそうでね、それをみるに見兼ねたある生徒が言ったそうだ」
千曳「担任である私に隠れてその猫を飼おう、とね」
千曳「勿論反対した生徒もいたようだが拾ってきた生徒はクラスでも非常に慕われている子でね、反対意見を押し切る形で秘密裏に学校の一角で飼われる事になった」
千曳「最初は反対していた生徒達も親心というのかな、飼育している内に段々懐いてきた猫を可愛がるようになった」
千曳「なんと世話はクラス全員が協力して当番制でやっていたそうだ」
千曳「そんなある日、偶然の事だったんだがね」
千曳「私は彼らが猫を飼育している現場を目撃してしまったんだ」
需要ないんじゃねこれ
千曳「最初は反対していた生徒達も親心というのかな、飼育している内に段々懐いてきた猫を可愛がるようになった」
千曳「なんと世話はクラス全員が協力して当番制でやっていたそうだ」
千曳「そんなある日、偶然の事だったんだがね」
千曳「私は彼らが猫を飼育している現場を目撃してしまったんだ」
需要ないんじゃねこれ
千曳「最初は放課後教師の目に付かないようにこそこそとしている生徒を怪しんでつけてみたんだ」
千曳「そうしたら猫の世話をしていたなんてね、私も驚きだったよ」
千曳「勿論学校で勝手に動物を飼育することなんていけない事だ」
千曳「もし私がその時点で隠していたとしてもそうなったろうが、当然他の職員にもばれて職員会議になった」
千曳「生徒は必死に抗議してきたよ、「私達の大切な命を奪うのか、子供を指導する立場の人間が命を粗末にするようなことをするのか」とね・・」
千曳「私達職員はそれに言い返す言葉もなかった事を覚えているよ」
千曳「結果的に生徒達の必死の抗議が実り猫を飼うことを許す事になった」
千曳「学校から公式に認められたとなって生徒達は堂々と猫を飼育するようになった」
千曳「ある生徒達は住む場所を作り、ある生徒達は猫の遊び道具まで作った」
千曳「そのうちそれは校内にも波及しだしてね、猫は一気に学校の人気者となったんだ」
千曳「そうしたら猫の世話をしていたなんてね、私も驚きだったよ」
千曳「勿論学校で勝手に動物を飼育することなんていけない事だ」
千曳「もし私がその時点で隠していたとしてもそうなったろうが、当然他の職員にもばれて職員会議になった」
千曳「生徒は必死に抗議してきたよ、「私達の大切な命を奪うのか、子供を指導する立場の人間が命を粗末にするようなことをするのか」とね・・」
千曳「私達職員はそれに言い返す言葉もなかった事を覚えているよ」
千曳「結果的に生徒達の必死の抗議が実り猫を飼うことを許す事になった」
千曳「学校から公式に認められたとなって生徒達は堂々と猫を飼育するようになった」
千曳「ある生徒達は住む場所を作り、ある生徒達は猫の遊び道具まで作った」
千曳「そのうちそれは校内にも波及しだしてね、猫は一気に学校の人気者となったんだ」
千曳「その年の冬に入った頃だった」
千曳「猫が妊娠していたんだ」
千曳「その猫は雌だった」
千曳「当然校内の人気者の妊娠だ。校内は猫の、いや彼女の妊娠に湧き立った」
千曳「私も柄になく嬉しくなったのを覚えているよ」
千曳「猫が妊娠していたんだ」
千曳「その猫は雌だった」
千曳「当然校内の人気者の妊娠だ。校内は猫の、いや彼女の妊娠に湧き立った」
千曳「私も柄になく嬉しくなったのを覚えているよ」
千曳「立て続けにめでたいことも起こるものだ、今度は彼女とその子供達の貰い手が見つかった」
千曳「まさに彼女達の人生は順風満帆というところだった」
千曳「でも、そうはいかなかった」
千曳「ある日、その日は大雪でね、警報が出て学校が休校になったんだ」
千曳「その時私も間が悪く風邪をひいていてね・・学校を休んでいた」
千曳「当然、心配した生徒達の何人かは彼女の様子を見に行こうとした。実際それまで何回かあった休校の際も誰かが彼女の様子は見にきていたんだ」
千曳「しかし彼等は受験を目前に控えた受験生、親がそれを許してくれなかった」
千曳「彼等も前日にちゃんと世話していたから大丈夫。そう自分に言い聞かせるしかなかった」
千曳「翌朝、朝一番に彼女の様子を見に行った生徒が見たものは・・・」
千曳「見るも無惨に食い荒らされた彼女と、その子供達の骸だった」
千曳「まさに彼女達の人生は順風満帆というところだった」
千曳「でも、そうはいかなかった」
千曳「ある日、その日は大雪でね、警報が出て学校が休校になったんだ」
千曳「その時私も間が悪く風邪をひいていてね・・学校を休んでいた」
千曳「当然、心配した生徒達の何人かは彼女の様子を見に行こうとした。実際それまで何回かあった休校の際も誰かが彼女の様子は見にきていたんだ」
千曳「しかし彼等は受験を目前に控えた受験生、親がそれを許してくれなかった」
千曳「彼等も前日にちゃんと世話していたから大丈夫。そう自分に言い聞かせるしかなかった」
千曳「翌朝、朝一番に彼女の様子を見に行った生徒が見たものは・・・」
千曳「見るも無惨に食い荒らされた彼女と、その子供達の骸だった」
千曳「周囲の足跡から腹を空かせた野犬の仕業だということになった」
千曳「当然誰もが彼女とその子供達の死を悼み、哀しんだ」
千曳「しかし問題は私の担任していた子らだった」
千曳「彼等は当然責任を感じていた・・・が、それがいつしか責任のなすりつけ合いになった」
千曳「当然そのなすりつけ合いが帰結する先は猫を拾ってきた彼女になった」
千曳「理不尽な話だ、本当に悪いのは猫を捨てた飼い主なのにね」
千曳「でも、当時の彼等にそんなことは関係なかった。愛するものを失った哀しみを誰かにぶつけずにはいられなかった」
千曳「彼女は彼女でまた、その性格から責任を感じていた。だから反抗することなんてなかったそうだ」
千曳「当時の私はそんなクラスの異様な雰囲気に気付いてあげることが出来なかった・・・今となっては悔やむことしか出来ないがね」
千曳「そんな中、この状況を見るに見兼ねた生徒の一人がまた言い出したんだ」
千曳「『あいつは死んでなんかいない、ちゃんとここにいる』とね」
千曳「当然誰もが彼女とその子供達の死を悼み、哀しんだ」
千曳「しかし問題は私の担任していた子らだった」
千曳「彼等は当然責任を感じていた・・・が、それがいつしか責任のなすりつけ合いになった」
千曳「当然そのなすりつけ合いが帰結する先は猫を拾ってきた彼女になった」
千曳「理不尽な話だ、本当に悪いのは猫を捨てた飼い主なのにね」
千曳「でも、当時の彼等にそんなことは関係なかった。愛するものを失った哀しみを誰かにぶつけずにはいられなかった」
千曳「彼女は彼女でまた、その性格から責任を感じていた。だから反抗することなんてなかったそうだ」
千曳「当時の私はそんなクラスの異様な雰囲気に気付いてあげることが出来なかった・・・今となっては悔やむことしか出来ないがね」
千曳「そんな中、この状況を見るに見兼ねた生徒の一人がまた言い出したんだ」
千曳「『あいつは死んでなんかいない、ちゃんとここにいる』とね」
千曳「冷静になってみればおかしな話だ。狂っているといっても過言じゃない」
千曳「でもその時の精神の疲弊した彼等はそれを受け入れる、いやそう信じるしかなかった」
千曳「それから彼等は住処を再び整え、毎日餌をやり、住処を掃除し、まるで本当にそこに彼女がいるかのように振舞った」
千曳「お供えや墓参りにしても、傍から見れば異様な光景だったろう」
千曳「でもそれで彼等は自分達の罪を贖罪していると信じていた」
千曳「その様は痛々しいと言うしかなかったけれども私にはどうにもする事が出来なかった」
千曳「そうして卒業式の日になった」
千曳「彼等の『贖罪』はその日まで続いていた」
千曳「彼等が罪を償いきれたと思っていたかはわからないが、その日は流石にみんな晴れ晴れとした顔をしていたよ」
千曳「そしてその日に配布された卒業写真にね、写っていたんだよ」
千曳「生徒と一緒に『彼女とその子供達』がね」
千曳「でもその時の精神の疲弊した彼等はそれを受け入れる、いやそう信じるしかなかった」
千曳「それから彼等は住処を再び整え、毎日餌をやり、住処を掃除し、まるで本当にそこに彼女がいるかのように振舞った」
千曳「お供えや墓参りにしても、傍から見れば異様な光景だったろう」
千曳「でもそれで彼等は自分達の罪を贖罪していると信じていた」
千曳「その様は痛々しいと言うしかなかったけれども私にはどうにもする事が出来なかった」
千曳「そうして卒業式の日になった」
千曳「彼等の『贖罪』はその日まで続いていた」
千曳「彼等が罪を償いきれたと思っていたかはわからないが、その日は流石にみんな晴れ晴れとした顔をしていたよ」
千曳「そしてその日に配布された卒業写真にね、写っていたんだよ」
千曳「生徒と一緒に『彼女とその子供達』がね」
千曳「気味悪がった生徒が大半だったようだが、中には泣いて喜んだ生徒もいたらしい」
千曳「そして問題はここからだ」
千曳「翌年の3年3組なんだが・・・彼等はね、やらなかったんだよ。『それ』をね」
千曳「彼等は『彼女達』の事を知ってはいても前年の生徒達ほど思い入れがなかったからね」
千曳「彼等も最初は気にしていなかったんだがね、ある日悲しい事が起こってしまった」
千曳「心ない生徒によって彼女達の住処が蹂躙されていたんだよ」
千曳「そして問題はここからだ」
千曳「翌年の3年3組なんだが・・・彼等はね、やらなかったんだよ。『それ』をね」
千曳「彼等は『彼女達』の事を知ってはいても前年の生徒達ほど思い入れがなかったからね」
千曳「彼等も最初は気にしていなかったんだがね、ある日悲しい事が起こってしまった」
千曳「心ない生徒によって彼女達の住処が蹂躙されていたんだよ」
千曳「実はそれも3-3内部の人間の仕業ということが後に分かったんだが、今はそれはいいだろう」
千曳「3-3生徒達は蹂躙された住処を放置した」
千曳「思えば前年が異常とも言えるんだからおかしくはなかったのかもしれない」
千曳「しかし卒業した生徒はそれをよしとしなかった」
千曳「最初にその話が伝わり動いたのは猫を拾ってきたあの生徒だった」
千曳「3-3生徒達は蹂躙された住処を放置した」
千曳「思えば前年が異常とも言えるんだからおかしくはなかったのかもしれない」
千曳「しかし卒業した生徒はそれをよしとしなかった」
千曳「最初にその話が伝わり動いたのは猫を拾ってきたあの生徒だった」
千曳「その生徒は、放課後一人で猫達の住処を訪れ、掃除をして帰ったそうだ」
千曳「彼女を見かけたある生徒の証言によれば、彼女はとても悲しそうな顔をして帰ったらしいよ」
千曳「その帰路でね、彼女は交通事故にあってしまったんだ」
恒一「えっ?でも生徒から死人はでてないって」
千曳「そう、彼女は死んでいない」
千曳「彼女はその時から14年間意識不明のまま病院で眠っているよ」
恒一「そんな・・・」
そろそろ色々と限界っぽいんだが
千曳「彼女を見かけたある生徒の証言によれば、彼女はとても悲しそうな顔をして帰ったらしいよ」
千曳「その帰路でね、彼女は交通事故にあってしまったんだ」
恒一「えっ?でも生徒から死人はでてないって」
千曳「そう、彼女は死んでいない」
千曳「彼女はその時から14年間意識不明のまま病院で眠っているよ」
恒一「そんな・・・」
そろそろ色々と限界っぽいんだが
千曳「その、少し後かな」
千曳「一人の生徒が行方不明になった」
千曳「色々と素行に問題のある生徒でね、初めは誰も気にしなかった」
千曳「けど、彼は遂に1週間も見つからなかった」
千曳「流石に焦った家族と職員は警察にも依頼して彼を捜索した」
千曳「しかしついぞ彼が見つかる事はなかった」
千曳「一人の生徒が行方不明になった」
千曳「色々と素行に問題のある生徒でね、初めは誰も気にしなかった」
千曳「けど、彼は遂に1週間も見つからなかった」
千曳「流石に焦った家族と職員は警察にも依頼して彼を捜索した」
千曳「しかしついぞ彼が見つかる事はなかった」
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